岩井圭也のレビュー一覧

  • この夜が明ければ

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    岩井圭也さん著「この夜が明ければ」

    北海道の漁港に短期バイトで集まった面々、その各々の過去に重苦しい背景があり、その内の一人の死をきっかけにその背景が明らかになっていくという物語。

    感想として自分にはあまり馴染めなかった。クローズドサークル系によく感じてしまう緊迫感の無さを顕著に感じてしまった。
    過去に疚しさを持つ6人の人物。誰もの抱える訳あり具合全てに引っ掛かりを持ってしまいすんなりと物語に入り込めない。
    オーバーステイ中国人、家出少女、介護放棄による高齢者死亡事故、結婚詐偽、盗撮盗聴魔、正義感の定義のあやふやな元警察官の6人。盛り過ぎ…

    一晩で明らかになるこれら…
    やりすぎだろう、読

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    2025年11月10日
  • 追憶の鑑定人

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    シリーズ第3弾

    土門の大学時代の友人が登場
    それぞれ個性が違う4人がいかに関係を作り、継続し続けてきたのかが垣間見られる

    土門の過去についても、高倉たちが安易に踏み込みすぎる
    捜査内容の機密は順守するのに、個人情報は守らなくてもいいのだろうか

    高倉の不味いハーブ水ネタも飽きた
    新規のクライアントならば、その人を知るためにはいいかもしれないが、今では「水ハラ」なのかと思えてならない

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    2025年11月08日
  • 汽水域

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    通り魔事件が起きる。無差別に殺傷。犯人が捕まり、「なぜやったのか?」と聞くと「誰でもよかった、死にたかった」など訳の分からない動機を語る。ニュースを見て「だったら、一人で死ねばいいじゃん」、「こういうのには巻き込まれたくないよね」と友人たちと世間話みたいにおしゃべりして、そして忘れていく…。通り魔事件が起きた時の私の一連の流れ。

    この物語はその流れがそのまま出てきます。でも物語では事件記者の安田賢次郎が、犯人の深瀬礼司の本当の姿を深掘りしていきます。どうして通り魔事件を起こしたのか?安田はただそれを知りたくて、深瀬の知り合いに取材します。

    私はもともと記者が取材を通して犯人を特定する、とい

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    2025年11月07日
  • 科捜研の砦

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    「最後の鑑定人」の前日譚となる物語だった。
    「最後の鑑定人」では全体的に犯行理由が自己中で共感できるものは少なかったけれど、本作の事件は少し共感できて少し悲しい話が多かった。
    でもどの物語も土門さんと関わっていく中で、将来の不安を和らげたり、自分を見つめ直したりと少しずつ前に進んでいく姿がなんだか心が救われる。

    また、土門さんと尾藤さんとの出会い〜結婚している時のストーリーは気になっていたので、知られてよかった。

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    2025年11月07日
  • われは熊楠

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    「南方熊楠」非常に興味がある人物。天才であるというのはなんとなく理解しているが、結局何を成し遂げた人なのかわかっていなかった。
    で、この本を読んだのだが・・・。
    やっぱり良くわからなかった。天皇の前で講義するぐらい素晴らしい頭脳の持ち主だったのだろう。
    熊楠の自筆の手紙を美術館で見たことがあるが、凡人には理解不可能だろうと思った。

    この本のなかでは熊楠の心に3人の声がいて、うるさいぐらいに大声で話しかけてくる。知識を取得しようとするとその声は静かになるので、知識を詰め込んだ。と書かれていた。なんとなく納得した。
    南方熊楠という人はただ、すべてを知りたかっただけなんだ。

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    2025年11月07日
  • サバイブ!

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    癌サバイバーのコタローは生きるために起業する。その名もサバイバー。親友と2人で始めるお仕事小説。だんだんと人が増えて会社らしくなっていく様子、いろんなアクシデントや妨害にも立ち向かっていく姿にワクワクした。

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    2025年11月05日
  • サバイブ!

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    ネタバレ

    私がこれまで読んできた岩井さんの作品とはまったく雰囲気が違っていて、ジャンルの幅広さに驚いた。主人公・コタローが何度も失敗を重ねながらも立ち上がり、前を向いて生きようとする姿に励まされた。夢中になって生きることの大切さを感じる作品だった。エンタメとして十分楽しめたけれど、「最高だった!」と言い切るには、もう一歩何かが欲しかった。

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    2025年11月01日
  • 汽水域

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    うーん。読みやすいんだけど、あまり心に響かなかった。個人的に、もう少し犯人視点の話や事件に至るまでの背景を深掘りしたものが読みたかった。

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    2025年10月27日
  • 真珠配列

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    中国の警察を舞台としたサスペンス。
    信じられない速さで進行する癌での死亡事例が何件か見つかり、偶然か連続殺人かと外部の遺伝子エンジニアの協力を得ながら捜査をはじめるが…
    なんとも怖い話。
    文章が上手いからかすごく読みやすかった。

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    2025年10月27日
  • 夜更けより静かな場所

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    とある読書会で、この本を読書好きな方に手渡してしまったので記憶だけで書きます。

    この本は、就活を控えたひとりの大学生の行動がきっかけで、深夜の古本屋さんで男女6人が読書会を始めていく。という話です。

    本の中でも特に心に響いたのは、やはり最後の店主の話。
    一冊の本に込めた思いだったり、その本から読み取った「私たちが本を読む理由」だったりの話に、自分自身はっとさせられました。もっと具体的に言いたいけどネタバレになるので、気になった方は読んでみてください。

    読書好きな方、読書会に参加してみたいけど踏み出せていない方など、幅広い方におすすめできる1冊です。

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    2025年10月26日
  • われは熊楠

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    南方熊楠という名前は知っていたけど、どんな人なのかよくわからなかったので読んでみた。
    結果、良くも悪くも滅茶苦茶な人という印象を受けた。戦前って、こういう偉人多すぎない?

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    2025年10月26日
  • 最後の鑑定人

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    鑑定人シリーズ第1弾です。
    この前に読んだ『科捜研の砦』は刊行順ではこの後書かれたもので、前日譚です。

    土門さんの無愛想度、変人度が前作よりも進んでます(^^;;

    でも、犯罪者が鑑定で暴かれ、その犯罪者にやむにやまれぬ事情があったとして‥。
    それでも科学を信じ最後の鑑定人として仕事をする土門さんの信念を感じ、前日譚のあっさり読み進められる物語から、考えさせられる物語になった気がします。

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    2025年10月23日
  • 科捜研の砦

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    岩井圭也さんの作品、初読みです。2025年初作家49人目です。

    こちらは夏ドラマでやっていた『最後の鑑定人』の前日譚です。

    ドラマは1回だけ観てそのあとは観ていないのですが、その後に小説原作だという事と最新刊が出たことを知り読んでみたくなりました。

    刊行順では『科捜研の砦』より『最後の鑑定人』の方が先なのですが、時系列で読む方がよくわかるよというレビューを見て先に読む事にしました。

    お話しは短編4つであっさりとしたお話しでした。
    ミステリ色は薄め。

    最後になぜ土門が科捜研を辞めて、鑑定所を立ち上げるに至ったかという、事件が描かれます。
    それを読んだので次に『最後の鑑定人』を読むのが楽

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    2025年10月21日
  • 汽水域

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    何年かに一度、無差別通り魔殺傷事件が起きているが、ノンフィクションかのようなリアルさを感じる話だった。

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    2025年10月20日
  • サバイブ!

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    がんサバイバーが動画制作会社を起業する青春ストーリー。対象年齢は中学〜大学生あたりか。

    町工場を実家に持つ主人公が、多重請負構造を憎み、解消することが一貫したビジョンとして掲げられている。

    サラリーマンの身としては、こんなに苦労してまで絶対起業なんてしたくない、というのが本音。

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    2025年10月20日
  • いつも駅からだった

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    やっぱり知っている場所は感情移入しやすい
    謎解きも兼ねて京王線乗ってみようかな?

    更に短編なので、読みやすさに拍車をかける

    幸太郎〜(Rockyのセリフ「エイドリアン」風に)

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    2025年10月19日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日
  • 追憶の鑑定人

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    鑑定人・土門誠シリーズ第3弾。
    警察の捜査が間違った方向に行きそうなところを、土門の鑑定が真相に導いた四つの事件。

    土門誠、高倉柊子、相田直樹、都丸勇人らに加え、土門の大学時代の同期三人が登場。友人関係を通して、学生時代の土門の人となりが明かされていくのも面白い。

    ベンチャー企業代表の鳥飼、麻薬取締官の窪、大学教授の猪狩とこれからもシリーズに関わってきそうな個性的な面々が楽しみ。
    そして、彼らの前では少しだけ感情が溢れる土門が可愛い。
    ドラマは敢えて見なかったのに、本を読みながら土門が藤木直人に変換されそうになって嫌だった〜。ドラマ化ってだからね…

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    2025年10月08日
  • 永遠についての証明

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    数学的なことは何一つ理解できなかった(知識がないので)のですが、読みやすかったです。
    数学者というと遠い世界の人という印象なので最後まで読めるかな?と思いましたが、人間臭さがリアルに描かれていて、敬遠することなく読み切れました。

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    2025年10月05日
  • 科捜研の砦

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    科捜研の技官で最後の砦と評される土門誠を中心に、彼を通して事件の解決に携わる人々を描いた連作短編集。

    警察組織って大変そうだな、というのが一番の印象。技官と、現場に出る捜査員達の立場の違い等、本当に大変そう。それでも、たんたんと科学に殉じて結果を導き出す土門。そんな土門に、影響されていく周りの人々…。
    この先どうなるのかな?という、終わり方でしたが、どうやら続編があるようで気になります。

    ハラハラとしたサスペンスではありませんが、短編集で読みやすい作品でした。

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    2025年10月04日