辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

    それぞれの作者の個性が出ていて面白かったですね。

    東日本大震災を舞台にした「願わくば海の底で」は考えさせられましたね。あの状態で何ができるのか。推理小説だけにとどまらないものがありました。

    学生時代は一度きりだけど、人生は続くわけで、その一時だけが特別とも思わない私ですが(学校大嫌いだったし)、読書として楽しむのは構わないですよね。

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    2020年12月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    …

     
     粒ぞろい、とはこのこと!

     全5編、どれも楽しく読めました。だいたいアンソロジー読むとその中から気に入った作家さんのを見繕って2、3冊買ってしまうんだけど…さて…


    「その爪先を彩る赤」武田綾乃
     出ました百合ミステリ。あ、百合って部分ネタバレだけどいかにもな疑似餌だからそれくらい大丈夫だよね? 素敵なペアリング、そしてこのテーマもほんとうに放課後にしっくりきていて。開幕にばっちり。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」斜線堂有紀
     念願の斜線堂さん! 思っていたとおりというか、なんというか。文庫が…待てなく…なる…


    「黒塗り楽譜と転校生」辻堂ゆめ
     片想い探偵のひとね。もう少し上の年代だと思ってた…90年代すごいなー黄金世代か?
     気持ちいい、短編。


    「願わくば海の底で」額賀澪
     いちばん重くて、その分いちばん印象に残った一編。甘酸っぱくて脳天気な放課後から始まる関係性というのが、ずっしりと響いてくる。使いかたである。


    「あるいは紙の」青崎有吾
     はいはい安定(笑



     いやーこの冬は楽しい読書の冬になりそうで。もっと読みたいから☆4。勝手か。

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    2020年12月03日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    急性脳腫瘍で倒れた女性が目を覚ましたら、悪魔と名乗る男から命を助ける代わりに大切なものを奪う取引を持ちかけられる話
    ファンタジー設定に見えて実はリアルな真相だったりする

    河野夕夏が失ったものは2年間の記憶
    ヴァイオリン弾きが魂の曲と引き換えに片足を失った小説が対比されている

    悪魔と名乗る男はアフターフォローと言って夕夏の様子を見に定期的に訪れる
    この男は本当に悪魔なのか?それとも人間なのか?何故夕夏の前に現れるのか?現れたのか?

    どうして夕夏は記憶を失ったのか?
    大事なものとは何だったのか?
    実家の長野で暮らす家族とは高校卒業以来疎遠になっている理由とは?
    星羅という名前の双子の妹の存在
    職場の銀行ではなぜか自分を怖がっている後輩がいたり


    この設定はアノ小説だなーとか、有名ショートショートのアレかとか、色々と思い当たる設定があるものの、物語全体を読んだ後には既存の作品とは違う読後感になっている不思議
    ありきたりな設定を盛り込んで組み替えてこんなストーリーを作る能力がすごいと思う
    ま、まったくツッコミどころがないわけじゃないけどね

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    2020年10月20日
  • あなたのいない記憶

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    子供の頃の記憶が他の人と食い違っているお話

    絵本に影響を受けてチェスに傾倒している新見優希は、大学に入学した際に小学生のときに同じ絵画教室に通っていた岡本淳之介に出会う
    旧交を温める中で二人は記憶の食い違いに気づく
    淳之介は絵画教室の先生の息子のタケシにバレーボールを教わった事をきっかけにバレーの道に
    優希は架空の登場人物のタケシがチェスで活躍する絵本を繰り返し読んできた事でチェスに傾倒したが、先生の息子のタケシの記憶はない
    二人は当時の上級生だった吉江京香に連絡を取り、心理学の専門家である晴川あかりの元を訪ねたが、自分たちの記憶が作られた虚偽記憶であると指摘される

    なぜ虚偽記憶が植え付けられたのか?誰がしたのか?なぜそんな事をしたのか?
    その真相に隠された真実とは……


    他の人も指摘してるけど、記憶操作がうまく行き過ぎているかな
    理論上は可能なんだろうけど、偶然うまく行ったにしては出来すぎ

    ただ、謎の真相を知った上でどうするかの選択が描かれてあるのはよい
    新たな課題に対してどう向き合っていくのか、区切りをつけるのか?ってか、剛の最後の行動はどんな意図があったのかね?
    今後の成り行きが気になるなぁ
    ま、多分寄り添う展開になるんだろうけどね

    謎解きそのものではなく、その先の方が大事というお話は好き



    ソースモニタリングエラー(出来事の内容は覚えているが、その出来事をどこで体験したのか特定できなくなる心理学的現象は確かにあるよね
    子供のときの話を親から聞かされた結果、自分でその記憶を補完している面があるからなぁ

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    2020年10月16日
  • 悪女の品格

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    幼少期にヒエラルキーの頂点に立っていじめを働いた美しい女が、今でも三股したりしている大人になり彼女が昔したいじめに似た出来事を被る話。
    爽快!とか伏線が綿密にある推理ものではないけれど面白かった。
    ヒーローとの前半から後半の絡みが好きだ。

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    2020年09月22日
  • 悪女の品格

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    主人公のイメージがガラッと変わってる。作者に何かあったのだろうか?

    このタイプのお姉さんは好きじゃない。と思いながら読んでいたら、何だか段々憎めなくなって来た。好きじゃないのは変わらないけどね。
    いろんなタイプの人を主人公に据えるのは大変だと思うけど、ワクワクして面白い。

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    2020年09月09日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    「運命の悪戯」と言えばいいのか、人生の歯車が狂っていく様子が完璧に描かれていた。

    運命とは既に決まっているのだろうか。自分の手で未来は変えることができるのだろうか。
    そんな事を考えさせられる話だった。

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    2020年06月28日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    読み始めは、なんかよくあるパターン系かなと思い微妙だったが途中から面白くなり最後は止まらなくなった。
    ある程度、予測ができる部分もあり驚いた!とかはそんなにない。

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    2020年03月26日
  • 昨夜は殺れたかも

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    エンタメ小説としては、かなり面白い。
    両作家の他の小説も読んだことがあり、楽しみにしていたが、また違う感じで楽しめた。 
    小説内に出てくるが、あの映画を彷彿とさせる。

    いずれにしても、混ぜるな危険、である。

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    2019年11月02日
  • 昨夜は殺れたかも

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    疑いを確かめずに相手を殺そうとするか?自分が殺される恐怖を感じたらやり返す?やっぱり確かめるのが先じゃないですか?

    たくさんの方法を思いつくのに感心し、全てを無効にするのに感心し、最後に真相が分かって安心した。

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    2019年10月27日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    急な病。気持ちを救ってくれたのは不思議な青年。
    前に向かって歩き出した夕夏が嬉しい。苦しい、辛い、でも嬉しい事もあると。

    心の奥にあった凝ったモノが少しずつ解けていく。夕夏さん、幸せにね

    ところで、天使はそんなことを言ったっけ?

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    2019年09月10日
  • お騒がせロボット営業部!

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    プロローグ/第一話 パティ、失踪する/第二話 パティ、外車をダメにする/第三話 パティ、詐欺に加担する/第四話 パティ、殺人する/エピローグ

    何でも出来る夢のスーパーロボット。とは絶対に言えないパティ。
    なのに起こる色々な事件。なぜ?どうして?が面白い。のほほんとしたロボットもいいかもね (´艸`)

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    2019年08月01日
  • あなたのいない記憶

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    辻堂ゆめさんの作品を読むのはこれが2作目です。

    ”記憶違い(勘違い)”という身近なテーマが、”虚偽記憶”というアカデミックな要素に変わり、登場人物のだれが真実を語っているのかわからないまま、物語は進んでいきます。

    心理学を織り交ぜた展開が、読者自身の日常をも疑わせるほどの説得力をもたせ、クライマックスで真実が明かされた際は自然と涙が出ていました。

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    2019年05月08日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    日菜子が推しメンに決めた相手はなぜか事件に巻き込まれる。事件を呼ぶのは日菜子か推しメンか?
    解決に持っていくのは日菜子の推理と翔平おにいちゃんの涙ぐましい協力。おにいちゃ〜ん、頑張ってね!と心からのエールを送ります。

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    2018年07月17日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    なかなかのキャラでぶっ飛び具合が面白い。
    兄の優しさがまた良い。
    ある話で、身近な場所が出て来て驚いた。
    続編も期待したい。

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    2018年06月17日
  • あなたのいない記憶

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    記憶 自分にしか分からない。都合のいいように変わることもあって真実とは限らない。同じ出来事を同じ場所で目にしても同じ記憶にはならないのだろう。
    そんな事を通り越して全く違う「タケシ」に関する記憶。
    なぜ?どうして? 繰り返しながら事実が現れる。

    彼はそこまでしたかったんだね

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    2017年12月07日
  • あなたのいない記憶

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    背表紙に書かれた設定に興味をひかれて、初めてこの人の作品を買ってみた。方言の読みづらさが若干あるものの、どんどん読み進めたくなるほどおもしろかった!最後はとても悲しいけどとても美しくて、涙が出た。終わり方もすごく好き!他の作品も読んでみたくなった。

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    2017年11月19日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    全日本種目別選手権の鉄棒で優勝した体操界期待の新星・結城幸市に度重なる不幸に襲われながらも練習に励む青春スポーツミステリー。
    練習中に起きた器具の故障、妹似奈の転落事故による植物状態、母親のストレスで死産してしまう妹の美羽。次々に襲う不幸が周りの人達の嫉妬や保身から起きたことなんて辛すぎる。
    そしてラストの幸市は、高く飛んだ。が更に辛い結末でなんとも言えない複雑な心境です。
    主人公の幸市とは別の語り手も誰なのか想像しながら読み進めていましたが予想とは違っていた。
    初読みの作家さんで他の作品も読んでみたいなぁと思った。大学に在学中にデビューしIT企業に就職後に本作は発表され2作目だとか...
    二足のわらじを履く期待の作家さんなんだな...

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    2017年11月17日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    体操界において将来を期待されている新星コーイチ。
    次期エースとして順調に歩んできた彼に忍び寄る影。

    事件があって隠された謎があって、もちろんそれには真相があって。
    確かにミステリーなんだけど、この話は読み進めて何が起きたのか繋がっていく程に、すっきりするどころかどんどん胸が苦しく切なくなる。
    読者も何が起こったのか全て分かった上でのあのラスト、この一行で終わるのは本当に反則だ…。
    泣かされました。

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    2017年05月09日
  • ふつうの家族

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    始めは強引な設定がどうかと思いながら読んだが、次第に面白くなる。心温まるってほどではないが読後感は良い

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    2026年11月01日