辻堂ゆめのレビュー一覧

  • ダブルマザー

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    辻堂さんの作品は初めて読みました。
    続きが気になり一気読みタイプの小説。

    最初、女の子が自殺するシーンから始まるので、なかなかキツイ…。現実で飛び込みや電車事故のトラウマがある人は読みすすめないだろうな。
    (物語だけど賛否両論ありそう)

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    亡くなった娘の遺品のバッグから母親が知らない子の貴重品がみつかり、相手側に連絡したことから両者(母親同士)に繋がりができる。

    亡くなった娘の遺影をみた相手側の母親が自分の娘だと取り乱しトラブルへ。

    ●どちらの母親も本当の娘が分からないとは…。
    外見を整形やメイクで変えたとしても、細かい癖や好き嫌いを2年間も

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    2025年05月20日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ネタバレ

    一人一人のお話が終わった後にエピローグがついている形式で、そこで相談者の隠していたことが明らかになるのが面白かったです。
    そして、少しずつ相談者たちが繋がっていて、相談のその後を見られるのも良かったです。
    すっかり昔のことのようで忘れていたけど、コロナ禍ってこんなだったなぁと思い出させる描写が多くて、始まりはみんながコロナに怯えて、さまざまな差別もあって、本当に嫌な期間だったなぁと改めて思い返すことができました。

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    2025年05月19日
  • いなくなった私へ

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    トリカゴを読んでいたく感動したので、デビュー作を読んでみた。
    面白い。話の中に引き込まれていく。最後はほろりとさせられた。話の展開で無理がある場面(病院で診察を受ける)はあるものの、それを差し引いてもグッとくること間違いなし。
    この作家の作品を潰していきたい。

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    2025年05月16日
  • ダブルマザー

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    読み物としてなかなか面白かったです
    トリックには途中で気付いてしまいましたが、登場人物たちの思考を読むのが面白くて最後まで楽しむことができました
    人は見たいものだけを見るんだなぁ...っていうのが本作への感想になります
    どの登場人物も自分だけは間違っていないと頑なに信じているのが滑稽で面白かったです
    親たちは自分を毒親だなんて思っていないし、子どもたちは自分こそが1番不幸であると信じている
    第三者から見ればどれも間違っているようにしか見えないんですけどね笑
    最後の1行を見て三つ子の魂百までだなぁと思いました
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    飛び込み自殺を図り、死亡した

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    2025年05月14日
  • サクラサク、サクラチル

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    恐ろしい話。
    途中、何度か読むのをやめたくなったけどあ、結局、計画が知りたすぎて、一気に読んだ‼️‼️
    いやーー
    どちらの親も、あたしが殺したくなったよ。

    でも、賢い主人公二人を心から応援したし、
    叔父さん、本当にありがとう〜←だれ目線??

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    2025年05月13日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼のはなしと夜のはなしがある。夜のはなしは、昼のはなしを回収している。どんどん引き込まれる話でした。

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    2025年05月12日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    サキと咲子の通じる部分はわかるような当事者にしかわからないような…
    まっすぐな茜が少しかわいそうにも思いましが、3人の中で1人だけ未来があるのも、なんだかんだ2人の気遣いから、悲しい真実を知らないままでいるのが救いに感じました。
    最後、次々に真実が明かされていくのが面白かったです。

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    2025年05月12日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    列車に飛び込み娘が死んだ。
    悲しみにくれる母親の前に、その子は私の娘だと言う母親が現れた。
    やがて二人の母親の娘のどちらかが顔を変えお互いの家を行き来し母親を騙していた事を知る。。そして1人は列車に飛び込み死に、1人は忽然と消えた…?
    どちらの母親も娘じゃなかったこと気づかないわけが無い、と思いつつも
    やがて母親同士、娘の行動の謎を辿ることに。
    やがて見えてきた真実とは、、

    あちこちにヒントが散りばめられているのでオチの予想はついたけど最後の最後には驚いた。

    かわいそうなのは、2人の娘に利用されたもう一人の娘。普通の家庭を知らなかったから、二人の母親の異常性が分からなかったのか。言われるま

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    2025年04月24日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    思った以上に面白かった!
    相談室に来る人視点→相談室職員同士の会話という流れが読みやすいし、毎回最後でゾワッとする種明かしがある。
    それぞれの話も完全に独立はしていなく、ところどころ繋がっていて面白かった

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    2025年04月09日
  • あの日の交換日記

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    母と息子、加害者と被害者、上司と部下が好きかな。「かな」と付けたのは…

    ちょっとした違和感が回収されてすっきりして、感想書く前に他の方のレビューを覗いてみた。
    なるほどー…言われてみれば確かにモヤる。
    そういえば私も捨てる所そこなの?とは思った。
    何を書くかは自由か…それを言い出すと何でもありになってしまうなぁ。

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    2025年04月05日
  • 卒業タイムリミット

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    卒業式を三日前に控えたある日、欅台高校のマドンナ教師が誘拐され、72時間後に始末するという動画が校内に広まる。
    不良高校生の黒川の元に「誘拐の謎を解け」という手紙が届く。同じ手紙を受け取った学年一の人気者の萩生田、学年一の美女澪、学年一の才女あやね。クラスも部活も違う共通点のない四人が協力し、誘拐の謎に挑む。
    といったあらすじ。

    ヒントがしっかりありながらも、ミスリードに引っかかってしまいました。しかし、物語の中盤ぐらいで犯人の見当がつき、しかも正解だったので、満足感は高かったです。

    高校を舞台にした物語には惹きつけるものがあります。
    ルールや先生に縛られながらも、そこでしか経験できない濃

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    2025年04月05日
  • あの日の交換日記

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    交換日記を使った文章ミステリー。

    読み始めは、単なる交換日記だと思ってしまうけれど、立場や時事が異なる人たちによる交換日記が続いてるいくうちに、あれ?と思い始め……。
    独特な構成になっているのを感じます。

    気になっている作家さんだったので、別の作品も読んでみたい。

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    2025年03月30日
  • 二人目の私が夜歩く

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    前半をぐんぐん読んで、後半はハラハラ読んだ感じ。

    事故って色々な人が関係しているということを改めて認識させられた。

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    2025年03月28日
  • 十の輪をくぐる

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    現代パート(2020東京オリンピック頃)を息子視点、過去パート(1964東京オリンピック頃)を母視点で語る構成。二回の五輪で十の輪と言うタイトルなんですね。
    前半は息子パートが不快でイライラさせられ、キラキラ青春の過去パートの方が読みやすかったのに途中から母パートが辛くなり、息子パートの方が明るく希望のもてる展開に。
    救いのある温かいラストには感動しました。

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    2025年03月24日
  • あの日の交換日記

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    丁寧に物語を紐解いていってくれたのでとても読みやすかった。
    しかし丁寧で優しい物語だが引っ掛る所はしっかり引っ掛かった。

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    2025年03月21日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

     最近、辻堂さんの小説にはまっています。

    「昼のはなし」は、高校3年生の鈴木茜の視点。「夜のはなし」は、≪サキ≫という名の女性の視点で、同じ内容のストーリーを描いています。

     そして、「夜のはなし」を読んだ後で、もう一度「昼のはなし」を読むと、最初とは、全く違う感情や印象を抱きました。

     同じ日常を一緒に過ごしているとしても、その人自身の考えや感情というフィルターを通してみているので、やはり同じ景色ではないってこと。

     「昼のはなし」の主人公である茜自身も、幼少の時のつらい経験からなかなか立ち直れず、それが日常に影を落としていたが、同じような経験を持ち、その影響から寝たきりになってしま

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    2025年03月16日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    六人の作家さんによるミステリーアンソロジー。辻堂ゆめさん目当てで購入したけど、買ってから思ったのが豪華メンバーだ!

    どれも面白かったけど、やっぱり辻堂ゆめさんの《十四時間の空の旅》は良かったー。
    アメリカに小学6年から4年間父親の転勤で住んでた少女の日本への帰国の飛行機での話。
    あー、ホッコリしました

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    2025年03月12日
  • 卒業タイムリミット

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     3日後に控えた高校の卒業式、そんな時に、3年生の英語担当の女性教師が誘拐監禁され、その様子が動画配信された。72時間後に始末するというメッセージと共に。

     そして犯人から選ばれた三年生4人の生徒たちへ、誘拐の謎を解けとの手紙が届く。

     犯人から指定された彼らは、クラスが違ったり部活が違ったりと共通点がなく、首を傾げるが、先生を助けるために彼らは協力し、共に行動を起こしていく。
     その中で、誘拐監禁された先生は、生徒たちには、その先生らしからぬ振る舞いや行動から人気はあったものの、教師仲間からは浮いている存在であったようだということを知る。

     しかし、どうしてその英語教師が選ばれたのか、

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    2025年03月09日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    「真実」を知りたい人間と、無意識に「真実」に蓋をしている人間の話だと思った。無意識に作られた蓋が別人格の自分を生み出す。無意識ってちょっとこわいなと思った。交通事故のトラウマや家族を失う経験が幸いにもない自分には、一見遠い話のように思える。けれど、無意識にやってしまうことって結局別人格の自分がやっていることなのかもしれない。

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    2025年03月01日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    辻堂ゆめさんの本は、初めて読みました。

    親友と共に死ぬ夢を見た主人公が、それが
    現実になるのを防ぐために奮闘するという
    不思議な物語です。

    一体何がどう繋がると、そういう結末に
    なるのだろう??と、ドキドキしながら
    読み進めました。

    最後にはしっかりと
    数々の伏線が回収されるのが圧巻でした。

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    2025年02月28日