辻堂ゆめのレビュー一覧
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ネタバレある日高校三年生の茜が出会ったのは、事故で寝たきりとなった咲子。お話ボランティアとして咲子の元へ通ううち、夜中に自分が出歩いていることに気づく。机に残された「サキ」のメモ。咲子が茜の体を使って夜動き回っている?茜は咲子に協力することに…。
「昼のはなし」と「夜のはなし」の二部構成で、「夜」では「昼」では語られなかった、茜の知らない秘密が明かされる。咲子と茜、そしてサキの繋がり。咲子の事故の真相。
誰が加害者で誰が被害者なのか。どうしてあの日事故は起きてしまったのか。サキの見つけた真実が悲しい。咲子とサキが茜へと繋げるやさしいラストがよかった。 -
Posted by ブクログ
最近になって、その境遇が取り沙汰されるようになってきた《教育虐待》。
これまでの《力による暴力》《放置するネグレクト》と違って、本人(こども側)がはっきりそれと認識しなければ家庭の外からは分かりにくい。
あなたのためを思って
あなたが将来困らないように
呪いの言葉はこどもをどんどん追い詰める。
自分が悪いから。
自分のせいでお父さんの機嫌が悪くなる。
お母さんがお父さんに怒られる。
ごめんなさい。ごめんなさい。
〜明日が来るのを楽しみに思えること。
それが明後日や明々後日でもいい。
そのために一度しゃがんで、我慢する日があったっていい。
それを決めるのは全部自分自身なんだよね〜
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Posted by ブクログ
皆さん高評価の中、星3つは低いと思うのですが。
作者さまの年代で、戦後の時代をこれだけ濃密に描かれていることに驚きました。
時代とはいえ、女性への扱いの酷さ、男性なら何をしても許されること、母でさえ、頼ってきた娘を庇いもせず突き放す。
読んでいて、苛立ち、胸が痛みました。
親子三代のバレーボール、オリンピックを絡めてのストーリー展開。
過去と今を行き来しながらの構成。
時代が時代だったからもありますし、発達障害について知られていないということは理解しているのですが……
私には身近に発達障害を持った家族がいます。
そのせいか、なんだか引っかかる感じがあって、みなさんと同じように感動!とはな