岩井圭也のレビュー一覧

  • 舞台には誰もいない

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    ネタバレ

    岩井さんも幅広い。幽霊になったわたしが舞台で繰り広げられる私の死の動機推理して楽しむ?とんでもない虚構。演技しなくても生きていける他人の視線も気にならない図太い人間、いるよなぁ…

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    2024年11月21日
  • 楽園の犬

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     死について、考え方は人それぞれあるが、時代の流れのなかでの死生観をどう捉えるか。
     自決ということが、ある意味美しく語られた時代に、生きていくこと、生き続けることはどういうことだったのか。
     ぼんやりと生きている自分には、南洋桜の鮮烈な赤は、美しいと言うより恐ろしい。

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    2024年11月21日
  • 舞台には誰もいない

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    舞台女優の死をめぐって4人がそれぞれ真相と思うことを語り合う。でも本当のことは死んで幽霊になった本人にしかわからない。
    周りの人達の視線が恐い。そのために本当の自分を隠して周りに擬態して生きてきた主人公。舞台女優にならずにもっと早く神経科に行けば良かったのにね。
    劇中劇の様に紹介される4つのお芝居が面白そうだった

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    2024年11月18日
  • 舞台には誰もいない

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    舞台のリハーサル中、奈落に落ち亡くなった女優
    茉莉子
    事故か、自殺か、あるいはー

    誰も居ない舞台を前に
    亡くなった女優の人生が語られていく

    演劇を知らなかった18歳の少女が
    メソッド演技を習得し
    役に憑依していく姿は
    共演者をも魅了して高い評価を受け始める

    幾つかの作中劇が挿入され
    女優としてのステップアップと
    憑依型俳優の精神的な不安定さを
    共存させる

    地方の女子高生が徐々に女優となっていく
    危うさと緊張感を読ませていただきました
    ただなんとなくですね〜
    小説の序幕の期待の高まりは、
    別の方向だったような気もするんです

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    2024年11月18日
  • 暗い引力

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    暗さに引っ張られていく感じがすごい。
    読み進めるうちにどの話も好転しないんだなと分かっているのに、何かしら明るい兆しを探して、でもやっぱり暗い引力に負ける。
    極楽で認知症のふりが一番ありそうで怖かった。

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    2024年11月16日
  • 楽園の犬

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    気がつけば岩井圭也作品3冊目。

    舞台は太平洋戦争勃発直前の南洋サイパン。
    喘息持ちの元教師の男は、日本に残した最愛の妻と一人息子を養うため、日本海軍のスパイとなることを選んだ。

    ん~。
    外国の包囲網でどんよりと追い詰められ、神州日本が負ける訳はないという無知蒙昧と傲岸不遜により、いっそ開戦を望むという当時の空気感は伝わった。

    嫌だな~。
    嫌な話だな~。
    おもしろくなくはないが、嫌な話だ。

    実際、三分の二まで読んだ感想はつまらない、だった。
    しかし、そこまでは前フリのようなもの。
    そこから物語が激しく動き始める。

    著者は……、きっと嫌だったんだろうな。
    サイパンで行われた通称バンザイア

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    2024年11月10日
  • この夜が明ければ

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     北海道東部の港町で、季節バイトに集まった男女7人の、一晩に凝縮された心理サスペンスです。
     岩井圭也さん12冊目で、これまで重厚な人間ドラマ中心に魅せられてきましたが、本作は、少し毛色の違う印象を受けました。

     水産加工場でカラフトマスを捌く仕事で、いわゆる闇バイトではありません。ところが、バイト仲間の一人の男が、砂浜でまさかの遺体で発見され、さらに、警察への通報を6人中4人がまさかの反対をします。
     さらにさらに、互いに疑心暗鬼の中、各々がまさかのヤバイ事情・秘密をカミングアウトしていく、妙に既視感のある展開となっています。

     自分の言動への疑いを晴らすように、視点が次々と変わり、重く

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    2024年10月30日
  • この夜が明ければ

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    ネタバレ

    途中まではあんまり考えずにミステリ感覚で読んでたけど、この作者にはこの作品を通して伝えたいことがあるんだなぁと思って、そう思うといい話だなと思った。

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    2024年10月30日
  • 横浜ネイバーズ

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    悪く言えば盛り上がりがない、よく言えば読みやすいって感じの小説でした。文身を読んで興奮している時に読んだから、よりそう思ってしまったのかも、、?

    何作もあるみたいだし、余裕があれば次の作品も読んでみたいです。

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    2024年10月11日
  • 飛べない雛 横浜ネイバーズ(2)

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    ロンとヒナの過去に関しては、かなり深いところまで踏み込んだ内容にしたなという印象です。
    だけど一気にここまで話を進めてしまってこの先どうするんだろうと余計な心配をしてしまいました。

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    2024年10月09日
  • 夏の陰

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    読みやすく一気に読めた。
    対極的な2人の感情のぶつかりが剣道を以て語られている。2人の感情は決して交われることができないと思う。

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    2024年09月27日
  • 暗い引力

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    皮肉な味のするの6編の短編集。

    以下印象的だった作品。
    「海の子」
    養子として迎えた息子の出生の秘密。同情的な気持ちで見ていた人物が一転して醜悪な人物に。そういうオチになるとは思ってなくて驚いた。自業自得だけど、残酷なラスト。

    「極楽」
    借金から逃げるために認知症を装って特別養護老人ホームに潜り込む女の話。認知症の診断にはMRIとか専門的な検査をするだろうし、そう簡単にはいかんやろ…とは思うのですが、皮肉な結末が面白かった。

    「蟻の牙」
    過労死で夫を失い、企業に過失を認めさせるために戦う妻。妻がWEB上で公開した証拠資料としてメールや手紙のやり取り、記事の抜粋、議事録などで構成されている

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    2024年09月13日
  • 付き添うひと

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    少年の非行や犯罪、そのバックヤードとなる家庭の問題に付添人の朧が関わり、導いて行く連作。
    朧自身にもつらい過去があり、少年たちと関わりながら本人も葛藤し自分の生きる意味を確かめて行く。
    ありそうでない小説ながら重すぎずさらっと読めた。

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    2024年09月14日
  • 文身

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    ネタバレ

    やっと読み終わった。庸一も堅次もその両親も庸一の妻も理解不能で、この感じ、読んだことあるなと思ったら太宰治の人間失格だった。そういえば、あの小説も、最後の一文でハッとさせられた気がする。記憶が正しければ。

    作中の文身は読み進めていくにつれて、どんどん不快感が強まる。幼少期の何気ない一家の様子から、どんどんありえない展開になっていく。一番の転換点は、妻の死を唆すあたり。兄弟が一気に不穏な空気になる。そこからのあまりにもな展開に、顔をしかめながら最後まで一気に読んだ。

    最後、どんな終わり方になるのかとおもったら、結局弟は生きているというラストであってるのか?そうだとしたら、結局何が本当で何が虚

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    2024年08月29日
  • 文身

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    面白くてどんどん読み進めたけれど、「いやちょっと無理あるだろう」という冷めた気持ちがずっと付き纏っていたのも事実。
    文章が読みやすく、テンポも良く、ストレスを全く感じずに読めた。この作家さんの本は好きな気が直感的にするので、他の本も読んでみたい。
    インパクトのある、面白い本であることは間違いない!

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    2024年08月27日
  • ディテクティブ・ハイ 横浜ネイバーズ(5)

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    あっという間にもう5冊目。最新の話題を取り込みつつパワーアップ。しかしロンはプロになって行くのか?なんだか違うような気がするのだが。

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    2024年08月09日
  • 文身

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    続きが気になってどんどん読めたんだけど、最後の最後に「えっ、え、どっち?え?」で終わったので私的に尻すぼみ。

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    2024年07月22日
  • ディテクティブ・ハイ 横浜ネイバーズ(5)

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    シリーズものは、絶対主人公が死なないのがわかってるから安心して読めるし、このシリーズは必ずハッピーエンドなので後味が良い
    おまけに地元が舞台なので、イメージもしやすい
    元町・中華街駅近くのカフェはあそこだな、など
    今回も軽くスッキリだった

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    2024年07月19日
  • 文身

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    ネタバレ

    想像してたものを遥かに超える内容に、嫌悪感を強く感じてしまった。
    が、後半に実は書いていたのは弟ではなく本人だったのかという展開に驚きつつ、ラストでまた覆され一体なにが本当なのか。
    兄弟の絆は本当にあったのか、あったとしてそれは絆なのか呪いの鎖だったのか。

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    2024年07月15日
  • 付き添うひと

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    06月-09。3.5点。
    少年犯罪で付き添う弁護人を「付添人」と呼ぶ。
    連作短編形式で、いろんな少年少女と触れあっていく。

    面白い。主人公の過去が重要なポイントに。

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    2024年06月19日