岩井圭也のレビュー一覧
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本が繋げる人との出会い。
深夜の読書会によって人が動き心が動くことで人生の1ページが新たに紡がれていくお話
自分にとっての大好きな本や大切な本を6人で集まり一つの本について話し合う読書会で自分にとっては誰が呼んでも素晴らしいはずなのに価値観によって少し揉めたりしながらも作品を深ぼれる居場所。
本好きにとっては凄く理想的な古書店。友達とは違う関係でありながらもいつの間にか居場所になっていて、自分にもこんな場所があったらもっと本が好きになるのかなぁ。読んでいると本の内容が一部抜粋されていて自分も読書会にいつの間にか参加しながら読めた。
自分だったらどんな本を課題図書に選んだだろう。 -
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『ぼくにとって絵を描くことは、呼吸と同じだった。人は呼吸しなければ、生きていけない』
冒頭の一文
つまり、描けなくなったら生きる理由がない。
そんな美大生の小滝英哉は、教授からあるアルバイトを依頼される。
「肖像画を描いてほしい」
モデルは学内の事故で亡くなった学生で、彼女の両親から学校に依頼があったという。
小滝は彼女を知るために友人や実家を訪ね歩く。それと同時に、突然姿を消した恋人の宇野ひなたの行方も追う。
その過程で小滝は自分自身と向き合い、己を知ろうと、もがき苦しむ…
私は美大生のように特別な才能もないし、平凡な人生を送ってきたと思う。
だけど一応青春時代を経験し -
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ネタバレネガティブ・ケイパビリティについて知ってからこの本を読みました。
恐らく、この本は以前にも読んでいましたが
今回、人との関わりについてすごく考えさせられました。
後半はどこの職場でもありそうな部下と上司の関係が描かれている感覚でした。
誰が悪いとか、責められる点はないとしても、無自覚が一番たちが悪い。
「正解」「正論」を伝える時に、相手の背景を何も見ようとせずに責めるような言葉を使うことがどれだけ相手を追い詰めるのか。
今までの自分が恥ずかしく思う時間でした。
好きだなと感じたのは、瞭司のことを思う人が暖かい人ばかりだったということ。
「一緒に数学を楽しみたい」その思いで一緒にいられた。
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言葉の表現力が乏しい私は、何を言っていいかわからないが、この本はすごい。
世の中にはたくさんの本がある、ミステリーやエッセイや作家さんがこんな世界にしたいなとか、そういう思いが見える本を客観的に感じたり、しながら読む本もある。
この本は作者岩井さんと言う存在が見えない。その凄さがこの本の中にたくさん詰まっている。
本を読んでいると、私はどの世界にいるのかわからなくなる。
現実世界で家事をしていると、不意に私今どこにいたんだっけと思う。そうそう堅次が書いている小説を庸一と共に読んでいるんだとなる。いやいやいや違うじゃん。岩井さんが書いている本を読んでたんだとなる。
それほど岩井さんと言う作者が見 -
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生まれついての天才的な数覚(数学的感覚)に恵まれた瞭司。
協和大学に特推生として入学し、
狂気的ともいえるストイックさで研究に没頭する姿が印象的だった。
研究に行き詰まったあげく、もともと好きでもなかったお酒に溺れてしまい、それが結局瞭司の命を奪う原因になってしまったことが何とも切なくて胸が締め付けられた。
また熊沢の、瞭司に対する友情と嫉妬で揺れ動く心情も切なかった。
コラッツ予想もリーマン予想もムーンシャインもさっぱりな私だが、瞭司の語るプルビスの魅力は分かるような気がした。
ラストで現れた瞭司2世(?)に数学の果てしない世界に想いを馳せてしまった。
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最も嫌いなタイプの主人公。自己中心的で仕事に託けて周囲の人を全く考えない。その仕事も政治家に次ぐ最低最悪。野次馬根性丸出しで人の嫌がることに口を挟み、興味本位の文章を並べて得意げに騒ぎ立てるだけのもの。社会への問題提起や知られていない悪事の暴露ならまだしも、後追いの3面記事などただのゴミです。それがジャーナリズムとか笑わせます。という設定なのにさすが岩井さん、すっかり話に引き込まれてしまいました。主人公の安田さん、そこまで自分を悪者にしないで、色々考えている真っ当な社会人だと思いますから、ご自分のお子さんにも逃げずにちゃんと向き合ってください。