碧野圭のレビュー一覧

  • 凜として弓を引く 青雲篇

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    ネタバレ

    部長になった楓に自分を重ねてしまう。人間関係のいざこざやら部活を立ち上げる苦労。部長としてまとめないといけないこと、何も考えてなかったと思う気持ち。がんばれー楓。そして私も頑張ろう。
    弓道、なんていうか、気持ちが整うような感覚なのかな。自然と一体になるような?読んでてそんな感じがした。

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    2023年11月12日
  • 書店員と二つの罪

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    もし、幼少の時に遊んだ友人が殺人事件を起こしたら?
    自分の同級生が被害者だったら?
    それも、犯人と隣同士で住んでいたら・・・
    そして、共犯者にされて、マスコミの餌食になったら?

    カリスマ書店員の主人公の店に、
    ある日、猟奇殺人の「告白本」を発売することになる。
    本が売れなくなっている現代、売れればそれでいいのか。

    読み進んでいくうちに、タイトルの意味が徐々に納得していく。
    「正義」を貫くことは大事なことか?
    加害者の家族の思い、被害者の家族の思い、
    一つの事件がたくさんの人を傷つけている。
    胸が締め付けられるよう。

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    2023年07月04日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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    優しい人の周りには優しい人が集まり、思いやりには思いやりで返し、幸せを受け取る時には相手もまた幸せを貰っている。
    人間関係や環境がどんどん変わっていっても、そんな温かい世界が当たり前のように菜の花食堂にはある。

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    2023年06月09日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日

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    心温まる人情系ミステリー第2弾。
    舞台は菜の花食堂のお料理教室から街の外へ。
    いろんな経験をして生きてきた人は、心情を汲み取ったり、ふっと見逃してしまいそうな言葉や行動に気付いたり、また癒したり解したりも出来るのでしょう。
    靖子先生の住んでいる街に私も住みたい。
    弟子入りもしたい。

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    2023年05月08日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    就活のことを前向きに捉えさせてくれるお話。
    就活で辛くなったらこの本を読みたい。
    この本に出てくる就活生向けの本もいつか読みたい。

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    2023年05月02日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    初めて本当に事件簿らしい(笑)話しだった。
    ジャムの一話はムカムカした。でも、正直に誠実に対応したおかげでマイナスを取り戻す以上の成果が得られてホッとした。優希の恋もちょっぴり進展。サラッと楽しめた。

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    2023年04月30日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    シリーズもついに完結!
    理子は最後まで本部の上司と現場の板挟みにあいながらも頑張った。読んでいて『そんなことこの立場の人に言っても仕方ないでしょー!』と、心の中で叫んでました。(苦笑)
    そして、理子の恋?は今回も涙で終わる。しかし、それでも前を向く姿がカッコいい!
    良い終わり方でした。
    7冊もあって途中で飽きないかな?内容が似た感じにならないかな?と、心配していましたがそんなこと全然なく楽しめました。

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    2023年03月15日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    今回も彩加と伸光のお話し。
    彩加は店長に就任してまだ2年。やっと軌道に乗ってきたのに閉店を告げられる。
    伸光は担当しているラノベが大ヒットでアニメ化されることになった。同時にコミックノベライズ化もすることになり大忙し。それでも協力的な環境ならばいいのだが…
    出版業界だけではなくアニメのほうにも足を踏み入れ色んな確執が見られて面白い。ハラハラドキドキ。
    頑張る仕事人は『ガール』だけじゃないね!

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    2023年03月14日
  • 跳べ、栄光のクワド

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    ネタバレ

    表紙を見てあの人みたいだなぁ…と思ったけど全然違った(笑)彼の周りにいる人達による彼に対する思いが鮮明に書かれていた。スケートにしては意外な曲、AKIRAの曲を滑るというのもモデルの彼を連想するなぁ。

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    2023年02月16日
  • 凜として弓を引く 青雲篇

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    高校の部活としての弓道をするために、まずは同好会を立ち上げるところから描かれる。
    主人公、楓の弓道に対する考え方、責任の持ち方、さらに対人関係。
    前作と違って、青雲返では「人として」について学べることが多い気がする
    終盤でやっとひとつにまとまってきた同好会がこれからどうなるのか続きが楽しみで、自分も弓道をしてみたいという思いが強くなる一方だった

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    2023年02月07日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム

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    ネタバレ

    今回はお弁当をキッカケに、母子家庭の奏太がお手伝いと称して料理を習う事に。

    奏太の母がなぜシングルマザーとなったのかも複雑な思いでしたが、父親も共感できない人物で微妙な気分でした。

    あの告白、回りくどいけれど川島らしいですね。
    自分の幸せに無頓着な優希がようやく幸せを手にして本当に良かったです。

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    2023年01月08日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    書店ガール第3巻。
    吉祥寺店店長のみならず、関東エリア長も担うことになった理子と、2巻よりもより切実にワーキングママとして子育てと仕事の両立に奮闘する亜紀。理子は、被災地である仙台の老舗書店のリニューアル担当として現地の沢村店長と二人三脚で仕事を進める。そんな中で、沢村と共に、津波で亡くした元妻の母親が住む仮設住宅での未来に向けての活動を知る。一方の亜紀は、旦那が転職して以前の職場よりもホワイトになったことで二人三脚で育児を進める。そんな中で、保育園に預ける息子の麻疹騒動などで現場第一線で仕事をすることに自信をなくし、亜紀らしさをどんどん失ってしまう。それぞれの道を進んでいた2人

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    2022年12月31日
  • 書店ガール 2 最強のふたり

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    書店ガール第2巻。
    福岡に本店がある書店が吉祥寺にオープンすることをきに、1巻で閉店することになった書店から転職することになった理子と亜紀。理子は引き続き敏腕店長として、亜紀は念願の文芸担当として活躍する。理子には副店長の田代やテナント店長仲間たちという心強い仲間たちでき、現場から離れた店長業務に少し淋しさを覚えるも相変わらずの女傑っぷり。逆に亜紀は、妊娠を期に、家族と仕事との板挟みになり悶々と悩む。そんな中、吉祥寺の他の書店を巻き込む競作フェアをおこなうこととなる。

    【感想】
    理子と亜紀が、直接的なタッグでなくても、信頼関係で繋がっているのが嬉しかった。

    理子には一人の女性

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    2022年12月29日
  • 凜として弓を引く 青雲篇

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    シリーズ2作目
    楓たちが高校で弓道部を立ち上げるお話

    賢人が楓と善美と同じ高校に入学し、弓道部を立ち上げることに
    部活として認められるには5人の部員と活動実績が必要
    賢人の同級生のカズ、楓と善美と同じクラスの薄井で同好会を申請するが、実は弓道部は昔存在していたものの休部か廃部したらしい
    弓道場のない高校でどうやって活動していくのかを模索するとともに、休部・廃部の理由を調べる楓たち


    楓も初段を取ったものの、人に教えられる程の知識と経験はない
    しかし、部活のメンバーの中では経験者として教える立場に
    人に教えるには自らちゃんと理解する必要があり、教える事で自分の成長にも繋がるというのはわかる

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    2022年12月20日
  • 凜として弓を引く

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    弓道会で弓道を始めた女子高生のお話

    名古屋から引っ越してきたばかりの高校入学前に、ふと神社に立ち寄った楓は、隣の弓道場から聞こえてくる弦音に惹かれる
    弓道を始める気はなかったが、暇を持て余していたこともあり体験入会、そして高校入学後も体験入会で知り合った同級生に連れられて正式に入会する事に
    最初は礼や歩き方などを注意されることに反感や疑問を思えていたが、弓道を通じて少しづつ精神的な成長をしていく楓


    的前に立つまでの道のり
    弓道を続けるモチベーション
    昇段試験の特異性
    弓道会のジュニアの乙矢と善美の兄妹は何を隠しているのか?
    弓道場の移転問題
    等など

    楓が初心者なので、弓道を全く知らない

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    2022年12月19日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    セロリは変わっていく

    犬と小学生の女の子二人のお話しでした。

    お金持ちで恵まれた環境の女の子が犬を飼っていた。

    菜の花食堂のご主人は この子が犬の世話ができなくなって 捨てた と読み解く。

    いやあ すごい推理力

    お金持ちの両親 犬を飼いたがっていた片親の女の子

    その子の母親

    みんなに こじれのないように 説明していく。

    私も犬を飼っているので どうなるのかしら とハラハラしながら読みました。

    裏切りのジャムも 犯人がわかるだけでもすごいのに

    そのあと どこもこじれないように解決する。

    いやあ こんな手腕があったら 素敵です。

    これが4冊目ですね。

    5冊目は先に読んじゃ

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    2022年12月14日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    シリーズ完結。
    あーあ、読み終えてしまった、続編読みたい!
    登場人物それぞれの旅立ちが短編集のようにまとめられている。
    本と本屋さんを改めて好きになった小説。
    本屋さんに行く事がとても楽しみになりました。
    それぞれに別れをする出来事がありでも皆が前を向いて新しい環境に根づこうとしている。
    どんなに大切に思う相手であっても別れる時はくる。新しい場所で生きていくのはそういう事なのかも。そしてまた新しい出会いがある。
    でもやっぱり登場人物のその後が読みたいなー。

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    2022年11月07日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    世界はあなたのためにはない。
    なんて厳しくて正しい言葉何だろう。
    努力しても成果を出せてもどうなるのかは自分以外の誰かに決定されてしまうのが仕事だったりする。
    けれども、主人公の私の論理で生きたいは、これから彼女の仕事はどうなるのかその続きを読むのが楽しみなのと、これが言えるのは今まで逃げてこなかった人が言えるセリフだな、、、と。
    登場人物が応援したくなる人ばかりです。

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    2022年11月06日
  • 書店ガール 5 ラノベとブンガク

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    やっと続きを読むことが出来た。
    そしてやっぱり面白い。
    本屋さんの世界だけではなく、本が出版されるまでの過程、働く人にもとめられる事、仕事とは何なのかがズドンと落ちてくる。
    普段当たり前のように手にしている本はこんなに色々な事があって読むことが出来るのだと思うとますます本が好きになる。
    本が好きで良かった。

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    2022年11月05日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    愛菜の第1章がいい。

    中村のビブリオバトルが良すぎて感動した。
    おとなが子どもの気持ちを書くって偽善っぽい、と登場人物に喋らせた作者の碧野圭さんが、子どもの気持ちを書くって、期待値を上げてるなぁと斜に構えて読んでいたのだけど、リアル過ぎて驚いた。

    重松清さんの「きみの友だち」から抜粋された文章に感動しているのか、それを取り上げた中村の発表に感動しているのか分からなくなるけど、大好きな書店ガールシリーズの中でも一番好きなエピソードです。

    このシリーズ、7巻で完結だそうです。西岡理子と小幡亜紀の続きが読めなくなるのが残念です。

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    2022年10月18日