岩井圭也のレビュー一覧
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「この夜が明ければ」は、静かに始まりながら、読み進めるほどに胸の奥へ深く沈んでいく物語でした。ミステリとしての緊張感はもちろんありますが、それ以上に強く残るのは、「人は誰かを本当に救えるのか」という切実な問いです。
登場人物たちは皆、介護、病気、孤独、将来への不安など、不器用で傷を抱えています。だからこそ交わされる言葉や沈黙に現実味があり、ただ事件の真相を追うだけでは終わらない重みがありました。特に、過去に囚われながらも前へ進もうとする姿には何度も胸を締めつけられます。
タイトルの「夜」が象徴するのは、過去に囚われた罪や孤独、後悔なのだと思います。しかし読み終えたとき、この物語は絶望だけを描 -
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うーん…
私自身が理系人間だからか、芸術系の人たちの悩みに共感できず、主人公に興味が持てないまま読み終えました。
主人公が亡くなった女性にのめりこむ(?)様子も不思議だし、恋人への態度も結局なんだったんだという感じ。大切なことなのだからもっと話し合おうよ!
以下、ネタバレあり
焚き火等、火を使用時にフリースがダメというのは一般人でも割と知っていることなのに、作業中に着ていて単なる不幸な事故だったんだと結論づけられたのは謎。
リュウのファンタジー設定は意外と受け入れることができて、そこは唯一おもしろかったです。
卒論制作を砂浜から掘り返すという名探偵すぎる行動も、現実感が -
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ネタバレ人間の欲望や嘘から広がる波紋がじわりじわりと暗い闇に引きずり混むような怖さの短編集。
岩井圭也さんで期待し過ぎたのか、何個かちょっとラストが想像つくものがあり★3。
極楽
パチンコ依存の借金から逃げるために認知症のふりをする事で行方をくらました清江。
介護施設に身元不明者として保護されることに成功するも、退屈な毎日と本当の認知症の入居者と接するうちに清江にも変化が現れてくる。
堕ちる
一生涯妻を描き続けた無名の画家、藤代恒彦は妻が病死した翌日に自殺した。
海外でのキュレーターの夢も叶わず32歳まで非正規で独身の加奈は焦っていた。
ようやく決まった縁もゆかりもない市の美術館で任された藤代恒彦 -
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ネタバレ露骨にミステリーなタイトルと主人公無双系と想像して読んでみる。結果、半分正解って感じ。ミステリーでなおかつ推理力で無双ってのは外してなかったものの、登場人物が割と少なめゆえにあまり深く考えずとも犯人が察せてしまう章があってその辺りが微妙。
犯罪に至るまでの動機や犯行手口を詳らかにするのに重点を置いているという意味ではこれでいいのかもしれないが…。まあ、逆に言えば犯行手口については結構よく練られていてそういう鑑定方法があるのかと学になる一面も。
シリーズものらしいけど一作目にして科捜研を辞めた理由が明かされたけどこの先は大丈夫そう? -
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仕事だけでも大変なのに、当たり前のように家事・育児との両立が求められる令和のパパ。大変でないはずがない。
女性活躍の必要性が叫ばれるようになり、日本型雇用慣行のもとで、女性が育児と両立しながら働き続けることの難しさは、広く認識されるようになってきた。だからこそ、女性が働き続けるためには男性の育児参画が不可欠だという流れは、ある意味で自然なものだと思う。
一方で、男性にとっては前例のない大きな負荷が課されているにもかかわらず、それが「当然のこと」として求められている側面もある。(かくいう私自身も、夫にそれを求めている一人だ。)
こうした本を通じて、「パパも大変なんだ」「それでも頑張っているん -
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具志堅用高さんの
「ちょっちゅね〜」
ガッツ石松さんの
「(ディズニーシーに行ったとき)ディズニーAとBはどこにあんの?」
「(喫茶店で隣の客が「すみません コーヒーブラックで下さい」と言うと)じゃあ 俺 ホワイト!?」
など、ボクシング界には数々の名言があります
このような名言は対話の中から生まれるものです
しかし、岩井さんはこの作品を書くにあたり、「言葉によるコミュニケーションが主流の時代に、言葉ではない対話の形を描きたいと思いました。」とおっしゃっています
本作は、話そうとすると言葉が詰まり、人と上手に会話できない青年がボクシングに出会い、自分を変えていくという王道の青春ストー