辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 残火

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    被害者遺族と加害者遺族ならどちらになりたいか。
    そんなのどちらにもなりたくないですよね。

    この作品のようなしっかり刑事の捜査からなるミステリーは、登場人物が多かったり、一つ一つの情報に気が抜けなかったりでやや苦手意識があるのですが、最後の100ページくらいは一気に読み進められました。
    主人公の父親の犯罪の動機は予想とは違いましたが、よく考え抜かれでるなあと。

    湊川は、真相を知っていたら、同じような行動をしたのでしょうか。
    やはり、取り返しのつかない犯罪をするとき、その影響が周りの人たちにも不幸に巻き込むことも、そこも含めて罰なのだと知らないといけないですね。
    取り返しのつかなくなる前に。

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    2026年09月21日
  • サクラサク、サクラチル

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    両親から教育虐待を受けている染野。母親から育児放棄されている星さん。
    酷い環境にずっと身を置くと、それがおかしいと思えなくなることが怖い。
    2人は「復讐計画」を立てて実行することで、初めての青春を謳歌できたのかな。
    2人のこれからに幸あれ。

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    2026年09月19日
  • 残火

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    読み応え充分。
    次々と明らかになる出来事に手が止まらず一日で一気読み。

    「−大抵の真実は、美しくなんかないんです」

    犯罪者、被害者、その両者家族のあり様もそれぞれで決して一面的ではない。
    そして必ずしも美しくない…。
    読み応えありだけどなかなか痛さも感じる作品。
    「トリカコ゚」を再読したくなった。

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    2026年09月13日
  • ふつうの家族

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    ふつうの家族というタイトル
    読み終わって分かるけど、とても深い。

    ふつうの家族に憧れる湊斗のバックストーリー、
    こーゆー幼少期なら今の湊斗のようになるよなーってうなずけて、父、母、兄、妹のバックストーリーとも
    全部が上手くハマっていってとても面白かった!
    辻堂ゆめさんすごい!

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    2026年09月12日
  • 今日未明

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    どういう事実があったんだろうと推察するのを楽しみながら読んだ。当たるはずもなく、へーっと思ったけど、話の内容が心に残るかと言われたら、そうでもなかった。辻堂さんの作品だし、話題になっているからと、期待値が上がっていたのもあるかもしれない。

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    2026年09月12日
  • ミステリ作家、母になる

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    高校の先輩でもある辻堂ゆめさんの子育てエッセイ。出産・子育てを描いたエッセイは重たいものも多いが、このエッセイはさらっと読めて、どちらかというと肩の力を抜けるような本だった。
    それでいて辻堂さん夫婦のロジカルさも光っていた。

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    2026年09月11日
  • 今日未明

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    「重たーいパンチ」
    1つ1つが重厚なんだけど、脂っこくない、爽やかさも感じるような不思議な小説。スルスル読めちゃうけど、じっくり読みたいような。
    とあるドラマで中村アンが「人は理由もなく死なないんで」って言ってたけど、まさに。
    闇も感じる暗くて救いのないストーリーだけど、少しの行き違いがなければ、、、どんな話になっていたのかな?と知りたくなるような魅力的な設定でした。

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    2026年09月06日
  • 今日未明

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    ニュースでよく見かける事件の概要

    概要を読んだだけでは辿り付けない
    「事実」があるものなのかもしれない、
    とこの小説を読んで思った。

    人間の狂気、思い上がり、後悔
    色んなものを混ぜ込んだ物語。

    ただ…読み進めるのが少し苦しかった!

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    2026年09月06日
  • 今日未明

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    割とはじめからこいつがこいつを殺すのかーってわかるけど、それまでの展開とかなんでなのかはギリギリまでわからんくて全部楽しめた。
    実際の事件の背景もこういう裏側があるのかなぁ。。面白かった

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    2026年09月06日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

     この作家の作品は何冊か読んでいるのですが、今回の作品は一番「不思議」で「切ない」という印象を受けました。
     主人公は「鈴木茜」という高校3年生の女子、相方として出てくるのは「厚浦咲子」という主人公より12歳年上の女性です。この2人を軸にストーリーが展開されていくのですが、もう一人「サキ」という女性も出てくるのですが、この女性もキーパーソンです。「二重人格」、「夢遊病」という言葉が出てきます。読み進めていくうちに「咲子」という女性が過去の交通事故で重度の障害を持つことになります。
     やっぱりストーリーの展開の仕方が上手いと思いました。星4,5にしていいくらいめっちゃ面白かったです。

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    2026年09月05日
  • ふつうの家族

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    えーどういう展開? 知り合いなの? と疑問に思いつつ読み進めると、最後に疑問が解決してスッキリする。なんだかとってもいい家族。

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    2026年09月05日
  • 今日未明

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    想像以上に恐ろしい小説でした。最初によくある事件の記事があり、逮捕された人を犯罪者という目で見てしまうけれど…
    さかのぼってその経緯がわかるストーリーを読んでいくとどうしたらそんな結末に?と思う人たちばかり。
    真面目に生きていただけなのに、幸せになりたいと願っていたのに、むしろ関わったばっかりに
    逮捕される羽目に。こういうことが起こりうるんだと怖かった。

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    2026年09月05日
  • 残火

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    ネタバレ

    前半は淡々と進んで行き、ここまでは普通の警察小説と思いながら読み進めていました。
    後半から一気に伏線を回収しつつ、物語が進みます。
    大半のページを割いた誘拐事件すら伏線だとは…

    被害者と加害者がキーになっているのですが…もう一度再読します

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    2026年09月05日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    無戸籍という重い社会問題にじっくり向き合った社会派ミステリー。幼い子どもを育てながら刑事として働く森垣里穂子が主人公。重い題材に向き合う物語の中で、彼女の温かく優しい存在がじんわりと沁みる。無戸籍で生きる人たちが直面する行政手続きの壁や、生きづらさがリアルに描かれていて、まるでドキュメンタリーを見ているような臨場感があった。ミステリーとして事件を追いながら、知らなかった社会の一面を知ることができた。

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    2026年09月03日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    娘を亡くした主人公のもとに娘と同じ年代の女の子がタイムスリップしてきて奇妙な共同生活が始まる。どこかで見たような、ある意味ありふれた設定のよくある感動もの……かと思いきや、やっぱりよくあるストーリーでは終わらない驚きがありました。伏線だと思ってもいなかったものがどんどん繋がって真相にたどり着いた感じが凄まじい。それでもストーリーとしてはすごく読みやすくてイッキ読みでした。

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    2026年09月01日
  • 山ぎは少し明かりて

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    三世代の家族の物語
    時代が違えば親子でもいや親子だから分かり合えないのかもしれない
    私の亡き母も苦労が絶えなかったのだろうなと
    昔の事
    優しく忍耐強い母の過去なんて知ろうともしなかったチョット想像してみたくなりました
    そんなふうに思わされる物語です

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    2026年09月01日
  • 今日未明

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    世の中に溢れる事件・ニュースの裏には様々な事情がある。目に見えている事実だけでは全てはわからない。
    事件に限らず、人はそれぞれ色々な事情を抱えているということを念頭に置いておきたい。

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    2026年09月01日
  • ふつうの家族

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    ページ数多めですが飽きることなくサクサク読めて面白かった。
    家族だからこそ言えない秘密も、勝手に思い込んでいることも沢山あるけれどそれこそが普通なのかも知れないなと思わされた
    しんどくなる描写もありますが、昭和だから令和だからと言うこともなく移り変わる時代や人間関係の中で何を選ぶか、どう変わっていくか、最後は前向きな気持ちになれるラストで良かったです。

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    2026年08月31日
  • 昨夜は殺れたかも

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    ネタバレ

    共著とはいえ、あの辻堂さんがこれほどラブコメ色の強い作品を書かれるとは驚きました。

    物語の主人公は、仲良し夫婦の二人。
    しかし、実は互いに隠し事があります。
    しかも、それがバレてしまい、相手に嫌がらせや報復を受けていると思い込みます。
    やがて、夫婦は表向きはいつも通りのラブラブを装いながら、殺し合いにまで発展していくです。

    「バレて殺されるくらいなら、先に殺してしまおう」と、お互いが計画を立てるようになるのです。
    しかし、何を試みても一向に上手くいきません。
    相手の殺意に感づきながらも警戒し、平静を装って暮らす日々。
    相手の腹を探り、計画を読み合う様子がユーモラスに描かれ、殺伐としたシリアスなテーマでありながらシュールな笑いへと昇華されていて、軽妙でとても読みやすかったです。

    最初は、「少し懲らしめてやろう」という程度の報復から始まった計画が、次第にエスカレートし、やがて派手な殺害計画へと変貌していく展開も見ごたえがあります。

    あとがきを読んで納得しましたが、本作はお二人の関係性と強い信頼があってこそ成立した物語なのだと分かります。
    物語は夫視点と妻視点が交互に切り替わり進行しますが、夫側の計画を藤石さん、妻側を辻堂さんが執筆されたとのこと。
    あの手この手で相手を殺す計画を立て、実行に移そうとした直後に視点が交代し、「どう危機を回避するか」を相手に委ねたそうです。
    そして、上手く危機から脱すると、今度は返し刀で相手を追い詰めて……という「殺し合い」を繰り返す、リレー形式による連歌のような仕掛けになっています。

    言ってしまえば破天荒なストーリーですし、ここまで殺伐とした夫婦関係を思うと現実離れした結末かもしれませんが、それも「ラブコメ」というジャンルに徹しているからこそでしょう。

    もちろんミステリとしてのサスペンスフルな展開やハラハラ感、鮮やかな伏線回収も備わっています。
    「そんな馬鹿な!」という野暮なツッコミは横に置き、上質なミステリ風味のラブコメとして飛び込めば、間違いなく楽しめる傑作です。

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    2026年08月31日
  • ミステリ作家、母になる

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    帰国子女で東大卒のあの作家さん3児の母だったなんて知らなかった。
    てか1992年生まれって、うちの長男と同世代じゃないですかぁ。30代で3児の母親で人気作家とか理想的すぎる。
    しかも令和の子育てって昭和の頃とは随分違っているのだ。令和の波平はカツオを叱るとき叩いたりしないとか、将来子供が自分の性を自分で決められるように中性的な名前が流行ってるとか新鮮な切り口だった。
    言葉で充分に思いを伝える事ができない2歳児の思考を理解するとこなんて、ゆめさんの気づきに感服でした。
    女性作家さんの子育てエッセイに共通するとこは普段は職業隠して接してるとこだと思いますけど人気商売だからそこはかと正体がバレたとき相当悦になってるんだろうなって思うとヨダレが出そう。

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    2026年08月28日