岩井圭也のレビュー一覧

  • 舞台には誰もいない

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    ドラマをよく観るが、最近の俳優は売れている歌手やモデルがなることが多い印象で、役者としてここまで魂を注ぎ込んでいる人はいるのだろうかという気持ちになった。舞台にも興味を持っているので観に行ってみたい気持ちが高まった。

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    2026年02月19日
  • 真珠配列

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    岩井圭也さんらしい…
    遺伝子操作、ウイグル問題といった日本人が無関心な問題を真正面から扱っている。
    しかも、設定は2029年という近未来。

    中国が舞台であることで聴き慣れない名称ばかりが続き、日本人にはまるで他人事のように感じるストーリー。
    そして、近未来すぎて現実味がない故に陰謀論のようだと感じさせる。

    でも、どこかの国で似たような研究が実際に行われている可能性はあると思う。

    遺伝子操作もウイグル人問題も、真相はわからないことだらけだけれど、こんなディストピアな世界は近づいているはず。

    そうだとして、これからどう生きて行こうかと考えさせられる。

    遺伝子操作やクローン技術で生まれた人

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    2026年02月18日
  • 永遠についての証明

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    数学の天才に纏わる切ない物語。
    一つの才能に秀でているせいで生きにくい人も、普通の生活ができるようなサポート体制が必要なのではないか。
    家族や友達だけで支えるのは無理なのではないかと感じた。

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    2026年02月18日
  • 科捜研の砦

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    土門誠の科捜研時代の話が書かれた連作短編集。
    サクッと読めますが、科警研、警察、警察に操作協力する大学の教員…様々な人たちの人間模様も描かれていてとても楽しめました。
    ちなみに科捜研と科警研の違いを初めて知りました。

    針の先ほどの些細な手がかりから謎を推理する土門の手際は相変わらずお見事。科学と抜群の観察眼で事件を解決していきます。土門の妻との馴れ初めも描かれています(全然ロマンチックじゃないのが土門らしい…)。

    最終話は土門が初めて取り乱す様が描かれており、土門がこんなに感情的になることがあるんだ…と驚きました。

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    2026年02月12日
  • サバイブ!

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    予想通り最高!泣けました!
    ベンチャー創業期の足掻きを描いたお仕事小説。こういう魂を込めて働く人、仲間の話が大好きです。

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    2026年02月11日
  • あしたの肖像

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    あなたは本当にやりたいことを忘れていませんか? 「青春」を真正面から描き切った力作 #あしたの肖像

    ■あらすじ
    美大生の小滝は、いつも自画像を描いていた。彼のもとに教授からある人物の似顔絵を描いてほしいと相談される。その人物は同大学の学生樺沢穂香、彼女は既に事故で亡くなっており、両親から依頼を受けたものだった。

    小滝は人物像を描くために穂香の関係者に聞き込みをするも判然としない、また穂香の死因にも疑問が残る。さらに小滝には同級生の恋人がいたが、音信不通になっており…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    「青春」を真正面から書き切った力作ですね。

    岩井圭也先生の作品は何冊は拝読してますが、パワ

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    2026年02月10日
  • あしたの肖像

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    岩井ファンの1Qさんはすぐに気づいちゃいました!

    本作『あしたの肖像』の主人公・美大生の小滝英哉は彼にそっくりだと


    彼って誰って…?


    それは、「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠だ

    なぜなら土門さんのトレードマークといえば、ベージュのジャケットとパンツですよね
    これはもう周知の事実です


    で、小滝英哉も土門さんに負けじと紺色のセットアップを愛用している
    夏場は毎日これを着て、洋服には興味がない、着るものに頭を悩ませる時間がもったいないという考え方も土門さんにそっくり


    しかーし、小滝くん、君はまだまだ土門さんには及ばないよ!
    だって君は紺

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    2026年02月10日
  • 夜更けより静かな場所

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    古書店でおこなわれる読書会に参加する男女6人の様々な人生の後悔を一冊の本とともに短編集

    いいなぁ読書会
    一冊の本の意見交換ができる会なんて最高
    レビュー見ても人それぞれ受け取り方が違うからね

    なかでも、いちばんやさしいけものがよかった
    野球しかしてこなかった青年が野球ができなくなり、モヤモヤした日々を逃げて気づかんように過ごして、一冊の絵本に出会い、一歩踏み出す同じ道進むんではなくて、きっぱり諦めたのがよかった
    実は私も野球やってて、イップスなった経験があり、悔しい気持ちが思い出され泣けた

    本はいつまでも死なない
    ページを開いた瞬間に生き返る

    遠藤さんは本の中で永遠に生き続けることでし

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    2026年02月07日
  • 生者のポエトリー

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    詩を書くこと、あるいは朗読することと出会い、人生の一歩を踏み出すことができた6人を描く連作短編集。前の作品の主人公が朗読する詩に、次の作品の主人公が触発されるという「詩が人を繋ぐ」構成になっている。
    正直、自分は詩についてはさっぱりだが、詩の力、言葉の力を感じさせてくれる小説だった。どの作品も心に刺さるものだったが、特に「テレパスくそくらえ」、「幻の月」が印象的だった。

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    2026年02月07日
  • 夜更けより静かな場所

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    古書店〈深海〉に集まった人々の人生が、読書会を通じて交わっていく、ちょっと考えさせられるような、心が温まるような、躊躇う人に踏み出す勇気を与えて背中を押してくれるような、そんなお話でした。

    読書会、っていうのはSNSでも実際見かけるし、参加してみたい気持ちも無くはないけどなかなか敷居が高い。ただ、この〈深海〉で開催されるような読書会だったらとても素敵な会だと思う。

    「おもしろかった、なんとなくわかる、というのも立派な感想です」「登場人物への共感は必要でしょうか?」...遠藤さんはどこまでも優しく導いてくれてるみたい。

    読書の感想にも人生にも「正しい答え」は無い。

    あれ?
    これってとんで

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    2026年02月03日
  • 追憶の鑑定人

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    「交感原理」
    「雑踏に消ゆ」
    「見知らぬ水底」
    「灰色の追憶」
    四話収録の連作短編集。

    『最後の鑑定人』『科捜研の砦』に続くシリーズ第三弾だが本作は土門誠という人物の核心に迫る一冊だった。

    一年中ベージュのスーツをまとい「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」と断言する元科捜研の土門。

    無駄を嫌い冷酷にも見えるが今回描かれる旧友三人との関係が、その印象を覆した。

    “ベージュのスーツ”の秘密が明かされ、土門が誰よりも仲間を信じ、仲間に支えられてきたことに気付き胸熱。

    彼という人物の魅力が一段と深く心に響いた。

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    2026年01月28日
  • サバイブ!

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    面白かった
    マンガで読むビジネス書…って感じがした。

    クライアントの谷山が手伝いに来てくれるところとか結構熱い。
    キャラクターの掘り下げは更にあると面白かったなと思った。

    一生懸命働かなくてもいい時代に一生懸命働くこと…みたいなセリフがこころに残った。
    確かに、今は効率化、残業しないことが美徳とされつつあるがやりたい人はやってもいい。

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    2026年01月27日
  • 追憶の鑑定人

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    面白かった。

    土門の大学の同級生が出てきて、土門の家族や、土門が友人達を救ったこの、土門が社会不適合者と絶望し自殺未遂をしたことなど、色々な土門のことごわかって面白かった。

    1、交換原理
     殺人と遺体損壊、遺体遺棄で逮捕された女。
     殺した男は全くの別物。偽装殺人。
     同期の猪狩教愛授の力を借りる。
     指紋からDNAが検出できるなんて初めてしった。

      犯罪学者のエドモン・ロカールのロカールの交換原理。
    「2つの物体が接触した時、必ず物質の交換が行われる」… 「一度他者と接触すれば、その他者は必ず心のなかに何かの痕跡を残す」 

    2、雑踏に消ゆ
     花火大会で押し合い事故が発生。
    とある男

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    2026年01月26日
  • 夜更けより静かな場所

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    本好きにはたまらない話ではないだろうか。古本屋「深海」(名前が素敵)で行われる深夜の読書会。読書会に訪れる5人と店長の話が章ごとに綴られる。じっくりと味わうように読んだ。

    5人ともに、何かしらの悩みを抱えている。それぞれの人生で感じてきたことが異なるように、一冊の本の読み方、感想もだいぶ異なるのが面白い。読書会に参加したことはないけれど、こんなふうに感想を共有できるのは刺激があって楽しそう。

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    2026年01月22日
  • 追憶の鑑定人

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    シリーズ第三弾。

    かつては科捜研のエースとして活躍していた経歴を持つ凄腕鑑定人・土門誠の事件簿。連作四話が収録されております。

    安定のクォリティ&面白さ!
    土門さんの卓越した鑑定技術と知識を、この度も堪能させて頂きました。

    さらに、今回は土門さんの大学時代の同期の方々が登場し、各話にちょいちょい絡んできます。
    これまで過去2作を読んできて、土門さんって確かに頭はキレるし、抜群にシゴデキな人なのですけど、如何せん無愛想すぎるので(所謂、コミュ障ってやつ?)、
    “この人、友達とかいなさそうだなぁ・・”なんて勝手に思っていたのですが・・
    ちゃんといましたよ!土門さんにも友が!

    そんなわけで、

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    2026年01月21日
  • 汽水域

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     江東区の亀戸で無差別殺傷事件が発生。犯人は逮捕された後、「死刑になりたかった」と供述していると報道された。
     フリーの事件記者・安田賢太郎は週刊誌編集部から依頼を受け、犯人として逮捕された深瀬という男について調べはじめたが……。

     善悪の狭間でもがかざるを得ない人間にスポットを当て、その苦悩を描き出すヒューマンサスペンス。
              ◇
    11月の隅田川テラス。今日は日曜日だが、晩秋の夕刻ともなると、さすがに人の姿は見当たらない。
     そんな寒々とした中で、安田賢太郎は川面に垂れた釣り糸を見つめていた。
     
     始めて3時間になるが、竿先はピクリとも動かない。それもそのはずで、

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    2026年01月19日
  • 真珠配列

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    個人的にこういうバイオテクノロジーSFが大好きで、この作品も漏れなく面白かった。
    ハラハラする展開だったり、心がぎゅっとなるような切ない気持ちになったりと、終始惹き込まれる。
    ラストは斜め上の展開で、そうきたか〜という感じ。

    舞台が中国なので、人名や土地が馴染みのないものなので多少読みにくい部分があるものの、この先の未来に起こり得るかもしれない話の内容でとても面白かった。

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    2026年01月18日
  • 舞台には誰もいない

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    岩井さんにはどれだけの引き出しがあるのでしょう。
    この作品の世界に圧倒されました。

    初めに刺さったのは
    卒業後の進路を自分で決めていいと父に言われた時
    「十八年間も敷いたレールの上を走らせておいて、
    今さら好きに進めと言われても、
    どこをどう走ればいいのかわからない。」
    自己形成することが出来ないまま
    親が作った型の通りに生きてきてしまったのか…

    私という人間の演技を続けてきた主人公が
    女優となりメソッド演技を究極まで追求していく。
    そして…

    すごい作品だったからこそ、読み終えた時に
    疲労感も一入でした。

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    2026年01月12日
  • 生者のポエトリー

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    最近気に入っている岩井圭也さん
    こんな作品もあったなんて…驚きです。

    個人的には、短編集はあまり読まないのですが、
    こちらはとても良かったです。
    社会を呪うような詩が
    お堅い高齢男性の心を動かしたり、
    その人が生きている証のような詩が
    別の誰かの人生に影響を与えていくのが良い感じ。

    最後の「街角の歌」が、またどこかへと繋がっていき
    苦しさと希望が入り混じったような
    それでも温かい読後感でした。

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    2026年01月12日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    東京で一人暮らしをする大学生・遠藤吉乃が、

    都内にあると知っていたけれど訪問していなかった叔父さんの古書店に行ってみた。

    そこから始まる読書会。

    毎月ぐらいのペースで、同じ6人で。

    それぞれの章が、

    読書会の選書を担当した人の語りで書かれている。

    5回目はちょっと特別、6回目はかなり特別だけれども。

    何気ない登場人物。

    現実的なそれぞれの境遇にちょっとぐっとくる。

    人生うまくいかないこと、その中でどうやって生きていくのかをなんだか考えさせられる。

    思った通りに行くことが成功ならばたいていの人にとってこの世は残酷だけれども、

    うまくいかないことの中にいろんな出会いや思っても

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    2026年01月12日