岩井圭也のレビュー一覧

  • パパたちの肖像

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    えーっと、自分で言うのもなんですが、私は良いパパだったと思います

    だったと思います…

    だったと思い…

    だったと…

    思いたいです!

    昔は…

    今は、だめパパです
    そこは、認めます_| ̄|○

    だって、今は子どもたちが相手にしてくれないんだもん。゚(゚´Д`゚)゚。

    パパは必要とされてないだもん。゚(゚´Д`゚)゚。

    なんかあったらママ、ママ、ママですから

    必要とされるのは雨の日の学校への送迎だけ
    これだけは唯一パパが輝ける瞬間です
    (๑•̀ㅂ•́)و✧


    ま、寂しいですがパパが必要なくなってきたのは子どもが成長したということだと思いたいです
    (下の子は単に反抗期なのかもしれま

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    2025年12月13日
  • 科捜研の砦

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    古書店を舞台にした「夜更けより静かな場所」に感動し岩井圭也を調べた時点で、「われは熊楠」を読んでいた。3冊目はaudibleで「この夜が明ければ」。
    4冊目となる本作で鑑定人土門誠にたどり着いた。知の塊のような土門に惹かれ、シリーズ化してないかと調べ、TVドラマになったものが1作目だとわかった。
    見てなくてよかった。脳内の土門のイメージを変えなくて済む。次は「最後の鑑定人」を読もう。さらに続く「追憶の鑑定人」も楽しみだ。

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    2025年12月12日
  • 文身

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    読み返しても結局どれが真実でどれが虚構かわからない。
    こんなどんでん返しをくらえたことを心地よくさえ思う。

    人の感情のの泥臭い暗い部分を存分に描き切った佳作。

    この作品が映画化するなら日本アカデミー賞で何部門も受賞するような歴史的な作品になること間違いないのではと思うけど、今の俳優さんで庸一を演じることができる人がいるのかどうか。でもそうなるといいなと思う。

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    2025年12月10日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    茂伯父さん死んじゃうかもなぁ、5章の最後に確信に近い予感があった。ここまで唐突に閉店を告げ、訳を一切語らず有無も言わせぬならば、そうなりますでしょ。彼と出会い深海に集った仲間の境遇、挫折、懊悩はきっと多くの人たちが近いものを抱えている。それらが読書会を通して一気に好転し晴れるわけではないが、まったく違う立場の者たちは互いに選んだ課題図書について語り合うなかで、現状から踏み出すきっかけを得る。他者の思いを聞くべきは当然ながら、それを有益なものにするには、まず自分の思いをしっかりと披露することが必要なのだね。

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    2025年12月05日
  • 生者のポエトリー

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    とても良かった!

    「わたしのことば」を語ることにどれだけの勇気が必要かを改めて感じました。
    もちろんみんな、日本語や英語を使っているけれど、自分の思いや感じたこと、何とかそれに似合う言葉を探すのは、実は大変で尊いものです。

    以前、自分で書いた詩をチャッピーに添削してもらったことがあります。AIは、わたしの意図を汲み取り、他者に伝わりやすい文章に作り変えてくれました。しかしわたしは、出来上がった文章を読んだ時に、「これはわたしの詩ではない」と強く思いました。
    言葉の使い方、文の構造など、間違いがあっても良いのです。
    詩はわたし自身なのだから、正解も何もありません。

    とても素敵な本に出会えて

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    2025年12月01日
  • サバイブ!

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    もし家族や親しい人が癌だったら、その癌がステージIVの悪性リンパ腫だったら、そしてその人が退院と同時に一緒に起業しようと言われたら。。

    私だったらとりあえず全力で止めるなー。
    自分が病気の立場なら、ゆっくり過ごしたいと願う。

    でも主人公のコタローは高校時代の同級生ハクとベンチャー企業を立ち上げる。
    登場人物たちの熱量がとにかく凄い!
    一生懸命に頑張ることのカッコよさがまっすぐ描かれている。面白かった(๑˃̵ᴗ˂̵)و

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    2025年11月30日
  • 夜更けより静かな場所

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    古書店〈深海〉で夜な夜な開かれる“読書会“。そのメンバーが、読書を通じて自分の人生を前に進めていく姿が静かに、また力強く描かれていました。とくに主人公の吉乃ちゃんの成長は、最後に小気味の良さもあり、清々しいものでした。
    同じ本を読んでも、人それぞれ感想も、ハッとするフレーズも違いますよね。こちらを読んで、共感だけじゃなく、そういう読み方があるんだという気づきを得てみたいと思うようになりました。
    子どもの頃は課題図書も読書感想文も避けまくっていたけれど笑、“おとなの課題図書“なんて絶対面白い!
    うまく話せる自信はないけど、私も“読書会“に参加してみたくなりました。
    間違いなく、今年読んだ本の中で

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    2025年11月27日
  • 夜更けより静かな場所

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    読書会で繋がる6人
    それぞれ色々抱えているものがあるが、読書会を通じて新たなことを知ったり学んだりして静かに物語が進んでいく
    まさしくこのタイトル通りの本だった
    本に救われ本に生かされることはある
    私もたくさん読んで人生で大切なことを見つけて宝物の本を探す旅に出たいと思う

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    2025年11月25日
  • 付き添うひと

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    今の時代大人も生きづらい世の中になっているので、子どもたちは大人以上に大変な世の中を生きていかなくてはいけない
    たまに道を踏み外すことや外しそうになることもあると思う
    その時には知識や経験がある大人が良い方向に導いてあげることが大切だ
    おぼろは彼らを救うことで自分自身の過去を見つめ少年時代のおぼろを母親から解放することができたのだろう

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    2025年11月22日
  • 夜更けより静かな場所

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    とても良い本に巡り合いました
    且つこの本の主題は本です
    深夜の読書会に参加するバラバラのメンバーを古本屋店主と本が繋ぐ
    読書の時間と自分の感性をもっと大切にしよう、もっと一冊一冊と向き合う時を大切にしようと心に誓ったのでした
    他の岩井作品も手に取ってみよう

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    2025年11月19日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    改めて、本を読むっていいな。
    同じコンテンツを自分で感じて、それを共有して、みんなそれぞれの境遇に合わせて感想が捻れて、脚色されて。
    でもそれが作品を楽しむということですよね。
    読んで終わりじゃなくて、誰かと話したくなる。
    そこに読書の楽しさがある気がします。

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    2025年11月18日
  • 永遠についての証明

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    数学の才能をもつ旧友が遺したノートに未解決問題の証明が見つかり、当時の思い出を振り返り葛藤するお話。感情をガシガシと揺さぶられます...!
    "数覚"というシックスセンス的感覚をもった青年の生涯を反芻していく場面は、行き先が分かっているだけに読み進めるのも辛くて、孤独に堕ちていく過程はとても切なかったな。
    やるせない気持ちを、森見登美彦さんの解説で、なんとか浄化させた感もあります⭐︎笑
    という事で解説もぜひ読んでください( ᵕᴗᵕ )
    びっくりなのは、これが岩井圭也さんのデビュー作という事。岩井先生こそ天才なのでは??と思ってしまう。

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    2025年11月16日
  • 真珠配列

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    舞台は中国北京。アーロンとマリク。暗い過去(ヒトクローン)を背負った者同志がタッグを組み、国家陰謀を食い止めようと動き出す…頁を捲る手が止まらず。伏線回収のオチに唸る。岩井圭也先生の発想、筆力は秀逸。一押し。

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    2025年11月13日
  • 追憶の鑑定人

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    土門さん!楽しみにしてました!!
    非常に個性的な土門さんですが私生活や過去がベールに包まれていて謎多き人。
    これまでも過去を小出しにして焦らされてました

    そして今作でやっと大学時代の事が明かされた!
    同じゼミ仲間たち3人登場(●︎´艸`)
    その中の1人が事件に巻き込まれてしまい土門自ら鑑定をすることに…
    旧友達の懐かしい話で過去を語らせるストーリーは
    なかなか良い設定でした。
    さすが岩井圭也さん!
    この小出し感が焦ったくもあり楽しみです♪

    このシリーズはゴールなしで書けますね?
    終わらなくていいです!
    どんどん書いてください╰(*´︶`*)╯♡


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    2025年11月12日
  • 追憶の鑑定人

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    土門さんシリーズ第3弾。
    大学時代の友人達が出てきました。土門さんのゼミ仲間なのでみんな頭良さそうですが、そのなかでも一目置かれている様子と、気心知れた感じが伝わってきました。
    人間味あふれていてとてもいいですね。

    短編連作でとても読みやすいです。

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    2025年11月11日
  • 夜更けより静かな場所

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    読書という身近なテーマの物語。読書会という場に集まる六人の悩み葛藤が章毎に打ち明けられる。特にすごい悩みという訳でもなく一般的なよくあるものに感じる。
    でもそれがすごくよく分かる。

    いちばんやさしいけもの
    夢は消えても人生はまだ始まってもいない。能力ってなんだろう。それだけがその人じゃない。一部だけなんだ。

    夜更けよりも静かな場所
    生活していて遭遇するのは答えのない問いばかりだ。同じ様な悩みはよくある。考えてもしょうがないのに長時間沈んでしまうこともある。
    人生、選択となりゆきで進んで行く。やりたいことは思い通りに出来ないが、少しはすり合わせて妥協していけばマシになってくか。

    終わり方は

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    2025年11月10日
  • サバイブ!

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    経営中毒のポッドキャストで紹介されており、自分がベンチャーキャピタルに所属していることもあり読んでみた。素晴らしい作品だった。
    ステージⅣのがんから復帰を果たした主人公が、仲間たち共に起業する物語。青春×起業という珍しい設定だが、展開としてはジャンプ漫画のように王道。
    ご都合主義もありつつ、完全に綺麗なフィクションにはなっていないところもよい。時折、語り手が交代する群像劇チックな要素もあり、深みがある。
    立ち止まったり後退したくなった時に火を灯してくれる一冊だと感じた。

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    2025年11月10日
  • 付き添うひと

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    少年犯罪のその向こう側を見ると親や家庭環境が必ず顔を出す。
    「付添人」という仕事がある事を本書で初めて知ったが、本書の主人公、その過去があまりにも辛い。ただ、親は子の所有物と考える親はいるのだ。
    現実はこうもうまくいかないだろうし、もっとダーティでグレーゾーンな部分が見えてくるだろう。
    それでも自分のような子供を一人でも助ける、過去の自分を助けるために前を向く彼の姿には否応なしに胸が熱くなる。さらりとした文章で、一歩引いたところから描かれる物語はあっさりとしているが読後、忘れ難い魅力がある。

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    2025年11月09日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    それぞれの日常にそれぞれの本や絵本、楽譜など活字を掛けた斬新な一冊だった。ラストの章は衝撃だったが、読み込みのある本だった。人生観を考える機会をくれる一冊です

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    2025年11月09日
  • 夜更けより静かな場所

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    読書家必読の一冊ではないでしょうか。

    一冊の本の中で行われる読書会の様子を想像しながら読むと、
    【本の中で本を読んでいる】
    という不思議な感覚に陥る。まずその読書体験が味わえる点ですごく面白いし楽しい本。

    連作小説形式となっていて、主要な6人の登場人物の人物像やエピソードが、それぞれの読書会の課題図書6冊に絡めて綺麗に収められている。

    一人ひとりの性格や価値観の違いを強く感じる。
    中性的な人・激しめな人・おっとりした人・冷静な人・淡白な人・不思議な人。

    そのキャラクターは読者の想像力を掻き立てるとともに、感情に揺さぶりをかけてくる。
    読書の没入感を演出するに足る素晴らしい表現と設定。

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    2025年11月06日