岩井圭也のレビュー一覧

  • 水よ踊れ

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    大陸回帰前の香港の様子が息づかいと共に伝わってきた。香港人としてのアイデンティティ、今後も維持してほしい。

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    2023年10月20日
  • 文身

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    ネタバレ

    どんでん返しのどんでん返し。

    1回目のどんでん返しではちょっとガッカリしたけど
    やはりラストは裏切らなかった!
    よしっ!

    しかし私小説って面白いのかな。
    文章読んだ感じではそんなにヒット作になるような作品ではなかったけど。(奥さんの死のとこは除く)

    とりあえず弟の人生は嫌だ。
    波乱万丈だった兄の方がマシだ。

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    2023年08月16日
  • 文身

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    己の分身にして、決して消えることのない刺青ー文身


    ちょっとこれ凄いじゃないのよあーた(いきなりの美川憲一)
    いやもうこれ★3以下の人とは友達になれないわほんと
    そのぐらい凄い!

    特に最後の一行はゾワゾワゾワーっと鳥肌が立ちまくりです
    そして消えない
    まさに鳥肌が文身のよう!

    よっしゃ!うまいこと言うたった

    小説というのはもともと虚構であるわけなんだけど、私小説という作者の実体験を元にした小説が真ん中にいることで、どこまでが虚でどこまでが実かの境界線が曖昧になってるんです
    そしてラストに向けてどんどんぐちゃぐちゃになっていく感じが見事すぎるのよ

    これは虚なの?実なの?虚?実?虚?実?

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    2023年07月19日
  • 文身

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    初めから衝撃的でグッと掴まれた。弟の書いた筋書き通りの破天荒な生き方を兄が実行して生きていく。この二人の切れない絆が、物語がエスカレートしていくにつれて怖かった。だけど後半にまた一番の衝撃があり、最後は頭が混乱。結局庸一の人生は誰が決めたものなんだろう。悲しくて虚しい人生。でも小説だから本当のところはわからないということなんだな。

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    2023年07月14日
  • 水よ踊れ

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    観光客の目にはとまらない香港の素顔を垣間見ることができた。都市計画という視点で香港を捉え、ミステリーに仕立てた著者の手腕に舌を巻いた。面白かったです。

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    2023年05月05日
  • 横浜ネイバーズ

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    ネタバレ

    横浜市の中華街に住む少年の探偵小説。

    僕自身たまたま横浜(しかも中区)で育ったので、登場した地名から雰囲気がイメージ出来てとても楽しく読めました。

    主人公が高校時代にとある事件を解決したという事から始まり、各章の依頼者から過去の実績を出され、不本意ながらその依頼を受けるという導入が毎回面白かったです。

    主人公は探偵のセンスが勿論ありますが、協力してくれる仲間(警察官や、sns運用のプロ、アーティストなど)に恵まれているなと感じました。

    最後に気になる伏線(ロンの両親、ヒナの本性)も貼られていました。次作もとても楽しみです。

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    2023年04月21日
  • 文身

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    うわぁ〜と叫びたい‼︎
    完全に弄ばれた感が。゚(゚´ω`゚)゚。

    高校生の庸一と中学生の堅次
    頭脳明晰な弟と弟に着いていくだけの兄
    「弟を信じていれば間違いはない」
    この二人が弟の擬装自殺という計画を立て故郷を捨て東京に出るまでの第一章。
    昭和30年代頃かな?ノスタルジックな文体に引き込まれていきます。

    そこからの怒涛の展開は兄を意のままに操る堅次がサイコパスか?と思える。怖い!薄気味悪い!
    堅次にとっての庸一は何なのか?愛か執着かただの道具か?

    庸一の発表する私小説で物語は進みます。
    壮絶な人生、その私小説に昭和最後の文士と呼ばれるまでの庸一と庸一の人生を創っている堅次。

    絶筆となる

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    2023年04月20日
  • 水よ踊れ

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    ネタバレ

    イギリスから中国への変換が目前に迫った香港に帰ってきた主人公瀬戸和志。建築学勉強のための留学という名目だったが、本当の目的は3年前になくした恋人の死因をさぐるためだった。

    中国共産党の手により香港から民主主義が消えていく、という社会情勢を縦軸に、和志の成長譚を横軸に、さらには国籍問題や難民問題、貧困層の生活描写なども色濃く反映しつつ、織りなされる物語は、想像していたものと全然違ってよい意味で濃い味つけで読み応えもしっかりしていた。

    現実に起こっている香港の状況や事件、台湾や南インド洋における中国の覇権主義。何も中国だけが悪者でもないんだろうが、政治に翻弄される庶民の生活を考えるとたまったも

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    2021年11月29日
  • 水よ踊れ

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    激流の香港を生き抜いた彼らの志(ウィル)をどう受け止め読み解くかは、私たちに投げられた課題だ。
    返還前、90年代後半の熱量に溢れた香港の街、人々、建築、匂い、食べ物、圧倒的筆力で描かれた景色は、私たち日本人に様々な思慮を与えるに十分足りるし、その流れの速さに負けぬくらいのテンポで進むストーリーに置いて行かれぬよう、拳をにぎりしめながらページを捲らなくては呑み込まれてしまう。
    スラムの闇に消えた少女。
    ビルの屋上で暮らすボートピープル。
    保釣運動をする民主派の学生会幹部。
    幽霊屋敷に暮らす活動家。
    共産党員の大物建築家。
    アイルランドからの留学生。
    政治に巻き込まれ政治の中で生きることを、あらた

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    2021年08月22日
  • 水よ踊れ

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    瀬戸は日本の大学から香港の大学へ建築を学ぶためやってきた交換留学生。しかし建築だけが理由ではなかった。もっと前、13歳から17歳まで香港にいた。それは香港が中国に返還される激動の時期だった。そしてその時に最愛の女性が死んでいて、その謎を解くために再度やって来たのだった。

    登場人物に感情移入させられるだけでなく、香港を含むアジアの近現代史を考えさせられる傑作。

    建築をストーリーに絡めるのはやや強引な感じがしたが、それもまたOK。

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    2021年08月12日
  • 水よ踊れ

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    1997年香港が中国に回帰する直前。日本人の和志がそこで見たもの、感じたもの。貧しさのなかで暮らす恋人との出会いとささやかな日々。その終わり。その当時の香港の政治、市民の声。方向性はそれぞれでもその熱量は大きい。中国の一部になることの恐れ、怒り、諦め。舞台は97年だけれど今の物語のよう。今を、未来を変えようとする強い思い、志(ウィル)が後半になるにつれ大きく膨らんでいく。一人の人間としてどう生きていくのか、どう生きたいのかを問われているような小説。岩井さんの作品は初めて読んだけれど他の作品も必ず読もうと思う。

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    2021年07月17日
  • プリズン・ドクター

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    短編の連続で面白かった。刑務所内ミステリー。主人公が矯正医官で、プライベートも大変で気持ちを寄せやすい。父親と、恋人とこれからどうなるのか、続編が楽しみ。90

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    2021年04月24日
  • 横浜ネイバーズ

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    少年探偵団を彷彿とさせる登場人物が良き
    とにかく中華街に住む住民たちがみんな
    面白くて優しくて厳しいながらも愛でロンくんを
    みんな大事にしていてこの街のみんなが一巻で
    大好きになりました。

    ロンくん マツ 鉄ちゃん 凪ちゃん ヒナ
    この辺が協力して謎解きしてくのが面白い。
    ドラえもんとかコナンの幼馴染系大好きな人なら
    みんなハマりそう!!

    ベアードマンの亡霊 1番好きな話だった。
    キドさん…幸せになって欲しい。
    凪ちゃん登場回の墜落少女も良かったなぁ
    「生きたいように生きればいい」この言葉が残る
    もっと早く思い出してたらこの言葉を。

    そしてタイトルのネイバーズの意味まで
    最後に回収してく

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    2026年03月22日
  • あしたの肖像

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    ネタバレ

    芸大で油画を専攻する小滝と、突然行方不明になった彼女のひなたとの関係、そして小滝が肖像画を制作することになった故人、樺沢ほのかの死の真相、この2つを軸に展開されるちょぴっとSF(?)要素も含む物語

    自分を知るために自画像を書き続けていた小滝ですが、ひなたの失踪を引き金にして自分自身の中にあった劣等感や虚栄心、ひなたへの少し歪んだ羨望にも気づいていきます。

    恋人の失踪の真相に近づくにつれて、そういった自分の情けない部分にも容赦なく向き合う羽目になり、葛藤を抱えきれずに勢いのまま線路に飛び込もうとするのですが、、、。

    とある人物のおかげで命拾いし、ほのかの死の真相にも納得のいく答えが見つかり

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    2026年03月20日
  • 竜血の一族

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    榊葉太郎氏 面談記録
    赤い岩(フレシラ)/水飲みたち/不死身の鉱夫/冷たい山/ある母子(おやこ)/人間の血/湖底/飛ばない鳥/きらめく水のほとり

    本の題名はファンタジーを思わせるのに
    語られるのは人間だった

    特別な個性を持つ者の自尊心
    他人から受けるのは、妬み嫉みに誹謗中傷
    水銀鉱山で働くのは偶然か必然か


    かすかな記憶しか無いのに
    水銀で思い出したのは 水俣

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    2026年03月19日
  • サバイブ!

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    岩井さんの本は他も良かったので期待していましたが、期待以上に面白かった。色んな壁を仲間と乗り越えながら前に進む姿に応援したくなりました。

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    2026年03月17日
  • 永遠についての証明

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    天才的な数学の才能をもつ瞭司は、自然界の美しさを数学で表したいと強く願うが、不器用さ故に孤独を深めていく。彼の姿が痛々しく聞いていてツラかった。彼に見えている世界は、美しい。どこかで何かが違っていれば、と思ってしまう。

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    2026年03月14日
  • ディテクティブ・ハイ 横浜ネイバーズ(5)

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    今(2026年冬)に放送されてる連ドラのSeason2がこの巻の最後の話から始まってる。解決してないので次の最終巻を早く読みたくなった。しかし、現代は闇が多い・・・

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    2026年03月13日
  • あしたの肖像

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    ほんと岩井圭也さんのバリエーションの多さ。

    才能があるがゆえのしんどさ。人よりちょっと才能がある。でもそれからは何の保証もない。別の道を歩む人、描き続ける人。

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    2026年03月08日
  • あしたの肖像

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    才能があるがゆえの悩みは計り知れない。3人の若者の不安や葛藤、嫉妬や焦りがひしひしと伝わってきた。もっと違う選択をしてほしかったと思う場面もあったが、最後まで引き込まれた。

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    2026年03月07日