辻堂ゆめのレビュー一覧

  • いなくなった私へ

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    辻堂さんのデビュー作ということで読んでみました。2015年…いまから10年前の作品。
    学生時代に書いていたとあり、少しあら削り感や突っ込みたい点は様々あるけど、お話としては楽しめました。

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    ●あらすじ
    主人公(上条梨乃)は有名なシンガーソングライター。ある朝、知らないごみ捨て場で目覚め、誰にも自分を自分と認識して貰えなくなっていた。

    世間では自分は自殺したと報道されており、一人の少年だけが主人公に気づく。
    自分が存在しているのに、死んだことになっているのは何故か?…を探っていくミステリー。

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    ●設定はSFミステリーっぽい。
    ただ結論

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    2025年10月28日
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子

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    ネタバレ

    片想い探偵シリーズ2作目。片想いと言っても、一方的に推しを見つけて推し活をするという女子高生日菜子が主人公の非日常的日常ミステリー。

    推し対象が妙(友人の父親ってのはマニアックの域を超えてる)で突拍子のない印象だが、そこは辻堂ゆめ、謎解き部分は正統派。

    手軽に読めて、手軽にニヤニヤ笑える。軽い本を読みたい時に良いシリーズ。

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    2025年10月22日
  • トリカゴ

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    傷害事件で逮捕した被疑者を取り調べていたところ、その人には「戸籍がない」ということが発覚。
    名前も、住所も、親も、一つも情報を証明する手段を持たない「無戸籍」の被疑者が暮らしていたのは、同じように戸籍を持たない人々が共同生活を送る「ユートピア」でした。

    なぜ、「ユートピア」で彼らは暮らすようになったのか、彼らの出自はどのようなものなのか。
    過去に起きた児童誘拐事件とのつながりや、現在の傷害事件の捜査と合わせて、無戸籍という社会問題についても焦点を当てて考えさせられる、とても重厚な読みくちのミステリです。

    事件解決への展開は、一つひとつの捜査を積み上げてゆく様子が丁寧に描かれていて、「ひょん

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    2025年10月21日
  • サクラサク、サクラチル

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    虐待であるということをこころのどこかでわかっていながら、家族という鎖から抜け出せず、この鎖が外れたらこの世が終わるようにしか感じられ無くなってしまう感情は人を苦しめます。誰かに自分の環境がおかしいと認めてもらいたい気持ちと、同情されたくなくて恥ずかしくて誰にも言えないが同じ仲間を見つけて安心したい気持ち、真反対のように見えても苦しい環境に置かれたこども達に共通するものだと思います。わたしは、染野や星さんほど辛い環境ではありませんが、家族に精神病を抱えた人がおり、死んでやると一日中叫ばれ寝れない夜を過ごしたり、世話をするにに疲れた母が包丁を持ち出し心中をしようとしてきたり、暴力が酷くて警察のお世

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    2025年10月18日
  • あの日の交換日記

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    2025/10/17

    あの日の交換日記
    辻堂ゆめさん

    良かった

    こんな良い人が居るんだなぁー
    こんな先生に出会えたら幸せだなぁー

    交換日記。
    そこに秘められた、
    驚きの真実と感動とは?

    読んで味わってほしい作品でした。

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    2025年10月17日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    「このミステリーがすごい」大賞というので読んでみれば、ミステリーではなくファンタジーでした。
    ミステリーと思うと物足りない感じですが、とても面白い内容でした。
    特に優斗が実は梨乃と同じく死んでしまっていたということが明かされた時は、そういうことか!と驚かされました。
    最後はハッピーエンド的な感じですが、実際問題として梨乃やいっくんは戸籍が無くてどうやって生きていくのだろうかと疑問が残る終わり方でした。
    物語だから、そこまで心配しなくてもいいのか。

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    2025年10月07日
  • ダブルマザー

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     なかなかにマニアックですなぁ。ある程度面白いし、よくこんな設定を思いつくなぁなどと、そんなことばかりが読後感にあります。あまりいい読後感でもないような。
     ポリアモリーなんて初めて聞く言葉ですが、何ですか?
     以前読んだこの人の本「十の輪をくぐる」と「山ぎは少し明かりて」はとっても好きな本でした。以上、報告を終わります。

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    2025年10月04日
  • ダブルマザー

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    最初に亡くなった子がただただ不憫。
    こんなに近くにいるのに気づかれないようじゃ、絶望的にもなるよね。

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    2025年09月28日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    娘が誰なのかは中盤くらいで分かったけど、これじゃあ1人だけ可哀想で救いがない。まさかこんなところに⁉︎っていう最後のオチにはびっくり。

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    2025年09月27日
  • サクラサク、サクラチル

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    家庭の孤立化を考えさせられた 親から異なる虐待を受けていた2人には、洗脳されていると気付くための機会と勇気と支援があって良かった…

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    2025年09月23日
  • 十の輪をくぐる

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    あらすじからは想像できないストーリーだったので、途中まで主人公にイライラさせられっぱなしでした。話の筋がわかってくると今度は主人公の母親の気持ちを思うと辛くて辛くて、、でも読後感がよい、との評判を信じて読み進めて良かったです。

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    2025年09月21日
  • 東大に名探偵はいない

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    泣きたくなるほどみじめな推理:市川憂人
    アスアサ五ジ ジシンアル:伊与原新
    東大生のウンコを見たいか?:新川帆立
    片面の恋:辻堂ゆめ
    いちおう東大です:結城真一郎
    テミスノ の逡巡:浅野皓生

    東大出身という共通項が作品に表れるのかどうか??
    舞台は東大なんだけど、言葉や雰囲気に共通するものがある気がする。
    もっとも先に 六人の東大出身作家 と言われてたらそう思うのも仕方ないか……

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    2025年09月10日
  • 二人目の私が夜歩く

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    不思議なお話だった
    初めての作家さんで
    タイトルに惹かれて手にした
    茜はしんどかったでしょうね

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    2025年09月06日
  • あなたのいない記憶

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    ネタバレ

    少々強引ながらトリックとその解決はしっかりしていて、伏線を回収していくと見えてくる切ない現実、という構成もなかなか。ミステリーと恋愛をきちんと融合させているという意味ではよくできた小説なんだが。

    無理をしているなぁと思わせる違和感がちょくちょく引っかかって楽しめない。1冊だけの自費出版とか、泣きながらメールの代筆をするおかんとか、彼氏の前で男のメールを読んで会話を途絶えさせる主人公とか…。

    過去作を追いかけると、たまにあるバケる前のヤツ。今の辻堂ゆめまで成長する途中経過と分かって読めるからまだよかった。

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    2025年09月05日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    辻堂さん「原点回帰」の特殊設定(タイムスリップ)もの。バブル景気1980年代とコロナ禍2021年の対比が面白い。父娘をテーマにした小説に弱いので、譲とちぃ子のひと夏の交流だけでぐっときてしまう。希望を抱かせる終わり方も良い。とにかく生きてさえいれば…。

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    2025年09月01日
  • サクラサク、サクラチル

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    ネタバレ

    今でこそ毒親や親ガチャという言葉が出てきたが、教育虐待とネグレクトが対照的に書かれている。両者とも親に嫌われたくない気持ちの描写が印象的だった。実際にそうなのかもと思わされた。主人公が本当にやりたいことを見つけたのはよかったが、経済面で奨学金が借りられずに親を頼るしかないところが現実的。お姉さんが報われてほしい。

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    2025年08月30日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    お母さんたちの出した結末にへーと感心していたら、まさかの…だった。
    けど自分が母親ならば、想像でだした結果に納得は出来ない。やっぱりなにかしら鑑定で結果出したい。死んだかも…で子供あきらめられない。

    高校生女子のふたりの世界って、そんなに続かないと思うけど。破綻したときは2人で死ねばいいって考えも続かないと思う。絶対にどちらかは考え変わると思うけどな。
    くるみが1番かわいそう。
    温子は結局シェアハウス出なかったんだね。

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    2025年08月29日
  • 二人目の私が夜歩く

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    タイトルから想像がつく。
    前半と後半はガラリと趣きが変わる。最後の最後で仕掛けがあって。妙に納得させられてしまう。この作者にしては若干物足りなく感じた。

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    2025年08月28日
  • 二人目の私が夜歩く

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    なぜだか感想が書きにくい。

    可も無く不可も無く…

    単純な感想としては、茜が可哀想だし、バカだなぁと思った。
    子どもみたいな感想だけど、結局のところ…それかな。

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    2025年07月26日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ


    むっちゃファンタジー!!と昼のはなしを読んで思ってたら夜のはなしを読んで印象が変わりました。

    けど ちょっと無理があるような...
    という部分もあります。

    咲子からみたボランティアの人の見え方や
    周りからどういう風に思われてるか...
    そういう部分はすごく納得しました。

    全ての人がそんな真っ白で綺麗でない
    真っ黒な部分もあるのはそうだろうと思いました。


    にしても チューブ等の指紋とか
    調べたりしないのかなぁ?と思ったりしてしまいましたが...。

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    2025年07月14日