文身

文身

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

ここに書かれたことは実現しなければならない――好色で、酒好きで、暴力癖のある作家・須賀庸一。業界での評判はすこぶる悪いが、それでも依頼が絶えなかったのは、その作品がすべて〈私小説〉だと宣言されていたからだ。他人の人生をのぞき見する興奮とゴシップ誌的な話題も手伝い、小説は純文学と呼ばれる分野で異例の売れ行きを示していた……。ついには、最後の文士と呼ばれるまでになった庸一、しかしその執筆活動には驚くべき秘密が隠されていた――。真実と虚構の境界はどこに? 期待の新鋭が贈る問題長編!

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    祥伝社
  • タイトル
    :
    文身
  • タイトルID
    :
    20024660
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

文身 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    言葉の表現力が乏しい私は、何を言っていいかわからないが、この本はすごい。
    世の中にはたくさんの本がある、ミステリーやエッセイや作家さんがこんな世界にしたいなとか、そういう思いが見える本を客観的に感じたり、しながら読む本もある。
    この本は作者岩井さんと言う存在が見えない。その凄さがこの本の中にたくさん詰まっている。
    本を読んでいると、私はどの世界にいるのかわからなくなる。
    現実世界で家事をしていると、不意に私今どこにいたんだっけと思う。そうそう堅次が書いている小説を庸一と共に読んでいるんだとなる。いやいやいや違うじゃん。岩井さんが書いている本を読んでたんだとなる。
    それほど岩井さんと言う作者が見えない。書き手の見えない小説の物語に、のめり込む、のめり込ませてくれるこの本がすごい。人にこの本を進めるにあたって、どう説明したら良いのか、ミステリーではない。面白かったよとは簡単には言えない。
    どんなふうに面白かったかとも伝えられない面白さがある。
    この本の面白さをのめり込んで読んでもらいたいからこそ、ネタバレや帯を見ず、ただ表紙だけで手に取って読んで欲しい。本当に素晴らしい。
    こんなにのめり込んでどの世界にいるかわからなくなる文章力は本当にすごい。
    深海の巣から涙が止まらず、嗚咽すらでる。
    何枚ティッシュに鼻を噛んで涙を拭ったか。
    本当に面白かった。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    一体どこまでが本当でどこまでが虚構なのか……最後の怒涛の展開に頭が混乱するも、読む手が止まらなかった。堅次と庸一の歪な関係は次第に現実にも影響していき虚構が現実を歪ませていく展開が悍ましく感じた。
    最後の一文、鳥肌が立ちました。

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    途中まではここまでが虚構だとわかっていたのに、最後の方で現実と虚構がごっちゃになりどちらを信じればいいのかわからなくなってしまった
    だんだん弟の書くストーリーが激しくなり嫌悪感や恐怖感も増していきページをめくる手を止めることができなかった

    0
    2026年01月10日

    Posted by ブクログ

    読み返しても結局どれが真実でどれが虚構かわからない。
    こんなどんでん返しをくらえたことを心地よくさえ思う。

    人の感情のの泥臭い暗い部分を存分に描き切った佳作。

    この作品が映画化するなら日本アカデミー賞で何部門も受賞するような歴史的な作品になること間違いないのではと思うけど、今の俳優さんで庸一を演じることができる人がいるのかどうか。でもそうなるといいなと思う。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    文身だと刺青という意味にもなるが本作はそれとは少し違う。分身、とでも言うべきなのだろうがそれともまた違う。ではやはり文身なのか、と延々にループする。
    ロクでもない男たちの物語ではある。救いようがない。
    ただ、そのロクでもない人物たちから生み出されたものが面白いのだから仕方がない。
    本作の展開が見事だった。次第に虚構と現実が混ざり合ってその境界線が見えなくなってくるのだ。凶悪さとも違う、本当にどうしようもない人間たちの虚無的視点とも言えばいいのか。それに射抜かれるようだった。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    いやいやいや…ちょっと待って…
    こんな読後感、初めてかも。

    「夜更けより静かな場所」で、岩井圭也さんを知り、他の作品も読んでみたいと思い、こちらを手に取りました。また全然違う作風。

    読んでくうちに内容に飲み込まれていました。
    今も飲み込まれたままです。

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    うわ〜、凄いとは聞いてたけど、これは凄い!
    よくこんなプロット考えつくな〜
    ⁡
    ⁡
    「虚構と真実の境目に迷い込んでみませんか?」
    ⁡
    岩井さんのこの言葉どおり、まんまと迷い込んでしまった。
    弟の描く私小説に、翻弄される兄の人生。
    大筋の話だけでも先が気になって読む手が止まらなかったけど、最後の方で降りかかる、???の嵐。
    そしてラスト1行で更なる、???の嵐。
    どこまでが虚構なのか、いったい何が真実なのか?
    めっちゃ翻弄された。。
    ⁡
    今も頭の中で、え?どういう事?ってぐるぐるしてる。
    岩井さんの思惑にしっかりハマってしまった。
    人によって解釈が違うだろう作品。
    また時をおいてじっくり読み直してみたい。
    その時はまた違った捉え方をするかも知れない。
    すっきりはしないけど、めっちゃ面白かった!
    ⁡
    ⁡

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    またまた岩井さんにやられました!

    この前読んだ『水よ踊れ』
    読む手が止まりませんでした
    気づけば一気に読み
    そして思いました、
    「あぁ、すごい!」と

    そのときの感覚が再びやって来ました
    この『文身』で
    気づけばまた一気に読み
    そして今度は、
    「あぁ、すごい!」じゃない
    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」だ

    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」のこの気持ちをレビューに書こうとチャレンジするも…

    「あぁぁぁぁぁぁ、ダメだ!」
    書けない!
    この凄さが書けない!

    ま、いいっか
    書くのを諦めました

    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」
    もうこれだけでこの作品の凄さを感じ取ってください!

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    ブク友さんの熱いレビューをみて、読まずにはいられなくなった本。岩井圭也さんは初読み。
    これは、すごい!
    読み終えてタイトルの「文身」という言葉(入墨という意味があることは知らなかった)、装丁の石(虹の骨)を改めて見ると、その意味がぐっと心に押し寄せてくる。
    物語の中の小説は多くの人に嫌悪感を持たせるであろう内容なのに、これほど惹きつけられてしまうのが不思議。
    そして、ラストは「え?どういうこと???」となりながら、何が真実で何が虚構なのか最後の最後まで迷いながら読んだ。
    岩井さんの他の作品も読まなくては!

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん。
    一気に引き込まれた。

    分かっていたはずの虚構と現実が、最終章でぐちゃぐちゃになる。何度も読み直して、時々思い返して悩む。何日も掛けてようやく答えが出た。

    娘明日美を描いてこなかった理由。しばらく放心した。

    0
    2024年04月21日

文身 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    祥伝社
  • タイトル
    :
    文身
  • タイトルID
    :
    20024660
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

岩井圭也 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す