辻堂ゆめのレビュー一覧

  • トリカゴ

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    無戸籍。。
    コトバではどんな状態かわかっていても、その立場に置かれた人々が直面する法律や社会のルールの壁が、どれだけ彼らを追い詰めることか。
    そもそも無戸籍となる人々は、生を受けた時点で、その親による身勝手で劣悪な環境に晒されていることも少なくない。(虐待やネグレクトなど)

    『今の社会のルールは、この国に住むすべての人間が恩恵を受けられるようにはできていない。』『社会はまだまだ未熟だ。いついかなるときでも例外なくルールや常識に従おうとするのは、思考停止しているのと同じだ』

    生まれた時から「持てる者、持たざる者」が別れている、そんな未熟な社会でも生きていく。自分に余裕ができたなら、誰かに手を

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    2026年03月15日
  • サクラサク、サクラチル

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    プロローグを読んだとたん、悲しい結末が予想されて、
    胸の奥がざわついたまま読み進んだ。

    主人公高志の家庭も、星の家庭も、
    読んでいて辛い虐待の様子に、
    誰か、救いの手はないのか、と叫びたくなる。

    「復讐計画」が何なのか、
    Xデーに何が起こるのか、
    ドキドキの連続。

    そして、嫌がらせのメールやカンニング事件、
    いったい誰が・・・

    警察も学校も、大人を信じられない追い詰められた中での、懸命な二人の姿にただ応援するしかない。

    「サクラサク」は合格、
    「サクラチル」は不合格、だが、
    一度咲かなければ、桜は散れない。
    その通り!
    桜だけが花じゃない!

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    2026年03月14日
  • いなくなった私へ

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    自分が自分として認識されない恐ろしさと居心地の悪さに、冒頭から引き込まれた。
    映像が浮かぶ作品だった。

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    2026年03月14日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    コロナ禍真っ最中に生きていた人たちの物語。
    あの頃は大変だったよなと思い出しながら読んだ。
    同年代が主人公の物語は共感すると頃が多かった。所々世界線が繋がっていたり、ミステリー形式なのが新鮮で面白かった。

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    2026年03月12日
  • 今日未明

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    今の時代、よく眼にする、ネットニュースの数々。
    家庭内の殺人事件だったり、高層マンションから女児が転落死、、、など、
    あるいは新聞の片隅に小さく記載されているだけかもしれない、日本中で起きている事件の数々。

    全く関係ない人(私)には、「よくある事件」だという認識しかない。しかし実は、それぞれ事情や背景は異なり、一言では片付かない真相があったりする。

    女児転落死事件と、乳児遺体の遺棄事件、読むのが辛くなり途中でやめようかと思ったほど。
    しかし、最後の高齢者の熱中症死亡事件は、切なくて涙が流れ出た。

    とても読み応えがある本作だが、
    自分自身の情緒が不安定な時には読まない方がいいかもしれない、

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    2026年03月11日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    読んだ後、背筋がスーッと冷えるような感覚がある本です。
    言葉でここまでの感覚にさせられる、作者の文章力に脱帽です。

    個人的には、2番目の子供と母親の彼氏の話と5話目のエアコンの事件が刺さったなあ。
    子供の転落死の話の最後のほうに「君は頭が良かったのに、、、」のところがウッてなりました。たしかにこの子は頭が良かった。

    5話目は言葉が発される場面が時と場合により人を殺すことになるということを学ばされたお話でした。
    辻堂ゆめさんの別の作品も読んでみたい。

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    2026年03月09日
  • ミステリ作家、母になる

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    筆者はミステリ作家、筆者の夫はデータ分析の専門職とのことで、日常会話が少し特殊な感じで面白い。特に、「夫婦喧嘩はしないが議論はする」という点が凄いと思う。私は、自分がなぜ怒っているのか分析して終わる自己完結型タイプのため、話し合いというものが苦手だが、辻堂夫婦は徹底的に議論を行う。相手の感情論や矛盾点を互いに見逃さず突くらしいので、それはそれで怖い。

    いずれ私も悩まされるであろう「夜泣き」についても書かれていた。
    どうやら赤ちゃんでも、訓練すれば1人で寝ることができるようになるらしい。初めて聞いた。1人にされて泣きわめく赤ちゃんは可哀想だが、数年間に渡って発生する寝かしつけの時間を考えると、

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    2026年03月09日
  • トリカゴ

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    無戸籍者のコミュニティ“ユートピア“。リョウとハナ、刑事の里穂子。凄惨な事件だったけど、温かい支援者達も居て少し希望が見えた。

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    2026年03月07日
  • サクラサク、サクラチル

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    度が過ぎる程恐ろしい染野家の教育虐待
    あの状況で子ども達が高3になるまで親に従順なのが信じられなかった
    染野家の両親の身勝手さが腹立たしく、最後常識人の叔父さんがスカッとさせてくれて良かった
    高志くんも自分のやりたい学部に進めて良かった
    しかし、染野家の両親は未だに改心していないようだ
    あの両親が自責の念に苛まれるところが見たかった
    過去の栄光と保身と見栄に縛られる大人が、いかに子供に、世間に嫌われるかがわかった

    星家の母も酷かった
    でも娘は親に理不尽に頼られていることを絆に感じているなんて

    でもエリカも大学進学して、親と離れ、負の連鎖に陥ることがなくて良かった

    若い2人、お幸せに

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    2026年03月01日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    辻堂ゆめさんの児童向け小説。

    問題を抱えている子供を育てている親が読んでも大変参考になる作品だと思います。すぐに読み終わるボリュームで、内容も凄く心温まる作品です。

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    2026年03月01日
  • ダブルマザー

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     去年読んで素晴らしかった「今日未明」と同じ作家の他の作品を読もうと思って、この本を読みました。選んだ理由はタイトルですね。「ダブルマザー?なんだろう?」と思いました。読み進めていくうちに、「鈴」と「詩音」の親同士のいざこざがあって、人が亡くなっているから不謹慎かもしれないですけど、遺影の写真を詩音の母が見つけた時の人格の変わりようが、可笑しくてつい声が出ちゃいました。
     読み進めていくと、自分が思っていたより深いストーリーでした。子は親が思っている以上に気を遣い、繊細な性格だということを知りました。読み進めていくうちに可笑しい、という感情はなくなってストーリーが面白いという感情に変わりました

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    2026年02月28日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    主人公が大病を患う。記憶を失う。という状態から、時間経過で徐々に好転していく。それとともに、自分を見つめなおして周囲の環境・家族との関係も徐々に好転していく。その情景に、読んでいて心が温かくなる作品。
    天使との取引というファンタジーな出だしから、徐々にフラグを回収していく過程も秀逸。

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    2026年02月27日
  • 図書館B2捜査団 秘密の地下室

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    子供向けミステリ。現代にSNS社会にありがちな問題の渦中に放り込まれる主人公を、探偵団が解決に導く。
    今風のテーマで構成されており、子供たちが自分事としてとらえる要素が含まれている。読むことで子供たちの気づきや学び、リテラシーが得られる良書。

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    2026年02月27日
  • サクラサク、サクラチル

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    登場人物皆に存在感があって、
    主人公二人にも応援したくなる要素があって、先は予想通りではあったけど
    面白く読めた
    受験、虐待、ネグレクト

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    2026年02月25日
  • 二重らせんのスイッチ

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    ネタバレ

    基樹が兄と気持ちが通じるようになる迄には、色々あったのに、両親の事情を受け入れるのが早くてそこが腑に落ちなかった。他は、真実に辿り着くまで色んな展開があって、面白かった。双子の繋がりが出来て、関係が続いた事が良かった。

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    2026年02月23日
  • トリカゴ

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    過酷な現実を生き抜くため隠れ住む無戸籍者たち。
    良心と警察の職務の間で揺れ動く刑事。
    警視庁の匿名捜査対策室で“鳥籠事件”を追う捜査員。
    彼らが辿り着いた結末とはーー

    胸を衝く真相に涙する、
    辻堂ミステリの到達点!
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    「あの本、読みました?」に著者が出演していて、
    気になって書店で手に取りました。

    無戸籍者たちは、ユートピアという場所でひっそりと暮らしている。
    無戸籍者の子どもも無戸籍者。

    普段、戸籍なんてあまり意識したことがありませんでしたが、本作を

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    2026年02月23日
  • トリカゴ

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    民法772条の改正で救われる人が出た、その前の物語。無戸籍の子どもたちの苦しみを一気に読ませる、作者の力量に頭が下がる。社会に問題を投げかけて考えさせる小説をストーリーを組み立てて伝える。
    感想としてのあらすじは語りたくない。彼らの今後を知りたい。

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    2026年02月22日
  • サクラサク、サクラチル

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    書名と表紙の絵からして青春ものだと思って手に取った。辻堂ゆめさんだから少しミステリー要素も入って…。

    学校が舞台で、主な登場人物は高校生3年生の染野高志と星愛璃嘉。
    ストーリーは親への復讐を計画して実行し、自分たちの幸せを得ること。
    そこに誰からか分からない嫌がらせも入っている。

    親への復讐

    教育虐待や暴力を受けていた染野
    ネグレクトの星
    そんな2人が親から離れようと行動ができたのは良かった。
    実際だとこんなに上手くはいかないだろうけど、自分たちの未来を自分たちの力で切り開いていけたのには素晴らしいと思いました。




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    2026年02月16日
  • サクラサク、サクラチル

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    ふたりの心の傷を思うと苦しくなった。ラストではすっかり騙されたけど終わり方は好きだった。こういう話を読むと、自分は恵まれてるなと改めて思う

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    2026年02月16日
  • あの日の交換日記

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    辻堂ゆめさんの作品は初めてでした。
    交換日記から全てが繋がる連続短編ミステリー。
    最初のプロローグ的なものが最後に、そういう事か!って繋がって、何度も前を確認してしまいました。こんな読み方をしたのは久しぶりで、漫画っぽい雰囲気を思わせる作品でした。
    で、最後はちゃんと温かい気持ちで締めくくれて安心。
    人間ドラマ寄りのミステリーがお好きな方にはお勧めです。

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    2026年02月11日