岩井圭也のレビュー一覧

  • 横浜ネイバーズ

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    たまたまサイン本が本屋に売っていて、なんとなく気になり購入しました。
    主人公ロンが行動的で、いろんなことに関わり、危うい場面も乗り越えながら事件を解決していくのがとても面白く、あっという間に読み終えました。
    続きが気になる終わり方でした。

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    2023年07月28日
  • 横浜ネイバーズ

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    初の岩井圭也先生の作品を読んだが読みやすくて2作目が気になる終わり。でも気になる終わりじゃなくても2作目は読みたくなる位面白い。ただ横浜中華街の事を知ってたらより面白い作品です。

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    2023年07月22日
  • 横浜ネイバーズ

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    二十歳の時、将来やりたいこととか全然決まってなかったなあ。かと言って目の前にやってきたことに対して、こんな真摯に向き合っていたかも定かじゃない。でも毎日、生きてた。
    今度横浜中華街行ったら、彼らがいないかキョロっちゃいそう。

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    2023年07月06日
  • プリズン・ドクター

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    刑務所の医師として受刑者の治療にあたる主人公が関わる様々な事件を取り上げた連作ミステリーだが、もう一つのテーマは認知症の介護。
    通り一遍ではなかなか書ききれない難しい問題と思うが、辛くて厳しい現実を暗くなりすぎずに正面から捉えていた感じがして小説としては良かったと思う。
    登場人物の関係性はちょっとご都合よく作られた感があるが、医学生時代の仲間たちの裏話がもう少しあってもいいかも。

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    2023年07月01日
  • 夏の陰

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    加害者の家族、被害者の家族。それぞれ違うはずなのに、どちらも生きづらさを感じる。どちらも過去に囚われてしまう。

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    2023年06月04日
  • 飛べない雛 横浜ネイバーズ(2)

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    シリーズ第2弾。ロンこと小柳龍一が横浜を舞台に色々なトラブルの調査をしていく連作短編。前作は人物紹介の趣があったけれど、今作はロンの幼馴染みのヒナの過去や、ロンの両親の過去などが語られていくシリーズの今後に影響しそうな展開。ルッキズムなどの今の問題を絡めつつ進むミステリーで、そこにロンの人を放っておけない性格が次第に救いになっていくことに希望を感じられる。まだまだ解決していない問題もあって今後も楽しみなシリーズ。

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    2023年05月29日
  • 文身

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    ネタバレ

    続きが気になってしょうがなかったので、ほぼ一気読みした。

    エンディングでは、弟の堅次は生きているのか死んでいるのか、もうどっちが真実なんだか訳わからない状態になってしまった。

    庸一の妻、詠子の死に方が本当に作中作「文身」の通りであるならば、詠子も庸一も堪らないだろう。 詠子の台詞。
    『〈本当の須賀庸一〉なんか好きじゃないから。あたしが愛してきたのは、傍若無人で社会不適合な、文士の須賀庸一なの。作り物の、虚構の、操り人形の須賀庸一なの。あなたの自由意志なんか知らないし、聞きたくもない』

    庸一が、電車の中で会った初対面の一家に対して、泣き喚く弟を泣き止ませるよう兄に命令し、兄が実行する場面、

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    2023年05月28日
  • 横浜ネイバーズ

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    横浜、中華街から名探偵誕生。二十歳のフリーター、小柳龍一(ロン)はあるきっかけから事件を解決して〈山下町の名探偵〉と仲間内から言われることに。人を探してほしいという依頼から、事件に入り込んで行ったり、危険な目に遭ったり。周りにいる仲間たちも魅力的だし、ロンの人を放っておけない部分もいい。今の空気感、逃げ場がない人が行き着いてしまう場所とかそういうのが描かれていて長く続くシリーズになってほしい。

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    2023年05月05日
  • 横浜ネイバーズ

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    岩井さんの新作は、横浜中華街を舞台にした痛快活劇だった。
    主人公のロンこと小柳龍一は、〈山下町の名探偵〉の異名をとる20歳の若者だ。彼のもとに持ち込まれた相談事を、友人である柔術使いのマツ、引きこもりのパソコン少女ヒナ、神奈川県警捜査1課の欽太らと共に解決していく。
    本書には4話が収録されており、5月には2冊目が刊行される。4話はそれぞれ現在の問題を取り上げているが、本作は完全にエンタメ寄りに振れているため読後感は爽快だ。
    文庫書き下ろし・4話の連作・2ヶ月連続刊行と、ついに岩井さんブレイクのきっかけとなるか。

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    2023年04月20日
  • 文身

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    凄い作品に出会った。
    作品自体がその時代背景があるからなのか、昔好きで読んでいた昭和の文豪の小説を読んでいるような不思議な感覚を感じる。

    まずタイトルが「分身」ではなく「文身」。読後考えてみて「分身」でも違和感なくストーリーと共和する気がするが、さらに彫っての「文身」なのだろうと推測。

    「現実と虚構」というテーマ、読後に考えてみれば作品全体に蔓延り、読者である自分も作品を読みながら「現実と虚構」が整理がつかずグチャグチャに混ざりなんだかわからない状態になる。
    虚構を読んでいるのにその中の虚構に虚構か現実かが分からなくなってくる不思議さ。

    そこを上手くミステリー風に仕立てている感じが凄く関

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    2023年03月28日
  • 永遠についての証明

    H

    ネタバレ 購入済み

    読み応えあります

    む〜ん 後半の暗さである瞭司の苦悩が、私には辛かった。その上で、熊沢の苦悩も辛い。一方で、平賀先生の対応が今の世界の普通の対応でないかとの思いが捨てきれず、現在の生き難さを示していると思う。その上、平賀先生本人は苦悩が無いのであろう。これも真実。
    瞭司の凄さを理解すると共に瞭司二世が出てきたという、このような終わり方で良いのだろうかという、不満が心の底にある。

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    2022年10月20日
  • 水よ踊れ

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    乗ってくるまでが長かった。
    香港語、香港情勢、建築の知識などが多く書かれており、読むことに体力が要った。

    「周りは自分の意思に従って、リスクがあったとしても行動を起こしているが、自分は全然大した行動ができていない」というような主人公目線の描写があったが、彼は十分すぎるほど勇敢で、自分の正義に従った行動を起こせてるよ。って言ってあげたくなった。

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    2022年08月17日
  • 文身

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    ネタバレ

    なんとも表現し難い作品でした。
    あまりの展開に嫌悪感が募り、顔を背けたくなりながらもどうしても先が気になり読んでしまう。

    昔のウッチャンナンチャンのバラエティ番組で『未来日記』というコーナーがあったのですが、それを思い出しました(歳がバレる笑)。司令書に未来の日記が書いてあって、そうなるように自分たちで動いていくのです。
    この物語の主人公は兄弟ふたり。15歳の時に偽装自殺した弟が、その後姿を隠して小説を書き続け、兄の名前で世に出す。その小説は私小説として発表する。
    「私小説は自然主義の文学であり、現実にあったことでなければ書いてはならないという認識すらある。」
    でも普通の私小説と違うのは、弟

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    2025年09月23日
  • 夏の陰

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    父親を殺害された和真とその犯人の息子の岳。犯人とその家族に憎しみを抱く和真。剣道にその憎しみをぶつけるように生きている和真と生きている資格がないと思いながら剣道をする岳。何のために剣道をするのか、生きているのか。この思いを抱えた先にあるのは何か。二人の思いは違えど抱えてる痛みや苦しみはどこか似ていてだから理解し合えない。その二人が交わる終盤の展開と剣道の試合の描写はなかなか圧巻でそれまでの二人の人生がそこに凝縮されている。著者の作品はまだ数作しか読んでないけれど読むほどにハマっていく面白さがある。

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    2022年05月20日
  • 夏の陰

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    3年前に刊行された単行本に加筆修正した文庫版。単行本は未読なので詳細は不明だ。
    殺人者の父親を持つ岳と、父親を殺された和馬。加害者の家族と被害者の家族という違いはあるが、2人には共通点があった。その象徴として剣道がある。
    本書は父親を失った家族の物語、少年の成長譚、贖罪の行方など様々な読み方ができるが、ぼくは本作を“ハードボイルド”と捉えた。ミステリーの1ジャンルではない。男の生き様の話だ。人はいかに生きるのかという話なのだ。

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    2022年04月26日
  • 水よ踊れ

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    1996年の香港。
    13歳から17歳まで香港で暮らしていた和志は、その時に知り合った彼女の死が忘れられず、大学での交換留学生として香港へ。
    そこで、彼女の死の真相を調べる。

    これは、政治が絡んだ事件だった。
    すべて政治で決まる。
    殺人事件をなかったことにするのも…。

    とても複雑な流れではあったが、結末を知ると納得できる。
    どの時代であっても、すべて政治で、ものごとは決まるというのも世の中の常なのかと思うとやりきれなさを感じた。

    読みながら2003年1月に香港へ行ったことを思いだした。
    香港のイメージといえば、狭い場所にやたらと高くて細長いビルが建ち並んでいる…窮屈で閉塞感を感じたように思

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    2022年02月02日
  • 水よ踊れ

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    いつも個性的な設定で、悩める主人公を登場させる。
     返還前の香港で、過去を問い直す交換留学生(建築学)か。

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    2022年01月30日
  • 水よ踊れ

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    めちゃくちゃ良い/ 97年の、まだアナログだった時代の猥雑な香港の感じとか学生たちの生活感とか、空気が懐かしくてのめり込んでしまう/ 少年時代の恋人の死の真相を探ろうという大学生の主人公が普通の子で良い/ スーパーマンじゃないし、頭が抜群に切れるわけでもない/ 作品内のあらゆる事象に丁寧な振りがあって好感が持てる/ 主人公の名前ひとつ取っても、しっかり意味が持たせてある/ 後半のタクシー運転手とのやりとりも、大きなオチのフリに使っているわけだ/ かなり計算して色々決めたんだろうと思う/ 細かいところを抜きにしても、同じ屋上に住んだ二人の少女の心中を慮ると本当に切なくて悲しい/ ただ、最後の〝救

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    2022年01月12日
  • 水よ踊れ

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    1997年7月の中国返還を間近に控えた香港を訪れた1人の日本人留学生。彼は昔、香港に住んでいたことがあり、ある目的を持ってこの地を再訪したのだった。ミステリー仕立ての構成だが、犯人探しが目的の小説ではない。自由の象徴としての香港や、様々な事情で母国を去らねばならなかった人々の思いが交錯し、読む手が止まらない。最終章が理想論になってしまったのは惜しいが、読み応えのある力作だった。

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    2021年10月31日
  • 水よ踊れ

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    返還前の香港、愛していた少女が目の前でスラムのビルから落ちて死んだ。犯人を目撃した和志は警察に告げた後家庭の事情で帰国する。3年後香港の大学に留学し、彼女の死の真相を調べる。この謎、事故死にされた理由が物語の本筋だが、本当の面白さは香港の人々の風景、空気、難民や本土からの違法入国など共産党支配の影に怯えつつ戦う人々にある。
    歴史物としても恋愛友情モノとしてももちろんミステリーとしても読める力作だ。

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    2021年09月28日