あなたのいない記憶

あなたのいない記憶

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

約十年ぶりに再会した優希と淳之介。旧交を温める二人の会話は、二人の憧れの人物「タケシ」の話になった途端、大きく食い違い始める。タケシをバレーボール選手と信じる淳之介と、絵本の登場人物だという優希。記憶に自信が持てなくなり、戸惑う二人は心理学者の晴川を訪ねるが、どちらの記憶も「虚偽記憶」――他人の“明確な意図で”書き換えられた噓の記憶だと告げられる。記憶をめぐる、恋愛ミステリー。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    あなたのいない記憶
  • タイトルID
    :
    1102630
  • ページ数
    :
    412ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年04月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

あなたのいない記憶 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ミステリーで泣かされました。

    新見優希が東京の大学に入学し、高知の絵画教室で小学生の時一緒だった三年生の岡本淳之介と偶然再会します。
    教室の寿美子先生と息子のタケシのことを話すと、優希はタケシのことをチェスの選手で絵本の主人公のナガサカ・タケシだと思い込んでいて、淳之介はバレーボールの日本代表の小田島健志だと思っていたことがわかります。
    それで二人は教室の生徒で中学生だった、吉江京香を探し出し連絡をとってみました。京香はタケシの幼なじみでタケシは永坂剛と言う名のニートだと答えます。


    以下ネタバレしていますのでお気をつけください。


    京香のカウンセラーの晴川あかりに相談するとそれは虚偽記憶ではないかと言われます。虚偽記憶とは何らかのタイミングで勘違いして、それがそのまま定着してしまったものです。
    晴川先生は「犯人は剛くんでしょう」と言います。
    もしそうだったとしたら、何のために二人の記憶を改ざんしたのか…。

    京香は剛と幼い頃、結婚の約束をした幼なじみでした。京香は絵が上手く、とても大切にしている自分で描いた絵がありました。
    そしてアトリエが火事になり、剛は京香の絵を火の中に飛び込んで取りに行き、しばらく入院したあと、東京で単身赴任をしていた父親の所へ引っ越してしまったのです。

    大人になった京香はプロポーズをしてくれる恋人もいましたが、ニートで引きこもりになってしまった剛が忘れられず、ときどき剛の部屋の窓を覗いたり、メールを送っていました。
    そして優希と淳之介、京香と晴川先生は、剛の謎を知るために寿美子先生の元を訪ねます。
    剛の秘密を寿美子先生から聞いた京香は恋人からのプロポーズを受けいれますが、最後の最後に剛の秘密と二人のとった行動には泣かされました。
    とてもせつない物語でした。

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    タケシっていったい誰?幼馴染同士の記憶の違いから展開していくミステリー。思い込んでいることを否定していく話の展開は驚きと気づきの連続、信じていることをひっくり返しながら次々起こってくる疑問を解き明かしていく展開はなかなか面白かった。心理学には全く無知でも謎解きのキーは理解し易く、わかるなあと思わせるところも良い。
    出来すぎ無理やりという意見もあり、この作家の作品としてはそれほど評価は高くないようだが、スリリングな展開、切ない気持ちをうまく恋愛ミステリーを仕立て上げていて、読み終わった後も登場人物の気持ちにしみじみと感じ入ることができる傑作だと思った。
    読後感がいいと思える小説のポイントの一つは、登場人物のその後はどうなるんだろうと気になるところだと思うが、淳之介、優希、京香、それぞれに塗り替えられた記憶とそれまで持っていた思い出とともとにその先の人生を進んでいつまで欲しいなって思ったりした。でも一番気になるのは晴川先生かな。

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ

    いわゆる記憶が書き換えられ、実際に起きたことを探って行く。その根底にあるものは男の意地と愛ですね。めっちゃ良かった。記憶あるいは脳に興味あるからこそ、惹かれた作品でなおかつラブストリーとして見たら泣ける。

    0
    2023年01月08日

    Posted by ブクログ

    悲しい話だった。
    SFでもなく、事件でもないけれど、人の行動ってミステリーなんだよなぁ。なんとなく湊かなえのような。
    主要登場人物の3人より、途中で出てきたあかり先生の存在感がすごい。彼女だけでシリーズ化できそう。
    ここに書かれていないその後はどうなったんだろう?と、想像せずにはいられない。

    0
    2022年05月12日

    Posted by ブクログ

    よく練られた小説、と言う意味では面白かった。最初に提示される謎が、後半見事に回収される様は、上手い構成。最後は一気読みとなる。しかし、それが仇になって、出来過ぎだ小説感は否めない。正義の味方的な先生の説明が、ロマンティックな恋愛小説感の足をちょっと引っ張るような。
    そして最後少し戻って、最後の最後は、ご想像にお任せ。んー

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    子供の頃の記憶が他の人と食い違っているお話

    絵本に影響を受けてチェスに傾倒している新見優希は、大学に入学した際に小学生のときに同じ絵画教室に通っていた岡本淳之介に出会う
    旧交を温める中で二人は記憶の食い違いに気づく
    淳之介は絵画教室の先生の息子のタケシにバレーボールを教わった事をきっかけにバレーの道に
    優希は架空の登場人物のタケシがチェスで活躍する絵本を繰り返し読んできた事でチェスに傾倒したが、先生の息子のタケシの記憶はない
    二人は当時の上級生だった吉江京香に連絡を取り、心理学の専門家である晴川あかりの元を訪ねたが、自分たちの記憶が作られた虚偽記憶であると指摘される

    なぜ虚偽記憶が植え付けられたのか?誰がしたのか?なぜそんな事をしたのか?
    その真相に隠された真実とは……


    他の人も指摘してるけど、記憶操作がうまく行き過ぎているかな
    理論上は可能なんだろうけど、偶然うまく行ったにしては出来すぎ

    ただ、謎の真相を知った上でどうするかの選択が描かれてあるのはよい
    新たな課題に対してどう向き合っていくのか、区切りをつけるのか?ってか、剛の最後の行動はどんな意図があったのかね?
    今後の成り行きが気になるなぁ
    ま、多分寄り添う展開になるんだろうけどね

    謎解きそのものではなく、その先の方が大事というお話は好き



    ソースモニタリングエラー(出来事の内容は覚えているが、その出来事をどこで体験したのか特定できなくなる心理学的現象は確かにあるよね
    子供のときの話を親から聞かされた結果、自分でその記憶を補完している面があるからなぁ

    0
    2020年10月16日

    Posted by ブクログ

    辻堂ゆめさんの作品を読むのはこれが2作目です。

    ”記憶違い(勘違い)”という身近なテーマが、”虚偽記憶”というアカデミックな要素に変わり、登場人物のだれが真実を語っているのかわからないまま、物語は進んでいきます。

    心理学を織り交ぜた展開が、読者自身の日常をも疑わせるほどの説得力をもたせ、クライマックスで真実が明かされた際は自然と涙が出ていました。

    0
    2019年05月08日

    Posted by ブクログ

    記憶 自分にしか分からない。都合のいいように変わることもあって真実とは限らない。同じ出来事を同じ場所で目にしても同じ記憶にはならないのだろう。
    そんな事を通り越して全く違う「タケシ」に関する記憶。
    なぜ?どうして? 繰り返しながら事実が現れる。

    彼はそこまでしたかったんだね

    0
    2017年12月07日

    Posted by ブクログ

    背表紙に書かれた設定に興味をひかれて、初めてこの人の作品を買ってみた。方言の読みづらさが若干あるものの、どんどん読み進めたくなるほどおもしろかった!最後はとても悲しいけどとても美しくて、涙が出た。終わり方もすごく好き!他の作品も読んでみたくなった。

    0
    2017年11月19日

    Posted by ブクログ

    切ない物語でした。ネタバレになるため、詳しくは書きませんが、虚偽記憶にまつわるストーリーで、約十年ぶりに再会した優希と淳之介の間で、「タケシ」という人物の会話があるのですが、そのタケシという人物の記憶に関して、2人の間で齟齬がありました。タケシという人物を調べていく中、タケシが起こしてしまったことなどが浮き彫りになっていきますが、行き着いた先にあった結末は、何とも言えないものでした。記憶を扱うミステリーとして、巧みに構成された一冊でした。

    0
    2026年08月04日

あなたのいない記憶 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    あなたのいない記憶
  • タイトルID
    :
    1102630
  • ページ数
    :
    412ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年04月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

宝島社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

辻堂ゆめ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す