岩井圭也のレビュー一覧

  • 永遠についての証明

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    数学の天才・瞭司の生前の青春から地へ堕ちるまでのリアルと、瞭司の遺した難解な証明を旧友の熊沢が紐解いていく物語。天才だから見える世界の広さと、天才が故に人が離れていくことへの孤独・葛藤がすっごいねぇ、誰か瞭司を褒めてよ( ; ; )

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    2026年03月21日
  • 科捜研の砦

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    『最後の鑑定人』の前日譚。

    土門には「鑑識の神様」とともに、「科捜研の最後の砦」と言われる時代があった。神が見放した事件であっても、彼は諦めない。
    事件の形を一から再構成し、隠された秘密を解き明かす。

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    2026年03月20日
  • 凪の海 横浜ネイバーズ(3)

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    今回は「凪」巻。
    人気上昇中のグッド・ネイバーズがメジャーデビューしようという時、過去が凪を苦しめる。
    過去の恋と、発見者となった事件。
    口を閉ざす凪を思って動くロンと仲間たちが頼もしい。
    ドラマでも採用のテンバイヤーにまつわる事件。
    eSportsの件は、ヒナちゃんがw
    これで、既刊6巻のうち、最後の1冊も読み終わってしまった。exの発売を控えているとはいえ、本編の続きも早く読みたい。

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    2026年03月18日
  • 暗い引力

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    短編集。一つひとつが上手い
    そして題名通りに「暗い」
    この社会の底に澱む暗さ

    それでもスカッとしたのは「蟻の牙」
    噛み付く「蟻」の賢さ

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    2026年03月18日
  • 永遠についての証明

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    自分の好きにまっすぐに向き合うこと、その言葉だけを見ると美しく潔い。
    けれど、人にはいろんなしがらみや、プライドなんかの煩わしいものがあって、そうしたくてもできる人とできない人がいる。
    この作品はそれができる人とできない人の友情の物語。
    こんな言い方をするとできる人が優秀で、できない人がそうではないみたいだけど、そうではない。
    まっすぐすぎて不器用で、しがらみやプライドがあるからこそ上手く立ち回れる。
    同じ数学という分野に挑む過程で芽生えた友情、それが辿る軌跡の物語。
    才能というのは純粋で美しい、だけどそれだけに脆く危うい。
    切なさがいつまでも残る作品。

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    2026年03月15日
  • 永遠についての証明

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    これが岩井さんのデビュー作だったとは、、!
    なんかめっちゃ良かった。
    なぜだか 気がつけば涙がぼろぼろ。
    数学にひたむきに向き合った青年の 脆くも美しい物語。

    圧倒的な数学の才能に恵まれた瞭司は 数学科のある大学へ特別推薦で入学する。
    そこで同じく特別推薦で入学した熊沢と佐那の3人で 教授である小沼のもと 日々数学に打ちこむ幸せな時を過ごしていた。
    だが、あまりに卓越した瞭司の才能は やがて人間関係を歪まし 自分をも壊していく。

    天才って孤独なものなのかも知れないな。
    1人取り残されるって ほんとに寂しいと思う。
    瞭司の変わりゆく姿に胸がギュッとなる。
    ただただ同じ夢を追いかけたいだけ

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    2026年03月14日
  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    ネタバレ

    ロンと母親の件、大進展。
    母目線の物語が切ない。だからって、許されることではないけれど、愛情を持てないというのも悲しい。それでも、あそこに、一筋の希望を持ちたい。
    しかし、ロンは、あいかわらず突っ走るねぇ。そして、欽ちゃんに助けられるところまでがお約束w
    ヒナとの関係も、やっと、だね。よかった。
    みんなもそうだろうけど、ほっとした。
    欽ちゃんにも、新しい恋が始まってほしいな。
    小生意気なハッカーくんも元気で何より。
    次は7巻でなくExのようなんだけど、続編、あるよね。まだ決着してないこともあるし。

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    2026年03月13日
  • 永遠についての証明

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    すっごい夢中になって2回で読んでしまった

    数学の理論は理解できなくても読むのに問題ありません。
    自分もこんな風に没頭したい!っていうのとか、暸司やクマはいわゆる「陽キャ」では全くないけどその青春劇、ネガティブすぎずポジティブすぎないちょうどいい温度感なのが良かった

    でも天才が天才であるがゆえに孤独で堕ちていくっていうのがストーリーとして普通すぎるのでちょっと残念だった
    ピンクとグレー にも似てる

    てか瞭司はめちゃくちゃ純粋ですよね
    後半、みんなに冷たくされても怒ったりしないし、シンプルに生きてる感じがした(その末路があれなのは辛いけど…)


    最後の森見登美彦さんの解説で、
    後半にかけて

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    2026年03月11日
  • 永遠についての証明

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    どの問題も証明も分からなかったが、数学に対しての情熱や葛藤、夢、希望などはすごく伝わった。面白かった。

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    2026年03月05日
  • パパたちの肖像

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    アンソロジーなので評価は付けにくかったけど、総合で★5。世間のお父さん、お母さんの苦労というか哀愁を感じられた。親になれなかった自分には分からないものが伝わる。
    子育ての大変さとその成長の喜びの経験ができなかったのを自分の選択とは言え後悔がないとは言えない。やはり良いものなんだろう、と言ってしまうと世間様から簡単に言ってくれるなと非難を浴びるんだろうな。
    それでもこの作品達からはそう羨ましく思わされるものがあった。

    髪を結ぶ、そういう家族がそこにある、この2作品が特に良かった。その分少し落ち込むかな。
    でも良いアンソロジーでした。初読みの作家さんにも出会えたしね。

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    2026年03月03日
  • プリズン・ドクター

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    『あらすじ』がだいぶ雰囲気を外していることだけが残念。きちんとした、そしてしんどさのにじむ社会派ミステリー。

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    2026年03月01日
  • 横浜ネイバーズ

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    ドラマを見て原作が気になったので。
    面白かった。久しぶりに一気に6冊夢中で読んだ。
    読みやすい割にはきちんと各キャラの心を丁寧に描いている。
    悪だと思われる物事も見方を変えれば実は違う景色が見える…というところまで、完全懲悪で終わらせないところが良かった。
    登場人物が多いが、それぞれキャラが立っているし愛着が湧く。闇バイト、詐欺、ドラッグなど重めのテーマだからこそ若さとチームプレイで乗り切る主人公たちに感情移入しやすい。
    久しぶりに買って良かった!と思える作品で楽しかった。シーズン2はあるのかな。と期待。
    アニメ化とかしそうだなー

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    2026年02月20日
  • 永遠についての証明

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    コラッツ予想という問題がある。どんな正整数も、偶数なら2で割り、奇数なら3倍して1を足す操作を繰り返せば、必ず1に到達する——ただし、それを証明した者はいまだにいない。本書はその証明をめぐる物語だ。

    圧倒的な才能を持つ高校生・瞭司は、真理に触れる瞬間の恍惚を知っている。しかしその美しさは同時に、彼がいかに孤独かを照らし出す。天才の光は、栄光だけではなく周囲との距離も生む。瞭司に引き寄せられ、翻弄される人々の群像を通じて、一つの才能が場に生じさせる磁力と波紋が丁寧に描かれる。

    数学的真理は永遠に正しく、美しく、そして冷たい。誰かのものにはなれない。そんな真理を覗きたくなる知的好奇心を刺激する

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    2026年02月19日
  • ディテクティブ・ハイ 横浜ネイバーズ(5)

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    ロンの頼れる先輩欽ちゃんの過去が垣間見えた。
    欽ちゃんがあんなにも必死になって、我を忘れる様子は珍しい。そこにもあのひとの影があるなんて。どんな決着がつくのだろう。それにしても、欽ちゃん、強すぎる。かっこいい!
    マツもヒナも前に進んでいるし、つかみどころのない弁護士清田wああ見えてラスボスってことがないよね、なんて深読みしすぎてしまうミステリ読みw
    ソフト闇金は、ドラマで次回あたり解決かな。
    地下アイドルの話はどうなるんだろう。
    こんなふうに、原作を追いながらドラマを見るのって楽しい。

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    2026年02月18日
  • 人生賭博 横浜ネイバーズ(4)

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    マツの恋の顛末、切ないね。
    ドラマで見たばかりの話だし、冒頭の彼女のモノローグで分かってはいたけれど。
    そのマツの柔術の師匠の話は、息苦しいような話だった。
    でも、必死なマツの姿が救い。
    柔術にはまったきっかけのあいつらは許しがたいな。
    小学生の蒼太くんが可愛い。IQが高いって、いいことのようでいて、あまりにも周囲と違うと辛いこともあるのか。でも、ロンたちと「友達」になれたのはよかった。
    さて、引き続き5巻へGo。

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    2026年02月17日
  • 永遠についての証明

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    「数覚」に恵まれてはいたけれど、「人並みの幸せ」にはかけ離れてしまった悲しい青年。
    岩井さんのデビュー作だそうで、人物を描いていて強さも弱さも感じられるし、嫉妬という感情も理解できる。

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    2026年02月15日
  • 真珠配列

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    ネタバレ

    最後の100ページからのどんでん返し、他の書籍なら好みでない「やられ方」なんだけど、あまりにも美しく見事にやられてからの実に湿度の高いラスト。ありそうなリアリティとこの上ない邪悪さ、実にSFミステリーであった。

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    2026年02月11日
  • あしたの肖像

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    最近読んだ「真珠配列」と打って変わって、清々しい青春小説で夢に向かって悩む主人公を応援せざるを得ない、素敵な作品でした。

    本作の主人公は自身の肖像画を描くアートスタイルの美大生。肖像画制作を通し自身の内面を見つめていた主人公は、ある日教授の推薦で、事故で亡くなった先輩の肖像画を描くことになる。その先輩は、どうして亡くなったのかを探る中で、美大生としてのあり方を見つめ直すというお話。

    本作は、①肖像画の完成、②音信不通の恋人との和解という2軸で進むのですが、その2つの主軸どちらにおいてもクリエイターゆえの葛藤が描写されます。この葛藤を経ることによって、恋人への理解と亡くなった方への理解が深ま

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    2026年02月11日
  • 真珠配列

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    「夜更けより静かな場所」を読んだ時に岩井圭也のファンになった。「熊楠」の時は特に意識はしなかったのだが。
    今作で6作目になる。バイオテクノロジーをヒトに適用するとどうなるのか? ありそうなテーマで正直あまり関心はない。面白く読んだが、守備範囲が広いなと感じたくらいで岩井圭也らしいのかどうか分からない。
    同じ時期にヒボさんが読んだ「竜血の山」の方が気になっている。

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    2026年02月09日
  • 科捜研の砦

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    ネタバレ

    「最後の鑑定人」から順に読まなければならない。
    他のシリーズでミスをしてしまったので、今シリーズはしっかりと「最後の鑑定人」から順に読んだので、前作を通じたストーリーをきちんと読み、楽しみ、悲しむことができた。「それでも化学は噓をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間だ」までの経緯、それを聞く者が抱いた思い、前作を知っているからわかっている未来の結末。とても悲しい傑作であった。

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    2026年02月07日