並木千香の作品一覧

「並木千香」の「付き添うひと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 付き添うひと
    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    出版界で大注目の新鋭・岩井圭也が、子ども達を取り巻く現状と未来を描き出す、感動のヒューマンドラマ。 過去の経験を通して、付添人(少年犯罪において弁護人の役割を担う人)の仕事に就いたオボロ。彼に舞い込む依頼の先では、簡単には心を開かない、声を上げる方法すら分からない子ども達が、心の叫びを胸に押し込め生き延びていた。オボロは、彼らの心に向き合い寄り添う中で、彼らとともに人生を模索していく――。

ユーザーレビュー

  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    今の時代大人も生きづらい世の中になっているので、子どもたちは大人以上に大変な世の中を生きていかなくてはいけない
    たまに道を踏み外すことや外しそうになることもあると思う
    その時には知識や経験がある大人が良い方向に導いてあげることが大切だ
    おぼろは彼らを救うことで自分自身の過去を見つめ少年時代のおぼろを母親から解放することができたのだろう

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    2025年11月22日
  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    少年犯罪のその向こう側を見ると親や家庭環境が必ず顔を出す。
    「付添人」という仕事がある事を本書で初めて知ったが、本書の主人公、その過去があまりにも辛い。ただ、親は子の所有物と考える親はいるのだ。
    現実はこうもうまくいかないだろうし、もっとダーティでグレーゾーンな部分が見えてくるだろう。
    それでも自分のような子供を一人でも助ける、過去の自分を助けるために前を向く彼の姿には否応なしに胸が熱くなる。さらりとした文章で、一歩引いたところから描かれる物語はあっさりとしているが読後、忘れ難い魅力がある。

    0
    2025年11月09日
  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    登場人物みんなが魅力的!
    オボロ、浦井、原田、笹木、依頼人やその家族みーんなが、短いお話の中でとても人間味溢れた描かれ方をしている。良くも悪くも。
    少年犯罪や児童虐待がテーマなのでクソみたいな大人も出てくる。その、クソっぷりが凄まじい。
    これを描き切っているのがすごい。
    職業柄近しい業界にいて解像度が上がっていることもあり1時間ちょいで読んでしまった。
    作者さんはとても緻密に取材されたんじゃないかな、と思う。特にLDの章。
    そして、オボロが付添人を勤めた子どもたちの可塑性を信じているような描き方をしているところに希望を感じた。

    正直、再犯率は高いし家庭送致にしたところで親も問題を抱えているこ

    0
    2025年10月07日
  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    すごくよかった。特に第4話と5話がよかった。涙が出ました。自分も辛い過去を持ちながら、子供たちの付き添い人として、根気よく温かく関わる姿が素敵でした。辛い過去は消せないし、人に言いたくない。でも、子供たちの明るい未来のためにさらけ出す勇気が素晴らしい。岩井圭也さんの本、また読みたい。

    0
    2025年07月10日
  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいると、何故か自分もオボロ先生に癒されていた。「自分を大事にすればいい」が、胸に響いた。
    オボロ先生は、私の付添人であるかのよう。

    0
    2025年06月14日

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