岩井圭也のレビュー一覧

  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    いつもの短編集ではなく全体で一編。ロンと母親の戦いだ。この母親のロンに対する感情が全く理解不能。最初から(生まれてから)ずっとという。最後の最後に立ち直りの気配を見せることだけが救い。
    それにしてもロンは弁護士を目指す?それは凄い。

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    2025年05月10日
  • 科捜研の砦

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    05月-05。3.5点。
    最後の鑑定人の第二弾。
    科捜研時代の前日譚が中心。読みやすい。

    次作も読みたい。

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    2025年05月09日
  • いつも駅からだった

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    謎を解きながら京王線の駅を巡っていく。短編集だけど楽しめた。下北沢はよくデートで行ったなぁ。懐かし!

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    2025年05月08日
  • この夜が明ければ

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    熊楠さんの作品しか読んでいない岩井さん。
    これはかなり 面白く読め 一気読み。

    季節労働者として集められたいわば流れ者の男女。
    40歳までという勤務条件だから、まぁ平成、令和の空気感が良く出ている行動、会話内容。

    一個の遺体が発見されたところから流れは激流に。
    よく海外物ミステリーにある「一夜話」
    7人のそれぞれにある事情が、どれもあるあるで、身をつまされそうになってしまう。
    キャラ設定が巧みな性か、荒唐無稽の展開がない。

    筆者は我が家の息子らより少し下。
    北大農学部大学院出身と言えども、そっち臭くはなく、手垢が付く道事情描写がないのは新鮮。

    サスペンスを通してポイっと投げてきたメッセ

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    2025年04月28日
  • 横浜ネイバーズ

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    舞台は横浜中華街。20歳の主人公とその仲間たちで問題を解決していく4編の連作短編。

    トー横キッズの横浜版や特殊詐欺など、ニュースで見るような現代のリアルな社会問題がテーマとなっている。

    主人公にクセがないので読みやすく、軽くサクサクっと読むには良いのかな。
    現在このシリーズは『6』まで出版されているけど、多分続きは読まないと思う^^;

    約1ヶ月勝手にひっそりと開催しました『岩井圭也さんフェア』ですが、残り1作品で終了しようと思います^_^

    岩井圭也さんは、デビューからまだ7年なのに驚くほど多くの作品が出版されていて、私はこの作品で14作品目。
    全部読みたかったけど、この5作品は見送りま

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    2025年04月27日
  • われは熊楠

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    南方熊楠はすごい人なんだけど、弟の常楠がいい人すぎる。献身的を超えてるよ…家族はたいへんだったことでしょう。奥さんも子どもも。熊弥のことは読んでいて胸が痛かった。家族が病むとね、苦しいですよね…言葉にならないですよね…娘がいい子でよかった。昭和天皇とのエピソードもよかったなあ。

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    2025年04月23日
  • いつも駅からだった

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    お気に入りの岩井さんの短編。
    謎解きはおもしろかったけどパターンが同じすぎてちょっと飽きちゃったかな。でもやっぱりおもしろい。

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    2025年04月22日
  • われは熊楠

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    ネタバレ

    南方熊楠の名を知ったのは、水木しげる先生の漫画。小学生だったと思うが、全く分からなくて断念。漫画なのに!?と衝撃を受けたことを覚えている。

    ハヤマ兄弟との関係性が同性愛者としての熊楠のようなのだが事実かどうなのか判然としない。
    弟のツネグスが献身的に援助する理由と、それを打ち切った時の気持ちはすんなり理解できた。
    息子が精神病になってしまった時の葉書は実在するのだろうか。

    この作品では粘菌の研究内容についてよりも内面描写が多く、同じ葛藤が繰り返し描写される。人間熊楠を表現したかったのかなとは思うのだが、常軌を逸する研究熱を疑似体験出来なかったのが残念。また、交友関係ももう少し広そうなので、

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    2025年04月21日
  • プリズン・ドクター

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    奨学金免除のため、しぶしぶ刑務所の医者になった史郎先生。

    【罪を犯した人間にも医療を受ける権利はある】

    刑務作業を休むためや、医薬品欲しさに詐病も多い。詐欺師もいるし、殺人犯もいる。
    受刑者の医療費は受刑者からではなく、税金で運営している。
    限られた予算の中でどこまでケアを行うか…。

    普通の医療ものにはない葛藤がある。
    次第に史郎先生は病だけではなく、患者の人生ごと診察していく。

    そしてまた介護問題かー。。。
    本音を言えば介護は私の日常なので、小説まで介護の辛い話を読みたくない…。
    ただ、史郎先生の気持ちと重なる部分もあって感情移入してしまった。

    科捜研の土門さんにはハマれなかったけ

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    2025年04月20日
  • この夜が明ければ

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    ネタバレ

    今までのような興味を広げてくれるタイプの作品ではなく、ミステリーっぽい作品を読んでみた。

    「警察を呼ばないで」
    彼らには、それぞれ人に言えない秘密があった。自分の無罪を主張するために、1人ずつ過去を語り始めるが。。。

    それぞれの過去が辛くて重い。
    全員の悲惨な過去を聞き続けるのが苦痛になってしまった。
    私は現実逃避で読書してるので、この手の現実にありそうな重い話は苦手だ。

    その中には自分が直面している介護問題もあり、自分で傷口に塩をズリズリ塗り込んでいるような感じになって読むのが辛かった。
    【「いやぁ……俺が代わりに面倒見たいくらいだよ」「だったら、やってみろ」】
    兄弟のセリフがリアル過

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    2025年04月16日
  • われは熊楠

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    熊楠に対する期待感が常楠と同じ(多分)だから、
    この本を読んでちょっとしょんぼりした。

    テンギャンでいて欲しかった。

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    2025年04月13日
  • 文身

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    ネタバレ

    最後までヒリヒリ感のする物語だった。

    結局、弟は存在しないのか、するのか!?
    ぐるぐる頭の中を駆け回っている。

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    2025年03月28日
  • この夜が明ければ

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    一夜で自分たちの未来が変わったらどう思いますか?
    今も昔も人にはそれぞれ悩みがあってそれから逃げたくて逃げる人もいます
    ルールを破った人は一概に悪いですか?
    読むと今までの自分の価値観などが変わると思います

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    2025年03月12日
  • この夜が明ければ

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    正義は正しい事ではないんだ、と思ったけどじゃあこの正しいことってなんなんだろう
    人の気持ちに寄り添うこと?宴会で芸を披露すること?逃げること?自分を犠牲にして誰かのために生きること?
    誰かを救うことの難しさをひしひしと感じた

    読む前と読んだあとのタイトルの感じ方が違う
    みんなの夜はまだ続きそうで、逃げた先にどうか、夜明けがくるといいな

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    2025年03月05日
  • 暗い引力

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    ま、表紙を見てくださいな


    真っ黒の表紙に
    この表情
    この堕ちていく姿


    この表紙を見ればもうわかりますよね
    この本がどういう話なのか


    、、、。

    、、、。

    ええええぇぇぇぇーーーっ!?
    わからないってΣ(゚Д゚)


    もう一度よく表紙を見てください
    そして、想像力を膨らませてください
    見えてきたでしょ〜
    わかってきたでしょ〜
    どういう話か


    、、、。

    、、、。

    やっぱりわからないってΣ(゚Д゚) 


    (・д・)チッ


    じゃあ、この本を読みなさいよ!
    もしくは、他の人レビューを見なさいよ!
    そしたらわかるでしょ( ー`дー´)キリッ

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    2025年03月04日
  • 横浜ネイバーズ

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    主人公は小柳龍一(通称ロン)

    ロンの実家は横浜・中華街、四川料理の名店「翠玉楼」
    オーナーである祖父、良三郎からいずれその座を継ぐつもりであったが、「翠玉楼」は閉店を迎えることとなりその目論見は外れ、毎日ぶらぶらと暇を持て余している


    そんな暇っ子ロンの元に次々と厄介事が持ち込まれてくる  

    特殊能力なんて何も持たないロン
    強いて言うなら普通の人よりも「頭のネジが一本外れているのかな?」というぐらい
    それも特にびっくりするような外れ方ではない

    つまり、普通にいそうな青年が仲間と共に事件を解決していく物語

    普通っぽいところがこの物語の良いところなのかも
    短編でサクッと読みやすいですし

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    2025年03月03日
  • 完全なる白銀

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    写真家の藤谷緑里は、冬季デナリ単独登攀で消息を絶った親友・リタの登頂を証明すべく、親友の幼馴染みシーラとともに、デナリへの登頂を目指す。
    登攀行動と、彼女たちの過去の出来事が交互に綴られる。
    著者に本格的な登山経験がないのに、登攀シーンに違和感などがないと、登山家が解説で書いている。
    人間の生理として当然ある山での排泄行為の記述もあり、他の山岳小説にはないリアル感がある。
    リタの冬季デナリ単独登攀の根底にも環境問題があり、同時に地球温暖化の問題を考えさせる小説となっている。

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    2025年03月01日
  • いつも駅からだった

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    学生の時はずーぅと京王線ユーザーだったから表紙の車体みて思わず手に取ってしまった笑
    使ってた駅もあってあーあそこらへんねと懐かしくなった。

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    2025年02月16日
  • いつも駅からだった

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    超ほっこり系。

    都内に住んでるけど京王線は全く乗らないのであれだけど、よく行くよって人には絶対楽しい。
    謎解き好きなら更に楽しい。

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    2025年02月13日
  • 完全なる白銀

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    山小説好きなんですが、んー、難しいです。読みやすいんですけど、山岳小説独特の私の好きなゴリゴリ感がちょっと薄いんですよねー。小説としてはすごいうまいですけど、偉そうですが。

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    2025年02月07日