岩井圭也のレビュー一覧
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奨学金免除のため、しぶしぶ刑務所の医者になった史郎先生。
【罪を犯した人間にも医療を受ける権利はある】
刑務作業を休むためや、医薬品欲しさに詐病も多い。詐欺師もいるし、殺人犯もいる。
受刑者の医療費は受刑者からではなく、税金で運営している。
限られた予算の中でどこまでケアを行うか…。
普通の医療ものにはない葛藤がある。
次第に史郎先生は病だけではなく、患者の人生ごと診察していく。
そしてまた介護問題かー。。。
本音を言えば介護は私の日常なので、小説まで介護の辛い話を読みたくない…。
ただ、史郎先生の気持ちと重なる部分もあって感情移入してしまった。
科捜研の土門さんにはハマれなかったけ -
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ネタバレ今までのような興味を広げてくれるタイプの作品ではなく、ミステリーっぽい作品を読んでみた。
「警察を呼ばないで」
彼らには、それぞれ人に言えない秘密があった。自分の無罪を主張するために、1人ずつ過去を語り始めるが。。。
それぞれの過去が辛くて重い。
全員の悲惨な過去を聞き続けるのが苦痛になってしまった。
私は現実逃避で読書してるので、この手の現実にありそうな重い話は苦手だ。
その中には自分が直面している介護問題もあり、自分で傷口に塩をズリズリ塗り込んでいるような感じになって読むのが辛かった。
【「いやぁ……俺が代わりに面倒見たいくらいだよ」「だったら、やってみろ」】
兄弟のセリフがリアル過 -
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主人公は小柳龍一(通称ロン)
ロンの実家は横浜・中華街、四川料理の名店「翠玉楼」
オーナーである祖父、良三郎からいずれその座を継ぐつもりであったが、「翠玉楼」は閉店を迎えることとなりその目論見は外れ、毎日ぶらぶらと暇を持て余している
そんな暇っ子ロンの元に次々と厄介事が持ち込まれてくる
特殊能力なんて何も持たないロン
強いて言うなら普通の人よりも「頭のネジが一本外れているのかな?」というぐらい
それも特にびっくりするような外れ方ではない
つまり、普通にいそうな青年が仲間と共に事件を解決していく物語
普通っぽいところがこの物語の良いところなのかも
短編でサクッと読みやすいですし
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同じやん!
熊楠と1Q84O1は同じやん!
熊楠が「我は我が何者かを知りたい」と思うのと同じように、1Q84O1も我は我が何者かを知りたい
熊楠と1Q84O1は同じやん!
熊楠は博物学者か、生物学者か、民俗学者か、はたまた…
1Q84O1は坊さんか、好青年か、助兵衛か、はたまた…
熊楠と1Q84O1はほぼ同じやん!
ちょっと違うところは、
「世界を知ることは、我を知ることになる」と、この世のすべてを知り尽くしたいという好奇心と最後の瞬間まで学問を究めていたかったという想いだろう
残念ながら1Q84O1にはその好奇心も想いもありません…(ーー;)
なので、誰かかわりに教えてー! -
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岩井圭也『完全なる白銀』小学館文庫。
初読み作家。以前から名前は知っていたが、気になりながらも、なかなか手が出なかった。この小説が山岳小説と知り、読んでみることにした。
率直に言って、期待外れだった。山岳小説としても安っぽいし、ドラマとしても随分と安っぽい。地球温暖化問題だとか少数民族とかをテーマにしたようだが、それらを小説に消化出来ず、ただテーマを並べただけのように思った。
フリーカメラマンの藤谷緑里は旧友のシーラ・エトゥアンガと北米大陸の最高峰デナリに冬季登頂を果たすために、アラスカの地に降り立つ。2人がデナリに挑むのは、冬季デナリ単独行で下山中に消息を経ったシーラの幼馴染で緑里の -
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窮地に陥ったとき、人は何とか逃れようとする。それが姑息な手段に過ぎないことも、ただの欺瞞であることもわかってはいても、嘘やごまかしでその場をしのぎたいという誘惑に負けてしまう。
そんな「暗い引力」に抗えなかった人たちを描くヒューマンサスペンス短編集。
◇
ダイニングでお茶の用意をする。妻の入院から半年が過ぎ、ようやく茶を入れることにも慣れてきた。
妻の容態が急変したのは4日前。病院からの連絡で駆けつけたときには、妻はすでに意識がなく危篤状態になっていた。
それでも遅れて駆けつけた息子の海太が耳元で呼びかけると、妻は瞼をピクリと動かして応えようとした。けれど