辻堂ゆめのレビュー一覧

  • トリカゴ

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    当たり前過ぎて、普段考えないこと。
    息ができるとか、歩けるとか。

    本作の中においては、戸籍があること。

    毎度の事ながら小説は、考えて来なかった事に対する、疑問のとっかかりになる事が多く、凝り固まったアタマを解すのにちょうどいい。

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    2026年03月22日
  • トリカゴ

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    全体的に話の筋がまとまっていてスイスイ読むことができた。二つの事件の犯人の犯行動機と内容は若干稚拙でがっかりポイントだったが、改めて『当たり前』に人生を生きてる自分がいる反面、当たり前に生きられない存在もあることに、軽々しくダイバーシティとか言う自分の会社に恥ずかしさを感じた。本を読み始めてからこう言う感覚になることは多々ある。

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    2026年03月21日
  • 悪女の品格

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    筋道がキチンとしていて、ご都合主義が無くスキッとした読み終わり感。ただ、昔のいじめっ子をいじめられっ子が「濡れ衣をはらす」理由で、犯人探しを手伝う流れには、共感出来ない!かなり酷いイジメを受けているにも関わらず!作家さんは、どういう理由で?あるいはどういう意図で、この二人にタッグを組ませたのか、理解できない。

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    2026年03月16日
  • ミステリ作家、母になる

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    うんうん、そうだよねー、と思えるフレーズが多くて、自然と頬が持ち上がった。子育ては、面白い。そんな気持ちが再燃する作品。

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    2026年03月16日
  • トリカゴ

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    無戸籍。。
    コトバではどんな状態かわかっていても、その立場に置かれた人々が直面する法律や社会のルールの壁が、どれだけ彼らを追い詰めることか。
    そもそも無戸籍となる人々は、生を受けた時点で、その親による身勝手で劣悪な環境に晒されていることも少なくない。(虐待やネグレクトなど)

    『今の社会のルールは、この国に住むすべての人間が恩恵を受けられるようにはできていない。』『社会はまだまだ未熟だ。いついかなるときでも例外なくルールや常識に従おうとするのは、思考停止しているのと同じだ』

    生まれた時から「持てる者、持たざる者」が別れている、そんな未熟な社会でも生きていく。自分に余裕ができたなら、誰かに手を

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    2026年03月15日
  • いなくなった私へ

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    自分が自分として認識されない恐ろしさと居心地の悪さに、冒頭から引き込まれた。
    映像が浮かぶ作品だった。

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    2026年03月14日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    コロナ禍真っ最中に生きていた人たちの物語。
    あの頃は大変だったよなと思い出しながら読んだ。
    同年代が主人公の物語は共感すると頃が多かった。所々世界線が繋がっていたり、ミステリー形式なのが新鮮で面白かった。

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    2026年03月12日
  • ミステリ作家、母になる

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    筆者はミステリ作家、筆者の夫はデータ分析の専門職とのことで、日常会話が少し特殊な感じで面白い。特に、「夫婦喧嘩はしないが議論はする」という点が凄いと思う。私は、自分がなぜ怒っているのか分析して終わる自己完結型タイプのため、話し合いというものが苦手だが、辻堂夫婦は徹底的に議論を行う。相手の感情論や矛盾点を互いに見逃さず突くらしいので、それはそれで怖い。

    いずれ私も悩まされるであろう「夜泣き」についても書かれていた。
    どうやら赤ちゃんでも、訓練すれば1人で寝ることができるようになるらしい。初めて聞いた。1人にされて泣きわめく赤ちゃんは可哀想だが、数年間に渡って発生する寝かしつけの時間を考えると、

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    2026年03月09日
  • トリカゴ

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    無戸籍者のコミュニティ“ユートピア“。リョウとハナ、刑事の里穂子。凄惨な事件だったけど、温かい支援者達も居て少し希望が見えた。

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    2026年03月07日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    辻堂ゆめさんの児童向け小説。

    問題を抱えている子供を育てている親が読んでも大変参考になる作品だと思います。すぐに読み終わるボリュームで、内容も凄く心温まる作品です。

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    2026年03月01日
  • ダブルマザー

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     去年読んで素晴らしかった「今日未明」と同じ作家の他の作品を読もうと思って、この本を読みました。選んだ理由はタイトルですね。「ダブルマザー?なんだろう?」と思いました。読み進めていくうちに、「鈴」と「詩音」の親同士のいざこざがあって、人が亡くなっているから不謹慎かもしれないですけど、遺影の写真を詩音の母が見つけた時の人格の変わりようが、可笑しくてつい声が出ちゃいました。
     読み進めていくと、自分が思っていたより深いストーリーでした。子は親が思っている以上に気を遣い、繊細な性格だということを知りました。読み進めていくうちに可笑しい、という感情はなくなってストーリーが面白いという感情に変わりました

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    2026年02月28日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    主人公が大病を患う。記憶を失う。という状態から、時間経過で徐々に好転していく。それとともに、自分を見つめなおして周囲の環境・家族との関係も徐々に好転していく。その情景に、読んでいて心が温かくなる作品。
    天使との取引というファンタジーな出だしから、徐々にフラグを回収していく過程も秀逸。

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    2026年02月27日
  • 図書館B2捜査団 秘密の地下室

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    子供向けミステリ。現代にSNS社会にありがちな問題の渦中に放り込まれる主人公を、探偵団が解決に導く。
    今風のテーマで構成されており、子供たちが自分事としてとらえる要素が含まれている。読むことで子供たちの気づきや学び、リテラシーが得られる良書。

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    2026年02月27日
  • 二重らせんのスイッチ

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    ネタバレ

    基樹が兄と気持ちが通じるようになる迄には、色々あったのに、両親の事情を受け入れるのが早くてそこが腑に落ちなかった。他は、真実に辿り着くまで色んな展開があって、面白かった。双子の繋がりが出来て、関係が続いた事が良かった。

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    2026年02月23日
  • トリカゴ

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    過酷な現実を生き抜くため隠れ住む無戸籍者たち。
    良心と警察の職務の間で揺れ動く刑事。
    警視庁の匿名捜査対策室で“鳥籠事件”を追う捜査員。
    彼らが辿り着いた結末とはーー

    胸を衝く真相に涙する、
    辻堂ミステリの到達点!
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    「あの本、読みました?」に著者が出演していて、
    気になって書店で手に取りました。

    無戸籍者たちは、ユートピアという場所でひっそりと暮らしている。
    無戸籍者の子どもも無戸籍者。

    普段、戸籍なんてあまり意識したことがありませんでしたが、本作を

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    2026年02月23日
  • トリカゴ

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    民法772条の改正で救われる人が出た、その前の物語。無戸籍の子どもたちの苦しみを一気に読ませる、作者の力量に頭が下がる。社会に問題を投げかけて考えさせる小説をストーリーを組み立てて伝える。
    感想としてのあらすじは語りたくない。彼らの今後を知りたい。

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    2026年02月22日
  • あの日の交換日記

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    辻堂ゆめさんの作品は初めてでした。
    交換日記から全てが繋がる連続短編ミステリー。
    最初のプロローグ的なものが最後に、そういう事か!って繋がって、何度も前を確認してしまいました。こんな読み方をしたのは久しぶりで、漫画っぽい雰囲気を思わせる作品でした。
    で、最後はちゃんと温かい気持ちで締めくくれて安心。
    人間ドラマ寄りのミステリーがお好きな方にはお勧めです。

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    2026年02月11日
  • トリカゴ

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    たまたまYouTubeで辻堂ゆめさんが本屋さんで買い物する企画を見て、あらすじを読んで興味が湧き買ってみたけど、読んでよかった!

    戸籍の有無についてこれまで考えたことがなかったが、日本には今も数百~数千人もの無国籍者がいるらしい。当然のことながら親が出生届を出し育ててくれたこと、仕事や住む場所を選択できる当たり前の日常にありがたみを感じたし、それらは生まれた瞬間から自動的に与えらえたものじゃないんだなとひしひしと感じ、色々考えされた。それと同時に無知は怖いなと改めて思い、勉強にもなった。

    重いテーマながらも、先の気になる展開、主人公のまっすぐさや刑事たちの頭の回転のよさ、不自然さもなく腑に

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    2026年02月04日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    兄妹という点と鳥籠事件とユートピアに捨てられた時期が似ているくらいで早々に決めつけ過ぎではないか?と思いながら読み進めていたから別人とわかっても驚きはなかった
    ただ鳥籠兄妹とあの事件が繋がっているとは思わなかった
    その他の伏線もきれいに回収されていて希望のあるラストでよかった
    鳥籠兄妹がただただ可哀想

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    2026年02月01日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    巻末の大矢博子さんによる書評まで含めて、「この物語からなにを読み取ればよいのか」をひたすら丁寧に整えた作品という印象を受けました。
    ふつう一人称視点の小説では「語り手による自己申告に基づく物語」が描かれるものですが、カウンセラー2人が「意図的に隠された部分」のベールを剥がす構成は、私にとっては新しい体験になりました。確かにコロナ禍は断片的な情報から分断がおこったことも多くあったような(今もそうかもしれませんが)

    コロナ禍に人生をめちゃくちゃにされた5人の独白は、少なからず読者自身も経験してきた惨状と重なります。正直、昨今忘れかけた古傷をひらくようで読んでいて非常にしんどいものがありました。が

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    2026年01月31日