文身

文身

1,760円 (税込)

8pt

ここに書かれたことは実現しなければならない――好色で、酒好きで、暴力癖のある作家・須賀庸一。業界での評判はすこぶる悪いが、それでも依頼が絶えなかったのは、その作品がすべて〈私小説〉だと宣言されていたからだ。他人の人生をのぞき見する興奮とゴシップ誌的な話題も手伝い、小説は純文学と呼ばれる分野で異例の売れ行きを示していた……。ついには、最後の文士と呼ばれるまでになった庸一、しかしその執筆活動には驚くべき秘密が隠されていた――。真実と虚構の境界はどこに? 期待の新鋭が贈る問題長編!

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文身 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文身だと刺青という意味にもなるが本作はそれとは少し違う。分身、とでも言うべきなのだろうがそれともまた違う。ではやはり文身なのか、と延々にループする。
    ロクでもない男たちの物語ではある。救いようがない。
    ただ、そのロクでもない人物たちから生み出されたものが面白いのだから仕方がない。
    本作の展開が見事だ

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    いやいやいや…ちょっと待って…
    こんな読後感、初めてかも。

    「夜更けより静かな場所」で、岩井圭也さんを知り、他の作品も読んでみたいと思い、こちらを手に取りました。また全然違う作風。

    読んでくうちに内容に飲み込まれていました。
    今も飲み込まれたままです。

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    うわ〜、凄いとは聞いてたけど、これは凄い!
    よくこんなプロット考えつくな〜


    「虚構と真実の境目に迷い込んでみませんか?」

    岩井さんのこの言葉どおり、まんまと迷い込んでしまった。
    弟の描く私小説に、翻弄される兄の人生。
    大筋の話だけでも先が気になって読む手が止まらなかったけど、最後の方で降

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    またまた岩井さんにやられました!

    この前読んだ『水よ踊れ』
    読む手が止まりませんでした
    気づけば一気に読み
    そして思いました、
    「あぁ、すごい!」と

    そのときの感覚が再びやって来ました
    この『文身』で
    気づけばまた一気に読み
    そして今度は、
    「あぁ、すごい!」じゃない
    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    ブク友さんの熱いレビューをみて、読まずにはいられなくなった本。岩井圭也さんは初読み。
    これは、すごい!
    読み終えてタイトルの「文身」という言葉(入墨という意味があることは知らなかった)、装丁の石(虹の骨)を改めて見ると、その意味がぐっと心に押し寄せてくる。
    物語の中の小説は多くの人に嫌悪感を持たせる

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん。
    一気に引き込まれた。

    分かっていたはずの虚構と現実が、最終章でぐちゃぐちゃになる。何度も読み直して、時々思い返して悩む。何日も掛けてようやく答えが出た。

    娘明日美を描いてこなかった理由。しばらく放心した。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    己の分身にして、決して消えることのない刺青ー文身


    ちょっとこれ凄いじゃないのよあーた(いきなりの美川憲一)
    いやもうこれ★3以下の人とは友達になれないわほんと
    そのぐらい凄い!

    特に最後の一行はゾワゾワゾワーっと鳥肌が立ちまくりです
    そして消えない
    まさに鳥肌が文身のよう!

    よっしゃ!うまい

    0
    2023年07月19日

    Posted by ブクログ

    初めから衝撃的でグッと掴まれた。弟の書いた筋書き通りの破天荒な生き方を兄が実行して生きていく。この二人の切れない絆が、物語がエスカレートしていくにつれて怖かった。だけど後半にまた一番の衝撃があり、最後は頭が混乱。結局庸一の人生は誰が決めたものなんだろう。悲しくて虚しい人生。でも小説だから本当のところ

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    うわぁ〜と叫びたい‼︎
    完全に弄ばれた感が。゚(゚´ω`゚)゚。

    高校生の庸一と中学生の堅次
    頭脳明晰な弟と弟に着いていくだけの兄
    「弟を信じていれば間違いはない」
    この二人が弟の擬装自殺という計画を立て故郷を捨て東京に出るまでの第一章。
    昭和30年代頃かな?ノスタルジックな文体に引き込まれていき

    0
    2023年04月20日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに寝る時間を忘れて読みふけりました。
    知り合いに紹介されて「そんな面白いのー?」と疑心暗鬼でしたが、謝ります。
    どんでん返し、や、ちょっと変わった設定が好きな人にオススメです

    0
    2023年01月20日

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