岩井圭也のレビュー一覧
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最も嫌いなタイプの主人公。自己中心的で仕事に託けて周囲の人を全く考えない。その仕事も政治家に次ぐ最低最悪。野次馬根性丸出しで人の嫌がることに口を挟み、興味本位の文章を並べて得意げに騒ぎ立てるだけのもの。社会への問題提起や知られていない悪事の暴露ならまだしも、後追いの3面記事などただのゴミです。それがジャーナリズムとか笑わせます。という設定なのにさすが岩井さん、すっかり話に引き込まれてしまいました。主人公の安田さん、そこまで自分を悪者にしないで、色々考えている真っ当な社会人だと思いますから、ご自分のお子さんにも逃げずにちゃんと向き合ってください。
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Posted by ブクログ
ロンは、あいかわらず持ち掛けられた依頼を断れないのね。そこがいいところでもあるんだけど、無鉄砲に突っ走るんだから、ヒナちゃんにとってはたまったものじゃない。欽ちゃんも、心配で気が気じゃないよね。のほほんとした清田先生は、本心が読みにくいけどw
海外で監禁状態で犯罪行為をさせられている翔真。脱走を持ち掛ける健士郎のことが、どうも信用しきれないでいた。
いや、冨尾もどうなんだ?
終盤は、やっぱり欽ちゃんの大活躍が見られて嬉しい。
欽ちゃんの新しいパートナー浅香がなんともいい味で面白い。次作でもコンビなのかな。そうだといいな。
アルファとの戦いはまだまだ続く。 -
Posted by ブクログ
藝大の油画と言えば、日本の最高峰…
そこで学ぶ学生達の苦悩というと、想像以上なのだろうと思ってはいた。
我が息子やその友人達も美術を志し、厳しい予備校時代や浪人時代を経験した。
だからこそ彼らの苦悩を少しでもわかりたいと思いながらの読書。
正直とても辛く、未だその余韻でやや思考停止気味…
美術でも音楽でも、芸術を志す者たちにとっては、常にスランプや嫉妬との闘いであり、天才と呼ばれる者たち程プレッシャーとの闘いでもある。
藝大に入れなかった者にしてみれば、藝大に入れたのだから、才能はお墨付きではないかと思う。
でも、それは全くの逆で、藝大生だからこそ、最高の卒制を生み出すことのプレッシャー -
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美大生の苦悩と孤独が詰め込まれた一冊でした。
天才と呼ばれている人にも、天才を見て自分の限界を知った人にも苦悩がある。
芸術を志す人にとって、自分とは何ぞや?という問いは一般人のそれとはまるで違った意味を持つのだなと深く思いました。
描けなくなった時、表現出来なくなった時、それでもこの自分は自分自身と言えるのだろうか?描けない自分を愛してくれる人はいるのだろうか?
学生時代に自分の道を決められる人、ましてや才能がある人を羨ましいと思っていたけれど、それ故に苦しい思いがあるのですね。読んでいてとても苦しかったです。
ミステリー要素もふんだんに盛り込まれていて読み応えたっぷりだし、終盤はファンタジ -
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ネタバレ数学は全くの苦手、どころか算数でも怪しいレベル。
当然軸となるフラッツ予想も初耳で、そんな自分でも大丈夫なのかな…と心配しながら読み始めたけど、全く問題なく読めました!
最初は居場所を見つけた瞭司をほほえましく見ていただけに、壊れていく様を読むのは本当に辛かった。
亡くなる(しかもあまりよくない形で)ことは熊沢のターンで分かっていたから、せめて少しでも早く楽になってほしいと思ってしまった。
もっと上手く生き抜いてほしかったよー。
きっと熊沢くんも同じ気持ちで、一時帰国のときに、連絡先も分からないのにわざわざ尋ねたんだと思いたい。
でも瞭司は数学でしか生きられなかった。結果的に瞭司は亡くなっ -
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ネタバレシリーズが進むにつれて土門誠の人物像が少しずつ深掘りされていきますね。
今回はベージュのセットアップに関する逸話と学生時代の意外な出来事について。
学生時代をともに過ごした仲間たちとの繋がりを紐解きながら、現在の事件の謎も明らかにしていく展開に引き込まれました。
土門さん、学生時代も去ることながら、今も側には高倉さんという心強い存在がいるあたり、不器用ながらも身近な人には恵まれているようにも思います。
なんだろう。実力や技術を認めた上で、不器用でカタブツなところすらもユニークと受け止めてくれる人々。
複雑な家庭背景だったり、それゆえの学生時代の苦しみだったり、社会人になってからは自分