辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 今日未明

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    身近にありそうなニュースの裏側を描いた5つの短編集。短編の枠を超えた重厚な読み応えがあり、腹立たしさ、辛さ、悲しさなど様々な感情に激しく揺さぶられた。中でも第2話と第4話の展開は衝撃的。読後の余韻がしばらく頭から離れない大満足の作品。

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    2026年05月19日
  • 今日未明

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    面白い!

    結末だけじゃ何もわからない。その結末に至るまでには、思いもよらない物語があった。それぞれの物語はニュース記事からはじまり、時間を遡りそこに至る経緯が語られる。

    ニュースをみてわかったふうに話す人々への警鐘的なお話だけど、そもそも報道番組がそういう構造になってしまっているという問題もあるのではないかと気が付けた。当事者でもない外野が憶測でとやかく言う話なんてあってはいけないと思った。

    マンションからの転落事故の話は泣けた。

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    2026年05月18日
  • 今日未明

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    ぞわり…そんな表現がピッタリな5編の短編集。

    新聞の片隅にしか載らないような事件。最初にその事件のあらましが描かれているので結末がわかった状態で読み始めるのですが、新聞記事だけではわからない事件の真相に驚愕。

    似たような事件を私たちも目にしているけれど、その裏側を実際はどこまで知っているんだろう?と考えさせられました。

    本当にどれも真相にぞわり…となりましたが期待以上に楽しめました。

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    2026年05月17日
  • 今日未明

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    あぁ、またか。
    そう思ってしまうような事件の記事から始まる短編集。

    結末がわかっているからこそ、そこへ向かう過程が苦しくて、目が離せない。

    後味は悪く、重く心に残る。でも最後まで引きずられるように読んでしまった。

    かなり好みに刺さる1冊でした!

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    2026年05月16日
  • 今日未明

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    物語の最初にでてくる事件の内容は、普段よく目にするもの
    先入観でこういう事件かな?と読み進めると、全く違った展開に読む手がとまらなかった
    主人公とその周りの人たちの人生を追体験できて貴重な時間になった

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    2026年05月16日
  • トリカゴ

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    一言でいえば、「無戸籍」という現代社会の盲点に光を当てた、極めて濃密な社会派ミステリです。
    しかし、重いテーマとは裏腹に、その読後感は驚くほど澄み渡っています。

    物語の軸となるのは、二十数年前に起きた凄惨なネグレクト――通称「鳥籠事件」です。
    過去の悲劇と現在の事件が交錯し、孤立や偏見や差別といった重苦しく、深刻なテーマが読者に突きつけられます。
    しかし、著者の筆致は驚くほど優しく、柔らかく、端正で読みやすいのです。
    だからこそ、そのギャップが、物語の切実さをより際立たせているようにも感じます。

    兄妹の正体、鳥籠事件の真相、刺傷事件の犯人……など、散りばめられた謎が解き明かされていく、ミス

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    2026年05月16日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    子どもは大人以上に繊細でたくさんのことを感じている
    才津くんの名探偵ぶりも面白かったし留学に聞いてる子どもたちの抱えているものも優しく描いている辻堂先生がやっぱり好きだ!!

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    2026年05月13日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼と夜があるように、
    表の顔と、裏の顔があるように、
    本音と建前があるように、
    誰しも相反した二面性を持っている。

    ドロドロとした汚い心を胸の奥にしまっていながら、
    世間体や、よく思われたため、相手を思いやるため、
    理性が働いてこそ社会生活が送れる。
    事故や事件、あるいは大きなショックで、
    二つのバランスが壊れれば、病名が付くことにもなるかも。

    加害者と被害者としての相反する関係も、
    ストーリーの中で、考えさせられる。

    「昼のはなし」で心温まる話から、
    「夜のはなし」での、ある意味どんでん返しの数々。
    王道の辻堂作品とコメントがあるのが、納得!

    咲子の立場の気持ちも痛いほどわかるし、

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    2026年05月12日
  • ダブルマザー

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    ポリアモリーっていう単語、初めて知った。

    まさにダブルマザーだし、それぞれが違う環境で育っていても同じ結論に辿り着くこともあるのだな。

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    2026年05月08日
  • ふつうの家族

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    この作品に登場するのは「普通の家族」です。仲が良いからといって家族の全てを知っていると言えるでしょうか?私自身も全てを知っている、知られているとは言えません。だからこそこの家族一人一人の物語はとてもリアルでした。嵐の夜に現れた謎の青年。彼を通して明らかになる家族の秘密。この本のタイトルは「ふつうの家族」です。漢字ではない「ふつう」にこの小説の温かみを感じ大好きです。

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    2026年05月07日
  • 今日未明

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    新聞の片隅にしか載らない小さな事件
    でも、実際は…

    最近の実際の事件にも報道されている事と事実が異なった事件があったのでとてもタイムリーに読めた

    「そびえる塔と街明かり」の美杉ちゃん、幸せになって欲しかったなぁ

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    2026年05月06日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    薄い文庫本ですが、ちょうどいい内容でした。こういうのって物足りなくて、1冊まるまるお話を読みたいと感じることが多いけど、4つのお話が短編でも面白く読みごたえがありました。

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    2026年05月06日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ゆめさんのこれまで読んだ小説は全部好きです。これまでは世の中のどうしようもできないような問題点を掘り下げる内容を読んできて心が唸ることが多かったのですがこんかいの小説は悩みながら生きている人のほっこりとする結末に癒されました。

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    2026年05月04日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    辻堂ゆめさんの文庫本。
    面白かったです。

    辻堂ゆめさんらしい作品。"予知夢"により死を回避しようとするミステリーですが、ラストが非常に良かったです。ボリュームも適度で、幅広い世代にオススメの一冊!!

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    2026年05月03日
  • 今日未明

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    短いニュース記事が冒頭にあり、そのニュースの当事者たちの姿を描く構成の短編集。
    引きこもりの息子が高齢の両親を殺す、マンション女児転落死 母親の交際相手を逮捕、出産直後に赤子を殺す母、中学生を轢き殺してしまった高齢女性、高齢夫婦が熱中症で死亡
    全てよく聞くニュース。記事だけ読むと単純なストーリーを想像し、高齢なのに車運転するなんて、まだ子どもを産めるような女じゃなかったんだろと考えてしまうが、実際そんな単純なものじゃない、色んな裏側があるんじゃないの??ととにかく考えさせられる作品の数々。
    とくにマンション女児転落死を描いた「そびえる塔と街明かり」、高齢夫婦の熱中死「四角い窓と室外機」の2編が

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    2026年05月02日
  • 山ぎは少し明かりて

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    第一章では都を取り巻く家族の物語だと思った。でも第二章へ。さらに第三章へ読み進めると物語は壮大になっていく。
    第三章の最初は別の物語なのかと錯覚した。しかしここからが物語の重要な部分だった。

    都の祖母であり雅枝の母でもある佳代は戦争を経験している。出征した幼馴染の男の帰りを待ちながら故郷の瑞ノ瀬を守っていた。そして無事に生きて帰って来た孝光と夫婦になってさらに一生懸命働いた。
    その瑞ノ瀬がダムの底に沈むことになってしまう。
    孝光と佳代は反対運動を起こす。しかし途中で夫の孝光は失踪してしまう。そして反対運動は分解してしまうが、佳代は一人になっても夫の帰りを信じてダム建設の反対を貫いていく。

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    2026年05月02日
  • 今日未明

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    ニュースの背景をあるキーワードで思い込み、
    勝手な解釈、そうであろうと決めつけてしまいがち
    その思い込みを突いた、内容に恐怖に震え、ページを捲りたくなるほど、信じていたのに、信じていたから…

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    2026年05月01日
  • ミステリ作家、母になる

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    最近お気に入りのミステリー作家さんの子育て奮闘記…いつの間にか三人の子持ちになっていた。
    エライ!
    私は専業主婦だったから、働きながらの子育てしてる方は尊敬しかない。
    でも専業主婦がいたから、社会の底辺の諸々の事(PTA活動、親の介護、目に見えない家事などなどもっとたくさんの目に見えないこと)を担ってきた自負はある。

    辻堂さんはホントに子どもが好きなんだな。

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    2026年04月30日
  • あの日の交換日記

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    素敵な物語でした。
    七話から構成される連作短編集。交換日記を通じて全体像が少しづつ明らかになり、それぞれの話が繋がった瞬間に感動で震えました。特に、第三話、第五話、第七話が良かったです。登場人物の優しさと驚きの仕掛けに引き込まれました。

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    2026年04月29日
  • ふつうの家族

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    嵐の夜、息子と娘が帰ってきてひさびさに家族四人がそろった桜石家の玄関に、高熱の男が倒れこんでいた。彼は誰なのか、そして家族の誰が彼を引き入れたのか。一見「ふつうの家族」であるはずの桜石家の面々がそれぞれに抱えている秘密が徐々に明らかになっていく群像劇ミステリです。
    順調に出世を重ねた会社員の父、完璧に家事をこなす母、お調子者の明るい兄と自分の道を突き進む妹。まったく瑕疵のない理想の家族のように思える桜石家ですが、もちろんそんなはずはありません。とはいえ家族にも言えない秘密を抱え悩みを持つ彼らの姿は、それこそが「ふつう」なのではないかと思いました。謎の青年の正体に思いを巡らせる中で、自らの過去に

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    2026年04月29日