岩井圭也のレビュー一覧

  • 追憶の鑑定人

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    面白かった。

    土門の大学の同級生が出てきて、土門の家族や、土門が友人達を救ったこの、土門が社会不適合者と絶望し自殺未遂をしたことなど、色々な土門のことごわかって面白かった。

    1、交換原理
     殺人と遺体損壊、遺体遺棄で逮捕された女。
     殺した男は全くの別物。偽装殺人。
     同期の猪狩教愛授の力を借りる。
     指紋からDNAが検出できるなんて初めてしった。

      犯罪学者のエドモン・ロカールのロカールの交換原理。
    「2つの物体が接触した時、必ず物質の交換が行われる」… 「一度他者と接触すれば、その他者は必ず心のなかに何かの痕跡を残す」 

    2、雑踏に消ゆ
     花火大会で押し合い事故が発生。
    とある男

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    2026年01月26日
  • 夜更けより静かな場所

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    本好きにはたまらない話ではないだろうか。古本屋「深海」(名前が素敵)で行われる深夜の読書会。読書会に訪れる5人と店長の話が章ごとに綴られる。じっくりと味わうように読んだ。

    5人ともに、何かしらの悩みを抱えている。それぞれの人生で感じてきたことが異なるように、一冊の本の読み方、感想もだいぶ異なるのが面白い。読書会に参加したことはないけれど、こんなふうに感想を共有できるのは刺激があって楽しそう。

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    2026年01月22日
  • 追憶の鑑定人

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    シリーズ第三弾。

    かつては科捜研のエースとして活躍していた経歴を持つ凄腕鑑定人・土門誠の事件簿。連作四話が収録されております。

    安定のクォリティ&面白さ!
    土門さんの卓越した鑑定技術と知識を、この度も堪能させて頂きました。

    さらに、今回は土門さんの大学時代の同期の方々が登場し、各話にちょいちょい絡んできます。
    これまで過去2作を読んできて、土門さんって確かに頭はキレるし、抜群にシゴデキな人なのですけど、如何せん無愛想すぎるので(所謂、コミュ障ってやつ?)、
    “この人、友達とかいなさそうだなぁ・・”なんて勝手に思っていたのですが・・
    ちゃんといましたよ!土門さんにも友が!

    そんなわけで、

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    2026年01月21日
  • 汽水域

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     江東区の亀戸で無差別殺傷事件が発生。犯人は逮捕された後、「死刑になりたかった」と供述していると報道された。
     フリーの事件記者・安田賢太郎は週刊誌編集部から依頼を受け、犯人として逮捕された深瀬という男について調べはじめたが……。

     善悪の狭間でもがかざるを得ない人間にスポットを当て、その苦悩を描き出すヒューマンサスペンス。
              ◇
    11月の隅田川テラス。今日は日曜日だが、晩秋の夕刻ともなると、さすがに人の姿は見当たらない。
     そんな寒々とした中で、安田賢太郎は川面に垂れた釣り糸を見つめていた。
     
     始めて3時間になるが、竿先はピクリとも動かない。それもそのはずで、

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    2026年01月19日
  • 真珠配列

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    個人的にこういうバイオテクノロジーSFが大好きで、この作品も漏れなく面白かった。
    ハラハラする展開だったり、心がぎゅっとなるような切ない気持ちになったりと、終始惹き込まれる。
    ラストは斜め上の展開で、そうきたか〜という感じ。

    舞台が中国なので、人名や土地が馴染みのないものなので多少読みにくい部分があるものの、この先の未来に起こり得るかもしれない話の内容でとても面白かった。

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    2026年01月18日
  • 舞台には誰もいない

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    岩井さんにはどれだけの引き出しがあるのでしょう。
    この作品の世界に圧倒されました。

    初めに刺さったのは
    卒業後の進路を自分で決めていいと父に言われた時
    「十八年間も敷いたレールの上を走らせておいて、
    今さら好きに進めと言われても、
    どこをどう走ればいいのかわからない。」
    自己形成することが出来ないまま
    親が作った型の通りに生きてきてしまったのか…

    私という人間の演技を続けてきた主人公が
    女優となりメソッド演技を究極まで追求していく。
    そして…

    すごい作品だったからこそ、読み終えた時に
    疲労感も一入でした。

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    2026年01月12日
  • 生者のポエトリー

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    最近気に入っている岩井圭也さん
    こんな作品もあったなんて…驚きです。

    個人的には、短編集はあまり読まないのですが、
    こちらはとても良かったです。
    社会を呪うような詩が
    お堅い高齢男性の心を動かしたり、
    その人が生きている証のような詩が
    別の誰かの人生に影響を与えていくのが良い感じ。

    最後の「街角の歌」が、またどこかへと繋がっていき
    苦しさと希望が入り混じったような
    それでも温かい読後感でした。

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    2026年01月12日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    東京で一人暮らしをする大学生・遠藤吉乃が、

    都内にあると知っていたけれど訪問していなかった叔父さんの古書店に行ってみた。

    そこから始まる読書会。

    毎月ぐらいのペースで、同じ6人で。

    それぞれの章が、

    読書会の選書を担当した人の語りで書かれている。

    5回目はちょっと特別、6回目はかなり特別だけれども。

    何気ない登場人物。

    現実的なそれぞれの境遇にちょっとぐっとくる。

    人生うまくいかないこと、その中でどうやって生きていくのかをなんだか考えさせられる。

    思った通りに行くことが成功ならばたいていの人にとってこの世は残酷だけれども、

    うまくいかないことの中にいろんな出会いや思っても

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    2026年01月12日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • 夜更けより静かな場所

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    読書が好きな人達の静かな物語。気持ちよく読めた。読書会、楽しそう。でも、いざ対面で集まったら自分は話せるだろうかとも思ってしまう。ある意味このアプリでみなさんの感想を読んだり、自分の感想をあげるのが自分の中で小さな読書会かも。

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    2026年01月07日
  • 楽園の犬

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    有隣堂の書籍バイヤー芝さんが熱烈に推していたので買った。
    防諜という題材が珍しく、途中まではとても面白かった。
    作品のメッセージ性ゆえに、クライマックスはやや尻すぼみになった印象を受けた。

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    2026年01月07日
  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    シリーズ完結!
    読み終わりました。

    とりあえず全ての問題が解決して良かった。
    これからロンが目指していく未来が続編で読めるといいなぁと思いました。

    それにしても、こんな仲間、いたら良いなぁ…

    ドラマ化されるようで、楽しみです。

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    2026年01月07日
  • 真珠配列

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    タイトルの
    「真珠配列(パールシークェンス)」とは、
    理想的な人の遺伝子情報(ヒトゲノム)のこと。

    遺伝子をその配列に操作することによって
    病気にかかりにくく
    頭脳明晰、運動神経抜群、見た目も麗しく、完全無欠な人間になれる。

    近未来の中国、北京が舞台で
    極度にバイオテクノロジーが進んだ世界では、真珠配列やヒトクローンが実際にもあり得るのではないかと思わされる。

    正月ボケの頭で読み始めたせいか途中何度か挫けそうになったが、結末が衝撃的でした。

    そう来るか。。まさに近未来ディストピア、、
    さすが岩井圭哉さん!

    ウィグル人の差別や問題は
    今もこのようなことがあるとは。。恐ろしい。
    あまり報

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    2026年01月07日
  • 真珠配列

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    実際、あり得る話だけに…。「完全無欠な仮想のゲノム配列を真珠配列と呼ぶらしい。全国民にゲノム編集を施せば世界最強の国民集団が完成する」勝手に他国を襲撃して最高指導者拉致して正義を行なったと嘯く民主主義の旗手。こんな時代ならなんでもアリだろうな。2026年に暗雲が。

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    2026年01月04日
  • 真珠配列

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    遺伝子テクノロジーが発達した近未来、人間の卑しい欲望を描いたディストピアSF×ミステリ #真珠配列

    ■あらすじ
    近未来の中国、高速で進行する癌によって亡くなる人たちが居た。その中に有力者の息子も含まれており、何らかの事件の可能性を懸念した公安局では捜査を開始。刑事アーロンは、遺伝子の専門家であるマリクに捜査協力を依頼するも、けんもほろろに扱われ…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    物語は近未来の中国が舞台、テーマは遺伝子テクノロジー、ゲノム編集ってやつですね。

    ひと昔前に、遺伝子組み換えの大豆、クローン牛なんてのをよく報道されてました。技術の進歩は素晴らしいんですが、アンタッチャブルな神の領

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    2025年12月29日
  • 竜血の一族

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    仕事帰りに立ち寄る書店の新刊コーナーで。
    著者の作品は好きだけど、テーマで手にとらないものもありまして。
    本作の裏のあらすじ読んでテーマを確認して
    読めるかなあ…と思いましたが。
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    「著者の隠れた才能が、
     ついに解き放たれた」
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    という今村翔吾さんの帯コメントを見て
    購入を決めました!

    昭和、水銀鉱床、戦争、公害。

    静かに暮らしていたアシヤたちの生活は一変する。
    水銀の毒に耐性があるアシヤたち。
    それらを利用しようとする人たち。

    テーマは重たかったです

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    2025年12月27日
  • 夏の陰

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    ネタバレ

    犯罪者の息子岳と被害者の息子和馬。
    理不尽な暴力に耐えながら、身勝手な父親に殺されそうになる岳。
    父親の起こした立て籠り事件の最中、岳のうでを掴んで助けた警察官の和馬の父は命を失った。
    犯人の岳の父親はその場で自殺。
    やり場の無い憎しみを犯人の息子である岳に向け続ける和馬。
    剣道を通じて繋がってしまう二人。
    初めてであり最後の試合で対峙する岳と和馬。緊迫感とスピード感そして痛みまで伝わるような描写に引き込まれてしまった。
    「俺は浅寄の人生をいきてるんやない。俺は、俺の人生を生きてるんや」はぐっときてしまった。
    「文身」ほどの衝撃は無いもののエピローグでの伏線回収は切なくなった。
    私の大嫌いなあ

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    2025年12月26日
  • 楽園の犬

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    ネタバレ

    一章ごとに短編ミステリーのようになっているけれど、全編を通して読むと、戦争についてや、命について考えさせられる内容となっていた。
    最後の終章は、電車の中で泣きそうになった。
    戦時中であっても、生きることへの考え方を変えなかった麻田は本当に強い人だと思った。
    悲しい結末ではあったけれど、今この時期に読んでよかったと思った。

    作者の人は、てっきり理系ミステリーの人だと思っていたけれど、歴史ものもすごく良かった。

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    2025年12月26日
  • 真珠配列

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    またまた作者の幅の広さに感嘆。

    中国が舞台である事も
    私にこんな想像をさせる。
     (今日すれ違った人の中にも
      クローン人間がいるかも…)と

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    2025年12月26日
  • 付き添うひと

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    少年犯罪の弁護人を、付添人と言うのだと知らなかった。
    登場するどの子もつらいけど、付添人であるオボロさんの少年時代もなかなか大変だ。
    親が子どもの幸せを奪うようなことは、絶対にだめ。

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    2025年12月24日