岩井圭也のレビュー一覧

  • 真珠配列

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    近未来SFディストピアミステリー、ということで読んでみました。映像化も相次ぐ絶好調の岩井さん。こんな世界観も書くんだ、と振り幅の広さに脱帽。舞台となる国の恐ろしさ、クローンの是非、アーロンとマリクの関係…そしてラストはこう来たか、と。謎解きみもあってすいすい読めたけど、ぞっとするようなラストでしたね…。

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    2026年02月26日
  • 人生賭博 横浜ネイバーズ(4)

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    このシリーズの世界に慣れてきた。今(2026年冬)にフジテレビ系で放送されてる連ドラの最近見た回の原作になった話も含まれていた。しかし、本当に現代の問題をうまく写している

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    2026年02月24日
  • 永遠についての証明

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    生まれつき文系の自分には数学のことは何一つさっぱりわからなかったけどとても読みやすい天才数学者の哀しい物語だった。天才と秀才と凡人。天才に対する秀才の面々の思い、結局はついていけずに天才を死に追いやってしまうことになる友人や指導者の言動や気持ち、凡人の私にもなんとなくわかるなぁ。主人公の天才、暸司がもう痛々しくて見てられない。悲劇的最期を遂げた天才数学者がいるって話は聞いたことがある。恐ろしいほどの天賦の才能を持って生まれたが故に数学に取り憑かれる悲劇。天才ゆえの孤独、社会とも上手く関われず食い扶持も稼げずに荒れた生活の中で全人生をかけて取り組むその証明がいつ終わるかの見通しも立たず死ぬまでに

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    2026年02月24日
  • 夜更けより静かな場所

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    何かしら問題を抱えた6人が、深夜0時に古本屋に集い、一冊の本について語り合う「読書会」を開き、各々の問題に向き合って決断する話。

    教官と不倫する女子大生、イップスで球投げれなくなった野球部員、毎日の生活に不安を抱えながら好きな仕事を続ける司書、親と決別したグラフィックデザイナー、演奏する事をやめたバイオリニスト。そして成り行きで店を引き継ぐ事になった読書家の古本屋店主。
    皆それぞれに感銘を受けた本を持ち寄り、その感銘を共有したいと、読書会に臨みますが、他の参加者が自分とは同じ感想をなかなか持ってくれない所が、良かったです。
    自分の感想を時には否定されたり、自身では全く気づかなかった視点からの

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    2026年02月22日
  • 夜更けより静かな場所

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    真夜中の古書店“深海”で開かれる読書会に集う六人の男女。それぞれが課題図書をあげて語り合う。海外長編小説、絵本や詩もあり…。
    当然それぞれの感想は違って、共感されず驚いたり、それでも作品が好きって思いは変わらなかったり。

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    2026年02月21日
  • あしたの肖像

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    恋人の失踪、火災事件の真相、そして芸大生の小滝の絵描きとしての苦悩が、ないまぜになり物語が進んでいく。

    はー、若いって痛々しいし、なんだか人生難しいなぁ。小滝と彼女も、こんなあっさりしていて良いのだろうか。こうするしかなかったのか。悲しすぎるなぁ。


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    2026年02月21日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    読書好きは古書店の話なんて垂涎でしょう。岩井さんは熊楠で痛い目に遭ってるから。ちょっと勇気が入りましたがこれはおもしろかった。
    まあ、結末は予想通りだったので星4にしました。

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    2026年02月20日
  • 舞台には誰もいない

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    ドラマをよく観るが、最近の俳優は売れている歌手やモデルがなることが多い印象で、役者としてここまで魂を注ぎ込んでいる人はいるのだろうかという気持ちになった。舞台にも興味を持っているので観に行ってみたい気持ちが高まった。

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    2026年02月19日
  • 真珠配列

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    岩井圭也さんらしい…
    遺伝子操作、ウイグル問題といった日本人が無関心な問題を真正面から扱っている。
    しかも、設定は2029年という近未来。

    中国が舞台であることで聴き慣れない名称ばかりが続き、日本人にはまるで他人事のように感じるストーリー。
    そして、近未来すぎて現実味がない故に陰謀論のようだと感じさせる。

    でも、どこかの国で似たような研究が実際に行われている可能性はあると思う。

    遺伝子操作もウイグル人問題も、真相はわからないことだらけだけれど、こんなディストピアな世界は近づいているはず。

    そうだとして、これからどう生きて行こうかと考えさせられる。

    遺伝子操作やクローン技術で生まれた人

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    2026年02月18日
  • 科捜研の砦

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    土門誠の科捜研時代の話が書かれた連作短編集。
    サクッと読めますが、科警研、警察、警察に操作協力する大学の教員…様々な人たちの人間模様も描かれていてとても楽しめました。
    ちなみに科捜研と科警研の違いを初めて知りました。

    針の先ほどの些細な手がかりから謎を推理する土門の手際は相変わらずお見事。科学と抜群の観察眼で事件を解決していきます。土門の妻との馴れ初めも描かれています(全然ロマンチックじゃないのが土門らしい…)。

    最終話は土門が初めて取り乱す様が描かれており、土門がこんなに感情的になることがあるんだ…と驚きました。

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    2026年02月12日
  • サバイブ!

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    予想通り最高!泣けました!
    ベンチャー創業期の足掻きを描いたお仕事小説。こういう魂を込めて働く人、仲間の話が大好きです。

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    2026年02月11日
  • 夜更けより静かな場所

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    古書店でおこなわれる読書会に参加する男女6人の様々な人生の後悔を一冊の本とともに短編集

    いいなぁ読書会
    一冊の本の意見交換ができる会なんて最高
    レビュー見ても人それぞれ受け取り方が違うからね

    なかでも、いちばんやさしいけものがよかった
    野球しかしてこなかった青年が野球ができなくなり、モヤモヤした日々を逃げて気づかんように過ごして、一冊の絵本に出会い、一歩踏み出す同じ道進むんではなくて、きっぱり諦めたのがよかった
    実は私も野球やってて、イップスなった経験があり、悔しい気持ちが思い出され泣けた

    本はいつまでも死なない
    ページを開いた瞬間に生き返る

    遠藤さんは本の中で永遠に生き続けることでし

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    2026年02月07日
  • 生者のポエトリー

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    詩を書くこと、あるいは朗読することと出会い、人生の一歩を踏み出すことができた6人を描く連作短編集。前の作品の主人公が朗読する詩に、次の作品の主人公が触発されるという「詩が人を繋ぐ」構成になっている。
    正直、自分は詩についてはさっぱりだが、詩の力、言葉の力を感じさせてくれる小説だった。どの作品も心に刺さるものだったが、特に「テレパスくそくらえ」、「幻の月」が印象的だった。

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    2026年02月07日
  • 夜更けより静かな場所

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    古書店〈深海〉に集まった人々の人生が、読書会を通じて交わっていく、ちょっと考えさせられるような、心が温まるような、躊躇う人に踏み出す勇気を与えて背中を押してくれるような、そんなお話でした。

    読書会、っていうのはSNSでも実際見かけるし、参加してみたい気持ちも無くはないけどなかなか敷居が高い。ただ、この〈深海〉で開催されるような読書会だったらとても素敵な会だと思う。

    「おもしろかった、なんとなくわかる、というのも立派な感想です」「登場人物への共感は必要でしょうか?」...遠藤さんはどこまでも優しく導いてくれてるみたい。

    読書の感想にも人生にも「正しい答え」は無い。

    あれ?
    これってとんで

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    2026年02月03日
  • 追憶の鑑定人

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    「交感原理」
    「雑踏に消ゆ」
    「見知らぬ水底」
    「灰色の追憶」
    四話収録の連作短編集。

    『最後の鑑定人』『科捜研の砦』に続くシリーズ第三弾だが本作は土門誠という人物の核心に迫る一冊だった。

    一年中ベージュのスーツをまとい「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」と断言する元科捜研の土門。

    無駄を嫌い冷酷にも見えるが今回描かれる旧友三人との関係が、その印象を覆した。

    “ベージュのスーツ”の秘密が明かされ、土門が誰よりも仲間を信じ、仲間に支えられてきたことに気付き胸熱。

    彼という人物の魅力が一段と深く心に響いた。

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    2026年01月28日
  • サバイブ!

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    面白かった
    マンガで読むビジネス書…って感じがした。

    クライアントの谷山が手伝いに来てくれるところとか結構熱い。
    キャラクターの掘り下げは更にあると面白かったなと思った。

    一生懸命働かなくてもいい時代に一生懸命働くこと…みたいなセリフがこころに残った。
    確かに、今は効率化、残業しないことが美徳とされつつあるがやりたい人はやってもいい。

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    2026年01月27日
  • 追憶の鑑定人

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    面白かった。

    土門の大学の同級生が出てきて、土門の家族や、土門が友人達を救ったこの、土門が社会不適合者と絶望し自殺未遂をしたことなど、色々な土門のことごわかって面白かった。

    1、交換原理
     殺人と遺体損壊、遺体遺棄で逮捕された女。
     殺した男は全くの別物。偽装殺人。
     同期の猪狩教愛授の力を借りる。
     指紋からDNAが検出できるなんて初めてしった。

      犯罪学者のエドモン・ロカールのロカールの交換原理。
    「2つの物体が接触した時、必ず物質の交換が行われる」… 「一度他者と接触すれば、その他者は必ず心のなかに何かの痕跡を残す」 

    2、雑踏に消ゆ
     花火大会で押し合い事故が発生。
    とある男

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    2026年01月26日
  • 夜更けより静かな場所

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    本好きにはたまらない話ではないだろうか。古本屋「深海」(名前が素敵)で行われる深夜の読書会。読書会に訪れる5人と店長の話が章ごとに綴られる。じっくりと味わうように読んだ。

    5人ともに、何かしらの悩みを抱えている。それぞれの人生で感じてきたことが異なるように、一冊の本の読み方、感想もだいぶ異なるのが面白い。読書会に参加したことはないけれど、こんなふうに感想を共有できるのは刺激があって楽しそう。

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    2026年01月22日
  • 追憶の鑑定人

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    シリーズ第三弾。

    かつては科捜研のエースとして活躍していた経歴を持つ凄腕鑑定人・土門誠の事件簿。連作四話が収録されております。

    安定のクォリティ&面白さ!
    土門さんの卓越した鑑定技術と知識を、この度も堪能させて頂きました。

    さらに、今回は土門さんの大学時代の同期の方々が登場し、各話にちょいちょい絡んできます。
    これまで過去2作を読んできて、土門さんって確かに頭はキレるし、抜群にシゴデキな人なのですけど、如何せん無愛想すぎるので(所謂、コミュ障ってやつ?)、
    “この人、友達とかいなさそうだなぁ・・”なんて勝手に思っていたのですが・・
    ちゃんといましたよ!土門さんにも友が!

    そんなわけで、

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    2026年01月21日
  • 汽水域

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     江東区の亀戸で無差別殺傷事件が発生。犯人は逮捕された後、「死刑になりたかった」と供述していると報道された。
     フリーの事件記者・安田賢太郎は週刊誌編集部から依頼を受け、犯人として逮捕された深瀬という男について調べはじめたが……。

     善悪の狭間でもがかざるを得ない人間にスポットを当て、その苦悩を描き出すヒューマンサスペンス。
              ◇
    11月の隅田川テラス。今日は日曜日だが、晩秋の夕刻ともなると、さすがに人の姿は見当たらない。
     そんな寒々とした中で、安田賢太郎は川面に垂れた釣り糸を見つめていた。
     
     始めて3時間になるが、竿先はピクリとも動かない。それもそのはずで、

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    2026年01月19日