岩井圭也のレビュー一覧
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主人公は、タイトル通り刑務所のお医者さん。でも本人が希望した職場ではない。しかも、若い医師に対する患者の受刑者は見下してくる。助手の人もベテランで、新米の若い医師には立場が逆転したかの様に次々と経験値から言える指導をする。日々、薬を求めて受診に訪れる患者(受刑者)は詐病を訴えるのが多い中、本当の病気を疑う症状を見逃さない感性が真剣に病の症状に悩む犯罪者を救う結果になる。
主人公の母親は認知症を患い看病で生じるトラブルもある。そんな家庭環境を理解している彼女との恋愛では、級友の女友達とのいざこざもある。医療のメインストーリーの合間に描かれている私生活も苦楽が満載である。
冒頭の場面は、犯罪 -
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神経内科医としてのキャリアを目指していたのに経済的理由で奨学金免除の義務を果たすべく3年だけと刑務所の医師、矯正医官となった是永史郎。
刑務所であるから患者は犯罪を犯した海千山千の受刑者。医務の助手は准看護師の資格を持つベテラン刑務官。限られた医療体制に薬剤、検査方法。そんな環境下でも、主人公は研修医を終えて即、単独でしかも総合医的な診断をしなくてはならない。
帯には本格医療ミステリー的な扇情的なフレーズが書かれているが、受刑者の病状を明らかにする過程は、数年前にNHKでやってたドクターGのカンファレンスを彷彿させる。
またミステリーよりも矯正医官としての成長するヒューマンドラマと感じる。学生 -
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自分が真実だと思う発見の為に癌研究者は論文を捏造したのか?というのがこの小説のメインストーリーで、アカデミックな問題を核にしてはいるものの、この構造自体は世の中にかなり溢れていると思います。コロナ禍(後も)のSNS上で呟かれていたワクチンへの疑いを示す“証拠”とされていたもの、あるいは医学系に限らず今日もどこかで投稿されている気象や政治、もっといえば芸能界の真実の“証拠”。それらは外側から見れば単なる嘘でしかない。けれど彼らにはそれを示してまで世の中に見せなければならない自分が見ている真実と正義がある。タイトルになっている『ドン・キホーテ』の有名な一場面からもわかるように、私たちが思っているよ
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「不老因子」の発見で脚光を浴びるがn研究者・嘉山宗弘のドキュメンタリーを撮ることになった映像制作会社のディレクター・三田紗矢子。
嘉山を追うにつれて、彼の研究不正疑惑が明らかになっていく。決定的証拠がない中、自らの真実に突き動かされた三田はある行動に出る…。
面白いんだけど、主人公である三田のなんとも傲慢で独善的な性格に辟易。
報道ではなくドキュメンタリー、番組ではなく作品、彼女の独りよがりのこだわりがそのまま嘉山の独善性とリンクしていくという作り。
「信じ続ける限り、風車は巨人のままでいてくれる。その人にとってはね」
真実と虚構をないまぜにし、“ドン・キホーテ”となったのは嘉山だけじゃ -
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ネタバレこういう何か暴力的ですさんだ世界って、あんまり好みではないのだけれど、小説家として、こういう設定を書いてみたいという野望はわかるし、それをやりとげているのは確かにすごいなと思う。
でも人生って、やってみなきゃわからないもので、こんなふうに一方の側がストーリーを書いて演じてみても、相手がそのように動くなんて、そうはいかないだろうと思う。そういう意味では詠子さんのエピソードは特にリアルではあった。
そういうスタンスからすると(人間の行動はやってみないとわからない)、多重人格説ならしっくりくるわけだが、おそらくエンディングはそうではないんだろうな。 -
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オーディブルで聴きました。
面白い!とは思わなかったけれど、するすると最後まで完走。
指導教官が教え子に手を出すとかって、昭和とは言わなくても平成の話かと思ったら、2024年刊行の本だった。
そういうことって令和の大学生も受け入れるんだ〜とびっくり。女性はなかなか変わらないねぇ。。昭和のDNAがまだ残っているからか。早くそういうDNAは淘汰されて欲しい。
読書会、絶対に参加したくない。他人の選んだ本を自分が、気に入る気に入らないに関わらず、手に入れて、最後まで読んで、感想を述べ合う。罰ゲームか。
これを聴いたあと、「真昼の子」を読もうとググってしまった。そりゃそうか。。と納得。