岩井圭也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ第三弾。
かつては科捜研のエースとして活躍していた経歴を持つ凄腕鑑定人・土門誠の事件簿。連作四話が収録されております。
安定のクォリティ&面白さ!
土門さんの卓越した鑑定技術と知識を、この度も堪能させて頂きました。
さらに、今回は土門さんの大学時代の同期の方々が登場し、各話にちょいちょい絡んできます。
これまで過去2作を読んできて、土門さんって確かに頭はキレるし、抜群にシゴデキな人なのですけど、如何せん無愛想すぎるので(所謂、コミュ障ってやつ?)、
“この人、友達とかいなさそうだなぁ・・”なんて勝手に思っていたのですが・・
ちゃんといましたよ!土門さんにも友が!
そんなわけで、 -
Posted by ブクログ
江東区の亀戸で無差別殺傷事件が発生。犯人は逮捕された後、「死刑になりたかった」と供述していると報道された。
フリーの事件記者・安田賢太郎は週刊誌編集部から依頼を受け、犯人として逮捕された深瀬という男について調べはじめたが……。
善悪の狭間でもがかざるを得ない人間にスポットを当て、その苦悩を描き出すヒューマンサスペンス。
◇
11月の隅田川テラス。日曜日だが晩秋の夕刻は寒々としていて、人の姿は見当たらない。
その中で、安田賢太郎は川面に垂れた釣り糸を見つめていた。
始めて3時間になるが、竿先はピクリとも動かない。それもそのはずで、シーバス釣りの時期はと -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京で一人暮らしをする大学生・遠藤吉乃が、
都内にあると知っていたけれど訪問していなかった叔父さんの古書店に行ってみた。
そこから始まる読書会。
毎月ぐらいのペースで、同じ6人で。
それぞれの章が、
読書会の選書を担当した人の語りで書かれている。
5回目はちょっと特別、6回目はかなり特別だけれども。
何気ない登場人物。
現実的なそれぞれの境遇にちょっとぐっとくる。
人生うまくいかないこと、その中でどうやって生きていくのかをなんだか考えさせられる。
思った通りに行くことが成功ならばたいていの人にとってこの世は残酷だけれども、
うまくいかないことの中にいろんな出会いや思っても -
Posted by ブクログ
タイトルの
「真珠配列(パールシークェンス)」とは、
理想的な人の遺伝子情報(ヒトゲノム)のこと。
遺伝子をその配列に操作することによって
病気にかかりにくく
頭脳明晰、運動神経抜群、見た目も麗しく、完全無欠な人間になれる。
近未来の中国、北京が舞台で
極度にバイオテクノロジーが進んだ世界では、真珠配列やヒトクローンが実際にもあり得るのではないかと思わされる。
正月ボケの頭で読み始めたせいか途中何度か挫けそうになったが、結末が衝撃的でした。
そう来るか。。まさに近未来ディストピア、、
さすが岩井圭哉さん!
ウィグル人の差別や問題は
今もこのようなことがあるとは。。恐ろしい。
あまり報 -
Posted by ブクログ
遺伝子テクノロジーが発達した近未来、人間の卑しい欲望を描いたディストピアSF×ミステリ #真珠配列
■あらすじ
近未来の中国、高速で進行する癌によって亡くなる人たちが居た。その中に有力者の息子も含まれており、何らかの事件の可能性を懸念した公安局では捜査を開始。刑事アーロンは、遺伝子の専門家であるマリクに捜査協力を依頼するも、けんもほろろに扱われ…
■きっと読みたくなるレビュー
物語は近未来の中国が舞台、テーマは遺伝子テクノロジー、ゲノム編集ってやつですね。
ひと昔前に、遺伝子組み換えの大豆、クローン牛なんてのをよく報道されてました。技術の進歩は素晴らしいんですが、アンタッチャブルな神の領 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯罪者の息子岳と被害者の息子和馬。
理不尽な暴力に耐えながら、身勝手な父親に殺されそうになる岳。
父親の起こした立て籠り事件の最中、岳のうでを掴んで助けた警察官の和馬の父は命を失った。
犯人の岳の父親はその場で自殺。
やり場の無い憎しみを犯人の息子である岳に向け続ける和馬。
剣道を通じて繋がってしまう二人。
初めてであり最後の試合で対峙する岳と和馬。緊迫感とスピード感そして痛みまで伝わるような描写に引き込まれてしまった。
「俺は浅寄の人生をいきてるんやない。俺は、俺の人生を生きてるんや」はぐっときてしまった。
「文身」ほどの衝撃は無いもののエピローグでの伏線回収は切なくなった。
私の大嫌いなあ