辻堂ゆめのレビュー一覧
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嵐の夜に、玄関先で倒れていた男性の正体とは…。平凡な4人家族がそれぞれ思い浮かべる男性の正体と自分の抱えている秘密。
表面上は理想的な家族でも、何かが隠されている。それぞれが抱えている秘密はそれぞれだったけれど、最後に男性の正体が明かされる時、どんどん繋がっていくところがおもしろく、さすが辻堂先生!って感じでした。
個人的には父親と母親の話に共感できる所や、ちょっと自分にも重なるところがあり、わかるとなった。
兄の話では、令和の人たちってこんな考え方なのかなぁっと今の職場の同僚や部下に重ねて考えてみた。
最後が希望の光が見える終わり方なのは良かった。 -
Posted by ブクログ
台風が連れてきた、見知らぬ男と家族の秘密。剥がれ落ちる『普通』のメッキ。
外は大荒れの大型台風。そんな緊迫した状況の中、ごく「ふつう」に見える一家の玄関先に、正体不明の男性が倒れていたことから物語は動き出します。
「この男は一体誰なのか?」「家族の誰が彼をここに招き入れたのか?」という不気味な謎を起点に、それまで何事もないように平穏を装っていた家族それぞれの、決して表には出せなかった秘密が徐々に明らかになっていく。
ニュースの事件報道などで、近所の人が「いたって普通のお父さん(家族)でした」とインタビューに答える光景がよくありますが、まさにその通りで、私たちは他人の家族、あるいは自分の家 -
Posted by ブクログ
現実には起こり得ないお話なのかな?と読み進めてると
そう来るか?と驚きが…
それより何より、
ボランティアのこと考えてしまった。
良かれと思ってすることって、ホントに相手の為なのかなと。
自分より大変な、可哀想な人を助けてる自分に酔ってるんじゃないかという見方にハッとした。
障害者として周りの人に助けを借りなければ生きていけない人は、黒い心を持っちゃいけないのか。
ずっとありがとうありがとうとニコニコしてなきゃいけないのか。
周りがそういうふうにさせてる、知らぬ間に強制してるんじゃないか。
そんなこと考えたことがなかったな。
それに気づいたことが、この本を読んで一番良かったことかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエスカレータ式お金持ち私立学校で、クラスカーストで最上位に君臨していたお姫様めぐみは、カースト最下層の男子を虐める毎日を送っていた、それから20余年、めぐみは何者かに監禁されたり毒を呑まされそうになったりという不可解な目に合う。
いじめ問題やいわゆる港区女子(刊行当時にその名称はなかっただろうけど)なんかの時事話題を材に取ったミステリー。世相に斬り込んでる作品か?というと決してそうではなく、あくまで素材で、核心はフーダニットミステリー。
いじめ問題を扱ってる作品でこういう評価はどうかと思うが、手軽に読むのに適したコメディミステリー。