岩井圭也のレビュー一覧
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ネタバレまずはタイトル、良かったですね!物語の途中でちゃんと意味が出てきますが、途中でも最後まで読んでみても、とっても秀逸なタイトルだったな、と思えました。
主人公がなんでこんなにも仕事(記者)に費やしてしまうんだ!と最初はやっぱり奥さんと同じようなことを思ってしまいましたが、最後はもうここまで来たら立派なもんだ、やり通せ!と応援したくなりました。
お子ちゃんを殺されたお父さんの所は本当にキツかったし、犯人の殺しの理由を知っても、一つも同情の余地は生まれなかった。いつもこの手の話しを聞いたり耳にすると、周りに迷惑かけずに一人で〇ねよ!と思っていますので、許してくださいm(_ _)m
文章としては読み -
Posted by ブクログ
生まれつき文系の自分には数学のことは何一つさっぱりわからなかったけどとても読みやすい天才数学者の哀しい物語だった。天才と秀才と凡人。天才に対する秀才の面々の思い、結局はついていけずに天才を死に追いやってしまうことになる友人や指導者の言動や気持ち、凡人の私にもなんとなくわかるなぁ。主人公の天才、暸司がもう痛々しくて見てられない。悲劇的最期を遂げた天才数学者がいるって話は聞いたことがある。恐ろしいほどの天賦の才能を持って生まれたが故に数学に取り憑かれる悲劇。天才ゆえの孤独、社会とも上手く関われず食い扶持も稼げずに荒れた生活の中で全人生をかけて取り組むその証明がいつ終わるかの見通しも立たず死ぬまでに
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Posted by ブクログ
何かしら問題を抱えた6人が、深夜0時に古本屋に集い、一冊の本について語り合う「読書会」を開き、各々の問題に向き合って決断する話。
教官と不倫する女子大生、イップスで球投げれなくなった野球部員、毎日の生活に不安を抱えながら好きな仕事を続ける司書、親と決別したグラフィックデザイナー、演奏する事をやめたバイオリニスト。そして成り行きで店を引き継ぐ事になった読書家の古本屋店主。
皆それぞれに感銘を受けた本を持ち寄り、その感銘を共有したいと、読書会に臨みますが、他の参加者が自分とは同じ感想をなかなか持ってくれない所が、良かったです。
自分の感想を時には否定されたり、自身では全く気づかなかった視点からの -
Posted by ブクログ
岩井圭也さんらしい…
遺伝子操作、ウイグル問題といった日本人が無関心な問題を真正面から扱っている。
しかも、設定は2029年という近未来。
中国が舞台であることで聴き慣れない名称ばかりが続き、日本人にはまるで他人事のように感じるストーリー。
そして、近未来すぎて現実味がない故に陰謀論のようだと感じさせる。
でも、どこかの国で似たような研究が実際に行われている可能性はあると思う。
遺伝子操作もウイグル人問題も、真相はわからないことだらけだけれど、こんなディストピアな世界は近づいているはず。
そうだとして、これからどう生きて行こうかと考えさせられる。
遺伝子操作やクローン技術で生まれた人