辻堂ゆめのレビュー一覧

  • ふつうの家族

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    嵐の夜、謎の青年の出現により
    ふつうに見えていた家族の
    隠されていた裏側があらわになり
    それぞれ自分自身を見つめ直すことで
    ほんとうの家族にまとまっていく過程が
    丁寧に描かれていた。
    家では父、母、兄、妹でも
    社会の中では
    いろんな悩みをかかえ
    家族にも言えない小さな隠し事があり
    ひとりの男や女だったりする。
    謎の青年の存在が
    ちょっと都合が良すぎたり
    不自然さが気になったけれど
    家族というもののあたたかさを感じた。

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    2026年05月03日
  • ふつうの家族

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    湘南に一戸建てを構える桜石家。

    大嵐の夜、息子と娘が帰省し、久々に家族4人が揃ったその日、玄関には意識が朦朧とした若い男性が倒れていた。

    彼を家に招き入れたのは誰なのか。

    469頁に渡る長編の中で、父・母・息子・娘、それぞれが抱える秘密が明かされていく。

    誰にでも秘密の一つや二つはあって、一番知られたくない相手が家族だったりする。

    物語では、4人が過去と向き合う場面が随所に挟まれ、同時に謎の青年との接点も浮かび上がってくる。

    家族ならではの信頼と疑念、その揺れ動く感情がリアルで、家族の数だけ物語があることを実感した。

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    2026年05月02日
  • ふつうの家族

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    台風が近づいた夜、桜石家の玄関で倒れていた一人の青年。この男は誰なのか?誰が家の中に引き入れたのか?家族が互いに疑心暗鬼になる中、停電が襲う。
    全員が家族に言えない秘密を抱えながら過ごす夜。「ふつうの家族」に隠された秘密とは。そして青年の正体とは?

    という話なんだけど、家族それぞれの隠し事?が停電の夜のリビングと時を行き来しながら描かれていくんだけどあまりにもメリハリがなくて、冗長で読んでいて疲れた。
    ミナトの正体も早くから推測されるんだけど、諸々あまりにも偶然が重なりすぎてなんだかな〜だし、これだけ引っ張った割にそれぞれの隠し事も大したことなくて、ふつうの家族じゃんって思うし。物語としては

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    2026年05月01日
  • ダブルマザー

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    好きな作家で既読書には心に残る感動作もあるのだが本作はそれ等と比較すると印象薄く、途中からストーリーがやたらと単調に感じられ、著者らしさの感じられ無い作品だ。
    ポリアモリーについての理解が無いとなかなかついて行けない内容だし、タイトルとは逆に主人公達の父親がむしろ原因になっている気がした。

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    2026年05月01日
  • ふつうの家族

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    ネタバレ

    見知らぬ青年から家族の隠し事が明かされるという設定は面白いけれど、読んでいて家族の秘密が案外普通というか、そこまで隠す程でもない気がしてしまった。(特に女性陣)
    もっとハラハラする物語を期待してしまった。

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    2026年04月30日
  • 今日未明

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    知らない内に事件をよくある話に結びつけてしまうのはある。
    この本では、それとは違う物語があって起きた事件という事はわかるが、余計に読後嫌な気持ちになる。
    どの話も、心のセーブができない登場人物が重なって起きてしまった悲しい事件のような気がする。

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    2026年04月27日
  • 卒業タイムリミット

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    やっぱりどういった書き方がされているかが気になって考えながら読んでいた。で、王道というか、保守派というか、そういったふうな書き手の印象を受けたのだけれど、そういった書き方でシンプルに実力をつけていこうとした時期に書いたのかな、とも思いながら読み進めていった。やがて気づいたのは、この書き方は書き手による「エンタメ的親切」なのだということ。

    横に流れていくスピードが速く、ページはどんどん消化されていく。わかりやすい言葉を用いて、簡便な文章で語られるミステリ。どういった人たちが本書を手に取るかというターゲット層がしっかり把握されていて、そこに作家の力が凝集されているふうだった。

    淡々とした筆致で

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    2026年04月27日
  • 今日未明

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    よく見聞きしそうな引きこもりが親をとか、高齢者ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違えとか、ニュースで流れてきたら、また?と一括りにしてしまうだろう事件の裏側に本当は何があったかに焦点を当てた内容。各話の冒頭で事件の記事があるので、読みながらこの状況がどうなって事件に繋がっていくのか引き込まれました。ただ早く先の展開が知りたいのに、物語がなかなか進まない印象と内容の重さが読み進めるのになかなかの障害で、途中で別の本読まずにはいられなかった。

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    2026年04月25日
  • 今日未明

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    事件の概要からスタートするので、ああこの人が加害者で被害者になるのだ、嫌だなあと思う展開に続いていく。

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    2026年04月23日
  • 今日未明

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    『乳児遺体を公園の花壇に遺棄 二十三歳母親を逮捕』

    生後間もない乳児の遺体をN駅前の公園に遺棄したとして、県警は九日、会社員の女(23)を死体遺棄容疑で逮捕した。捜査関係者によると、調べに対し容疑を認めたうえ、「自宅で産んですぐに首を絞めた」などと供述しているといい、県警は殺人容疑でも捜査を進めている。
    逮捕容疑は九日未明、生後間もない男児の遺体を毛布で包み、N駅前公園の花壇に遺棄したというもの。パトロール中の警察官が道端にうずくまっている女を見つけ、出血多量のため一一九番通報したことから発覚した。出血は出産によるもので命に別状はないという。

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    新聞の片隅、ニュー

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    2026年04月23日
  • ふつうの家族

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    嵐の夜に突如現れた青年をトリガーとして、理想的なふつうの四人家族それぞれの隠していた秘密が明らかになっていくライトなミステリ。家族という纏まりは強い繋がりを持ってはいるけれど、最も近い他者の集合である事実は覆しようもなく、その矛盾の距離感ゆえに事実が秘匿されるというのは、誰もが一度は経験したことのある事柄なのではないでしょうか。輪の中にいる人間でさえ見通すことの出来ない個々が抱えたネガフィルムを踏まえて家族を捉えることなど、第三者には土台無理な話なのだから、羨望、憐憫、義憤その他諸々の感情を一方的によそへ向けるのは意味がないし止めた方が良いよねと、この“大詮索時代”に生きる私は思ったりもするの

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    2026年04月23日
  • ダブルマザー

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    母と娘のシーンごとに、お互いの思いが吐露されていく。でも、それはお互いが思うような形ではなくどんどん離れていく。
    全てを知ったからこそ、母の愛が届かなかったことが悲しい。

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    2026年04月18日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    糸の人を探して/浅倉秋成
    ダイヤモンド・ダストの約束/日部星花
    彼と彼女の穴/織守きょうや
    運命はかく扉を叩く/辻堂ゆめ

    仄かに甘くて、時に苦く、淡くて可愛い4話。

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    2026年04月18日
  • ふつうの家族

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    誇張気味の昭和の価値観、理解できない令和の価値観がわかりやすく並んでいる。確かにあの時代そうだった、全てが悪とは思わないけど今は○○ハラスメントが怖いので、何も言えなくなってるのもどうだろうと感じる。家族が家族でいられるのは信頼だった、ふつうも何がふつうかわからない時代だな。ミナトの気持ちや家族間の感情が嘘っぽく、誰にも共感できなかった。新聞連載という媒体にも関係するのかな。

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    2026年04月18日
  • 今日未明

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    事件の隠れた真相、そこには何も特別な人や家族ばかりじゃなく、普通の人たちの暮らしがあった。ボタンのかけ違いから起こったような事件や事故に胸がざわざわした。

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    2026年04月15日
  • ふつうの家族

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    - 一言:「家族とは何か?」を考えさせられる本。

    - 総評:物語の展開の面白さが際立っていた。以前は短編を読んだが、今回は長編ということで、後半から前半の布石を回収し始めているところが特に良かった。そして、何より、「何者なのか?」という状態では信用や信頼は得られない。この本書では家族が家族のことを知ることの大切さについて描かれているところに魅力を感じた。

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    2026年04月15日
  • 今日未明

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    各章の冒頭にニュース記事が載せられ、そのニュースの「内情」が描かれる短編集。
    表向きは客観的な事実だけが書かれたニュースなのに、実際には加害者・被害者それぞれに複雑な想いや紆余曲折があり、一つとして同じ事件はない。
    それなのに、ネットでは憶測だけで記事を考察し、決めつけて批判する、そんな現代のネット社会に対する皮肉が、静かに、でも鋭く感じられた。
    ニュースの裏側にある人間の多層的な感情を丁寧にすくい上げていて、読み終わった後に少し考えさせられる一冊だった。

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    2026年04月15日
  • 東大に名探偵はいない

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    アンソロジーのテーマになってしまうところに《東大ブランド》の強さを感じる。
    帯の“栄光”と“呪縛”を書き切ったという意味で、結城さんの『いちおう東大です』を推したい。
    結構イヤーな気持ちになるし、心理描写が生々しい。
    まあでも沙耶香の気持ち、分からなくもないんだよなあ。
    もちろん同意はしないけど。

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    2026年04月11日
  • ミステリ作家、母になる

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    驚異の執筆スピードの裏側に、3児の母の日常あり。

    私が追いかけている作家さんの中でも、群を抜いて刊行ペースが早い辻堂ゆめさん。その裏側を覗いてみれば、なんと3人のお子さんを育てながらの執筆というから驚愕の一言です!

    「えっ、そのペースで出し続けていて、いつ育児してるの!?」という疑問への答えがここに。

    子育てを経験した人なら「あるある!」と膝を打つ懐かしさがあり、これからの方には「作家業と育児の両立」というリアルな戦記として参考になるはず。

    ■引用
    子育てに限らず、人は簡単に、過去の出来事を忘れていく。エピソードとしては覚えていても、感触や匂い、温度、痛み、音、大きさ、色――そうした感

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    2026年04月07日
  • ふつうの家族

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    SL2026.3.31-2026.4.3
    外から見ればわりと幸せそうなごく普通の家族。台風の夜に家の中に現れた見知らぬ青年と、実はなにかしら秘密を抱えている家族の面々。
    青年の身元が明らかになるところはうまくまとまってると思うけど、いささか冗長かな。

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    2026年04月03日