辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 山ぎは少し明かりて

    pie

    購入済み

    辻堂ゆめ先生の作品には何度も驚かされてきましたが、今回は読み終えたあとに驚かされました。

    社会的な問題を背景にしながら、その根底にあるのは家族の物語。派手などんでん返しや驚きで読ませる作品ではなく、登場人物それぞれの思いを追いながら、しみじみと読み進めました。

    読了直後に残ったのは、感動と悲しい余韻。そして、少しの引っかかりでした。

    その引っかかりが気になって、もう一度ページを戻ってみると、最初に読んだときには気づかなかったものが見えてきました。語られなかった先の未来で、家族の思いがつながっていくことを私は信じたいと思います。

    #切ない #感動する

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    2026年08月19日
  • 十の輪をくぐる

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    認知症の母万津子にいらいらする泰介、乱暴で癇癪持ちな泰介の子育てに悩む万津子の、1964年と2019年のふたつの東京オリンピックの年代の視点が交互に展開される感動作。
    若くして嫁ぎ、夫からDVを受け、泰介は育てにくい。
    未亡人となって実家に帰るも、泰介の癇癪のせいで家に居場所はなく、ついには泰介の関わった事故がきっかけで村八分の扱いを受ける。
    現代ほど発達障害が認知されていなかった時代、母親の苦労を思うと万津子の生涯があまりにも辛い。
    泰介の娘、萌子があまりにも良い子で...救いだった。

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    2026年08月18日
  • サクラサク、サクラチル

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    プロローグ/出会い/助走/桜一輪/エピローグ

    プロローグから惹き込まれる
    誰が? 誰を? なぜ……
    高校三年生、染野と星の出会いから二人の物語が始まる
    けれど それぞれの家族との長い暮らしに未来への理由がある
    最後のページの先の未来に希望を見た

    高い学歴?裕福な暮らし?友の多さ?健全な精神?健康な身体?……
    幸せな暮らしには多くの要素がある
    どんなバランスで行くのが良いのだろう

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    2026年08月15日
  • ふつうの家族

    pie

    購入済み

    台風と来訪者という非日常はあるけど、淡々とした4人家族の団らんから始まり、読者を驚愕させるような事件は起きない。500ページ近くある作品で、淡々と進んでいくけど、途中から引き込まれ、すいすいと読んでしまう。それでいて驚ける「裏」はしっかり隠されていて、最後には後を引くさわやかな感動が残る。さすが辻堂先生。

    #感動する

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    2026年08月09日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    辻堂ゆめさんの作品は初めて読んだが、短篇5作品ともにとても面白いストーリーだった。今から思えばコロナ禍は悪夢のような時期だったと思う。それに比べれば今は実に平和だと感じる。

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    2026年08月08日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    面白かった!!
    23歳、銀行で勤務中に脳梗塞で倒れ手術にで目を覚ますと枕元に悪魔が立っていた。
    「君の命を助ける。その代わりに、君の最も大切なものを一つ奪う」
    結局、2年の記憶が失われた。

    主人公は小学生の時に憧れの双子の妹を亡くし家族との確執‥
    親の立場として泣きそうにたったり
    悪魔の目的は何だろう!?ハラハラしながら読み
    真相がわかった時は驚いた・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    多分、ジャンルは少女マンガかな‥

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    2026年08月06日
  • 二人目の私が夜歩く

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    二部構成 昼と夜

    第一部、なるほど、こういう話ね
    展開が気になってすぐ読み終えた

    第二部、となると、当然二部は
    そういくよね………ぇえええ!?

    真実と心の内が分かるとき
    昼と夜の本当の意味を知る

    伏線が張り巡らされてた
    初読みの作家さんだったけど
    凄いな、この人

    読み終えたときの装画の余韻
    どうか!

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    2026年08月02日
  • 二人目の私が夜歩く

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    辻堂ゆめ作品は初読み。
    思ってた以上に読みやすく そして物語に引き込まれました。
    これは考察が当たるんじゃない…?なんて読んでたら まさかの2転3転 驚きの連続。
    全く予想もしない結末でした。

    他の辻堂ゆめ作品も読んでみたくなりました。

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    2026年08月02日
  • あの日の交換日記

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    ネタバレ

    7冊の交換日記が織り成す短編集。ただそれだけの情報をもとにいっき読みすることをおすすめします。 “あの日の”という表題と時計をモチーフとした装丁から、時間軸がトリックになるだろうとは予想していましたが…作者の方が一枚も二枚も上手でした。最終話を読んでいるときは何度も前の話に戻って伏線を確認しました。 これだけ綺麗にまとまると現実味がないぞと引っかかる方もいるかもしれませんが、【交換日記のお約束:作り話でもかまいません】を適用し、素直にこの良質なミステリを称賛させてください!

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    2026年08月01日
  • あの日の交換日記

    pie

    購入済み

    殺人のない日常ミステリーを求めてみつけた作品。日常ミステリーではなかったけど大満足。犯罪ミステリーが苦手な方におすすめです。
    図書館で借りて読み、電子書籍で買い直して読み直した。心温まるラストの感動は何度読んでもいい。

    せんせいとの交換日記を中心に紡がれる心温まるお話……と思いきや、ちゃんとトリックに騙され、「えっ」となった後、さらに心温まる結末にたどり着く。読書ならではの楽しさを味わえる一冊でした。

    #感動する

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    2026年07月30日
  • 今日未明

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    短編集だったが、どの作品も読みやすかった。

    なかでも印象に残ったのは、夫に先立たれた高齢女性の話である。何もすることがなく、生きがいも見つけられない日々の中で、突然誰かに頼られたら、その存在がどれほど嬉しく、心の支えになるのかを考えると胸が苦しくなった。しかし、子どもの残酷さや迎えた結末はとても切なく、読んでいてつらかった。

    また、最後に収録されていた作品も印象的だった。登場人物たちがもう少し早く互いに向き合い、素直に会話ができていたら、違う未来があったのではないかと思うと、とても悲しい気持ちになった。

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    2026年07月24日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

    匿名

    購入済み

    2度読んで味が変わる

    著者の初読みは『今日未明』。本作も含めて切り口が新しい希少な作家さんだと思います。どんでん返しばかり読んできた方には驚くほどの展開じゃないですが、最初からミステリーのワクワク要素しかない。登場人物達は設定も動きもテンプレで所々「ん?」と引っかかる場面も最後まで読むと、そうかーと素直に思いました。一部無理ありますが。2度読みした作品は初めてです

    #切ない

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    2026年07月23日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    最近本屋さんでちらほらとコロナ禍を描いた作品が出てきているな、と思っていましたが明るい題材でないので手に取れずにいました。

    こちらはなんとなくタイトルが気になって読み始めたのですが、読むことが出来て本当に良かったと思った作品です。

    自身のコロナ禍での体験と重な部分があるエピソードもあり、私もあの頃「心の相談室」に出会えていたらどんなに穏やかな気持ちになれただろうと思いました。

    カウンセラーの仕事ってすごい!と思うのと同時に、晴川さんのように人の言葉の裏に隠された真実を読み解くことはできないけれど、
    これからは少し人の思いや悩みに触れた時は、その言葉の裏にあるかもしれない気持ちにも思いを馳

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    2026年07月21日
  • 今日未明

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    インスタのオススメ、オーディオブルで。

    先にオチが見えててどのような顛末を辿るかで話が進む、古畑任三郎的な話運び(?)。
    個人的に方舟みたいな残りの数分でガラッと見える景色が変わるみたいなヒトコワ話が超好きなのでどの話も面白かった。幸せムードからの急展開のスピード感がえげつない。
    絶妙にどの話も貼った伏線の回収が丁寧で短編でここまでまとめられるのすごい。
    個人的におばあちゃんの話は特に最後怖かったな〜、、
    まとめ、知らない方が幸せなことってたくさんある。

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    2026年07月20日
  • ダブルマザー

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    え!!!まってまって!!
    出だしから
    マザーの1人怖いんですけど!!!
    話聞かないマザー怖いんですけどー!!!!

    内容がとびきり
    ぶっ飛んでる!!!
    これは、、面白い!!!!

    子は1人なのか、、母が2人なのか、、
    それとも、子は別なのか、母どちらかが間違っているのか、子2人はいるのか
    あぁ~謎めいてる

    あれやこれやと推測すると、違う方面からジロリ、、
    こちらでジロリ、、

    ダブルマザー、、ダブルな子、、子、、

    最後もまさかの、、えええええ!!!!!

    でした。これは面白い。

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    2026年07月20日
  • 今日未明

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    短編集。新聞記事から話が始まる。
    いつも何気なく読んでいる新聞記事。それは表面的な事しか書かれていない。だから私は記事になる前の事は全く分からない。どうしてこんな事になってしまったのか…。どうして罪を犯してしまったのか…。この作品は記事になる前の事が書かれてます。

    設定が面白いと思います。最初に出てくる新聞記事を読んで、分かった気になっているとそれは間違えだと気付かされます。罪を犯した人の気持ちを考えた事もなかったな…。罪を犯した人はどうしようもないクズ人間で、99%は悪い。でも残りの1%は、可哀相で悲しくて孤独な人だったことに同情をしてしまう。そんな風に思っても、やっぱり結末がな…。後味が

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    2026年07月17日
  • ダブルマザー

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    ある日、電車に轢かれて亡くなった娘の遺品から知らない女の子の財布と学生証が出てくる。
    その女の子の母親と連絡を取るとその子も行方不明になっているとう事実が。
    そして、亡くなった娘、鈴の遺影をみてその母親はその子は私の娘、詩音だと泣き叫ぶ。

    経済状況も家庭環境も性に対しての考え方などまるで違う2人の母親が衝突しながらも2人の娘の真実を追っていくストーリー。

    終盤からおいおい、待てよ、まさかでしょとゾクっとする展開が…。
    読み終えてよくよく考えたらなんだ、冒頭から伏線はりっぱなしじゃないか!と気づき
    やられた〜という一言ですね。

    私はこの本を読んで初めて「ポリアモリー」という考えを知りました

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    2026年07月13日
  • ミステリ作家、母になる

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    ネタバレ

    ミステリ小説家の子育て小説だが、面白かった。
     日常に潜む、不可解な謎。犯人は、可愛らしく小さい子。第3者目線から見るこの本は、他人の家を微笑えむ形で見れ、エンゲル係数が噴火しそうになった。
     辻堂さんのミステリ読んだことないから、挑戦してみます。

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    2026年07月06日
  • あの日の交換日記

    Posted by ブクログ

    短編が7話あって、サクサク読めたのですが、だんだん物語が繋がってくる感覚がとても興奮しました。
    どれも交換日記を通じた物語が展開しているのですが、名前があまり出てこないからこそ、あの時のあの子か!とか繋がる瞬間はなんとも言えない感覚になりました。
    最後の話になるに連れて、そうだったのかと謎が解けていく感じもありました。
    ある種途中まで騙された〜!って感覚すらありました笑

    それこそ妹と小学生の頃交換日記していたのを思い出しました。小説にあるようなしっかりとした内容のある日記ではなく、本当に他愛のないことばかりだったけど。

    久々に交換日記したくなったな〜と感じるくらい魅力的な作品でした。

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    2026年07月04日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    タイムスリップしてきた理由があるのは、わかって読んでたから考察しながら読んでたけど、違和感なく伏線を張ってるところも多くて、良質なミステリーだったと思う。

    本編とは関係ないけど、解説ってあれ必要なんだろうか?
    こっちで解釈して読んでんだから、蛇足がすぎる。いらん。

    #感動する

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    2026年06月29日