岩井圭也のレビュー一覧

  • 生者のポエトリー

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    最近気に入っている岩井圭也さん
    こんな作品もあったなんて…驚きです。

    個人的には、短編集はあまり読まないのですが、
    こちらはとても良かったです。
    社会を呪うような詩が
    お堅い高齢男性の心を動かしたり、
    その人が生きている証のような詩が
    別の誰かの人生に影響を与えていくのが良い感じ。

    最後の「街角の歌」が、またどこかへと繋がっていき
    苦しさと希望が入り混じったような
    それでも温かい読後感でした。

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    2026年01月12日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    東京で一人暮らしをする大学生・遠藤吉乃が、

    都内にあると知っていたけれど訪問していなかった叔父さんの古書店に行ってみた。

    そこから始まる読書会。

    毎月ぐらいのペースで、同じ6人で。

    それぞれの章が、

    読書会の選書を担当した人の語りで書かれている。

    5回目はちょっと特別、6回目はかなり特別だけれども。

    何気ない登場人物。

    現実的なそれぞれの境遇にちょっとぐっとくる。

    人生うまくいかないこと、その中でどうやって生きていくのかをなんだか考えさせられる。

    思った通りに行くことが成功ならばたいていの人にとってこの世は残酷だけれども、

    うまくいかないことの中にいろんな出会いや思っても

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    2026年01月12日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • 夜更けより静かな場所

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    読書が好きな人達の静かな物語。気持ちよく読めた。読書会、楽しそう。でも、いざ対面で集まったら自分は話せるだろうかとも思ってしまう。ある意味このアプリでみなさんの感想を読んだり、自分の感想をあげるのが自分の中で小さな読書会かも。

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    2026年01月07日
  • 楽園の犬

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    有隣堂の書籍バイヤー芝さんが熱烈に推していたので買った。
    防諜という題材が珍しく、途中まではとても面白かった。
    作品のメッセージ性ゆえに、クライマックスはやや尻すぼみになった印象を受けた。

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    2026年01月07日
  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    シリーズ完結!
    読み終わりました。

    とりあえず全ての問題が解決して良かった。
    これからロンが目指していく未来が続編で読めるといいなぁと思いました。

    それにしても、こんな仲間、いたら良いなぁ…

    ドラマ化されるようで、楽しみです。

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    2026年01月07日
  • 真珠配列

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    タイトルの
    「真珠配列(パールシークェンス)」とは、
    理想的な人の遺伝子情報(ヒトゲノム)のこと。

    遺伝子をその配列に操作することによって
    病気にかかりにくく
    頭脳明晰、運動神経抜群、見た目も麗しく、完全無欠な人間になれる。

    近未来の中国、北京が舞台で
    極度にバイオテクノロジーが進んだ世界では、真珠配列やヒトクローンが実際にもあり得るのではないかと思わされる。

    正月ボケの頭で読み始めたせいか途中何度か挫けそうになったが、結末が衝撃的でした。

    そう来るか。。まさに近未来ディストピア、、
    さすが岩井圭哉さん!

    ウィグル人の差別や問題は
    今もこのようなことがあるとは。。恐ろしい。
    あまり報

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    2026年01月07日
  • 真珠配列

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    実際、あり得る話だけに…。「完全無欠な仮想のゲノム配列を真珠配列と呼ぶらしい。全国民にゲノム編集を施せば世界最強の国民集団が完成する」勝手に他国を襲撃して最高指導者拉致して正義を行なったと嘯く民主主義の旗手。こんな時代ならなんでもアリだろうな。2026年に暗雲が。

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    2026年01月04日
  • 真珠配列

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    遺伝子テクノロジーが発達した近未来、人間の卑しい欲望を描いたディストピアSF×ミステリ #真珠配列

    ■あらすじ
    近未来の中国、高速で進行する癌によって亡くなる人たちが居た。その中に有力者の息子も含まれており、何らかの事件の可能性を懸念した公安局では捜査を開始。刑事アーロンは、遺伝子の専門家であるマリクに捜査協力を依頼するも、けんもほろろに扱われ…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    物語は近未来の中国が舞台、テーマは遺伝子テクノロジー、ゲノム編集ってやつですね。

    ひと昔前に、遺伝子組み換えの大豆、クローン牛なんてのをよく報道されてました。技術の進歩は素晴らしいんですが、アンタッチャブルな神の領

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    2025年12月29日
  • 竜血の一族

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    仕事帰りに立ち寄る書店の新刊コーナーで。
    著者の作品は好きだけど、テーマで手にとらないものもありまして。
    本作の裏のあらすじ読んでテーマを確認して
    読めるかなあ…と思いましたが。
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    「著者の隠れた才能が、
     ついに解き放たれた」
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    という今村翔吾さんの帯コメントを見て
    購入を決めました!

    昭和、水銀鉱床、戦争、公害。

    静かに暮らしていたアシヤたちの生活は一変する。
    水銀の毒に耐性があるアシヤたち。
    それらを利用しようとする人たち。

    テーマは重たかったです

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    2025年12月27日
  • 夏の陰

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    ネタバレ

    犯罪者の息子岳と被害者の息子和馬。
    理不尽な暴力に耐えながら、身勝手な父親に殺されそうになる岳。
    父親の起こした立て籠り事件の最中、岳のうでを掴んで助けた警察官の和馬の父は命を失った。
    犯人の岳の父親はその場で自殺。
    やり場の無い憎しみを犯人の息子である岳に向け続ける和馬。
    剣道を通じて繋がってしまう二人。
    初めてであり最後の試合で対峙する岳と和馬。緊迫感とスピード感そして痛みまで伝わるような描写に引き込まれてしまった。
    「俺は浅寄の人生をいきてるんやない。俺は、俺の人生を生きてるんや」はぐっときてしまった。
    「文身」ほどの衝撃は無いもののエピローグでの伏線回収は切なくなった。
    私の大嫌いなあ

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    2025年12月26日
  • 楽園の犬

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    ネタバレ

    一章ごとに短編ミステリーのようになっているけれど、全編を通して読むと、戦争についてや、命について考えさせられる内容となっていた。
    最後の終章は、電車の中で泣きそうになった。
    戦時中であっても、生きることへの考え方を変えなかった麻田は本当に強い人だと思った。
    悲しい結末ではあったけれど、今この時期に読んでよかったと思った。

    作者の人は、てっきり理系ミステリーの人だと思っていたけれど、歴史ものもすごく良かった。

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    2025年12月26日
  • 真珠配列

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    またまた作者の幅の広さに感嘆。

    中国が舞台である事も
    私にこんな想像をさせる。
     (今日すれ違った人の中にも
      クローン人間がいるかも…)と

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    2025年12月26日
  • 永遠についての証明

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    数学者の生涯を描いた作品。
    人生を賭けてプルビス理論を展開する瞭司は、間違いなく天才だが、その特殊な感性ゆえに周囲に理解されず、苦悩に満ちた人生を歩む。
    数学にすべてを捧げる姿勢や情熱的な取り組みには、強く心を打たれるものがあった。
    専門的な数学の知識がなくても十分に楽しめる一冊。

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    2025年12月26日
  • 付き添うひと

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    少年犯罪の弁護人を、付添人と言うのだと知らなかった。
    登場するどの子もつらいけど、付添人であるオボロさんの少年時代もなかなか大変だ。
    親が子どもの幸せを奪うようなことは、絶対にだめ。

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    2025年12月24日
  • 最後の鑑定人

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    「科学は嘘をつかない」の信念で事件を解決に導く鑑定人の土門。機械的なようでいて、助手の高倉をはじめとした関わる人々を魅了していくのが心地いい。各編の終盤で一気に語られる真相が、救いがなかったり、心が締め付けられたりと感情が揺さぶられる

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    2025年12月20日
  • われは熊楠

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    天才とキチガイ、紙一重の少しキチガイ側。藤沢秀行よりはマシ。

    過酷な人生過ぎて、読み進めるのが辛かったが、良い小説。

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    2025年12月19日
  • 付き添うひと

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    この作家さんの作品は初めてでしたが、とても深い小説で感動しました。今後も追って行こうと思える作家さんに出会えた事に感謝です。

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    2025年12月14日
  • 真珠配列

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    終わりの100pくらいで、えっとなり、そこから先は何度も驚いた。
    近未来の話。遺伝子操作が進み、怪我の治療などにも利用される世界。
    人クローンはいけないと言われても、舞台になっている某国をはじめ、他の国もきっとやっちゃうよなあ、と思う。
    騙し騙され、後味が悪い。

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    2025年12月13日
  • 追憶の鑑定人

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    最後の鑑定人シリーズ第3弾です。

    今回は土門さんの大学時代の同期、猪狩愛さん、鳥飼さん、窪さんが1話話ずつ出て、4話目で猪狩さんが火事により、記憶喪失に‥放火犯は猪狩愛か?という話に繋がります!

    土門さんが偏屈で無愛想でとっつきにくい人だけど、真面目で思いやりがあっていい人だから、友人たちもみんな温かいいい人達なんだなぁ。

    このシリーズの中で本書が1番好きです。

    鑑定とかよくわからないし、科捜研とか見ててこういう仕事も楽しそうとか能天気に思うけど、本当は神経がまいる仕事なんだろうな。

    なので土門さんの根性と執念はすごいと思う!

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    2025年12月08日