辻堂ゆめのレビュー一覧
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ドキドキが止まらない、サラッと読める恋愛!?短編集
浅倉秋成「糸の人を探して」 合コン×人狼ゲーム
⇒長年日陰の人生を歩んできた主人公河瀬倫義の舞い込んだ合コン。その中に自分に好意を寄せている人が参加するとのことだったが…なんとそこにいたのは自分に好意を寄せている?5人の女性を交えた合コンだった!!果たして倫義は、自分に思いを寄せている「糸の人」を見つけることができるのかー。
日部星花「ダイヤモンド・ダストの約束」
恋愛リアリティショー×心理戦
⇒昔からの想い人で、人気の俳優の優斗が参加するということで恋愛リアリティショーに参加することになった女優あいり。あいりと優斗の恋の行方と、ショー -
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夫志木島(ふしぎじま)という離島に小6の一年間、離島留学することになった星野涼。コンビニもスーパーもファミレスもなく、学校まで3kmほど歩き、全校生徒30人くらいの複式学級に戸惑いながらも島の生活に慣れていく。島には多くの留学生がいる。そして、どうしてそういう態度を取るのか?という謎が発生し、それを6年の島民である才津と涼が解いていくというストーリー。なので、大人にとってはミステリー薄めです。でも、自分が島に留学したような感覚で読めるし、謎の一つ一つは短いので、小学生はやや長いかな?という本だけど、読みやすいと思います。ルビは中学年以上向け。
第一話 ようこそ夫志木島へ
島での生活がわかるよう -
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最初はどこらへんがミステリーか全然わからなかった。
でもそれくらい、コロナ禍を生きる人たちの苦しさや孤独に引き込まれた。
読んでいる間ずっと、ざらつくコンクリートの上を裸足で一人歩くような痛みがあった。
どこにも感情をぶつけられず、ただ抱え込むしかない苦しさがひりひりと伝わってくる。
この作品に出てくるのは、コロナによって人生や計画を狂わされ、怒りや不安や孤独を抱えきれなくなった人たち。
でも同時に、そんな状況でも立ち上がろうとする強さや逞しさが描かれていた。
本編だけでも「コロナに苦しめられた人々の再生譚」としてとても良い作品だったけれど、ネタバラシパートで印象が一気に塗り -
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初めて読む作家さん。
東京の蒲田署管内で殺人未遂事件が発生する。
その事件の容疑者は、戸籍を持たない無戸籍者であることが判明するが、警察としてはどうすることもできない。
その容疑者は容疑否認のまま釈放されるのだが、尾行した刑事は無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。
そのコミュニティでは、無戸籍者を個人的に支援する社長の元、食品工場で仕事をしながら生きている。
そのコミュニティで生活する兄妹がある別の事件の関係者である疑いから色々な物事に繋がっていく。
コミュニティをユートピアと表現する年長者や刑事とのやりとりも法律的な背景もあるがわかりやすく描かれている。
戸籍を持たない者 -
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ネタバレ新時代のハイテンション子育てエッセイ!
ロジック強めな夫婦の家庭内タスク振り分けや子育て議論。子どもを育てたかった生徒が選んだ進学先とその理由。3人の子どもを預けるための保活。成長が見える言動と対応する親の心得。何もかもが面白く、またほろりとする場面も。
子どもがいることで人生が何倍も充実すると思えるのはいいことだ。そう思えないから子どもが少ないんじゃないか、この国。特に子育てについては経験者も未経験者もこぞって〜べきを唱える。著者のように自分の大切なことは何なのか、優先順位とロジカルな思考で適切な方法を選べたらいいのに。そんなことをふと思ってしまった。 -
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ネタバレ特殊設ミステリ。
路地裏で目覚めた人気絶頂のシンガーソングライター・上条梨乃。素顔を晒して街を歩いても誰も彼女を梨乃だと認識せず、ニュースでは上条梨乃が自殺したと報道している。
19階から飛び降り自殺。それを見た少年立川樹も気が動転して、車道に飛び出して死亡。
誰も自分を認識できないなか、彼女が梨乃だと認識できる青年・優斗。
後半、サスペンス。
教団。輪廻の泉に関わって死んだ者は来世ではなく現世にそのまま生き返る。
梨乃や樹が死んだはずなのにこの世で、人から認識されずに生きている。
青年・優斗が認識できたのは教団に殺されてたから。
輪廻の泉関連で死ぬと。人から認識されなくなる。
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新型コロナウイルスの流行でこれまでの生活が一変した2020年、とある市役所に開設されたこころの相談室。
二人のカウンセラーが相談者の悩みや苦しみにそっと寄り添うハートフルなお悩み救済物語⸺だと思って読んでいたんです、途中までは。
カウンセラーだけが気付いた相談者の抱える誰にも言えない秘密とは?
これまで語られてきた印象を一気に反転させるような2段構えの構成に痺れた…!
コロナ禍はもう随分前のことのようにも思えるけど、読みながら異様な閉塞感と絶望感で不安でいっぱいいっぱいだったあの頃を思い出して心が痛んだり。
短編集ながらも各話少しずつ繋がりがあり、巡るキーアイテムの存在が明るくはない題材の中