岩井圭也のレビュー一覧
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面白かった!でも物足りない!
何故ならもっと読みたかったから〜♪
〈土門鑑定所〉民間の鑑定人・土門誠は元警視庁の科捜研にいた技術者。その技術は誰もが認めるものだった。
土門に鑑定できない証拠物なら誰にも鑑定できない…科捜研最後の砦「最後の鑑定人」だと。
短編4作の依頼人は弁護士、刑事、判事でそれ...続きを読むPosted by ブクログ -
民間の鑑定人の土門の鑑定に基づく推理が凄い。どんでん返し起こしたりや迷宮入りを解決したりするのだが、あくまで科学が証明することがすべてと言い切る。そうだよなあ、綿密で正確な鑑定があってのことなのだから。無表情で感情を表さないのだが、助手の高倉や関わる弁護士、刑事がその土門の姿を描き出していくのが面白...続きを読むPosted by ブクログ
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40ドラマチックな出来事は起きないけど、小さな震える心に寄り添う気持ちが暖かくて、こう言うしんどさを知っている人の言葉に耳を傾けていける社会になったらいいなあ、と思わせるお話し。続編あるのかなPosted by ブクログ
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経験者が付き添うって
本人はしんどいこともあるだろうけど
少年たちにはありがたいことなんだろうな~
少年たちの気持ちのわかる
大人がもっと増えるといいな。
こういう仕事があるということ
もっと知られてもいいと思う。大事な仕事。Posted by ブクログ -
『科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です』
こう言い切るのは元科捜研の異端児・土門誠。
科捜研を辞めた後、民間の鑑定所を開設し様々な依頼を科学の力で解決していく。
人呼んで『最後の鑑定人』。
「遺された痕」「愚者の炎」「死人に訊け」「風化した夜」収録された4編の物語には、いくつも...続きを読むPosted by ブクログ -
『詩』をテーマにした6編からなる連作短編集。自分の意思を伝えるのが苦手な人達が、心からあふれる思いを詩という方法で表現する。それは生きた言葉だ。
無性に詩集が読みたくなり、詩を書いてみたくなった。Posted by ブクログ -
01月-08。4.0点。
戦前から戦後の水銀鉱山の物語。北海道の鉱山に暮らす、水銀中毒にならない人達の集落、主人公は集落の子供。
主人公と水銀鉱山の関係者たちの物語、面白い。物語の熱量、人間模様の描写が非常に優れている。この作家、将来的に直木賞獲りそうだな。Posted by ブクログ -
付添人(少年犯罪において弁護人の役割を担う人)という存在を初めて知った。
過去をもった彼オボロ、苦悩の中に問題を抱えた少年に寄り添う姿、静かな感動だ。
まだまだこれからの活躍を期待したい!Posted by ブクログ -
何かの書評で褒めていたので手に取った。TVドラマ『科捜研の女』ってこんな感じなのかな〜と思いながら読んだ(同番組は見たことなし)。
主人公土門とその助手である技官の高倉の造形が良く、四話読み終わると土門の「科学は嘘をつかない。嘘をつくのはいつだって人間です」の台詞が胸に刺さる。
謎の提示、鑑定の...続きを読むPosted by ブクログ