岩井圭也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白かったです!北海道に行く用があり、積読本の中から北海道舞台の本作片手に飛行機に乗り込みました。正直、北海道感はそんなに無い作品でしたが、内容はとても面白かったです。期間限定のアルバイトに集まる7名の人物達。その中の1人が謎の死を遂げる。他殺か自殺か。警察に通報をしたがらない残りのメンバー。謎、秘密が徐々に明かされていく様がとても面白い。人は大なり小なり秘密や色々な過去を抱えて生きているものです。逃避は未来に進む為の一歩。状況や事情によっては、逃げることは必ずしも悪ではない、そんな気付きを与えてくれる作品だと思いました。読みやすくて人物描写もとても上手く描かれています!
-
Posted by ブクログ
1Q84O1さんのレビューを読んで即ポチした作品。(フルネーム難しいなぁ。)
一休さんのレビューが、珍しく私に刺さりました( ̄▽ ̄)
良いこと書いてるなぁ〜、素敵だなぁ〜と思いポチっとやっちゃいました♪
自身も事情を抱えていたオボロは、自身の経験も活かして少年犯罪において弁護人の役割を担う付添人となった。
問題のある子供たちに寄り添い、彼らの心の声を聞く。
訳あり弁護士というと、中山七里先生の御子柴を思い出しますが、このオボロ先生は御子柴とは真逆の人間。(御子柴も好きですけど)
とても温かく、何とか子供の本心を聞こうと寄り添おうと努力する。「味方だよ」と言ってもらえることが、どれほど -
Posted by ブクログ
第13回うつのみや大賞
死の覚悟をもって南洋諸島で戦時下を生きた人達が描かれる。
今ならわかることだけど、その覚悟は自死として発揮されるべきではない。
どうして捕虜になって生きながらえることが悪徳なのか。
命さえあれば未来がつながるし、どんな形でも愛する人には生きていて欲しいのが人として当たり前だと思う。
当たり前の感覚が通じない時代に、軍人ではなくスパイとして人の死を見てきた麻田が辿り着く「死は死でしかない」という悲痛な叫びが胸を抉る。
途中、麻田がスパイとして事件を解決する短編集のようで短調に思えたけど、後半はスピード感がありローザや堂本少佐の意思に迫り、麻田の行く末に手に汗を握る展開 -
Posted by ブクログ
三人の女性達の雪山登山
一人は、新鋭の女性登山家として、活動していたリタ 彼女は地球温暖化により故郷の島が海に沈む事に心痛めていた
故郷の惨状を世界に知らしめるためデナリ単独登頂に挑んだ
しかし「完全なる白銀」を見たという言葉を最後に消息を断つ
一人は、プロカメラマンとなった日本人女性
リタとは旧知の仲
一人は、リタの幼馴染で登山家のシーラ
リタの登頂を証明すべく、残された二人は冬山に挑んでいく
山岳小説であり友情の物語であり
そして、地球温暖化、人種性別の差別問題にも抵抗して社会派の面も読ませてくれる
それにしても岩井さんは、短期間に幅広いテーマに挑んでいますね