辻堂ゆめのレビュー一覧

  • ミステリ作家、母になる

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    名前は知っていたものの、まだ読んだことがない辻堂さんの育児エッセイ。令和の育児を経験されているということで、少しでも参考になる点があれば…という淡い気持ちで読んだが、文章は読みやすく、内容も自分にとっては想像以上に満足度が高いものだった。子育ての考え方や向き合い方などは勉強になったし、何気ない日常にもほっこりした。出産したら、辻堂さんのように"今しか感じられないもの"をたくさん感じて楽しめるように、自分に余裕を持ちながら子供と向き合いたい。小説も気になるので読んでみる。

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    2026年02月27日
  • いなくなった私へ

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    第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作品。たまたま途中でそうかなと思った結末だったけれど、とても面白く読めた。読後感もいいので、オススメ。

    国民的歌手の上条梨乃は、ある日酔っ払ってゴミに頭を突っ込んでいるところで意識が戻った。お酒飲みすぎるなど、生活に気を配っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?

    起き出して歩き回って、人の多いスクランブル交差点に来たが、誰も梨乃を認識しない。その上大型スクリーンでは自分の自殺ニュースをやっていた。財布もないし、どこに行けば良いかわからない。途方に暮れていると、「上条梨乃さんですか?」と声をかけられた。他の人は何を言っているんだ?と

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    2026年02月27日
  • 今日未明

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    最初に結末が分かっているのに
    ここからどうやってこの顛末へ?
    と予測がつかず夢中で読んでしまった。

    あまりに切ない、つらい話もあったので評価を下げようか迷ってしまいましたが
    面白かったのでやはり星5で!

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    2026年02月25日
  • あの日の交換日記

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    交換日記にまつわる7篇の短編集。小さな秘密が各章で隠してあって、全体でも小さな謎と勘違いが隠されている。

    おおまかにはアクアマリンのペンダントをした女性小学校教師とその生徒、その他の関係との、交換日記。面白かったです。

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    2026年02月24日
  • 今日未明

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    帯に書かれた「その裏には、報道されない真相がある」。この一文に惹かれ購入。

    目に留まる短いニュース。憶測だらけのコメント。先入観ほど怖いものは無い。そう感じる物語です。一つのニュース記事からスタートする各短編。ニュースを見ている人には伝わることない裏の物語です。

    しっかり鳥肌立ちました。
    構成は短編集の形で、スタートにニュース記事が書かれています。そして本当は知るはずのない、裏にある真相をひとつ、またひとつと読んでいくうちにおかしくなりそう…。

    正直読後感はあんまり良くないです。犯罪は犯罪だし、仕方ないとは言い切れないけど、少なくとも世間がバッシングして良い事件ではないと思う

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    2026年02月23日
  • 今日未明

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    想像を超える最悪の伏線回収ここに極まれり。
    あまりにも救いがなく、主たる登場人物は皆、少なくとも幸せにはならないです。
    全5篇からなり、気にも留めないような、ありきたりとも思える数行の記事から始まり、そこに至るまでの経緯が語られるという構成です。
    その数行だけでは、まあ起こらなくはない話だよね、なんとなく想像つくわ、と言いたくなるような内容ですが、毎話完結する度に、夢ならばどれほど良かったでしょうと思わざるをえません。
    各話を読み終わると必ず冒頭の記事を読み返したくなります。

    全体としては、⭐︎3.5〜4.0くらいの評価をつけたいのですが、個人的に3篇目が好きすぎて⭐︎5です。
    3篇目の語り

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    2026年02月20日
  • ミステリ作家、母になる

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    結婚、子育てに前向きになるエッセイ。

    終始お子さんへの愛が感じられて、育児の大変さももちろんあるだろうけど文章全体が明るい。お子さんのおもしろエピソードも微笑ましい。

    ニュースなどを観てると子育てに対してネガティブになることも多いけど、このエッセイを読めばポジティブになれる。未経験だから子育てエッセイ楽しめるかなぁなんて最初は思ってたけど全然!エピソード自体が面白いけど、それをこんなにも読みやすく面白く表現できるのってすごいなぁ。

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    2026年02月15日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼の話を特に疑うこともなく読んでいたら、夜の話の最初であれれ?となりました。昼の話も夜の話も、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。
    1番最後に明らかになった真実はなんとなく予想はしていたのですが(何か疑うような描写があったわけではなく、私の完全なヤマ勘です)、最後たたみかけるように色々な真実が明らかになるのは見事だなあと思いました。何一つ真実を知らずに咲子さんと別れることになった茜はかわいそうだなと思いますが、反面それはみんなが茜を守りきったからだと思うと、茜本人は実感することはできないけれど、こんなにみんなから大切にされて幸せ者なのだろうとも思います。咲子さんは、一つ一つは誰にでも

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    2026年02月15日
  • ミステリ作家、母になる

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    素晴らしい観察眼と言語化能力。我が家も2人の子育てをしてるので共感の嵐。保活とか大変だよねえ。令和の子育てが広がるきっかけになってほしいなあ。

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    2026年02月15日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    小学生の転落死や高齢ドライバーの事故、高齢者の熱中症死などどこかで耳にしたことのあるニュースばかりが題材となっている短編集。しかしそれぞれの死には想像できないバックグラウンドが隠されている。どうせこの人の虐待で…、家族から止められていたのに運転したから…、と勝手に想像してしまうシナリオとなぜ3人で住んでいたのに高齢者2人だけの死に…?価値観の合った仲睦まじい夫婦の乳児をなぜ殺害…?とニュースの内容とそこからはじまる物語の序盤には結末と乖離した幸せな状況がある。なぜ?が止まらず、いつも積読してしまう私がついついページをめくる手が止まらなかった作品。

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    2026年02月11日
  • 今日未明

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    それぞれの短編の冒頭に新聞の記事のように書かれたそれぞれの事件。普段、ニュース記事や夕方のニュースを見るときのように簡単な想像をめぐらせる。
    毎話、そこから自分のバイアズのかかった想像とミステリーが戦い始めて、あっけなく自分の想像を超えていかれる…特に「ジャングルジムとチューリップ」は散らばっていた情報がパズルのように一気にハマっていく快感と完成していく絵の怖さが同居していた…衝撃だった…ミステリー初心者の私にも分かりやすく、脳が電流を浴びるかのように痺れた

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    2026年02月11日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    新聞記事やネットニュースで事実のみが列挙された事件を我々は毎日目にしているが、その裏で何が起こっていたのか、何故そうなったのかを深く考えることはまずしない。
    だけど、報道の裏の真実、或いは事実は確かに存在しているのだと改めて考えさせられた小説でした。
    とても面白かったです。
    今までは世間の記事だけを見て、怖いことする人がいるなあぐらいにしか思っていなかったけど、これからは実際色々あったんだろうな自分にはわからないけれどという視点で捉える事になりそうです。

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    2026年02月08日
  • 今日未明

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    今日未明__これまでの人生で幾度となく耳にしてきたワード。
    その後には大抵、ネガティブなニュースが続く。
    なんとなく哀しさを纏うワードだと思う。

    報道で綴られる、たった何分か、たった何行かを覗き込んでみると。
    あったのかもしれない、この物語のようなことが。
    いたのかもしれない、この中で生きる人たちが。

    フィクションとも言い難い。
    自分が当事者であり傍観者のような、奇妙な感覚に陥る読書体験だった。

    プロローグとエピローグがまさに、今日未明の私かもしれない。
    人は少なからず、他人に対して無関心だ。

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    2026年02月08日
  • ミステリ作家、母になる

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    嫌いではないものの、あまりエッセイを読まない私ですが「今日未明」を読んで辻堂さんに興味を持ったのでこの子育てエッセイを読んでみました。
    いや、すごい。面白い!始まりは娘さん1人でしたが、終わりには長男さん、次女さんが産まれてて面白エピソードも満載です。結婚率も低くなり、物価は高いし子供育てるのにはお金がかかる…と言われ少子化が問題視されてますよね。確かにお金はかかるし、人を育てるのが楽なわけありません。
    でも子供を持つことを躊躇ってる人にぜひこの本を読んでもらいたい。子供が成長するにつれて様々なイベントがあります。もちろん親も関与するので色んな体験をすることができます。何より昨日できなかったこ

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    2026年02月08日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ヒューマンミステリーという今までに読んだことのないジャンルでもあり、また物語には温かさとミステリー要素の不可思議さを解き明かしていく様は読んでいて面白く感じました。
    辻堂ゆめさんの作品初めて読みましたが、作風が良かったので違う作品も読んでみたいです。

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    2026年02月06日
  • あの日の交換日記

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    「小学校教師」と「交換日記」という二つの要素を通して、徐々に話がつながっていく様子が、読んでいて気持ちが良かった。ミステリー的な要素がある話かと思っていたが、殺人が起きるでもなく、反対に心が温まる話だと感じた。また、交換日記を通して、各人が自身の人生を振り返り、そして今後どうしていきたいのかを考え、自分と向き合う様が描かれていた。短編集ではありながらも、人間の心の変化や機微に触れていた。初めて読んでみた作家さんだったが、他の作品も読みたいと思った。

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    2026年02月01日
  • 二重らせんのスイッチ

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    ネタバレ

    面白い。展開が読める(分かりやすい)まま回収が最後まで丁寧に続いて気持ちよかった。

    タイトルと表紙
    導入で「兄弟が欲しかった」
    顔そっくりの犯人登場

    養子に出された双子の弟がいたことを知る展開。

    DNAで刻まれた共通点によって、どんどん関係性が溶け合い「犯罪者と人質」から「兄弟」になっていき、兄弟で一緒に共犯だった裏切り者、そして養子に出した両親と立ち向かう胸熱展開。

    この時点で(まだページが残ってるな、あれ、やっぱり弟は金を持ち逃げする黒い奴?)と思わせての綺麗なオチ。

    ハッピーエンドタイプです。

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    2026年02月01日
  • ミステリ作家、母になる

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    いやーーー、面白かったなぁーーー。子ども達の面白い仕草や発言をこぼすことなくちゃんと拾ってエッセイにしてくれてて読者に届けてくれてありがとう!面白いだんなさんもありがとう!作中に出てくる人、みんなにありがとうと言いたい。

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    2026年01月30日
  • サクラサク、サクラチル

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    教育虐待ー言葉では聞いたことがあったが、実際高志が受けた虐待は凄まじいもので、心が痛む。同時に、教育虐待まではいかないにしても、親として子どもの教育で期待を押しつけていることが少なからずあることも痛感した。
    高志と星さんが手を取り合って、実行した復讐計画。その内容は、最後の方に書かれていたので、どんなことを考えているのかワクワク?しながら読み進めた。
    2人が考える「幸せ」
    自分の進みたい道に進むこと
    明日が来るのを楽しみに思えること
    めっちゃ共感できた。
    自分も、自分の子どもたちも、この2つの幸せが当たり前にあってほしいと願う。

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    2026年01月25日
  • ダブルマザー

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    初めての作家さん。
    先日、読書番組で湊かなえさんと出演されていて、
    とても興味がわいた。

    「ダブルマザー」というタイトルに魅かれ、この本を読み始めた。
    最初の出だしから、列車に飛び込むシーンに圧倒された。

    まるっきり違う環境で育った二人の娘たち、
    はたして自殺したのはどちらなのか?
    二人の母親が真相を探る姿に、どんどん感情移入され、ドキドキが止まらなかった。

    まさかのラストに、え~!
    これは、理不尽な生活を押し付けられた娘たちの、
    母親に対する、復讐劇?

    「今日未明」次に是非読みたい。

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    2026年01月24日