岩井圭也のレビュー一覧

  • 永遠についての証明

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    岩井さんの
    『北極星をえがく』を読むチャンスに恵まれ、
    こちらも読んだ
    大学生の話で、
    数学の天才が、
    孤独だった子ども時代から、
    大学で仲間にであい、
    そしてまたその才能ゆえに孤独に落ちる
    それを仲間の熊沢目線だったり
    瞭司だったりしながら瞭司の死を
    「証明」していく…

    半分まで新幹線で読んだので、
    とても集中して読めて、
    話の世界に引き込まれた

    野生時代フロンティア文学賞を受賞していた
    なにをもって受賞なのかわからないけど
    大学生の心を描くのが上手だなと思った

    辻村さんが小学生の気持ちを文字にするのが上手いなと思ったときと同じ感じがした

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    2026年04月02日
  • 真珠配列

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    『汽水域』にて岩井氏の小説を、次のように評した。「セリフと物語が、いかにもなセリフや物語としての書き言葉ではなく、本当に口から紡がれたかのよう」で、「臨場感や焦燥感など、空気を作り出している」。これは今回の『真珠配列』も同じで、語気の強さを、「強く言った」と言わずに思わせる巧みさがある。また「お気に入りの表現がない」かのように、同じような動作を、同じ言葉でまとめず、さまざまな語彙を尽くして、精緻に表そうという気概を感じる。
    さて、同じく『汽水域』で「キャラクターが「立っていない」から、本当にいそうで、本当にそう考えそう」と評したが、今回はそうではなかった。最近、キャラが立っている人物が多いよう

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    2026年03月31日
  • 永遠についての証明

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    悲しい結末に向かっていくことが分かってるとはいえ、ずっと苦しくて切なかった。
    最後、光がみえる終わり方が素晴らしい。
    感動の押し付けがなくて、すごく心地良い終わり方でした。

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    2026年03月28日
  • 追憶の鑑定人

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    はあー。あの土門にもお友達がいたとは。鑑定人シリーズ第三弾は謎解きよりも土門その人にスポットを当てたようなストーリーになっており、それはそれですごく面白かった。この第三弾はシリーズの一、二を読んだ後に読む方がより楽しめるだろう。「科学は嘘をつかない」だけじゃない土門の魅力が増した。短編のなかでも読み応えがあったのはラストの『灰色の追憶』。

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    2026年03月28日
  • 永遠についての証明

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    数学の研究者の物語と思ったら、青春物語だった。圧倒的な数学の才能を持つ同級生・暸司に圧倒されたクマ。暸司の置き土産は、かつての自分と向き合うものでもあるし、純粋に研究者としてその理論を解き明かすものでもあった。純粋というには少し薹が経っていて、思考の固さや発想の限界もないわけではないが、かつて、寝る間も惜しんで研究していた暸司が見ていた世界へ足を踏み入れるには勇気がいっただろう。覚悟もいっただろう。だけど、たとえ何歳になってでも、夢中になれるものがある。それは、幸せなことではないだろうか。

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    2026年03月26日
  • 永遠についての証明

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    数学を中心に登場人物たちの苦悩が描かれる物語だが、数学に詳しくなくても問題なく楽しめる。
    正直、登場人物たちの心情がいまいち理解できない場面が多々あったので途中(13章中、12章)まで自分には合わないかなと思っていた。内容的にしんどさもある。でも最終13章を読んでいると、その情景の美しさで胸が熱くなり心が満たされたので読んで良かったと感じる。
    物語の雰囲気は決して明るくはないし、最終章で気持ちがコロッと変わるあたり自分はわかりやすいやつだなと思うので「気になる方は読んでみて」という感想に留めておきたい。

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    2026年03月24日
  • 追憶の鑑定人

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    モンちゃんと親友三人、科学で依頼を解決しよう⭐︎
    科学は難しいですが、トモダチとモンちゃんとマズイハーブ水こと高倉さんの、ナイスチームワークで暖かストーリーほかほかです。楽しかったです、続編首長くして待ちます。

    「どんなに仲のいい友人でも、一緒に暮らす家族でも、他人に生き方を強いることはできない。しかしそれは絶望するべきことではない。寄り添い、言葉をかけ、話し合うことはできる。
    他人の人生を規定できないからこそ、人は複数形で生きていく。」

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    2026年03月24日
  • あしたの肖像

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    芸術家は自分とは対極にいるような人達というイメージがある。
    努力だけでも、才能だけでもダメ。周りが評価してくれても自分が納得できなければダメ。そして、その自分自身が納得できるものが何なのかさえもわからない。正解のわからないこの世界は本当に厳しい。
    この本の芸術を志す若者たちのタイプはバラバラ。
    でも、それぞれの苦悩が伝わってきて、「わー、やっぱり大変だわ!」となった。
    芸術家だからなのか、行動も自分の常識とは違っていて、なんとなく突拍子もない感じがしたけれど、違う世界に足を踏み入れた気分になった。
    「絵は本人よりも本人を表している」という言葉があったけど、芸術作品ってそういうものかもしれないな

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    2026年03月24日
  • 科捜研の砦

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    最後の鑑定人の前日譚で連作短編の構成。土門が科捜研に所属していた頃のストーリーでとても興味深く読めた。素っ気ないけど芯があって土門に魅力を感じるのもわかる。いつの間にか結婚してそういうとこは詳しくは出てこないけど、最後のストーリーも良かった。

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    2026年03月23日
  • 横浜ネイバーズ

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    少年探偵団を彷彿とさせる登場人物が良き
    とにかく中華街に住む住民たちがみんな
    面白くて優しくて厳しいながらも愛でロンくんを
    みんな大事にしていてこの街のみんなが一巻で
    大好きになりました。

    ロンくん マツ 鉄ちゃん 凪ちゃん ヒナ
    この辺が協力して謎解きしてくのが面白い。
    ドラえもんとかコナンの幼馴染系大好きな人なら
    みんなハマりそう!!

    ベアードマンの亡霊 1番好きな話だった。
    キドさん…幸せになって欲しい。
    凪ちゃん登場回の墜落少女も良かったなぁ
    「生きたいように生きればいい」この言葉が残る
    もっと早く思い出してたらこの言葉を。

    そしてタイトルのネイバーズの意味まで
    最後に回収してく

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    2026年03月22日
  • あしたの肖像

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    ネタバレ

    芸大で油画を専攻する小滝と、突然行方不明になった彼女のひなたとの関係、そして小滝が肖像画を制作することになった故人、樺沢ほのかの死の真相、この2つを軸に展開されるちょぴっとSF(?)要素も含む物語

    自分を知るために自画像を書き続けていた小滝ですが、ひなたの失踪を引き金にして自分自身の中にあった劣等感や虚栄心、ひなたへの少し歪んだ羨望にも気づいていきます。

    恋人の失踪の真相に近づくにつれて、そういった自分の情けない部分にも容赦なく向き合う羽目になり、葛藤を抱えきれずに勢いのまま線路に飛び込もうとするのですが、、、。

    とある人物のおかげで命拾いし、ほのかの死の真相にも納得のいく答えが見つかり

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    2026年03月20日
  • 竜血の一族

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    榊葉太郎氏 面談記録
    赤い岩(フレシラ)/水飲みたち/不死身の鉱夫/冷たい山/ある母子(おやこ)/人間の血/湖底/飛ばない鳥/きらめく水のほとり

    本の題名はファンタジーを思わせるのに
    語られるのは人間だった

    特別な個性を持つ者の自尊心
    他人から受けるのは、妬み嫉みに誹謗中傷
    水銀鉱山で働くのは偶然か必然か


    かすかな記憶しか無いのに
    水銀で思い出したのは 水俣

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    2026年03月19日
  • サバイブ!

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    岩井さんの本は他も良かったので期待していましたが、期待以上に面白かった。色んな壁を仲間と乗り越えながら前に進む姿に応援したくなりました。

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    2026年03月17日
  • 永遠についての証明

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    天才的な数学の才能をもつ瞭司は、自然界の美しさを数学で表したいと強く願うが、不器用さ故に孤独を深めていく。彼の姿が痛々しく聞いていてツラかった。彼に見えている世界は、美しい。どこかで何かが違っていれば、と思ってしまう。

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    2026年03月14日
  • ディテクティブ・ハイ 横浜ネイバーズ(5)

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    今(2026年冬)に放送されてる連ドラのSeason2がこの巻の最後の話から始まってる。解決してないので次の最終巻を早く読みたくなった。しかし、現代は闇が多い・・・

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    2026年03月13日
  • あしたの肖像

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    ほんと岩井圭也さんのバリエーションの多さ。

    才能があるがゆえのしんどさ。人よりちょっと才能がある。でもそれからは何の保証もない。別の道を歩む人、描き続ける人。

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    2026年03月08日
  • あしたの肖像

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    才能があるがゆえの悩みは計り知れない。3人の若者の不安や葛藤、嫉妬や焦りがひしひしと伝わってきた。もっと違う選択をしてほしかったと思う場面もあったが、最後まで引き込まれた。

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    2026年03月07日
  • サバイブ!

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    癌患者からベンチャー起業の社長へ。仲間が集まってくるのが好きだな。諦めないから足掻いてなんとかなる。

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    2026年03月05日
  • 夜更けより静かな場所

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    物語に引き込まれ
    あっという間に読んでしまった

     
    ある古本屋に関わる人たちの
    深夜0時から始まる読書会
     
     
    読書会の本

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    2026年03月04日
  • 汽水域

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    ネタバレ

    まずはタイトル、良かったですね!物語の途中でちゃんと意味が出てきますが、途中でも最後まで読んでみても、とっても秀逸なタイトルだったな、と思えました。

    主人公がなんでこんなにも仕事(記者)に費やしてしまうんだ!と最初はやっぱり奥さんと同じようなことを思ってしまいましたが、最後はもうここまで来たら立派なもんだ、やり通せ!と応援したくなりました。
    お子ちゃんを殺されたお父さんの所は本当にキツかったし、犯人の殺しの理由を知っても、一つも同情の余地は生まれなかった。いつもこの手の話しを聞いたり耳にすると、周りに迷惑かけずに一人で〇ねよ!と思っていますので、許してくださいm(_ _)m
    文章としては読み

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    2026年03月03日