辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ゆめさんのこれまで読んだ小説は全部好きです。これまでは世の中のどうしようもできないような問題点を掘り下げる内容を読んできて心が唸ることが多かったのですがこんかいの小説は悩みながら生きている人のほっこりとする結末に癒されました。

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    2026年05月04日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    辻堂ゆめさんの文庫本。
    面白かったです。

    辻堂ゆめさんらしい作品。"予知夢"により死を回避しようとするミステリーですが、ラストが非常に良かったです。ボリュームも適度で、幅広い世代にオススメの一冊!!

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    2026年05月03日
  • 山ぎは少し明かりて

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    第一章では都を取り巻く家族の物語だと思った。でも第二章へ。さらに第三章へ読み進めると物語は壮大になっていく。
    第三章の最初は別の物語なのかと錯覚した。しかしここからが物語の重要な部分だった。

    都の祖母であり雅枝の母でもある佳代は戦争を経験している。出征した幼馴染の男の帰りを待ちながら故郷の瑞ノ瀬を守っていた。そして無事に生きて帰って来た孝光と夫婦になってさらに一生懸命働いた。
    その瑞ノ瀬がダムの底に沈むことになってしまう。
    孝光と佳代は反対運動を起こす。しかし途中で夫の孝光は失踪してしまう。そして反対運動は分解してしまうが、佳代は一人になっても夫の帰りを信じてダム建設の反対を貫いていく。

    最後の佳代の手紙は涙が出た。

    都、雅枝、佳代それぞれの故郷への思いが読み進むにつれわかってくる。

    故郷への思いは人それぞれと、言ってしまえばそれで終わってしまうが、この物語はそれだけでは片づけられない奥深い物語だった。

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    2026年05月02日
  • ミステリ作家、母になる

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    最近お気に入りのミステリー作家さんの子育て奮闘記…いつの間にか三人の子持ちになっていた。
    エライ!
    私は専業主婦だったから、働きながらの子育てしてる方は尊敬しかない。
    でも専業主婦がいたから、社会の底辺の諸々の事(PTA活動、親の介護、目に見えない家事などなどもっとたくさんの目に見えないこと)を担ってきた自負はある。

    辻堂さんはホントに子どもが好きなんだな。

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    2026年04月30日
  • あの日の交換日記

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    素敵な物語でした。
    七話から構成される連作短編集。交換日記を通じて全体像が少しづつ明らかになり、それぞれの話が繋がった瞬間に感動で震えました。特に、第三話、第五話、第七話が良かったです。登場人物の優しさと驚きの仕掛けに引き込まれました。

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    2026年04月29日
  • 卒業タイムリミット

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    事件の真相を追う4人に魅力があって、展開に引き込まれました。ある仕掛けにすっかり騙されましたが、予想もしなかったので清々しさを感じます。辻堂ゆめさんの小説は初めて読みましたが、これを機にハマるかも。次は『あの日の交換日記』を読みます。

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    2026年04月25日
  • ミステリ作家、母になる

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    面白かった。辻堂ゆめさんの子育ての一部が垣間見られるエッセイだけれど、本当に子育てを楽しんでいる感じが伝わってくる。3人も育てているのにすごいなぁ。尊敬の気持ちが溢れる。そしてご夫婦が協力して子育てをして、本当に仲が良い。とても頭の良いご夫婦に育てられて、子どもたちも論理的に育って行くのだろうか。いずれにせよ、最初から最後までほんわかして読み終わった。読後感も非常に良い。

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    2026年04月17日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    ネタバレ

    糸の人を探してー浅倉秋成
    とんでもない人狼ゲームだ。
    運命の糸を掴んだのにとんでもないものまで付いてきてしまっている。
    30分は長いよ。頑張れ。

    ダイヤモンド・ダストの約束ー日部星花
    にやにやしちゃうね。
    良いメンバーでしたね。友達思いの本物のカップルに本物のファン。
    拗れなくて良かったという安堵が一番大きい。

    彼と彼女の穴ー織守きょうや
    背中が薄ら寒い気持ち。
    穴を特別意識しなければ運命的でいいなと思うけど、穴がなあってなる。
    でも穴の事があるからより良く思うけど、穴がなあ。

    運命はかく扉を叩くー辻堂ゆめ
    凄くキュンとした。
    何の障害もなくずっと一緒が理想だけど、ちょっと離れて、すれ違って、また一緒になって、ああ大切だなあって気付くのも良い。

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    2026年04月15日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    2020年、当時コロナ病棟で働きながら、外出も最低限で我慢して神経質になって、自分の辛さとか大変さでいっぱいいっぱいだったけど、皆違った苦しさや悩みがあったんだよなと今更だけどゆっくり考えることができた。各話の最後もミステリー要素があって面白かった。何もかもを曝け出して相談ってできないよなと改めて思う。

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    2026年03月18日
  • あの日の交換日記

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    文句なしに面白く、素晴らしい作品だった。
    ひとつひとつのエピソードに仕掛けがある短編集のようでいて、最後まで読むとあっと驚かされる。
    感動作であり紛れもなくミステリでもある。
    すぐに読み返してはーっとため息が出るほどの完成度。
    辻堂ゆめさん初読みだったけど天才!みなさんに読んでもらいたい傑作です。

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    2026年03月16日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    話が綺麗に繋がる。
    御守りを通じて話がつながる構成は見事。
    章で終わった話が次にも繋がるのは気持ちいい。
    忘れた頃にもう一度読み直したくなる。

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    2026年03月14日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    2020年コロナが恐怖のウィルスだった時。閉鎖感や先の見えない不安で皆ピリピリイライラして異常な雰囲気だったなぁ。理不尽な事も沢山あった。何かを諦めざる終えなかった人や心無い言葉で追い詰められた人も沢山いただろうな。。そんなコロナ期ならではの悩みを持つ相談者さん達、それぞれやるせない苦しみを抱えてたけど吐き出し寄り添ってもらうことで整理されて前向きになれたのがほっこりして良かった。しかし晴川さんの洞察力が凄まじかった。何気ない会話の中から矛盾を出し推察できるなんて。ミステリー要素や付箋回収もあって私は好き

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    2026年03月07日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    市役所の「こころの相談室」に集まる。
    人々、悩みがある人、そうでない人
    その真意を本人の中にしかない
    しかし、真摯に心の内を支えるカウンセラーの晴川
    と相棒?正木の爺さん。
    話を聞いてもらいながら、生きるヒントを得る。
    感動と優しい謎解きが、心を癒す!

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    2026年03月05日
  • 山ぎは少し明かりて

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    プロローグ/雨など降るも/夕日のさして山の端/山ぎは少し明かりて/エピローグ

    都の物語、雅枝の物語、佳代の物語

    ダム湖の底には何がある?
    渇水で水位が下がって水に沈んでいた物が見える事がある
    ニュースで見て、ふーん としか思わなかった自分が恥ずかしい
    沈む前の山には植物があり動物がいて人も住んでいた
    その命はそこにはもう無い

    佳代さん
    あなたは自分の心が感じることのそのままに生ききったように思います
    私の目から涙が滲み出し続けています、じわじわと

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    2026年03月02日
  • ミステリ作家、母になる

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    名前は知っていたものの、まだ読んだことがない辻堂さんの育児エッセイ。令和の育児を経験されているということで、少しでも参考になる点があれば…という淡い気持ちで読んだが、文章は読みやすく、内容も自分にとっては想像以上に満足度が高いものだった。子育ての考え方や向き合い方などは勉強になったし、何気ない日常にもほっこりした。出産したら、辻堂さんのように"今しか感じられないもの"をたくさん感じて楽しめるように、自分に余裕を持ちながら子供と向き合いたい。小説も気になるので読んでみる。

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    2026年02月27日
  • いなくなった私へ

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    第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作品。たまたま途中でそうかなと思った結末だったけれど、とても面白く読めた。読後感もいいので、オススメ。

    国民的歌手の上条梨乃は、ある日酔っ払ってゴミに頭を突っ込んでいるところで意識が戻った。お酒飲みすぎるなど、生活に気を配っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?

    起き出して歩き回って、人の多いスクランブル交差点に来たが、誰も梨乃を認識しない。その上大型スクリーンでは自分の自殺ニュースをやっていた。財布もないし、どこに行けば良いかわからない。途方に暮れていると、「上条梨乃さんですか?」と声をかけられた。他の人は何を言っているんだ?という顔をしている。どうやら自分を認識できる人間はこの人だけらしい。

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    2026年02月27日
  • あの日の交換日記

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    交換日記にまつわる7篇の短編集。小さな秘密が各章で隠してあって、全体でも小さな謎と勘違いが隠されている。

    おおまかにはアクアマリンのペンダントをした女性小学校教師とその生徒、その他の関係との、交換日記。面白かったです。

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    2026年02月24日
  • ミステリ作家、母になる

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    結婚、子育てに前向きになるエッセイ。

    終始お子さんへの愛が感じられて、育児の大変さももちろんあるだろうけど文章全体が明るい。お子さんのおもしろエピソードも微笑ましい。

    ニュースなどを観てると子育てに対してネガティブになることも多いけど、このエッセイを読めばポジティブになれる。未経験だから子育てエッセイ楽しめるかなぁなんて最初は思ってたけど全然!エピソード自体が面白いけど、それをこんなにも読みやすく面白く表現できるのってすごいなぁ。

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    2026年02月15日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼の話を特に疑うこともなく読んでいたら、夜の話の最初であれれ?となりました。昼の話も夜の話も、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。
    1番最後に明らかになった真実はなんとなく予想はしていたのですが(何か疑うような描写があったわけではなく、私の完全なヤマ勘です)、最後たたみかけるように色々な真実が明らかになるのは見事だなあと思いました。何一つ真実を知らずに咲子さんと別れることになった茜はかわいそうだなと思いますが、反面それはみんなが茜を守りきったからだと思うと、茜本人は実感することはできないけれど、こんなにみんなから大切にされて幸せ者なのだろうとも思います。咲子さんは、一つ一つは誰にでもあるような軽い罪だとも思うけど、ここまでの罰を受けて苦しまないといけないほどなのかな…つらいです。

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    2026年02月15日
  • ミステリ作家、母になる

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    素晴らしい観察眼と言語化能力。我が家も2人の子育てをしてるので共感の嵐。保活とか大変だよねえ。令和の子育てが広がるきっかけになってほしいなあ。

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    2026年02月15日