岩井圭也のレビュー一覧

  • 真珠配列

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    ネタバレ

    最後の100ページからのどんでん返し、他の書籍なら好みでない「やられ方」なんだけど、あまりにも美しく見事にやられてからの実に湿度の高いラスト。ありそうなリアリティとこの上ない邪悪さ、実にSFミステリーであった。

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    2026年02月11日
  • あしたの肖像

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    最近読んだ「真珠配列」と打って変わって、清々しい青春小説で夢に向かって悩む主人公を応援せざるを得ない、素敵な作品でした。

    本作の主人公は自身の肖像画を描くアートスタイルの美大生。肖像画制作を通し自身の内面を見つめていた主人公は、ある日教授の推薦で、事故で亡くなった先輩の肖像画を描くことになる。その先輩は、どうして亡くなったのかを探る中で、美大生としてのあり方を見つめ直すというお話。

    本作は、①肖像画の完成、②音信不通の恋人との和解という2軸で進むのですが、その2つの主軸どちらにおいてもクリエイターゆえの葛藤が描写されます。この葛藤を経ることによって、恋人への理解と亡くなった方への理解が深ま

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    2026年02月11日
  • 真珠配列

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    「夜更けより静かな場所」を読んだ時に岩井圭也のファンになった。「熊楠」の時は特に意識はしなかったのだが。
    今作で6作目になる。バイオテクノロジーをヒトに適用するとどうなるのか? ありそうなテーマで正直あまり関心はない。面白く読んだが、守備範囲が広いなと感じたくらいで岩井圭也らしいのかどうか分からない。
    同じ時期にヒボさんが読んだ「竜血の山」の方が気になっている。

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    2026年02月09日
  • 科捜研の砦

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    ネタバレ

    「最後の鑑定人」から順に読まなければならない。
    他のシリーズでミスをしてしまったので、今シリーズはしっかりと「最後の鑑定人」から順に読んだので、前作を通じたストーリーをきちんと読み、楽しみ、悲しむことができた。「それでも化学は噓をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間だ」までの経緯、それを聞く者が抱いた思い、前作を知っているからわかっている未来の結末。とても悲しい傑作であった。

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    2026年02月07日
  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    やっぱりなんだかんだで面白い。地元のお話ってのも大きい。横浜市歌の話が繰り返し出てくるのも、市民じゃないと面白くないんだろうしな。
    1〜6の完結編みたいになっている。
    ちょっとスッキリする感じがしてここまで読んできて良かったなぁと思えた。
    ロン、これから勉強するのかなぁ。楽しみ。

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    2026年02月06日
  • サバイブ!

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    働き方改革、コンプライアンス、ハラスメントとか窮屈を感じる今の社会。誰が言い出したのか知らないけど、本人たちがやりたいならやりたいだけ納得するまで働いてみたっていいじゃない。登場人物みんなキラキラしてる。いい意味で今の若者らしくない。生きるってこういうことだよね。

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    2026年02月03日
  • 完全なる白銀

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    雪山が目の前に広がるような描写にとても感動しました。読んだことのないジャンルだったのでとても面白かったです

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    2026年01月28日
  • われは熊楠

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    博物学者、南方熊楠の一代記。アメリカに留学後、イギリスの大英博物館で勤務。だが癇癪を起こして他人に殴りかかり、出禁になり帰国。
    ずっと弟の常楠の送金に頼り切った生活をし、研究機関などにも勤めず、標本を採取し、記録し、在野で研究を積み重ねる。Wikipediaによれば「生涯で『ネイチャー』誌に51本の論文が掲載されており、これは現在に至るまで単著での掲載本数の歴代最高記録となっている。」とのことで、これはすごい。

    昭和天皇も南方と同じく粘菌の研究をなさっていたため、和歌山に御幸が会った際に進講をする。

    本書の南方熊楠は頑固でヒトの言うことを聞かない。読んでいてイライラしてくるくらいである。息

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    2026年01月27日
  • 飛べない雛 横浜ネイバーズ(2)

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    ヒナちゃん、頑張った。
    それにしても、あいつは許しがたい。あらゆるところで報いを受けますように。
    ロンの母親の件も大きく動いた。まだまだ決着とは言えないけれど。
    一息ついたと思ったら、またしてもとんでもない事件の予感。

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    2026年01月26日
  • 横浜ネイバーズ

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    ドラマが面白かったので原作も。
    岩井圭也さんということで、期待を裏切らない面白さ。
    ロンくん、いい子だー。
    いやいやながらのはずが、持ち込まれたトラブルに真剣に取り組むのが好き。
    横浜に行きたくなってしまう。中華街、ちょっと憧れるな。
    マツやヒナも好き。
    ロンは、確かに、ネジが一本w
    そこが魅力だっていうのも困りものw
    ヒナちゃん、切ない。
    彼女の過去、2巻目で明らかになるかな。

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    2026年01月24日
  • 追憶の鑑定人

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    鑑定人シリーズ3作品の中で本作が一番好き。
    依頼人から依頼が来てただ鑑定するだけでなく、土門鑑定所に起こる些細な出来事があって飽きない。
    そして本作はなにより、土門さんの過去が知れて人となりがよりわかってよかった。
    大学の同級生との関わりや絆が深くてじんわりした。(猪狩先生いいキャラだった〜◎)

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    2026年01月24日
  • 夜更けより静かな場所

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    ネタバレ

    真島くんの話がいちばん刺さった。
    本当は終わりだと思ってるけど可能性をゼロにしたくなくて新しいことに踏み出せない、気持ちがすごくわかった。

    大きな起伏はないのに、さくさくどんどん読み進められた。すっごく読みやすかったし、少し見る世界が広がった。

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    2026年01月18日
  • サバイブ!

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    あまり読んだことのない小説のジャンルだったがとても面白かった。100敗しても一勝すれば良いというコメントがとても響き、有言実行のコタローがかっこいいなと思いました。

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    2026年01月16日
  • 文身

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    ネタバレ

    業の物語。最後の最後まで業たっぷり。たまらない。他作の登場人物にも醸し出されていた「身勝手さ」というか業が極まっている。

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    2026年01月15日
  • 完全なる白銀

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    北米最高峰、厳冬期のデナリ。
    読み終えた後、思わず、ふぅと息を吐く。自分も極限のアタックを体験したような錯覚を感じてしまうくらい、登攀シーンの臨場感と息遣いに圧倒された。

    物語は、主人公の緑里とシーラが冬のデナリ登頂に挑む登頂のシーンと、そこに至るまでの過去が交互に展開されている。
    二人が何を背負い、どんな覚悟でこの白銀に挑んでいるのか。そのプロセスが丁寧に描かれているので、一歩一歩の重みが伝わってくる。

    二人の共通の友人であるリタの存在が、ドラマに奥行きを与えている。二人がデナリにアタックする前に登頂し、下山中に消息不明となったリタは、果たして冬の単独登頂で頂上まで辿りついたのか、という

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    2026年01月12日
  • 文身

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    途中まではここまでが虚構だとわかっていたのに、最後の方で現実と虚構がごっちゃになりどちらを信じればいいのかわからなくなってしまった
    だんだん弟の書くストーリーが激しくなり嫌悪感や恐怖感も増していきページをめくる手を止めることができなかった

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    2026年01月10日
  • 汽水域

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    ジャーナリズムとはどうあるべきなのか本当に必要なのかと考えさせられた
    また深瀬はどこで道を踏み間違えたのか
    石田の抱えているものも深く最後まで面白かった

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    2026年01月10日
  • パパたちの肖像

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    所々泣きながら読んだ。
    ママはもちろんつらいけど、パパだって同じくらいつらいんだ。
    みんな頑張ってる。

    自分ももうすぐ同じような状況になるかもしれない。他人事じゃないから、共感して呼んだ。

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    2026年01月10日
  • サバイブ!

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    ポットキャストで作者のインタビューを聴いて、興味が湧いたので読んだ本。
    世の中に求められているものをプレゼンして、出版社に売り込む作者の姿勢そのものが反映されている作品だなと思った。

    失敗やマイナスだと思うことも、未来に繋がっている。その様子が何度も何度も描かれていた。

    私もがんサバイバーなので、とても勇気づけられた。
    私の場合は、今まで充分働いてきたから、もう働かなくていいやって方向に振れたけど、一生懸命働いている登場人物たちを想像しても羨ましいと思わず、元気づけられるなと思えるのはいいなと感じた。

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    2026年01月04日
  • 真珠配列

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    ネタバレ

    最後の展開が非常に衝撃的で、主人公アーロンの抱える闇の深さというものを突きつけられる形になりました。

    なんで岩井圭也さんの小説に惹かれるんだろうなーって考えながら読んでたんですけど、この方の『信頼』の描き方が好きなんだというところに落ち着きました。

    立場も考え方もまるっきり異なるアーロンとマリクですが、捜査の一貫とは言え嫌々ながらも協力するうちに互いに抱える育ちの背景に共通のものを感じはじめます。

    もちろん互いの願望を果たすための、歪んだ『信頼』だったかもしれませんが、相手が異なれば決して芽生えることのなかった信頼関係があったように思います。

    マリクは命を、そしてアーロンは夢に描いてい

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    2026年01月03日