辻堂ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全日本種目別選手権の鉄棒で優勝した体操界期待の新星・結城幸市に度重なる不幸に襲われながらも練習に励む青春スポーツミステリー。
練習中に起きた器具の故障、妹似奈の転落事故による植物状態、母親のストレスで死産してしまう妹の美羽。次々に襲う不幸が周りの人達の嫉妬や保身から起きたことなんて辛すぎる。
そしてラストの幸市は、高く飛んだ。が更に辛い結末でなんとも言えない複雑な心境です。
主人公の幸市とは別の語り手も誰なのか想像しながら読み進めていましたが予想とは違っていた。
初読みの作家さんで他の作品も読んでみたいなぁと思った。大学に在学中にデビューしIT企業に就職後に本作は発表され2作目だとか...
二 -
Posted by ブクログ
全5話
事件を伝えるニュースが提示されてから、そこに至る物語が語られるスタイル。タイトルの「今日未明」は、ニュース報道の決まり文句ですね。
謎解き感は薄いけど、倒叙になるのかな?
「夕焼け空と三輪車」
話自体はあまり面白くは無かったけど、暴力性のある引きこもりの息子を抱えてしまったら、恐怖ですね。
「そびえる塔と街明かり」
ストーリーにそれほど意外性はない。多分、ドンデン返し的なものは狙ってないのだろう。結論(ニュース)が判っている分、人が良い(=優柔不断な)慎一に「それじゃダメだよ。悪くなる一方だよ」とツッコミを入れたくなる。そんな展開。
「ジャングルジムとチューリップ」
嫌な感じのパ -
Posted by ブクログ
普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。
一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。
元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語 -
Posted by ブクログ
父を殺したと思われるひきこもりの息子、転落死した女児とそばにいた母の交際相手、生後間もない乳児を殺害遺棄した若い母親、高齢者の判断ミスによる交通事故、エアコン未使用により死亡した老夫婦……あふれるネットニュースの中で一度は見たことのある見出しの事件の裏側に隠された真実は。
ネットニュースの短い事件記事の真相を書く短編集。ありふれた、と言うのもなんだけど、見たことのあるような事件の裏側に隠れた後味の悪い事実。まあ人が死んでいる以上後味の良い現実なんてあり得ないんですけども。しかしどの事件もひたすら悪意マシマシで書かれているので読後感が最悪で面白い。ありそうな事件だけど、現実にはここまで悪条件が -
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辻堂ゆめさん、3冊目。
コロナ禍の中、幼い娘を亡くし妻とも離婚した譲が、タイムスリップしてきたと思しき「ちぃ子」と名乗る女の子を“拾って”きたところから始まるお話。
そこから、なりゆきで一緒に住むことになったちぃ子の提案で、譲が亡き娘と迎えることができなかった10歳の夏休みを、娘の代わりとなったちぃ子とともに体験していく流れに。
いい話なのだが、ちぃ子とふれあう中で失った妻子を思い出す譲の心情の描写が、(最後になればそこまでになった顛末も知れたのだが、読んでいる途中の)私にはいささか感傷的に過ぎた。
2021年と1984年のギャップについては、その時代を通り過ぎてきた者としてはまあまあ楽し