トリカゴ

トリカゴ

990円 (税込)

4pt

蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住むコミュニティ“ユートピア”を発見する。容疑者のハナはコミュニティのリーダーであるリョウの妹だった。捜査によって彼らが唯一安心して暮らせる場所を壊してしまうのではないか──里穂子は苦悩しながら調べを進めるうち、かつて日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気づく。特命捜査対策室で同事件を担当する専従捜査員・羽山圭司とともに執念の捜査の果てに辿りついた衝撃の真実とは。社会問題への真摯なまなざしとミステリの企みが見事に融合した、第24回大藪春彦賞受賞作。/解説=千街晶之

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トリカゴ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    聞いたことはあったけどいまいちよく理解していなかった無戸籍という言葉。本当にそんな人が今の時代にいるのか思わずネットで調べて見た。現在の推定無戸籍者は800人程。色んな理由で戸籍を取得できない人がいることを知った。

    私がこの作品を最後まで読んだのは作品としての面白さはもちろんだけれど、少なからず好

    1
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    無国籍者がテーマになっている話でしたが、頭をガツンと殴られた衝撃がありました。
    「社会はまだまだ未熟だ。いついかなる時でも例外なくルールや常識に従おうとするのは思考停止と同じ」世界はかわり続けているのだから、ルールや常識もかわり続けないといけないわけで、当たり前のことを言っているのに、何かあれば「ル

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    無戸籍がテーマのお話。サスペンスでもあるので、とても読み応えがあった。この本を読むまで無戸籍について考えたこともなかった。調べてみると法務省も相談窓口を出しているよう。何不自由なく暮らせている今の環境にありがたみを感じる。読書を通して、新しい価値観や社会の姿を知れるのがいい。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    一言でいえば、「無戸籍」という現代社会の盲点に光を当てた、極めて濃密な社会派ミステリです。
    しかし、重いテーマとは裏腹に、その読後感は驚くほど澄み渡っています。

    物語の軸となるのは、二十数年前に起きた凄惨なネグレクト――通称「鳥籠事件」です。
    過去の悲劇と現在の事件が交錯し、孤立や偏見や差別といっ

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    日本の『無戸籍者』は相談・発見した人が約3000人。実際は倍以上いる可能性がある。

    初めての、辻堂ゆめさん。
    日本人として『当たり前』の戸籍が、やむを得ない事情で戸籍ない人が存在し、日常の中にひっそりと溶け込んでいるかもしれない…と知った。

    元カレを刺した女性が無戸籍者のハナ。彼女が住んでる場所

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    イッキ読み
    圧巻の社会派ミステリー
    これを二十代で書き上げたなんて凄過ぎる
    ネタバレになるのでこれ以上は黙るわ
    たいへん面白かったです

    0
    2026年03月04日

    Posted by ブクログ

    無戸籍の女性が関わる事件を追う女性刑事が、社会の制度からこぼれ落ちた人々と向き合いながら、過去の未解決事件の真相に近づいていく社会派ミステリー。

    無戸籍問題に対する描写が非常に緻密で、物語の序盤から強く引き込まれた。
    無戸籍の立場、法律に守られている側、捜査する者・される者──それぞれの視点に葛藤

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    無戸籍者のコミュニティと出会った刑事
    外から見たら、なんて粗野で粗末な生活に見えても本人たちには唯一の世界

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    いくら法や制度を整えたところで本人に届かなくては意味がない、そんな当たり前の事実が現実的な課題として突き刺さってきた。当たり前と思えることが当たり前のこととして享受できる環境は決して当たり前ではない。

    真相が読めない展開で面白かった。

    0
    2026年06月12日

    Posted by ブクログ

    事件の真相が辛く悲しすぎる。不完全な社会もいずれ変わっていくはずという言葉が響きました。

    難しいテーマを扱っていながら文章は読みやすかった。一方、物語とは関係ありませんが、文字が小さくて老眼気味の私には読むのが大変でした。

    0
    2026年06月06日

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