岩井圭也のレビュー一覧
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短編だからか、展開が読みやすくキャッチーなところもあるが、さすが岩井氏とでも言うべきか、各場面を緻密に引き摺りながら人物たちが堕ちていく姿が描かれている。個人的には『楽園の犬』や『われは熊楠』のような、じっとりと汗をかき、またざわっと鳥肌がたつような作品が好きかも。Posted by ブクログ
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横浜中華街を舞台に、フリーターのロンが活躍、というよりは右往左往して事件を解決するための努力をするお話。事件自体はわりと重めなものの、テンポが良く、さらっと読める。一巻は登場人物紹介を兼ねている感じ。次巻以降が楽しみ。Posted by ブクログ
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まさにIWGPの横浜中華街版。
少年達が自らの手で地域内の社会問題を解決するという構成はありきたりだけどその分とっつきやすい。
この先どのようにオリジナリティを出せるか、もう少し続けて読んでみよう。Posted by ブクログ -
数学のことは全然分からないけど、リーマン予想は容疑者Xの献身に出てきたあれだな、とか浅い知識でうっすら理解した気になって読みました。
天才にもいろいろあって、むしろわかり合えないことの方が多いのかもしれない。
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人間のドロドロした部分をたくさん見ることが出来る本。
6人がそれぞれちょっとずつ自分語りをしていくのが小説を色んな方向から読み解けて面白かった。
正しいことだけを貫くのは生きづらいだろうなと思いながら読んでいたので、ラストシーンの一歩踏み出す描写は気持ちが良かった。Posted by ブクログ -
ある事件をきっかけに科捜研を辞め、民間の鑑定所を開設した、変わり者の鑑定人を中心としたサイエンスミステリー。
科学捜査で明らかなる真実はどれも残酷で、どの話もやるせない気持ちになる。Posted by ブクログ -
岩井圭也さんが描く『世にも奇妙な物語』的な作品。
岩井圭也さんが書くイヤミスってこういう感じか…と6編それぞれに味わって拝読しました。
特に印象的だったのは『海の子』『蟻の牙』の入念な復讐劇、『極楽』の結末はゾッとした。Posted by ブクログ -
1冊目が出たときの予想とは裏腹に、巻を増すほどに人気が衰えていくシリーズとなってしまった。
4冊目となる本書には、これまで同様〈山下町の名探偵〉の異名を取る小柳龍一(ロン)を狂言回しとした4篇が収録されている。最近影の薄かった趙松雄(マツ)がメインとなるマッチングアプリ詐欺、続く2篇目もマツ絡みの競...続きを読むPosted by ブクログ -
イヤミス系が読みたくて手に取った本。
6つの短編が入ってるのですが、いやー、読んでると本当に胸糞悪くなりましたね笑
でも、なんだかんだこういう人間の醜悪さが表現された作品にも手が伸びるのはよい傾向かなと。Posted by ブクログ