碧野圭のレビュー一覧
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現在、自分の仕事でほんっまにメンタルがよわよわなので、正直前半部分はきつかった…(笑)。
それでも面白いのでさくさく読み進めるんやけど、とにかく前半はあっちこっちで「うまくいかない」ので、そうよね、仕事ってそんなもんよね…てなった。
でも、たぶん、著者なら、最後まで読めば「よし、やるで」て思いたくなるような展開を用意してくれるはず! の、一心で読んで、結果、こちらの予想以上に「わたしもがんばろう」て思えたし、泣きそうになった。
そうか、仕事でしんどいというのは血を吐いて倒れるくらいまで行かないとあかんのかな、と、思ったのが小幡さんのくだり。
宮崎さんのくだりでは、二年ちょっとやってきた仕事をさっぱりなかったことにされるむなしさに、めちゃくちゃ共感した。
そうか、二年ちょっとでもここまで思うところがあるんや。
わたしは五年ちょっとやってきたことが今、さっぱりなかったことになってる。
ただの事務職やったけど、五年やったことに、自信を持ってもいいのかも、と、思った。
わたしも勇気を出して、今まで責任と愛着を持って、真摯に仕事をしていたということは伝えようと思う。
そしてこのシリーズも、次巻で終了と知ってちょっとショック…。
でも、そりゃ、そうよね。むしろあっちこっちの話をたくさん書いてくれて読ませてくれてありがとうやんね!
次巻も予約した。たぶん、また、読んだら「わたしもがんばろ」て思える気がする。
そういえばこのシリーズって、(わたしにとっては)自己啓発本よりもずっと、自分に自信を持とうと思えるんやから、不思議な話やな。
(自己啓発本を否定するわけではなく) -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い!書店ガールの中ではこの巻が一番好きでした。
田中君の恋の行方・・・アグレシカと翔也と重なる。
木幡編集長、最後に気がつきましたね!
以下、本文より
会社の論理に従って、唯々諾々と閉店にできるほど、私は取手の店の仕事をいい加減にはしてこなかった。一生懸命やってきたから、悲しみは深いのだ。会社の決定に怒りを感じるのだ。
でも、どうせ短期間で閉店になる店なら、いい加減にやっていればよかった、とは思わない。取手の店を作るために考えたこと、行動したこと、スタッフとの関係を築いたこと、どれもみな自分の財産だ。
それで得た経験は私だけのもの。会社も消すことはできないのだ。 -
Posted by ブクログ
駅中本屋へ行った彩加ちゃんの話であることは、本の紹介文に書いてあったので知ってたけど、予想外の展開やった…。
もっと、彩加ちゃんが理想と現実のはざまでもがく話かと思ったら、全然…。この子、めっちゃ逞しいっていうか、ドライっていうか、うん、だから、今時の若い子ってしっかりしてるな~の象徴やった…。天晴。
愛奈ちゃんは前巻にも登場していた同級生の男の子とお付き合いを始めたのね…。うふふ。いいなあ。こうしてみると、西岡さんや亜紀ちゃんの問題に比べると、彩加ちゃんや愛奈ちゃんのそれはまだ刹那的というか、一時的というか、まだまだ「やりなおしはできる」範囲のような気もして、そこもいいなあ。
とりかえしがつかない失敗の話なんて読みたくないし、また、それこそ可能性があることが当たり前すぎて可能性の意味すらわからないときっていいなと思うので…。(年を取ったな…)
とはいえ、著者のお仕事小説はもうすこし骨太なので、彩加ちゃんと愛奈ちゃんの話だけでは「ふーん」と、終わりそうなところに、まさかの小幡(夫)の編集部の話がくるとは…。
こっちがかなりおもしろかった。また、ここが彩加ちゃんに繋がっていく課程もすっごく楽しかった!
もしかすると、シリーズ一作目の次に面白かったかもしれない。
解説を読むと、著者は編集部で働いていたとのこと。な、納得~。そりゃ書店のことも、編集のことも、営業のこともここまでリアルかつエンターテイメントに書いてくれはるわ! ありがたい。
本を読むということには訓練がいるのだそう…。えっそうなのか。
でもわたしは、ライト文芸、ライトノベルしか読まない。果たしてそれで「読書をする」って言うてええんかなと思うときはときどきあるけど(ライト文芸がアカンとは言うてへんけど、読書家の方から見るとライト文芸およびライトノベルは本に非ずっていう勢も確かにいるとは思うので)、でもまったく読まない人も世の中にはいるんやもんね。
そう思うと、時間を作ってせっせと文章を読むっていうのは、少数派というか、「誰でもやる趣味」ではないのかもしれへんなあ。
ついでに、自分で文章を書くっていうところも加えるとなおのこと少数派になるのかもしれへん。 -
Posted by ブクログ
こちらも、数年前にどこまで読んだか忘れたので手探りで借りたけど、ちょっと読み始めたらすぐにいろいろなことを思い出して、その後一気読み。著者の本、好きやなあ。まだシリーズ出てるのかな。なくても、別タイトルを読んでみたい。予約予約…。
(コロナの影響で今は予約ができひんけど…)
ただ、先生の前夫がフランス人で、現在夫も娘さんもフランスに住んでいる、と、いうなかなかヘビーな設定は「そうやったっけ?」と、首をひねった。若いならともかく、先生は結構なお年やと思うので、国際結婚もすごいし離婚経験もすごいな…?
さらにそのフランス在住の娘さんからのSOSを受けて渡仏したというのは、これまでのシリーズに詳細が書かれていたっけ。そのあたり忘れてしまった。
(知らなくても読むのに問題はないけど、ますます「先生って何者…?」感だけは強くなる。笑)
しかしズッキーニの話は泣きそうになったね…。
どの話も押しなべてハッピーエンドなんやけど、全部が丸く収まっているかっていうたら、そこまででもない。
ビターエンドぐらい? 現状で最善の結果、て感じ。当人たちがそれを受けてハッピーエンドにするかどうかは今後の当人たちの考え方や、生き様に左右されるんやろうなーと思う。
そう考えたら、過去も未来も自分で変えられるっていうのは、あるな、と、思った。
過去だって「現在」の自分が受け取り方を変えたら、その「過去」から感じる自分の気持ちは変わるんやもんな。思い出す苦い「過去」が苦いものでなくなったのなら、じゅうぶん、「過去」を、変えたということになるよね。
連作短編で、「ちょっとしたミステリ」て書かれてるけど、いやいや、しっかりしたミステリやと思います。
短編ミステリはネタばらしが早いのが好き(ミステリはそう得意ではないので)。
真相を知ってから伏線をもう一度拾い読みしたときに「アッ、ここでー!」と、なるのが気持ちいい。
著者の本は、「ここ伏線ぽいよな」と、思っていたところをあとでガッツリ拾ってくれるから気持ちがいい。
「ここ伏線ぽいよな」とは思っても、どう伏線なのか、どうつながっていくのかまではまったく考えずに読んでいるので、あとから真相を知って「なるほどなァ」と、思える著者のこの塩梅がものすごく好き。
そしてさらに、やさしい人たちがたくさん登場する。他人からいただく好意をそのまま受け取れるということがわたしにとってはかなり憧れることなので、こんなふうになりたいなあとすごく思う。
他人と比べて落ち込みそうになることなんて、誰でもあるよね。実際この年齢になってもまだそういう気持ちに折り合いがついていない自分にびっくりやわ。そんなん二十代で終わるんかと思ってた。笑
(性格?)
あなたはそのままで充分素敵ですよ、と、言うてもうたらそれをそのまま受け止めるように、なりたい。優希ちゃんみたいに。
この子は若いのにしっかりしてるなー…。えらい。
あと、大和書房の厚めの紙もめちゃくちゃ好き。
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■常夜鍋
豚肉及びホウレンソウまたはコマツナ、白菜、キャベツ、もやしなどをさっと煮てポン酢で食べる鍋料理。 -
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今回はお馴染みの書店員ならではの苦労と喜びに加え、安易な売れ筋路線を選びがちな昨今のメディアミックスに対する碧野さんの考え方が強く出ていた印象。
田中君を始めとしたアルバイト陣の成長譚も良いけれど、日頃から売れ筋だけを意識した没個性な商品やサービスが氾濫する世の中を残念に感じているので、拘りを持つ小幡氏の姿勢に強く共感しました。
レビューの点数やいいねの数に消費が左右される現実を全否定はしないものの、今はちょっと行き過ぎているように思います。
その意味ではトルコパンと拘りのセレクションが売りのブックカフェというエッジの効いた店を、しかも沼津で立ち上げることができるのか、この先が楽しみです。 -
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初めての作家さん。
フィギュアスケートを、トップの選手ではなく怪我をして復帰した選手の視点から描いているところが良いところだと思います。
スケート人生が、大学4年で最後の年となるかもしれないし、就活もしなければという主人公和馬の心理描写がうまいです。また大学新聞部の取材する側も描かれて面白かったです。
フィギュアは見ていて面白いですが、裏のスケートリンクだけ見ていては分からない、リアルの世界が描かれているなと感じました。
解説の人ほど身近には感じられないですが、十分お勧めできる本です。特に冬の大会を見ながらこの本を手に取ればリアルさが増すと思います。 -
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ネタバレ2018/01/08 003
スケート小説は雫井脩介さんの「銀色の絆」以来。銀色の絆は女子の成長過程をじっくり描く感じだったけど、こちらは学生男子フィギュアスケートが舞台。学生らしく、就活、恋愛、部活…とあって自分の下らない学生時代も思い出しながら読むことができた。
最後のフィナーレまでにところどころ、グッとくるシーンがあって、グッと来て次を期待しての繰り返しのうちに一気読み。
「銀色の絆」以来フィギュア結構好きになってテレビでよく見るけど、テレビで映らない裏側がいっぱい描かれてて勉強にもなりました。スポーツの人間ドラマ良いですね! -
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面白くて 結末が知りたくて 一気に読んだ。
実際がこうじゃツライけど 物語としては こういう切ない終わり方好き。
書店ガールで初めて読んでから 碧野圭さんは好きな作家さん。元気がもらえるお仕事小説はもっともっと読みたい。
なので このタイトルは意外で でも中身はやっぱり碧野圭さんと思った。あらすじだけ聞くと もっとドロドロしたもの想像するかもだけど 実際読むとさっぱりしてる というか。情事ってイメージじゃないなぁ。
いくつでも 結婚していても 恋人がいても 人を好きになることはあるし 恋に落ちることもある。家庭があれば そりゃぁ 踏みとどまれたら それに越したことはないけど 踏みとどまれないこともあるから 恋なのでは?
雪白の月がいいかどうかはともかく 情事の終わりってタイトルは ピンとこないわ。 -
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作家6人による 30代女子お仕事アンソロジー。
あー、よかったぁ。
漫画家や通信講座の講師、プラネタリウム解説員
ツアー・コンダクター、ディスプレイデザイナー にスポーツライターと
馴染みがあるかといわれるとそうでもない職業だけど、
結局、根っこは同じようなことで苦しんだり悩んだりするのだなぁと思う。
お気に入りは小路幸也だなぁ~やっぱり。
6つの作品のにちょこちょこっと共通のお店や関わりがあって
そこが、いろんな職業でも
いろんなところでつながると感じられて嬉しい。
そうなのだ、今日電話したコールセンターの女子も
もしかしたら、チョコ好きかもしれない。
風邪気味だけど、頑張ってるのかもしれない。
星占いが1位だったかもしれない。
星座が同じかも・・・
そんなことだけど、
だけど、人はそれぞれ生きていて、つながるところがある。
そう思うと、明日も元気でいられるかも。
できれはプラス15歳の女子。。。いえ、おばさんで
書いてほしい。
だって、6人の主人公はやっぱり、私から見れば
若いんだもの。
なんでもできるよ!と思うもの。
と、拗ねてみてもダメかしら??