辻堂ゆめのレビュー一覧
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第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作品。たまたま途中でそうかなと思った結末だったけれど、とても面白く読めた。読後感もいいので、オススメ。
国民的歌手の上条梨乃は、ある日酔っ払ってゴミに頭を突っ込んでいるところで意識が戻った。お酒飲みすぎるなど、生活に気を配っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?
起き出して歩き回って、人の多いスクランブル交差点に来たが、誰も梨乃を認識しない。その上大型スクリーンでは自分の自殺ニュースをやっていた。財布もないし、どこに行けば良いかわからない。途方に暮れていると、「上条梨乃さんですか?」と声をかけられた。他の人は何を言っているんだ?と -
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帯に書かれた「その裏には、報道されない真相がある」。この一文に惹かれ購入。
目に留まる短いニュース。憶測だらけのコメント。先入観ほど怖いものは無い。そう感じる物語です。一つのニュース記事からスタートする各短編。ニュースを見ている人には伝わることない裏の物語です。
しっかり鳥肌立ちました。
構成は短編集の形で、スタートにニュース記事が書かれています。そして本当は知るはずのない、裏にある真相をひとつ、またひとつと読んでいくうちにおかしくなりそう…。
正直読後感はあんまり良くないです。犯罪は犯罪だし、仕方ないとは言い切れないけど、少なくとも世間がバッシングして良い事件ではないと思う -
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想像を超える最悪の伏線回収ここに極まれり。
あまりにも救いがなく、主たる登場人物は皆、少なくとも幸せにはならないです。
全5篇からなり、気にも留めないような、ありきたりとも思える数行の記事から始まり、そこに至るまでの経緯が語られるという構成です。
その数行だけでは、まあ起こらなくはない話だよね、なんとなく想像つくわ、と言いたくなるような内容ですが、毎話完結する度に、夢ならばどれほど良かったでしょうと思わざるをえません。
各話を読み終わると必ず冒頭の記事を読み返したくなります。
全体としては、⭐︎3.5〜4.0くらいの評価をつけたいのですが、個人的に3篇目が好きすぎて⭐︎5です。
3篇目の語り -
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昼の話を特に疑うこともなく読んでいたら、夜の話の最初であれれ?となりました。昼の話も夜の話も、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。
1番最後に明らかになった真実はなんとなく予想はしていたのですが(何か疑うような描写があったわけではなく、私の完全なヤマ勘です)、最後たたみかけるように色々な真実が明らかになるのは見事だなあと思いました。何一つ真実を知らずに咲子さんと別れることになった茜はかわいそうだなと思いますが、反面それはみんなが茜を守りきったからだと思うと、茜本人は実感することはできないけれど、こんなにみんなから大切にされて幸せ者なのだろうとも思います。咲子さんは、一つ一つは誰にでも -
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ネタバレ小学生の転落死や高齢ドライバーの事故、高齢者の熱中症死などどこかで耳にしたことのあるニュースばかりが題材となっている短編集。しかしそれぞれの死には想像できないバックグラウンドが隠されている。どうせこの人の虐待で…、家族から止められていたのに運転したから…、と勝手に想像してしまうシナリオとなぜ3人で住んでいたのに高齢者2人だけの死に…?価値観の合った仲睦まじい夫婦の乳児をなぜ殺害…?とニュースの内容とそこからはじまる物語の序盤には結末と乖離した幸せな状況がある。なぜ?が止まらず、いつも積読してしまう私がついついページをめくる手が止まらなかった作品。
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Posted by ブクログ
嫌いではないものの、あまりエッセイを読まない私ですが「今日未明」を読んで辻堂さんに興味を持ったのでこの子育てエッセイを読んでみました。
いや、すごい。面白い!始まりは娘さん1人でしたが、終わりには長男さん、次女さんが産まれてて面白エピソードも満載です。結婚率も低くなり、物価は高いし子供育てるのにはお金がかかる…と言われ少子化が問題視されてますよね。確かにお金はかかるし、人を育てるのが楽なわけありません。
でも子供を持つことを躊躇ってる人にぜひこの本を読んでもらいたい。子供が成長するにつれて様々なイベントがあります。もちろん親も関与するので色んな体験をすることができます。何より昨日できなかったこ