辻堂ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女刑事 里穂子が恋人への殺人未遂容疑で現行犯逮捕した女性は取調べで自身が無戸籍だと主張する。
殺人未遂事件と25年前に起きた幼児誘拐事件、無戸籍者達が息を潜めて暮らすコミュニティ、繋がりがないはずの事案には奇妙な共通点があった。
もしも自分に日本国籍がなかったら?
学校、仕事、病院、保険証、免許証、銀行口座、パスポート…全て通えない、持てない、作れない。
選択肢がほぼゼロすぎて考えただけでぞっとする…。
社会への問題提起のような重いテーマで胸が苦しくなったけどミステリ面としても面白く、引き込まれるように読んだ。ラストの伏線回収も圧巻。
私が生まれながら当たり前に“持っている”ものは決して当た -
Posted by ブクログ
辻堂ゆめさんの学園エンターテイメントミステリーですね。
卒業まで、あと三日というタイミングで、欅台高校の人気英語教師の水口里紗子が誘拐された。
三年生担任の教師だが、ネットで72時間後に始末すると動画が配信された。
そして、三年生の黒川良樹と、荻生田隼平、小松澪、高畑あやねのもとに手紙で「この謎を解け!」と連絡が来た。
黒川良樹は学校嫌いな不良生徒、荻生田隼平はスポーツ万能男子、小松澪は学校一の美少女、高畑あやねは学年一勉強ができる女子だが、良樹とあやねが幼なじみという以外に共通点は無い。
なぜこの四人なのかという謎と、水口里紗子がなぜ誘拐されたのかという謎を抱えて、思案にくれる。 -
Posted by ブクログ
高学歴高収入の家庭に生まれ、世間的には恵まれた経済環境で育つ主人公の染野高志。
彼は「絶対に東大に合格しなくてはならない」という大命題のもと日々勉強に勤しんでいる。
ある日、クラスメイトの星愛璃嘉に「染野って、同じ匂いがするんだよね」と声をかけられる。
実は、星はシングルマザーの母親からネグレクトを受けているのだった。
星との接触を機に、自分を取り巻く生活環境の異常さに、次第に気付き始めていく染野。
やがて2人は親への復讐計画を立て始めるのだが・・・
染野が親から教育虐待を受けるシーンが何度も出てくるので読んでいてとても辛かった。親の庇護下でしか生きられない子どもが、親の都合だけで自由 -
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心があたたまるファンタジーだった
父にお勧めされた本。今まで10冊以上父にお勧めされた本があったが初めて読み終えることができた笑
運命は本当にあるんだなと思える内容の本で、読み終わったらポカポカした
私の家族は離れて暮らしているため、誰かがもし辛くて潰れそうな気持ちを抱えていてもすぐに気づいてあげることができない。
今の自分にできることはマメに連絡を取りたい家族を気にかけることを忘れないことだなと思った。
やはり血が繋がった家族というのはどこか不思議なもので、考えていることがわかるというような薄っぺらいものではなく神秘的な何かを感じるときもある。
世界の中の私たち4人だけのこの不思議な -
Posted by ブクログ
のっけから見るも無残な鉄道自殺とかいきなり殺しちゃうところが容赦ないかんじでした。
自殺した娘に二人の母親が名乗りでるとかとんでもない設定でした。どちらの母親も自殺したのは自分の娘の方だと主張するあたりが滑稽で、どちらかが娘に成りすまして2年間も二重生活をしていたのに実の娘を見抜けなかったところとか無関心すぎし、自分の娘のほうは生きていると考えないところにも愛情のなさを感じました。
一方の母親は見栄と欲の塊で常にマウントとりたがるし、もう一方は性欲の塊のような、なし崩し的な暮らしをしてるとか。
でも、終盤に差し掛かり母親2人が登山するところから変化が見られ良かったです。やっぱり登山は素晴らしい -
Posted by ブクログ
話の展開や情報開示のタイミングはとてもよかったが、設定がイマイチかなと思った。
特に、成年が未成年と認識している子どもを自宅に招き入れるという点に少し嫌悪感を覚えました。
ニュースなどでもこのような行為は犯罪として扱われていて、実際逮捕者を目にすることも少なくないので敏感になっているのでしょうか。。
(もちろん物語の流れ上、この設定は必要不可欠なのかなとも思うし、そんな事言ってたら物語なんて作れなくなっちゃうとは思うのですが…)
あとは、自分ができなかったことを変わりの誰かを通してやった気になって満足している主人公だと感じたので、その点も話にあんまり共感ができなかったポイントかも。