岩井圭也のレビュー一覧

  • 付き添うひと

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    自分を犠牲しすぎてまで関わろうとしなくてもいいと思いますが、本気で向き合ってくれる人がいることは誰かの救いになることも確かだなと思いました。

    もがいて傷つきながらも、誰しもが幸せを感じることができる世の中であってほしいです。

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    2024年09月30日
  • 付き添うひと 子ども担当弁護士・朧太一

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    子どもは親を選べない。
    すごく苦しい題材だった。
    血は繋がってなくても
    オボロ先生のような笹木さんのような
    心を預けれる人が近くにいてくれたらいいな。
    続き出して欲しいです!!

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    2024年09月28日
  • 暗い引力

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    暗い引力。看板に偽りなし。悪の囁きに吸い寄せられるような短編集で、どの話もワンパターンではなくバリエーション豊富でクオリティが高かった。全作面白かった。なかでもお気に入りは『海の子』→反吐が出るようなオチ。偽善者が大嫌いなので終始ゾワゾワ。『捏造カンパニー』→こういう頭脳戦?は面白くて読む手にも力がこもる。『蟻の牙』→往復書簡は苦手なのだがこれは興味深かった。『堕ちる』→これが一番タイトル作として相応しい内容かも。表紙の人も落ちている。傑作の絵画に魅せられた学芸員。絵が巻き起こす狂気に呆然。

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    2024年09月22日
  • 楽園の犬

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    「君は米英と開戦すべきだと思うか?」

    横浜で英語教師をしていた麻田健吾は、持病の喘息で休職を余儀なくされていたが、友人の伝手で南洋群島のサイパンに赴任することに。温暖な気候の方が喘息症状は緩和するという話を信じて赴任を決意する麻田。そこでの任務は表向きは南洋庁の職員だが、実際は海軍在勤武官補•堂本頼三の“犬”として、情報を集めると同時に、島に潜むスパイを排除する防諜(スパイ)活動だった…

    太平洋戦争の開戦前夜、南洋の楽園•サイパンを舞台に繰り広げられるスパイ小説×歴史ミステリ。グアム•サイパンと言えば(私は一度も行ったことないけど)、南の島のリゾート地のイメージが強かったが、その裏にはこん

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    2024年09月20日
  • 文身

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    またまた岩井さんにやられました!

    この前読んだ『水よ踊れ』
    読む手が止まりませんでした
    気づけば一気に読み
    そして思いました、
    「あぁ、すごい!」と

    そのときの感覚が再びやって来ました
    この『文身』で
    気づけばまた一気に読み
    そして今度は、
    「あぁ、すごい!」じゃない
    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」だ

    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」のこの気持ちをレビューに書こうとチャレンジするも…

    「あぁぁぁぁぁぁ、ダメだ!」
    書けない!
    この凄さが書けない!

    ま、いいっか
    書くのを諦めました

    「あぁぁぁぁぁぁ、すごい!」
    もうこれだけでこの作品の凄さを感じ取ってください!

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    2024年09月13日
  • 付き添うひと

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    岩井圭也さん、少しずつ読み進めています(^^)


    こちらは岩井さんの中でも
    私には結構心が揺さぶられた一冊でした。
    オボロ(朧太一)という付添人の話です。


    付添人という制度をこの本で初めて知りました。

    『家庭裁判所で審判を受ける少年の権利を擁護・代弁し、少年審判の手続きや処遇の決定が適正に行われるよう裁判所に協力する人』

    大人の場合は弁護人といい、
    未成年を担当する場合は付添人と呼ぶそうです




    作品は5つの短編からなっています

    どの話も子供の気持ちを考えると胸が痛く
    親として読むとさらに辛い一冊でした。


    いろいろな親が出てきます
    支配する親、見放す親、諦める親、見ないふり

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    2024年08月23日
  • 暗い引力

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    岩井圭也の六篇の短編集です。どの作品も素晴らしいですが、最後の作品の「堕ちる」は衝撃的な作品です。この一片だけでも読む価値があると思われます。
    この短編集を読み、岩井圭也という執筆者に歓心を持ちました。他の作品も是非とも読みたくなりました。
    何か久しぶりに良い出会いに巡り合ったように思われます。

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    2024年06月29日
  • 付き添うひと

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    子供時代に親がどう関わるかは、本当に大事なんだな。
    人生に負けてしまったと思っても、そこからやり直す事はできるのか。傷とどうやって折り合いをつけるのか、、難しい。
    誰か1人でも本当に寄り添ってくれる人ができれば、救われるのかも。

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    2024年06月24日
  • 暗い引力

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    ネタバレ

    岩井圭也の短編集は初めてじゃないかな?上手い長編小説を書く作家さんと思っていたが、短編もなかなか読ませる。

    タイトルの引力って言葉が実によくわかる、これ「嘘」のことなんよね。欲望とか見栄とか言い訳のために「嘘」をつく時、抗いがたい何かにグッと引き寄せられてる感があり、あれは確かに引力的やわと。

    「僕はエスパーじゃない」は考えさせられたなぁ。相手の気持ちを読んで行動することに愛はないんだろうか?空気を読む、忖度までは違っても、そこから相手に対してどうするか…の行動部分には愛とか情が大いにかんけいしてると思うんだが…

    どれもこれも後味悪い余韻の短編だが不思議と引き込まれるし、読み終わったあと

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    2024年06月20日
  • 文身

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    ブク友さんの熱いレビューをみて、読まずにはいられなくなった本。岩井圭也さんは初読み。
    これは、すごい!
    読み終えてタイトルの「文身」という言葉(入墨という意味があることは知らなかった)、装丁の石(虹の骨)を改めて見ると、その意味がぐっと心に押し寄せてくる。
    物語の中の小説は多くの人に嫌悪感を持たせるであろう内容なのに、これほど惹きつけられてしまうのが不思議。
    そして、ラストは「え?どういうこと???」となりながら、何が真実で何が虚構なのか最後の最後まで迷いながら読んだ。
    岩井さんの他の作品も読まなくては!

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    2024年05月25日
  • 付き添うひと

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    自分や自分の息子も、何かがちょっと違えば登場人物と同じだったかもしれない。と思って、自分に重ねてしまい泣けた泣けた。
    とても面白かった。

    岩井さんの作品を読むのは初めて。
    京王線とコラボしている無料配布の小説で知った作家さん。男性作家さんの小説は、セリフがちょっとカッコつけすぎというか「こんな言い方するか?」と思うことが多く敬遠しがちだったが、岩井作品のセリフは全然すんなり入ってくる。
    他の作品も是非読みたいと思った。

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    2024年05月18日
  • 文身

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    初めての作家さん。
    一気に引き込まれた。

    分かっていたはずの虚構と現実が、最終章でぐちゃぐちゃになる。何度も読み直して、時々思い返して悩む。何日も掛けてようやく答えが出た。

    娘明日美を描いてこなかった理由。しばらく放心した。

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    2024年04月21日
  • 暗い引力

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    6編が収められたダークな短編集

    *海の子
    *僕はエスパーじゃない
    *捏造カンパニー
    *極楽
    *蟻の牙
    *堕ちる



    短編なのをすっかり忘れて読み始めた

    第一話「海の子」
    告別式を終えた日の夕方、
    妻を病で亡くした佐々木は、二十歳の息子・海太と仏壇の前にいる場面から始まる。
    私は一瞬で物語に引き込まれ、ドキドキしながら50頁ほど一気に読み進めた。
    えっ?終わり?
    まだ続くよね?
    突然、闇の中に放り出された気分。

    第二話「僕はエスパーじゃない」
    あれ?
    さっきと違う話?
    今度は、幼い息子を持つ夫婦の話だ。
    私はここでようやく短編集なんだと思い出す。
    これまたラストで闇の中に置き去りにされた

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    2024年04月19日
  • 暗い引力

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    暗い引力。実に的確なタイトルだった。
    岩井圭也氏は心癒される作品が多いと思っていたが、この小説は心の暗部をじわじわ見せつけてくる。
    各短編は勧善懲悪ではない結末がまた唸らせる。2話目の夫婦の話は実に身につまされる話で、このような夫婦関係に自らの生活を顧みて疑心を浮かばせてしまった程である。
    人が暗い引力に囚われる様を淡々と描くこの小説はお薦めです。

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    2024年02月15日
  • 夏の陰

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    こちらのアプリが履歴を見ておすすめしてくれたので読みました。岩井先生は初読です。

    結論からいうと、面白くて一気読みでした。被害者の息子と加害者の息子の両面から描くことで、どちらの苦悩にも思いを馳せることができました。
    事件の真相が段々と明らかになりますが、最後まで読むと様々なことが腑に落ちます。

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    2024年02月15日
  • 夏の陰

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    加害者の子と被害者の子。
    二人に降りかかる出来事がどうしようもなく理不尽で辛い。
    孤独と虚しさと憎しみに蝕まれながらも、剣の道に生きる二人の邂逅に引き込まれた。
    最後は思わず涙した。

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    2024年01月05日
  • 水よ踊れ

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    大陸回帰前の香港の様子が息づかいと共に伝わってきた。香港人としてのアイデンティティ、今後も維持してほしい。

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    2023年10月20日
  • 文身

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    ネタバレ

    どんでん返しのどんでん返し。

    1回目のどんでん返しではちょっとガッカリしたけど
    やはりラストは裏切らなかった!
    よしっ!

    しかし私小説って面白いのかな。
    文章読んだ感じではそんなにヒット作になるような作品ではなかったけど。(奥さんの死のとこは除く)

    とりあえず弟の人生は嫌だ。
    波乱万丈だった兄の方がマシだ。

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    2023年08月16日
  • 文身

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    己の分身にして、決して消えることのない刺青ー文身


    ちょっとこれ凄いじゃないのよあーた(いきなりの美川憲一)
    いやもうこれ★3以下の人とは友達になれないわほんと
    そのぐらい凄い!

    特に最後の一行はゾワゾワゾワーっと鳥肌が立ちまくりです
    そして消えない
    まさに鳥肌が文身のよう!

    よっしゃ!うまいこと言うたった

    小説というのはもともと虚構であるわけなんだけど、私小説という作者の実体験を元にした小説が真ん中にいることで、どこまでが虚でどこまでが実かの境界線が曖昧になってるんです
    そしてラストに向けてどんどんぐちゃぐちゃになっていく感じが見事すぎるのよ

    これは虚なの?実なの?虚?実?虚?実?

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    2023年07月19日
  • 文身

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    初めから衝撃的でグッと掴まれた。弟の書いた筋書き通りの破天荒な生き方を兄が実行して生きていく。この二人の切れない絆が、物語がエスカレートしていくにつれて怖かった。だけど後半にまた一番の衝撃があり、最後は頭が混乱。結局庸一の人生は誰が決めたものなんだろう。悲しくて虚しい人生。でも小説だから本当のところはわからないということなんだな。

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    2023年07月14日