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出版界で大注目の新鋭・岩井圭也が、子ども達を取り巻く現状と未来を描き出す、感動のヒューマンドラマ。 過去の経験を通して、付添人(少年犯罪において弁護人の役割を担う人)の仕事に就いたオボロ。彼に舞い込む依頼の先では、簡単には心を開かない、声を上げる方法すら分からない子ども達が、心の叫びを胸に押し込め生き延びていた。オボロは、彼らの心に向き合い寄り添う中で、彼らとともに人生を模索していく――。
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Posted by ブクログ
今の時代大人も生きづらい世の中になっているので、子どもたちは大人以上に大変な世の中を生きていかなくてはいけない たまに道を踏み外すことや外しそうになることもあると思う その時には知識や経験がある大人が良い方向に導いてあげることが大切だ おぼろは彼らを救うことで自分自身の過去を見つめ少年時代のおぼろを...続きを読む母親から解放することができたのだろう
少年犯罪のその向こう側を見ると親や家庭環境が必ず顔を出す。 「付添人」という仕事がある事を本書で初めて知ったが、本書の主人公、その過去があまりにも辛い。ただ、親は子の所有物と考える親はいるのだ。 現実はこうもうまくいかないだろうし、もっとダーティでグレーゾーンな部分が見えてくるだろう。 それでも自分...続きを読むのような子供を一人でも助ける、過去の自分を助けるために前を向く彼の姿には否応なしに胸が熱くなる。さらりとした文章で、一歩引いたところから描かれる物語はあっさりとしているが読後、忘れ難い魅力がある。
登場人物みんなが魅力的! オボロ、浦井、原田、笹木、依頼人やその家族みーんなが、短いお話の中でとても人間味溢れた描かれ方をしている。良くも悪くも。 少年犯罪や児童虐待がテーマなのでクソみたいな大人も出てくる。その、クソっぷりが凄まじい。 これを描き切っているのがすごい。 職業柄近しい業界にいて解像度...続きを読むが上がっていることもあり1時間ちょいで読んでしまった。 作者さんはとても緻密に取材されたんじゃないかな、と思う。特にLDの章。 そして、オボロが付添人を勤めた子どもたちの可塑性を信じているような描き方をしているところに希望を感じた。 正直、再犯率は高いし家庭送致にしたところで親も問題を抱えていることが多い。それでも。 最後に蓮くんのその後を描くことやオボロ自身のACESへの弔いに近い演出があることが家庭裁判所関連の人々への希望に見えて私は嬉しかった。 小説の世界ではせめて、こうあってほしい。
すごくよかった。特に第4話と5話がよかった。涙が出ました。自分も辛い過去を持ちながら、子供たちの付き添い人として、根気よく温かく関わる姿が素敵でした。辛い過去は消せないし、人に言いたくない。でも、子供たちの明るい未来のためにさらけ出す勇気が素晴らしい。岩井圭也さんの本、また読みたい。
少年犯罪の弁護人を「付添人」と言うそうで。 付添人の主人公オボロさんも辛い過去があり、そこを超えて弁護士として子どもたちに寄り添っている。 本当にどうにもならない子どももいるのだろうけど、少ないかもしれないけれどもオボロさんに救われた子は絶対いるし、こういった人は凄いと思う。
良い! この作品良いよぉぉぉぉ〜。゚(゚´Д`゚)゚。 犯罪者、それは大人も子ども関係なく罪を犯した者が悪い! だけど、罪を犯した者だけが悪いのだろうか? 特に少年犯罪に関しては、子どもたちを取り巻く環境や人物の影響が大きのではないだろうか? その中でも、子どもたちにとって一番身近な存在...続きを読むである親の影響力はかなり大きいのではないだろうか? 子どもに全く興味を示さない親、子どもを自分の持ち物のように扱う親、子どもの心の声を聞こうとしない親… そんな親たちが子どもたちを犯罪の道へと追いやっているかもしれない! そうならないように「付添人」のオボロのように子どもたちに寄り添ってみよう 心を閉ざした子どもたちと向き合ってみよう 悩み、苦しみ、悲しみ、心に大きな何かを抱えているなら「付添人」の1Q84O1を頼りにしてきて! 全力で寄り添い、力になるよ!
自分を犠牲しすぎてまで関わろうとしなくてもいいと思いますが、本気で向き合ってくれる人がいることは誰かの救いになることも確かだなと思いました。 もがいて傷つきながらも、誰しもが幸せを感じることができる世の中であってほしいです。
岩井圭也さん、少しずつ読み進めています(^^) こちらは岩井さんの中でも 私には結構心が揺さぶられた一冊でした。 オボロ(朧太一)という付添人の話です。 付添人という制度をこの本で初めて知りました。 『家庭裁判所で審判を受ける少年の権利を擁護・代弁し、少年審判の手続きや処遇の決定が適正に行...続きを読むわれるよう裁判所に協力する人』 大人の場合は弁護人といい、 未成年を担当する場合は付添人と呼ぶそうです 作品は5つの短編からなっています どの話も子供の気持ちを考えると胸が痛く 親として読むとさらに辛い一冊でした。 いろいろな親が出てきます 支配する親、見放す親、諦める親、見ないふりをする親。 読んでいて憤りも覚えながら、 オボロのような人がそばに居てくれたら、ちょっとでも子どもが救われるなと感じました。 オボロ自身も過去に問題を抱えていて 自分自身も揺れ動く中で、子供達のために真摯に向き合ってる姿がとてもよかったです。 子どもたちと関わる中で自分の過去とも向き合っていくオボロ。幸せになってほしいです。 印象的だったセリフ 「子どもは二十四時間、三百六十五日、生きているんです。信じられますか。 それは、親も常に親であるよう求められるってことなんですよ。 一秒も休みなく。 子どもはロボットみたいにスイッチを切れない。 あの子の心臓が動いている限り、 私も親であり続けないといけないんです」 1人目を産んですぐ、初めての子育てでちょっと参っていた時期に同じようなことを思ったことをふと思い出しました。 共感できるからといって 許されることではないですが、、、 忘備録 ◯どうせあいつがやった ホームレス襲撃事件の話 ◯持ち物としてのわたし 親からの虐待から逃げた少女の話 ◯あなたは子どもで大人 子どもを支配する親と家出少女を匿う女性の話 ◯おれの声を聞け 引きこもり少年の誹謗中傷書込みの話 ◯少年だったぼくへ 親が横領で逮捕された少年の話
子供時代に親がどう関わるかは、本当に大事なんだな。 人生に負けてしまったと思っても、そこからやり直す事はできるのか。傷とどうやって折り合いをつけるのか、、難しい。 誰か1人でも本当に寄り添ってくれる人ができれば、救われるのかも。
自分や自分の息子も、何かがちょっと違えば登場人物と同じだったかもしれない。と思って、自分に重ねてしまい泣けた泣けた。 とても面白かった。 岩井さんの作品を読むのは初めて。 京王線とコラボしている無料配布の小説で知った作家さん。男性作家さんの小説は、セリフがちょっとカッコつけすぎというか「こんな言い...続きを読む方するか?」と思うことが多く敬遠しがちだったが、岩井作品のセリフは全然すんなり入ってくる。 他の作品も是非読みたいと思った。
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