辻堂ゆめのレビュー一覧

  • ダブルマザー

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    好きな作家で既読書には心に残る感動作もあるのだが本作はそれ等と比較すると印象薄く、途中からストーリーがやたらと単調に感じられ、著者らしさの感じられ無い作品だ。
    ポリアモリーについての理解が無いとなかなかついて行けない内容だし、タイトルとは逆に主人公達の父親がむしろ原因になっている気がした。

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    2026年05月01日
  • ふつうの家族

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    ネタバレ

    見知らぬ青年から家族の隠し事が明かされるという設定は面白いけれど、読んでいて家族の秘密が案外普通というか、そこまで隠す程でもない気がしてしまった。(特に女性陣)
    もっとハラハラする物語を期待してしまった。

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    2026年04月30日
  • 卒業タイムリミット

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    やっぱりどういった書き方がされているかが気になって考えながら読んでいた。で、王道というか、保守派というか、そういったふうな書き手の印象を受けたのだけれど、そういった書き方でシンプルに実力をつけていこうとした時期に書いたのかな、とも思いながら読み進めていった。やがて気づいたのは、この書き方は書き手による「エンタメ的親切」なのだということ。

    横に流れていくスピードが速く、ページはどんどん消化されていく。わかりやすい言葉を用いて、簡便な文章で語られるミステリ。どういった人たちが本書を手に取るかというターゲット層がしっかり把握されていて、そこに作家の力が凝集されているふうだった。

    淡々とした筆致で

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    2026年04月27日
  • ふつうの家族

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    嵐の夜に突如現れた青年をトリガーとして、理想的なふつうの四人家族それぞれの隠していた秘密が明らかになっていくライトなミステリ。家族という纏まりは強い繋がりを持ってはいるけれど、最も近い他者の集合である事実は覆しようもなく、その矛盾の距離感ゆえに事実が秘匿されるというのは、誰もが一度は経験したことのある事柄なのではないでしょうか。輪の中にいる人間でさえ見通すことの出来ない個々が抱えたネガフィルムを踏まえて家族を捉えることなど、第三者には土台無理な話なのだから、羨望、憐憫、義憤その他諸々の感情を一方的によそへ向けるのは意味がないし止めた方が良いよねと、この“大詮索時代”に生きる私は思ったりもするの

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    2026年04月23日
  • ダブルマザー

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    母と娘のシーンごとに、お互いの思いが吐露されていく。でも、それはお互いが思うような形ではなくどんどん離れていく。
    全てを知ったからこそ、母の愛が届かなかったことが悲しい。

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    2026年04月18日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    糸の人を探して/浅倉秋成
    ダイヤモンド・ダストの約束/日部星花
    彼と彼女の穴/織守きょうや
    運命はかく扉を叩く/辻堂ゆめ

    仄かに甘くて、時に苦く、淡くて可愛い4話。

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    2026年04月18日
  • 東大に名探偵はいない

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    アンソロジーのテーマになってしまうところに《東大ブランド》の強さを感じる。
    帯の“栄光”と“呪縛”を書き切ったという意味で、結城さんの『いちおう東大です』を推したい。
    結構イヤーな気持ちになるし、心理描写が生々しい。
    まあでも沙耶香の気持ち、分からなくもないんだよなあ。
    もちろん同意はしないけど。

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    2026年04月11日
  • ミステリ作家、母になる

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    驚異の執筆スピードの裏側に、3児の母の日常あり。

    私が追いかけている作家さんの中でも、群を抜いて刊行ペースが早い辻堂ゆめさん。その裏側を覗いてみれば、なんと3人のお子さんを育てながらの執筆というから驚愕の一言です!

    「えっ、そのペースで出し続けていて、いつ育児してるの!?」という疑問への答えがここに。

    子育てを経験した人なら「あるある!」と膝を打つ懐かしさがあり、これからの方には「作家業と育児の両立」というリアルな戦記として参考になるはず。

    ■引用
    子育てに限らず、人は簡単に、過去の出来事を忘れていく。エピソードとしては覚えていても、感触や匂い、温度、痛み、音、大きさ、色――そうした感

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    2026年04月07日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    独特な恋愛アンソロジー

    テーマは「恋愛×ギミック」。そのため、恋愛というよりはミステリ的な作品が多いと思います。

    個人的には、以下の作品が特に好きでした。
    「糸の人を探して」(合コン×人狼ゲーム)
    まず、めちゃくちゃ卑屈で非モテな主人公が面白すぎる。
    そんな主人公が初参戦した合コンでは、なぜかみんな主人公に好意を寄せる。
    しかし参加女性は、一人を除き「ヤバい」裏を持つ人物ばかりということが発覚。
    推理によってヤバい女性を容赦なくオミットしていく過程や、最後のオチまで、ずっと面白かった。

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    2026年04月03日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    あまり合わなかった。
    セリフが芝居がかった感じがすごく気になった。心理描写も表面的というかテンプレな反応で登場人物の誰にも共感できなかったのが読んでてしんどい。タクローの犯行に至る心理も過程がわからずなんでそんな極端な思考になったのか。鳥籠事件も虐待しといてでも殺すのは躊躇われるから他所の鳥人間連れてこよう、というのもどうなんだろう。どんでん返しに驚くというより、こじつけ感が気になってしまった。
    無戸籍者に焦点を当てているのは新鮮で面白かった。

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    2026年03月29日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    コロナ禍の頃、いろんなことがありました。一時的に仕事を失った方もいたでしょう。未だにコロナ感染の後遺症で苦しんでいる方もいると思います。この本では5人の人物がコロナ禍でどのような影響を受けたのかが描かれています。びっくりしたのは、それぞれの人が言えなかったり嘘をついたことを相談員の晴川あかりさんが見抜いてしまったこと。本音を見抜くほどの洞察力がないと優秀な臨床心理士とはいえないのかもしれません。

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    2026年03月29日
  • 二重らせんのスイッチ

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    現実ではありえなそうな、小説ならではのお話でした!ジェイクが悪者なのか良い奴なのかコロコロ変わりました笑
    最後はハッピーエンドで良かったです!

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    2026年03月29日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    相談者が隠したかったことを暴くところはちょっと更け雑な気持ちになった
    ミステリーとしてはとても好き!作り込まれた感じがする

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    2026年03月28日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    これってここから3人はどう生きていくのだろうー
    戸籍ないし、海外で生き直す事も出来ない。
    一番大変なのは教育を受けることができない樹が可哀想。親兄弟と生活ができない…

    考えてみれば、この宗教のに殺されなかったらただ死んで終わりなところ、今生きているのはもうけもんなのかもしれないけど、ホントこれからどうするのー!!

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    2026年03月28日
  • 山ぎは少し明かりて

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    第1章の都さんの話はいらないと思います。この部分だけが軽すぎてとても違和感があります。おかげでもう少しで読むのをやめるところでした。その後の2章、3章が素晴らしかったので尚更です。こんなサバイバルおばぁちゃんはなかなかいないと思いますが、大切なものを理不尽に奪われる悔しさは分かります。それが国家権力によるものであれば余計惨めに思えるでしょう。共感しました。

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    2026年03月20日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    本選びに悩む10代に送るアンソロジーということで、ターゲット的には若年層向けっぽいけど、誰が読んでも楽しむことができると思った。

    今回は四作品が収録されていて、どの作家さんも割と有名。まあだからこそ買ったわけだけど、内容も良かったです。

    特によかったのが織守きょうやさんの「彼と彼女の穴」という作品。織守さんといえばホラーのイメージがあって、今作も恋愛といいつつもミステリー&ホラーテイストでなかなかいい味が出ていた。

    物語のあらすじとしては、主人公はたびたび不思議な夢をみるようになる。夢の中ではひとつの穴があって、その傍に誰かが立っている。そんななか、主人公は一人の少女に出会って付

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    2026年03月20日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    糸の人を探して:浅倉秋成/ダイヤモンド・ダストの約束:日部星花/彼と彼女の穴:織守きょうや/運命はかく扉を叩く:辻堂ゆめ

    恋愛の駆け引き……翻弄する・される愉しさ……

    やっぱり と言うかなんと言うか
    私には苦手な分野でした

    そういうのが好きな人には
    面白いと思います はい

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    2026年03月17日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    浅倉さんが描く恋愛小説が目に留まりました。アンソロジーの短編でそれぞれの作家さんの描く恋愛は少しクセがありつつも楽しめました。

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    2026年03月13日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    梅雨明けを待つある日、娘を亡くし一人で暮らす譲は小学生の少女と出会った。昭和59年からやってきた「ちい子」と名乗る少女は娘と同じ10歳だという。ちい子が元の時代に帰るそのときまで、娘としたかったことをして2人で夏の思い出を作ることに…。

    ちい子の正体はわりと早々に予想が付いたけれど、途中で譲が思い出したエピソードから違う人物ではないかと当たりをつける展開があり、あれやっぱり違うのか?と最後まで楽しめた。最後の最後に気づいていなかった真実が明かされて、この出会いがあってよかったんだなと思わされる。タイトルどおり、「君」といた日の続きが続いていく。前向きに進んでいくラストがよかった。

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    2026年03月13日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    いわゆる安楽椅子探偵物。
    コロナ禍の中、それによって引き起こされた事件?を
    市役所に設置した相談室への相談として解決するお話の連作もの。
    じぃさんの新米心理士が解決する話があっても良かったかな。
    まぁ、アームチェア探偵なので、真相が本当に正しいかは、わからない。まぁ自己満だよね。

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    2026年03月03日