岩井圭也のレビュー一覧

  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • いつも駅からだった

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    冒頭、岩井圭也さんからこのようなメッセージがありました


    読者のみなさんへ

    この本は、普通の短編集とはちょっと違います。
    京王電鉄の各駅を舞台にした五つの短編が収録されていて、各編で登場人物が「謎解き」に挑戦します。
    読者のみなさんには、登場人物と一緒に「謎」に挑戦していただくことも、普通の小説と同じように読み進めてもらうこともできます。

    (はい、もちろん私は謎解きなど挑戦せず、普通に読み進めました)


    挑戦する場合は、「謎」 が出てきたところでいったんページをめくるのを止めましょう。読み進めると、本文中に答えが出てきます。

    (はい、謎解きをしていないのでページをめくるのも止めず気に

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    2025年11月18日
  • 真珠配列

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    2029年、北京──
    常軌を逸した速さで進行する癌で有力政治家の息子が死亡し、 同様の癌での死亡事例が見つかる
    これは偶然なのか? 連続殺人なのか?

    事件を解決するために刑事と遺伝子エンジニアがタッグを組んで立ち向かうのだが、、、


    はい、出てくる出てくる難しい単語が!

    ほー、ゲノム編集ですか
    へぇー

    ほー、人工塩基ですか
    ふぅーん

    ほー、真珠配列ですか
    はーいっ

    なんのこっちゃですね!

    ちんぷんかんぷんです!

    だけど、私レベルになると"なんのこっちゃ"も"ちんぷんかんぷん"も物ともせずに読み進めていけます
    そんなことで立ち止まっていると

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    2025年11月18日
  • サバイブ!

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    読みやすくストーリーも面白い
    システムで業務を仕組み化するって会社のビジョンはふわっとしすぎてめよくわからんけど

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    2025年11月12日
  • 真珠配列

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    2029年、北京で進行する癌で有力政治家の息子が死亡し、同様の癌での死亡事例が見つかった為、連続殺人なのか?を解決するために動く刑事のアーロンと協力するのが、遺伝子エンジニアのウイグル人であるマリクだった。

    最初から息の合わないアーロンとマリクだったが、禁忌の人体改変である真珠配列が組み込まれていたと知り、次第に協力するようになるのだが…

    予測不能な展開でまさかの結末にことばも出ない…。

    近未来のことなど予測もできないが、何かを生みだすことは理想的な未来へと繋がるのだろうか…
    完璧な人類、理想的な人類ばかりだと偽りの世界のように感じてしまう。

    未来は何が起こるかわからない。





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    2025年11月10日
  • この夜が明ければ

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    岩井圭也さん著「この夜が明ければ」

    北海道の漁港に短期バイトで集まった面々、その各々の過去に重苦しい背景があり、その内の一人の死をきっかけにその背景が明らかになっていくという物語。

    感想として自分にはあまり馴染めなかった。クローズドサークル系によく感じてしまう緊迫感の無さを顕著に感じてしまった。
    過去に疚しさを持つ6人の人物。誰もの抱える訳あり具合全てに引っ掛かりを持ってしまいすんなりと物語に入り込めない。
    オーバーステイ中国人、家出少女、介護放棄による高齢者死亡事故、結婚詐偽、盗撮盗聴魔、正義感の定義のあやふやな元警察官の6人。盛り過ぎ…

    一晩で明らかになるこれら…
    やりすぎだろう、読

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    2025年11月10日
  • 追憶の鑑定人

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    シリーズ第3弾

    土門の大学時代の友人が登場
    それぞれ個性が違う4人がいかに関係を作り、継続し続けてきたのかが垣間見られる

    土門の過去についても、高倉たちが安易に踏み込みすぎる
    捜査内容の機密は順守するのに、個人情報は守らなくてもいいのだろうか

    高倉の不味いハーブ水ネタも飽きた
    新規のクライアントならば、その人を知るためにはいいかもしれないが、今では「水ハラ」なのかと思えてならない

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    2025年11月08日
  • 汽水域

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    通り魔事件が起きる。無差別に殺傷。犯人が捕まり、「なぜやったのか?」と聞くと「誰でもよかった、死にたかった」など訳の分からない動機を語る。ニュースを見て「だったら、一人で死ねばいいじゃん」、「こういうのには巻き込まれたくないよね」と友人たちと世間話みたいにおしゃべりして、そして忘れていく…。通り魔事件が起きた時の私の一連の流れ。

    この物語はその流れがそのまま出てきます。でも物語では事件記者の安田賢次郎が、犯人の深瀬礼司の本当の姿を深掘りしていきます。どうして通り魔事件を起こしたのか?安田はただそれを知りたくて、深瀬の知り合いに取材します。

    私はもともと記者が取材を通して犯人を特定する、とい

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    2025年11月07日
  • 科捜研の砦

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    「最後の鑑定人」の前日譚となる物語だった。
    「最後の鑑定人」では全体的に犯行理由が自己中で共感できるものは少なかったけれど、本作の事件は少し共感できて少し悲しい話が多かった。
    でもどの物語も土門さんと関わっていく中で、将来の不安を和らげたり、自分を見つめ直したりと少しずつ前に進んでいく姿がなんだか心が救われる。

    また、土門さんと尾藤さんとの出会い〜結婚している時のストーリーは気になっていたので、知られてよかった。

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    2025年11月07日
  • われは熊楠

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    「南方熊楠」非常に興味がある人物。天才であるというのはなんとなく理解しているが、結局何を成し遂げた人なのかわかっていなかった。
    で、この本を読んだのだが・・・。
    やっぱり良くわからなかった。天皇の前で講義するぐらい素晴らしい頭脳の持ち主だったのだろう。
    熊楠の自筆の手紙を美術館で見たことがあるが、凡人には理解不可能だろうと思った。

    この本のなかでは熊楠の心に3人の声がいて、うるさいぐらいに大声で話しかけてくる。知識を取得しようとするとその声は静かになるので、知識を詰め込んだ。と書かれていた。なんとなく納得した。
    南方熊楠という人はただ、すべてを知りたかっただけなんだ。

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    2025年11月07日
  • サバイブ!

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    癌サバイバーのコタローは生きるために起業する。その名もサバイバー。親友と2人で始めるお仕事小説。だんだんと人が増えて会社らしくなっていく様子、いろんなアクシデントや妨害にも立ち向かっていく姿にワクワクした。

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    2025年11月05日
  • サバイブ!

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    ネタバレ

    私がこれまで読んできた岩井さんの作品とはまったく雰囲気が違っていて、ジャンルの幅広さに驚いた。主人公・コタローが何度も失敗を重ねながらも立ち上がり、前を向いて生きようとする姿に励まされた。夢中になって生きることの大切さを感じる作品だった。エンタメとして十分楽しめたけれど、「最高だった!」と言い切るには、もう一歩何かが欲しかった。

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    2025年11月01日
  • 汽水域

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    うーん。読みやすいんだけど、あまり心に響かなかった。個人的に、もう少し犯人視点の話や事件に至るまでの背景を深掘りしたものが読みたかった。

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    2025年10月27日
  • 真珠配列

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    中国の警察を舞台としたサスペンス。
    信じられない速さで進行する癌での死亡事例が何件か見つかり、偶然か連続殺人かと外部の遺伝子エンジニアの協力を得ながら捜査をはじめるが…
    なんとも怖い話。
    文章が上手いからかすごく読みやすかった。

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    2025年10月27日
  • 夜更けより静かな場所

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    とある読書会で、この本を読書好きな方に手渡してしまったので記憶だけで書きます。

    この本は、就活を控えたひとりの大学生の行動がきっかけで、深夜の古本屋さんで男女6人が読書会を始めていく。という話です。

    本の中でも特に心に響いたのは、やはり最後の店主の話。
    一冊の本に込めた思いだったり、その本から読み取った「私たちが本を読む理由」だったりの話に、自分自身はっとさせられました。もっと具体的に言いたいけどネタバレになるので、気になった方は読んでみてください。

    読書好きな方、読書会に参加してみたいけど踏み出せていない方など、幅広い方におすすめできる1冊です。

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    2025年10月26日
  • われは熊楠

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    南方熊楠という名前は知っていたけど、どんな人なのかよくわからなかったので読んでみた。
    結果、良くも悪くも滅茶苦茶な人という印象を受けた。戦前って、こういう偉人多すぎない?

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    2025年10月26日
  • 最後の鑑定人

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    鑑定人シリーズ第1弾です。
    この前に読んだ『科捜研の砦』は刊行順ではこの後書かれたもので、前日譚です。

    土門さんの無愛想度、変人度が前作よりも進んでます(^^;;

    でも、犯罪者が鑑定で暴かれ、その犯罪者にやむにやまれぬ事情があったとして‥。
    それでも科学を信じ最後の鑑定人として仕事をする土門さんの信念を感じ、前日譚のあっさり読み進められる物語から、考えさせられる物語になった気がします。

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    2025年10月23日
  • 科捜研の砦

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    岩井圭也さんの作品、初読みです。2025年初作家49人目です。

    こちらは夏ドラマでやっていた『最後の鑑定人』の前日譚です。

    ドラマは1回だけ観てそのあとは観ていないのですが、その後に小説原作だという事と最新刊が出たことを知り読んでみたくなりました。

    刊行順では『科捜研の砦』より『最後の鑑定人』の方が先なのですが、時系列で読む方がよくわかるよというレビューを見て先に読む事にしました。

    お話しは短編4つであっさりとしたお話しでした。
    ミステリ色は薄め。

    最後になぜ土門が科捜研を辞めて、鑑定所を立ち上げるに至ったかという、事件が描かれます。
    それを読んだので次に『最後の鑑定人』を読むのが楽

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    2025年10月21日
  • 汽水域

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    何年かに一度、無差別通り魔殺傷事件が起きているが、ノンフィクションかのようなリアルさを感じる話だった。

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    2025年10月20日
  • サバイブ!

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    がんサバイバーが動画制作会社を起業する青春ストーリー。対象年齢は中学〜大学生あたりか。

    町工場を実家に持つ主人公が、多重請負構造を憎み、解消することが一貫したビジョンとして掲げられている。

    サラリーマンの身としては、こんなに苦労してまで絶対起業なんてしたくない、というのが本音。

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    2025年10月20日