辻堂ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホラー?ミステリー?サスペンス?とドキドキしながら読み始めました。
が、そんなことはなく平和に終わり安心しました。
家族四人それぞれ打ち明けていない秘密や悩みがあり、、
それが台風の日転がり込んできた少年の影響で考えるきっかけになり、家族四人少年と何かしら繋がっていて。。
家族に偽り続けることって苦しくてでも打ち明けるのも勇気いるし。
何かきっかけがないと言えないこともあるけど、
すべて打ち明けた後にふつうの家族なら味方となり受け入れてくれるんだなと感じた作品でした。
登場した家族四人と少年がこれからも繋がり、良い関係で生き続けてほしいなと思います。 -
Posted by ブクログ
大藪春彦賞受賞作家が描く5篇の短編集。
「自宅で血を流した男性死亡 別居の息子逮捕」
「マンション女児転落死 母親の交際相手を緊急逮捕」
「乳児遺体を公園の花壇に遺棄 23歳の母親を逮捕」
「男子中学生がはねられ死亡 運転の75歳女性を逮捕」
「高齢夫婦が熱中症で死亡か エアコンつけず」
何れも、新聞社会面のベタ記事扱いであろう事件が冒頭に記される。しかし、その裏にはドラマチックでスリリングな真相が潜んでいるのだと、著者は描き出す。
プロローグとエピローグで「私」が呟く。
「つくづく平和だよなあ」
「ああ、今日も平和だ」と。
だが、私が住んでいる町は、それぞれの事件が起こった同じ町のようである -
Posted by ブクログ
ネタバレ毎日起きている、小さなニュース。
「ありふれた事件」の背景には、当事者だけが知る真相がある。
本書には5つの短編が収録されている。
各章は、お題となるニュース記事、そしてそのニュースの当事者目線の話が書かれている。
どの話も、ニュースの被害者・加害者と思われる登場人物たちが、冒頭は仲睦まじい様子で描かれている。
だから、結末を知っている私(読者)は、「一体どんなことが起きて、あんな悲しいニュース記事になってしまうのか…」とドキドキしながらも、怖いもの見たさで読み進めてしまう。
まさかと思う真相が隠されていて、それぞれゾクっとするのだけれど、特に悲しかったのは
『そびえる塔と街明かり』、『 -
Posted by ブクログ
だんだんと過去の話になってしまった2020年のコロナ禍の頃のこと。
この小説は市役所に開設された「心の相談室」に訪れる様々な人々…
部活の大会が中止となり就職先が決まらない女子高生、医療従事者としてコロナ患者の介護をする恋人の介護士に仕事を辞めろという男性、立ち会い出産も面会も禁止され孤独な出産をした女性、ネットカフェを追い出され路上生活になった中年男性、リモートでの授業に引きこもりが加速する若者…いずれもコロナに人生を狂わされた人々だ。
そしてそんな人々の悩みに寄り添うカウンセラーである女性の晴川と老齢の正木のふたり。相談者の話を否定せずに肯定しながら励ますと同時に、相談者彼ら明かそうと