岩井圭也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の展開が非常に衝撃的で、主人公アーロンの抱える闇の深さというものを突きつけられる形になりました。
なんで岩井圭也さんの小説に惹かれるんだろうなーって考えながら読んでたんですけど、この方の『信頼』の描き方が好きなんだというところに落ち着きました。
立場も考え方もまるっきり異なるアーロンとマリクですが、捜査の一貫とは言え嫌々ながらも協力するうちに互いに抱える育ちの背景に共通のものを感じはじめます。
もちろん互いの願望を果たすための、歪んだ『信頼』だったかもしれませんが、相手が異なれば決して芽生えることのなかった信頼関係があったように思います。
マリクは命を、そしてアーロンは夢に描いていた成功を、それぞれ投げ出し、互いの共通の悲願を成すための賭けに出ます。
人のクローンや遺伝子操作技術は、倫理的な問題を度外視すれば可能になる日は近いのでしょう。
いや、もしかしたら極秘裏に進んでいてとっくに技術的には完成されているのかも。
そう思ってしまうと、アーロン同様マリクの掌の上で転がされている気がします。
しかしなぁ、ミイラ取りがミイラになるってこういうことなんですかね、、、。 -
Posted by ブクログ
土門さんと年越し♪
2年連続 ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*
シリーズ三作目
土門誠は〝最後の鑑定人〟と呼ばれる民間の科学鑑定人で、能力は高いが愛想は一切なく、気難しい孤高の鑑定人といった雰囲気。
でも今回は〝モンちゃん〟と呼ばせてもらいたい
今作品では学生時代の友人が次々に登場し、土門さんってこんなに親しい友人がいたんだ!
と思わず驚いてしまった。
その友人の一人で理学部教授の猪狩愛が「モンちゃん♡」と呼んでいる。
えっ?そんな可愛いキャラだっけ?
と思うけど、妙にしっくりくるんだな。
四編からなる連作短編集で、途中までは正直ちょっと物足りないなぁ、と思っていた。
でもでも!
最後の【灰色の追憶】がっ!
猪狩教授が火災に巻き込まれ、大切な研究資料を焼失してしまう。
その事件を追うモンちゃんの執念とも言える鑑定は、友を思う気持ちと優しさに溢れ、胸が熱くなる。
モンちゃんの過去もだいぶ明かされ、人間らしさが更に滲み出てきた。
「…人間を、信じてみたいんです」
うわぁ~
前に進んでるっ
不器用な土門の内面に触れることができ、友人達との絆もアツく、もうみんなのことが愛おしくてたまらない。
やっぱりこのシリーズ大好きだぁ(๑´ω`๑)♡
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素晴らしい小説でした。戦争直前のサイパンでの諜報活動に巻き込まれた主人公。何とか生き延びて欲しいとの願いも、ただのエンディングではない余韻ある素晴らしい終章で潰えました。戦争をさせない、そう思っていた個人もいたのでしょう。開戦後も早く戦争を終わらせようと思っていた人は間違いなくいたはずです。彼等の言葉を封じたのは近衛文麿や東条英機ではなくその辺にいる普通の国民たちでした。あんぱんののぶちゃんもそのひとりです。堂本少佐や麻田さんがいない今のこの国は、間違いなく当時と同じ様に同じ道を歩み始めていると思います。
ひとつだけ、タイトルはもう少し考えられなかったかなぁ。 -
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えーっと、自分で言うのもなんですが、私は良いパパだったと思います
だったと思います…
だったと思い…
だったと…
思いたいです!
昔は…
今は、だめパパです
そこは、認めます_| ̄|○
だって、今は子どもたちが相手にしてくれないんだもん。゚(゚´Д`゚)゚。
パパは必要とされてないだもん。゚(゚´Д`゚)゚。
なんかあったらママ、ママ、ママですから
必要とされるのは雨の日の学校への送迎だけ
これだけは唯一パパが輝ける瞬間です
(๑•̀ㅂ•́)و✧
ま、寂しいですがパパが必要なくなってきたのは子どもが成長したということだと思いたいです
(下の子は単に反抗期なのかもしれませんが)
小さな子どもを育ててるパパさん
子育てって大変ですよね
だけど、一瞬一瞬が大切な時間です
パパからの優しさを受け取ってくれる時間なんてほんの僅かです
子どもはあっという間に成長してしまいます
今のうちにたーっぷりと、べったりと、ぎっとぎとに優しさを注いであげててくださいね -
Posted by ブクログ
とても良かった!
「わたしのことば」を語ることにどれだけの勇気が必要かを改めて感じました。
もちろんみんな、日本語や英語を使っているけれど、自分の思いや感じたこと、何とかそれに似合う言葉を探すのは、実は大変で尊いものです。
以前、自分で書いた詩をチャッピーに添削してもらったことがあります。AIは、わたしの意図を汲み取り、他者に伝わりやすい文章に作り変えてくれました。しかしわたしは、出来上がった文章を読んだ時に、「これはわたしの詩ではない」と強く思いました。
言葉の使い方、文の構造など、間違いがあっても良いのです。
詩はわたし自身なのだから、正解も何もありません。
とても素敵な本に出会えてラッキーです! -
Posted by ブクログ
土門さん!楽しみにしてました!!
非常に個性的な土門さんですが私生活や過去がベールに包まれていて謎多き人。
これまでも過去を小出しにして焦らされてました
そして今作でやっと大学時代の事が明かされた!
同じゼミ仲間たち3人登場(●︎´艸`)
その中の1人が事件に巻き込まれてしまい土門自ら鑑定をすることに…
旧友達の懐かしい話で過去を語らせるストーリーは
なかなか良い設定でした。
さすが岩井圭也さん!
この小出し感が焦ったくもあり楽しみです♪
このシリーズはゴールなしで書けますね?
終わらなくていいです!
どんどん書いてください╰(*´︶`*)╯♡
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Posted by ブクログ
悪性リンパ腫ステージⅣの闘病から始まる本書。
血液内科での抗癌剤治療の壮絶さを垣間見たことのある私は、抗癌剤治療に懐疑的。
だから読み進めることが辛くて途中でやめようかと思ったものの…岩井圭也さんだからきっと読ませてくれると信じて読み進める。
治療場面は一章まででその後は起業に話が展開しグイグイと惹き込まれた。
広告代理店で勤務していた友人から、中小企業は大手の下請け孫請けで利益なんてほとんどないという話を聞いていたけれど、どこの業界でも悪しき構造は同じ。
そこをどうにかするなんて誰もできないことだと思っていたけれど、コタローのような人はきっといると思うと勇気がでる。
一度死ぬ程の思いをすれば、人はなんだって挑戦できる…
なんてことはないと思う。
コタローは起業することで、生きる意味を見出したけれど、何に生きる意味を見出すかは人それぞれだ。
生きる意味を見出すために何かに挑戦しなきゃ行けないわけではなく、コタローは挑戦することで生きる意味を見出したのだ。
ベルナルド宮本に言われた通り、自分の強み、アドバンテージを見つけることができたからこそ、コタローは起業し、事業を継続させることができた。
「生きる意味」を見出すこと
「自分の強み」が何かを知ること
それが、辛い状況を切り抜けながら生きていくヒントなのかもしれないな…
ただ今生き方についてのお悩み中の私に、考え方のヒントをくれた。
若い人だけでなく迷走中のすべての方にオススメ