辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 今日未明

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    今日未明xxx ニュースでよく出てくるフレーズ。ほぼほぼ悪い話。何気ない十数行の記事の背景、そこに至るストーリーがなんともやるせない。いい雰囲気の話から始まり、なんでこんなことになったのか?個人的には2話目の内容が壮絶すぎて、こんなことってある??。構成は面白いけどちょっと後味悪い。

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    2026年09月27日
  • トリカゴ

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    刑事の里穂子が殺人容疑で取り調べた20代のハナは無戸籍だと言う。
    そんな彼女を尾行するうちに辿り着いたのは無国籍者のコミュニティだった…

    タイトルが秀逸。装丁も読後に見るとグッとくる。

    続編にあたる「残火」をきっかけに読んだ作品だったが読んでよかった。

    登場人物のキャラも立っていて読みやすく、社会の実態を知ったり、いろんな人の想いを感じながらの読書だった。

    辻堂作品、もっと読みたいぞ!!

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    2026年09月27日
  • 十の輪をくぐる

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    ☆4.7
    世代がまさにドンピシャな、感じで、読み進めるにつれて、哀しさとせつなさが、僕の心に降り注いできた。まるで線状降水帯の下を歩く人のように、泪でずぶ濡れになった。
    コロナがなく、母が認知症を患っていなければ、僕も母と一緒にブルーインパルスの五輪の輪をきっと連れ立ってみに行っただろう。このものかたりの主人公のように、僕には母の過去を知る術がない。生きづらい世の中はそのまま、今も続いている。
    このものかたりにはコロナは出てこなかったが、生きづらさは変わらないのだ。
    一つの救いは、主人公には一筋の光明が見えて、それに向かっていけることだろう。
    田舎者の母は、青春時代を浅草で過ごしたらしい。これくらいのことしか分からないのだ。そこに苦い恋があったのか、楽しい思い出があったのか、今になってはもう遅いのだが、話をもっと聞いておけばよかったと思う。
    そんな後悔を僕の心に土砂降りの雨のように雨の絨毯ができた。

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    2026年09月25日
  • いなくなった私へ

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    2026.09.22
    3.5

    全人類が自分のことを本人だと
    認識してくれなかったらどうすればいいだろうか…

    最後は全部打ち明けて
    また家族で過ごせていけるのも読んでみたい

    学祭ライブで優斗の家族がいたの感動した

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    2026年09月22日
  • サクラサク、サクラチル

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    両親から教育虐待を受けている染野。母親から育児放棄されている星さん。
    酷い環境にずっと身を置くと、それがおかしいと思えなくなることが怖い。
    2人は「復讐計画」を立てて実行することで、初めての青春を謳歌できたのかな。
    2人のこれからに幸あれ。

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    2026年09月19日
  • ふつうの家族

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    ふつうの家族というタイトル
    読み終わって分かるけど、とても深い。

    ふつうの家族に憧れる湊斗のバックストーリー、
    こーゆー幼少期なら今の湊斗のようになるよなーってうなずけて、父、母、兄、妹のバックストーリーとも
    全部が上手くハマっていってとても面白かった!
    辻堂ゆめさんすごい!

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    2026年09月12日
  • 今日未明

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    どういう事実があったんだろうと推察するのを楽しみながら読んだ。当たるはずもなく、へーっと思ったけど、話の内容が心に残るかと言われたら、そうでもなかった。辻堂さんの作品だし、話題になっているからと、期待値が上がっていたのもあるかもしれない。

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    2026年09月12日
  • ミステリ作家、母になる

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    高校の先輩でもある辻堂ゆめさんの子育てエッセイ。出産・子育てを描いたエッセイは重たいものも多いが、このエッセイはさらっと読めて、どちらかというと肩の力を抜けるような本だった。
    それでいて辻堂さん夫婦のロジカルさも光っていた。

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    2026年09月11日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

     この作家の作品は何冊か読んでいるのですが、今回の作品は一番「不思議」で「切ない」という印象を受けました。
     主人公は「鈴木茜」という高校3年生の女子、相方として出てくるのは「厚浦咲子」という主人公より12歳年上の女性です。この2人を軸にストーリーが展開されていくのですが、もう一人「サキ」という女性も出てくるのですが、この女性もキーパーソンです。「二重人格」、「夢遊病」という言葉が出てきます。読み進めていくうちに「咲子」という女性が過去の交通事故で重度の障害を持つことになります。
     やっぱりストーリーの展開の仕方が上手いと思いました。星4,5にしていいくらいめっちゃ面白かったです。

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    2026年09月05日
  • ふつうの家族

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    えーどういう展開? 知り合いなの? と疑問に思いつつ読み進めると、最後に疑問が解決してスッキリする。なんだかとってもいい家族。

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    2026年09月05日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    無戸籍という重い社会問題にじっくり向き合った社会派ミステリー。幼い子どもを育てながら刑事として働く森垣里穂子が主人公。重い題材に向き合う物語の中で、彼女の温かく優しい存在がじんわりと沁みる。無戸籍で生きる人たちが直面する行政手続きの壁や、生きづらさがリアルに描かれていて、まるでドキュメンタリーを見ているような臨場感があった。ミステリーとして事件を追いながら、知らなかった社会の一面を知ることができた。

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    2026年09月03日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    娘を亡くした主人公のもとに娘と同じ年代の女の子がタイムスリップしてきて奇妙な共同生活が始まる。どこかで見たような、ある意味ありふれた設定のよくある感動もの……かと思いきや、やっぱりよくあるストーリーでは終わらない驚きがありました。伏線だと思ってもいなかったものがどんどん繋がって真相にたどり着いた感じが凄まじい。それでもストーリーとしてはすごく読みやすくてイッキ読みでした。

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    2026年09月01日
  • 山ぎは少し明かりて

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    三世代の家族の物語
    時代が違えば親子でもいや親子だから分かり合えないのかもしれない
    私の亡き母も苦労が絶えなかったのだろうなと
    昔の事
    優しく忍耐強い母の過去なんて知ろうともしなかったチョット想像してみたくなりました
    そんなふうに思わされる物語です

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    2026年09月01日
  • ふつうの家族

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    ページ数多めですが飽きることなくサクサク読めて面白かった。
    家族だからこそ言えない秘密も、勝手に思い込んでいることも沢山あるけれどそれこそが普通なのかも知れないなと思わされた
    しんどくなる描写もありますが、昭和だから令和だからと言うこともなく移り変わる時代や人間関係の中で何を選ぶか、どう変わっていくか、最後は前向きな気持ちになれるラストで良かったです。

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    2026年08月31日
  • 昨夜は殺れたかも

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    ネタバレ

    共著とはいえ、あの辻堂さんがこれほどラブコメ色の強い作品を書かれるとは驚きました。

    物語の主人公は、仲良し夫婦の二人。
    しかし、実は互いに隠し事があります。
    しかも、それがバレてしまい、相手に嫌がらせや報復を受けていると思い込みます。
    やがて、夫婦は表向きはいつも通りのラブラブを装いながら、殺し合いにまで発展していくです。

    「バレて殺されるくらいなら、先に殺してしまおう」と、お互いが計画を立てるようになるのです。
    しかし、何を試みても一向に上手くいきません。
    相手の殺意に感づきながらも警戒し、平静を装って暮らす日々。
    相手の腹を探り、計画を読み合う様子がユーモラスに描かれ、殺伐としたシリアスなテーマでありながらシュールな笑いへと昇華されていて、軽妙でとても読みやすかったです。

    最初は、「少し懲らしめてやろう」という程度の報復から始まった計画が、次第にエスカレートし、やがて派手な殺害計画へと変貌していく展開も見ごたえがあります。

    あとがきを読んで納得しましたが、本作はお二人の関係性と強い信頼があってこそ成立した物語なのだと分かります。
    物語は夫視点と妻視点が交互に切り替わり進行しますが、夫側の計画を藤石さん、妻側を辻堂さんが執筆されたとのこと。
    あの手この手で相手を殺す計画を立て、実行に移そうとした直後に視点が交代し、「どう危機を回避するか」を相手に委ねたそうです。
    そして、上手く危機から脱すると、今度は返し刀で相手を追い詰めて……という「殺し合い」を繰り返す、リレー形式による連歌のような仕掛けになっています。

    言ってしまえば破天荒なストーリーですし、ここまで殺伐とした夫婦関係を思うと現実離れした結末かもしれませんが、それも「ラブコメ」というジャンルに徹しているからこそでしょう。

    もちろんミステリとしてのサスペンスフルな展開やハラハラ感、鮮やかな伏線回収も備わっています。
    「そんな馬鹿な!」という野暮なツッコミは横に置き、上質なミステリ風味のラブコメとして飛び込めば、間違いなく楽しめる傑作です。

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    2026年08月31日
  • ミステリ作家、母になる

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    帰国子女で東大卒のあの作家さん3児の母だったなんて知らなかった。
    てか1992年生まれって、うちの長男と同世代じゃないですかぁ。30代で3児の母親で人気作家とか理想的すぎる。
    しかも令和の子育てって昭和の頃とは随分違っているのだ。令和の波平はカツオを叱るとき叩いたりしないとか、将来子供が自分の性を自分で決められるように中性的な名前が流行ってるとか新鮮な切り口だった。
    言葉で充分に思いを伝える事ができない2歳児の思考を理解するとこなんて、ゆめさんの気づきに感服でした。
    女性作家さんの子育てエッセイに共通するとこは普段は職業隠して接してるとこだと思いますけど人気商売だからそこはかと正体がバレたとき相当悦になってるんだろうなって思うとヨダレが出そう。

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    2026年08月28日
  • トリカゴ

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    第24回大藪春彦賞受賞作

    日本で生まれ落ちた時から戸籍を持たない人々

    理由はいろいろあるが親が何らかの理由で出生届を出さない、出せない
    その親もまた戸籍を持っていなかったり
    離婚後の300日問題など

    まず就学の連絡がこない
    予防接種が受けられない
    健康保険を使用できない
    各種免許がとれない
    自治体のサービスが受けられない
    家を買ったり、借りたりできない
    就職ができない

    この頃は法律も少しずつ変わってきているらしいが、役所で掛け合っても係の人により、法律を把握していなくて門前払いもあるらしい


    そんな無戸籍者が事件を起こしたところから物語は始まる

    大多数の国民は普通に生活している
    いろいろな苦労があっても、国民のひとりとして認められて生きていけるのは、とてつもなく大切で幸せな事なのですね!

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    2026年08月22日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    謎解きが好きな私に読みやすくてちょうど良い本でした(≧∇≦)b
    主人公はすぐにコロコロと推しが変わってしまうのも面白い。サラッと読めて良かった。

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    2026年08月18日
  • ふつうの家族

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    ネタバレ

     主人公はとある会社員の男性(63歳)で妻がいて(その妻は専業主婦、58歳)長男、長女の4人家族で、舞台は神奈川県の主人公の持ち家で、至って「ふつう」の家族です。設定の日は台風で大荒れの天気でとても外に行ける状態ではないです。
     そんな「ふつうの家族」の家に身元が分からない男性がずぶ濡れ状態で転がり込んできます。この男がきっかけで、「ふつうの家族」の裏がだんだん見えてくるという回想ミステリーでした。「ふつうの家族」とはいえども一人一人隠しごとや嘘というものを持っているんだと思いました。
     そして最後らへんになると、転がり込んで来た男と家族一人一人との繋がりが明らかになり、隠しごとというものも徐々に裏で繋がっていくというミステリーでした。
     自分はこの作家の作品を何冊か読んできましたけど、ほとんどがイヤミス小説でしたが、今回は事件という事件はなくてイヤミスって感じでもなくわりとスッキリした終わり方だったと思います。
     ストーリーの中盤は群像劇のような感じでした。家族一人一人の目線からストーリーを書いてました。
     今までの小説とは1個2個箍を外した感じのミステリーで面白かったです。

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    2026年08月18日
  • ふつうの家族

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    ネタバレ

    台風の夜、ある一家の家に見知らぬ男が現れる。招き入れたのは誰なのか。

    そんなあらすじを読んでサスペンスかと思ったら違った。会社員の父、専業主婦の母、鉄道会社に勤める息子、大学生の娘。100年に一度と言われる大型台風の接近により家を出た子供たちも実家に戻ってきたその日、突然家の玄関に若い男が現れる。鍵も閉めていたのにどうやって家の中に入ったのか。家族の誰かが招き入れたのか。そもそもなぜこの桜石家にやってきたのか。
    台風の夜を過ごす中で、一見ふつうの家族に見えるそれぞれが抱える葛藤や悩みと向き合っていく。


    以下感想。
    家族4人の抱える悩みがどれもわかるなーって。父親はまさに昭和の男という感じで昔は今でいうパワハラ上司だったが、大学時代の友人がパワハラにより自殺したことにより、それからは厳しい指導ができなくなっていた。
    母親は本当は仕事をずっと続けたかったために、幼い頃から付き合ってきた恋人との結婚を諦めた。しかし子供の世話のため、結局は仕事を諦めて専業主婦となった。結局仕事を諦めるのであれば幼馴染と結婚することもできたはず。そんな中、同窓会でその幼馴染と再開。
    息子は鉄道会社に就職したものの、仕事のつらさにより退職。どの仕事も長続きせず現在無職。
    娘はルームメイトの友達からの執拗なアピールにどう対応して良いか悩んでいた。
    そして、台風の夜に現れた若者は、なんと桜石家と関わりのある人物だった。父親にとっては自殺した友人の息子で、過去に偶然北海道旅行に向かうフェリーの中で一緒に楽しい時間を過ごした子でもあった。

    サスペンスだと思っていたので、予想外のストーリーにびっくりしたものの、人との繋がりって素敵だなと思える本でした。

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    2026年08月15日