辻堂ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「こんなはずじゃなかった」。進路を断たれた高校生、恋人と別れたばかりの青年、ワンオペで初めての育児に励む女性……。市役所に開設された「2020こころの相談室」に持ち込まれたのは、切実な悩みと誰かに気づいてもらいたい想い、そして誰にも知られたくない秘密――。二人のカウンセラーが、あなたなりの答えを見つけられるよう、じっくり話を聞き、推理します。
就職先に悩む17歳
婚約者に去られた29歳
ワンオペに苦しむ38歳
ホームレス生活に限界を感じる46歳
生きる気力を失う19歳
それぞれの悩みを、ふとした事から辿り着いた相談室で吐露する5人。
2人の心理士が、それをさりげなく解決する。
と思いきや、 -
Posted by ブクログ
大型台風が吹き荒れる中、高熱を出した見知らぬ少年が桜石家の玄関の中に倒れている。
夫婦、兄、妹の4人家族の桜石家、誰が家の中に招き入れたのか、誰の知り合いなのか、家族がそれぞれ疑心暗鬼になって嵐の夜を過ごす。
物語は469ページの長編なのに、話はその一晩しか進まない。
ただ、家族4人のそれぞれが抱える想いや過去の話が、それだけで短編になるような面白さはある。
あるある、わかるわかる、という普通にありそうな悩みだけど、解決するにはどうしたらいいのというような、人には言えない話。
少年は誰なのか、珍しく途中でだいたい予想がついて来た。
台風一過のような爽やかな結末。
幸薄かった少年のこれからが、家 -
Posted by ブクログ
小学六年生の一年間を、離島留学という制度?を利用して島に来た涼という男の子視点で進むお話。
島という土地の自然、田舎でしか味わえないのでは?と思うほどの自由な校風や生活が散りばめられていて、虫が苦手だから嫌だけど、羨ましくなる( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
ミステリは弱めで、事件だッ!みたいな感じではなく、なんであんなこと言ったんだろ〜って思ってたら、親友が解き明かしてた!みたいな感じが主流、かな?
割とそこかしこにヒントもあるので、比較的分かるようになってたばい←
それにしても、実はこの本を手に取った時、何故かめちゃくちゃどす黒い?感じの?話だと思っていた、まじでなんでなんやろ( ´・ -
Posted by ブクログ
やっぱりどういった書き方がされているかが気になって考えながら読んでいた。で、王道というか、保守派というか、そういったふうな書き手の印象を受けたのだけれど、そういった書き方でシンプルに実力をつけていこうとした時期に書いたのかな、とも思いながら読み進めていった。やがて気づいたのは、この書き方は書き手による「エンタメ的親切」なのだということ。
横に流れていくスピードが速く、ページはどんどん消化されていく。わかりやすい言葉を用いて、簡便な文章で語られるミステリ。どういった人たちが本書を手に取るかというターゲット層がしっかり把握されていて、そこに作家の力が凝集されているふうだった。
淡々とした筆致で