辻堂ゆめのレビュー一覧
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ネタバレとある市の市役所3階に設置した相談室が舞台で、そこに訪れる5人の市民の悩みをカウンセラーの2人が状況を推理してアドバイスするという、けっこう人情味のある話で面白かったです。
設定された時期が2020年で、コロナがピークだった頃の社会の環境が一変して「密」を避けるよう国や自治体から言われて、今までの生活が変わってしまいました。あの頃は自分もよく覚えています。
この本を読んで気づいたことは、カウンセラーの人たちは「傾聴」を大事に考えていると思いました。「こころの相談室」はボランティアの部分が多いですが、一般庶民の日頃の叫びという気持ちを聞いてあげるのがこういうカウンセラーには必要なのかなと勉 -
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ネタバレタイトルの通り、側から見ると「ふつうの家族」
台風の日に若い男性がなぜか施錠されていたはずの玄関にいた。
そこから家族の秘密が徐々に明らかになっていく…
秘密と言う秘密ではないけれど、表向きエリートサラリーマンの父はパワハラ上司。
専業主婦の母は実は過去広告代理店でエースだった。
長男は飽きっぽい性格なのに、安定の鉄道会社勤務。
長女は大学生だが、彼氏と同棲してると言う。
それぞれの視点で読むと、過去現在が交差してその人の立ち位置が見えてくるのが面白い。
そして、嵐の夜に来た謎の青年の正体とは?
たった一晩の話なのにとても濃い時間だった気がします。
ふつうの家族とは?
これか -
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知らない事が世の中にはまだまだあるなと思いました。「戸籍がないために社会の中で存在しない人間として扱われる人がいる」という現実。とても衝撃的でした。社会的問題をただただ突きつけるわけではなくミステリー要素を演出する事で多くの人にこういった問題や実情がある事を読み易くわかりやすく伝える事が出来ている成功作のひとつだと感じます。事件の真相を追う展開に引き込まれますが、それ以上に登場人物たちの苦しみや様々な葛藤が丁寧に描かれていると思いました。ただ、丁寧さ故か、ちょっと長いなと感じてしまったのと、物語をある程度成立させる為に若干無理ある箇所もあった印象でしたが、総じてこのような問題を世の中に伝えてい
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家族だからといって、なんでもかんでも包み隠さず話すわけではない。
帯の「あなたも私も嘘をついている。」にはちょっとドキッとしたけど、秘密を持っているほうが「ふつうの家族」という気もする。
台風で停電してしまった夜に見知らぬ男が転がり込んできて…という非日常で、それぞれの秘密が徐々に明らかになっていく様子にグイグイ引き込まれた。
やっぱり人の秘密って気になってしまうものだなと思った。
一つ引っかかったポイントは、突然現れた男が誰なのか、家族のそれぞれがなかなか思い出せないところ。私自身が人の顔をすごく覚えているタイプなので、そんなことある?と思ってしまった。 -
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家族の形にはいろいろあると知れる。
大型台風接近により大停電となってしまった夜に見知らぬ青年が玄関で倒れていた。
誰が招き入れたのか。ふつうの家族には各々の言えない秘密を抱えていた。
家族の形って色々あって、その家族に憧れたり、当たり前だったり。
その中でも人は家族にも言えない秘密を抱えている。
家族だからこそ言えないこともあるし、家族に対して演じている自分がいたり。
自分では気づいていないけど、自分への評価のプライドが家族でも持ってしまうのかなって思いました。
4人家族の色々な悩みや葛藤もあり、全てが繋がった時の爽快感がとてもよかったです。ただ、分厚くて読むのには苦労しました。 -
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ネタバレ一つの言葉に複数の意味があることは珍しくないけれど、「ふつう」という言葉には、複数の意味というよりは、複数の感じ方があるように思う。
使われ方とも言うべきか。
ある人は、「ふつう」を、特別ではないもの、輝きのないつまらないものととらえる。
でも、ある人にとっては「ふつう」は手の届かないものであり、憧れである。
大型台風が接近して、午後からは鉄道も計画運休を決めた日、独立していた大学生と社会人の子供達も「実家」に戻り、久しぶりに家族四人が顔をそろえた。
桜石(さくらいし)家の四人はそれぞれ、心の中にジリジリとした何かを抱えている。
古くからの友人が会社でパワハラに遭って命を絶ってから、部下を叱 -
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ネタバレ爽快感のある読後感!4.2
あらすじから面白そうだったが案の定。
生徒たちからの人望も熱い人気教師の水口が拉致監禁されるミステリーで、その鍵を握るのが水口、はたまたお互いに関係の薄い4人の男女。
なぜ、がたくさん詰まった青春ミステリで大変面白く読ませてもらいました。
告白カードなる独自のアイデアが現実的ではなく、どうしてそんなものに誰にも話せないような心根の告白を書くの?とは思ったが、その懸念を払拭するストーリーで心地よかった。
犯人と動機を予想しながら読んではいるものの、これは全く当たらなかった。
容疑者になった候補や被害者に向けての憎悪で集められた3人と、教師全体を恨むーー理事長 -
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湘南に住む桜石家は父の和則、母の冴子、兄の海、妹の舞花の四人家族。
神奈川県に大雨特別警報が出ている夜に桜石家の玄関に倒れ込んでいた一人の若い男。男は高熱をだしていたため布団に寝かせて看病をすることにする。家族が交代で男の見張りをする。
謎の若い男は桜石家と、どういう関係があるのか。それから、なぜ若い男は玄関に倒れ込んでいたのか。若い男の謎が解き明かされると共に、桜石家のそれぞれが抱える秘密が明らかになる物語。
読み始めは仲の良いほんとうにふつうの家族に感じた。
徐々に四人それぞれの秘密が明らかになっていくが、その秘密も誰もが抱えそうな日常的な秘密で親近感がわく。
父の和則の秘密のと