辻堂ゆめのレビュー一覧
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ネタバレ読み始めから泰介が酷い発言ばかりするので嫌な気持ちで読み進めた。東洋の魔女の時代、ADHDという言葉も認知もされていない中、田舎で親族からも見放されどんなに大変なことだっただろう。読者でこちらからみていても泰介にイライラ、とてもじゃないけど育てる自信がない。
子ども2人を連れ上京し育てる事で故郷にいるよりはいい人生を歩めたのだろう。
万津子が泰介にバレーボールを教えたのは選手にしたいためではなく落ち着かせるためだった。母親の深い愛情を感じる。そして泰介の妻の由佳子、こちらも愛情あふれる人で、素敵すぎる。泰介はふたりの愛情に支えられてきたのだ。もちろん本人にしかない魅力もあるだろう。
万津子と本 -
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ネタバレ思ってもみない方向で感動させられた。
子供の頃から癇癪もちで社会人になってからも周囲の人とうまくやっていけない泰介。
あぁ、これは発達障害だな、昔は誰にも理解されないから大変な苦労だったろうな、、、。
と思って読んでいたら、その発達障害もこの小説のテーマの一つだった。
てっきり認知症の母の秘め事と、萌子のバレーボールの話だと思っていたので、泰介自身が発達障害と向き合っていく流れになったのには驚いた。
しかもそれを萌子が父親を傷つけないように、悩み抜いた末に、何度も頭の中でリハーサルした言葉を伝える場面はもう号泣だった。
当たり前がうまくできずに苦しんでいる人にとっても励まされる、刺さる内容だっ -
Posted by ブクログ
読書備忘録889号。
★★★★★。
いやぁ~良い物語だったです。
作品紹介にもある通り、1964年と2020年(実際には2021年になりましたけど)の2つの東京オリンピックを通して親子三代の姿を描く感動小説です!
物語の舞台は佐藤家。
スミダスポーツで働く佐藤康介は58歳。
妻の由佳子、高2の娘萌子、そして康介の母、万津子と暮らす。
80歳の万津子はくも膜下出血の後遺症で脳血管性認知症を患い、症状の起伏が激しい。
康介は会社ではお荷物社員。いわゆる老害社員。
昔はああだった!とか、俺は企画部門で活躍した!とか。
今は顧客データの管理をするアドミニストレーター部門に身を置き、エクセルも使え -
Posted by ブクログ
シンプルに目頭が熱くなってツーーと
泣いてしまった本作『いなくなった私へ』
はじめて小説で泣きました。
泣ける要因としては、本書さいだいの
魅力でもある500ページにわたる濃密で豊かな
その『物語』にあります。
500ページもあるの?と
思うかもしれませんが秒で溶けます。
人気絶頂の歌手 梨乃がある日 目を覚ますとそこは、渋谷のゴミ捨て場。起き上がりニュースに耳を傾けるとそこには自分が死んでいるニュースが報道されていた。さらに周囲の人間は自分のことを国民的歌手 梨乃とも認識しておらず行き場もない。とある青年と小学生だけが自分のことを梨乃と理解でき、3人は梨乃の自殺の理由と、その背景にあ