辻堂ゆめのレビュー一覧
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ずっと気になっていた作者さん、ようやく初読み。
色々な関係の二人の間でやり取りされる「交換日記」を題材にした7つのお話。
いずれもが、日記に書かれた内容の裏側にある心情が巧みに描かれ、最後には「ああ、そうだったのか」「いやあ、そう来たか」という、心地良いしてやられた感がある。
タネを明かされては温かい気持ちになったり、切なくなったり、驚いたり、中には今ひとつ腑に落ちなかったりもあったが、お話ひとつひとつが楽しめる(それぞれちょっと違和感がある進み方をするので、それに気づけばタネが割れるように思うのだが、私が途中で解けたのは第2話だけだった)。
最終話まで読み終わってみれば、これまでの話の時系 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.8くらい
二重らせんのスイッチの後に読んだから、また「入れ替え」系かあとちょっと思ったり。
ハナとリョウが鳥籠事件の被害者でないことはなんとなくずっと予想できてたからあんまりどんでん返しではなかった(だからと言ってじゃあこの2人には何があった?は想像できなかったけれど)
鳥みたいな育て方されて本当にこんなに普通に話せるか?とか、カウンセラーの人が20年以上前の子を見てこの子達です!!と言って、DNA鑑定もしてないのに確定だ、、!となるか?とか、
ずっとモヤ〜を感じていた
東野圭吾を読んでる時みたいな。すっごい怪しい人いるけど絶対この人犯人じゃないんだよな、だからと言って誰が犯人かはわかんな -
Posted by ブクログ
コミカルなのにスリリングな展開の連続で、頁を捲る手が止まらなかった。
“少し痛い目を見ればいい”程度の気持ちが、最終的には殺意を持って罠を仕掛け合う程の憎しみに変わる。
一つ屋根の下で繰り広げられる夫と妻の応酬に慄く反面、その回避能力の高さには思わず笑ってしまった。
本来はシリアスな場面のはずなのに、なんでか毎回笑えるんだよねえ。
やってる事が平凡な夫婦のそれじゃないからかも。
いくらなんでもこの二人、優秀すぎるもんな。
というか著者二人の競作っていうのが面白い。
罠を仕掛ける人間と回避策を捻り出す人間が違うので、この先どう転ぶのか予測できないところが楽しい。 -
Posted by ブクログ
人気タレントが自殺、しかし現世界に戻ってきたのか、いわゆるゴースト、幽霊ものといった感じで話は始まるが、南アジアの国の森の中での不思議な現象の話と平行して語られる。
ファンタジー、SF、ミステリー小説としての面白さを活かせるギリギリのところでの設定が上手く取られていて、展開をどんどん追いながら主人公たち若者たちの心理や葛藤、不安などがいろいろ混ざっていく感じが楽しめる青春小説かな。
輪廻転生がキーワードになるが、そちらをメインにすると話が重くなりすぎだったか、でもそこへの追求がちょっと物足りない感じもした。登場人物たちと一緒に謎解きに突き進んでいかされた感じで、作者の作戦勝ちになりました。