感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月23日
親の考え、環境で悲しい思いや普通を知らなくなってしまう。自分のことを自分で決められることが幸せで、知るために人とのつながりが関わってくる。
Posted by ブクログ 2024年01月27日
私は暴力なんか縁遠いものの、塾やめてほしいと息子にせまったことぐらいはありました。虐待が入ってくるとどぎつい描写が登場する部分は仕方なく読み進めました。先日読んだ平戸萌さんの「私が鳥のときは」のスピンオフでも中学生が企みを成功させてましたが、中高生がこのように企みをすすめていく話は、ストレスのかかる...続きを読む描写があってもたくさんの心地よいお釣りがきます。平和が少し訪れて逆に難しいでしょうが、この心地よいお釣り、続き読みたいです。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
親に洗脳され虐待の現実に気づかず過ごしていた二人。自分自身の人生を取り戻すストーリー。最後には爽快感と未来の希望があり、素晴らしい青春ストーリー。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
主人公が、星さんがいないと乗り越えられなかったように、私も星さんがいないとこの本を読みきれなかったよ…
星さんと出会えたおかげで、お互い自分の家の異常さに向き合うことができ、復讐の話が進み出す。
2人の家庭で受けた傷は消えないと思うけれど、それに立ち向かい、成長した最後は素晴らしかった!
Posted by ブクログ 2024年04月10日
主人公の家庭環境が凄すぎて、ちょっとリアリティに欠けてるなって思ってしまった私は、本当の現実を知らないのかしら?壮絶な環境の中で戦う2人を応援しつつ、最後はどうなるのかハラハラでした。そしてあのエンディング。ミステリーも青春も社会問題も、綺麗に盛り込まれた新しい物語でした。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
両親から東大合格を至上命令とする教育虐待を受けている染野高志と母親からネグレクトを受けている星愛璃嘉の2人の高校3年生が親に対する「復讐計画」を始動させるという受験青春ミステリー小説。
第三者に指摘されるまで、自分が虐待を受けているという認識すら持てないでいるということを含め、虐待の描写はとてもリア...続きを読むリティがあり、辛くなって直視しがたいレベルだったが、結末は青春小説らしい読後感のよいものだった。「幸せ」とは「明日が来るのを楽しみに思えること」ではないかというメッセージは刺さった。
自分にも子どもがいるが、こんな親には絶対にならないようにしようという他山の石的な教訓も得られた。
Posted by ブクログ 2024年03月12日
毒親
我が子に自分たちの願望を押し付ける
我が子に興味を示さない
親になる資格のない親がいることに驚くけど、きっとフィクションじゃなく本当にいる、、
毒親を毒親と思わず当たり前に生活して、怒られる理由は自分にあると思い込む子供に胸が苦しくなった
でも自分の人生は自分で変えれるって信じたいです
Posted by ブクログ 2024年02月26日
全く同じではないけれど、学生時代私も主人公のように親に変な期待をされ続けていた 成績が悪いとひっぱたかれたこともある
読んでいて気持ちが手にとるようにわかり、苦しくなった
結果的に私も最後の最後に親を裏切った
染野くんほど勉強はしなかったけど(笑)
最後はハッピーエンドで本当によかった!
自分ですす...続きを読むんで考えて勉強しないと身にはつかないし何のために勉強しているのか目的がわからなくなる
自分の子供には自分で考えて歩んでいってほしいと願う
Posted by ブクログ 2024年02月07日
読書記録73.
サクラサク、サクラチル
#辻堂ゆめ 著
教育虐待とネグレクト
正反対の親とそれぞれの子供達
彼らの怒りの向かう先と
復讐の行方は…
親子の関わり
子育て
虐待
こうしたテーマの本ばかり
選んでしまう自分
両親にとって自分は一体
どんな子供だったであろう
難しいタイプの子ども...続きを読むだっただろうな…
そして私は
娘や息子にどんな子育てをしてきたのだろう
子育てに正解はないけれど
不安で迷って
こうしたテーマの本ばかりを読んでいる
のだと思う
育てられたようにしか
育てられない事もある
これからも
家族の
親子の縁は
続いていくけれど
人としてお互いを尊重し合える
子供であり親でありたいと思う
Posted by ブクログ 2024年01月23日
いわゆる毒親に支配された高校生の男女の復讐物語。
二人の出会いが、いわゆる普通の家庭とはどういうものなのか理解するきっかけになる。
今思うと、自分の家ももしかしたら毒親だったのかもしれない。
大学は国立しか学費を出さない。
卒業式や授業参観にもきてもらったことがない。
三者面談も来てくれたことが...続きを読むなかった。
それでも親に対して復讐したいとは思わず、はやく大人になりたいと思ってた。
この二人にとっての復讐は、成功なのか失敗なのか受け取り方はそれぞれであると思う。
最後の最後、同じ気持ちだよと二人で認識するシーンは少し胸がざわついた。
大学受験はゴールではなくスタート。
これから受験するみんなにもそうやって思ってほしいなぁと思えた。
Posted by ブクログ 2024年01月20日
毒親にどんな仕返しをするのか、ワクワクしたが、自分の将来のことを考えたらこの仕返しは失敗だと思う。
この女友達にしてやられた感があって、ちょっと引いた!
自分だけ大学生になるって何?今は、告白しないで!ふざけるなって感じ!
Posted by ブクログ 2024年01月13日
教育虐待って、あるな。我が家は、こんなにひどくないけど、近いものは、ある?…大丈夫?と思いつつ、読み進めていった。やっぱりこんなにひどくないと思えた。前向きな「復讐」で、良かった。
Posted by ブクログ 2024年01月05日
異なる意味で劣悪な家庭環境で育つ受験生ふたりの歪な交流を描いた小説。
優しかったお姉ちゃんが実は一番苦しめていたという黒幕は読めてしまうけれど、歪な家庭環境で生きる「彼女」のために親を欺いて10万円と受験の機会を用意するために奔走する姿には胸が打たれました。
Posted by ブクログ 2024年01月04日
展開が気になって本日一気読み。
子どもに対する虐待、それを愛情だと洗脳されてひたすら耐える子ども。
子どもに対する期待は親なら多かれ少なかれある。
それがエスカレートしてしまったら高志の家庭のようになってしまうのか。
星さんはヤングケアラー、そしてネグレクト。
どっちも悲惨な状況。
家庭環境は正反対...続きを読むでも、親は気分次第で子どもを傷つけている。
悲惨な内容だったし、読んでいて気分が悪くなった場面も多々あったけど、高志と星さんがお互いが支えになっているのが救いだった。
読後は希望が持てる爽やかなもので安心した。
「合格すると『サクラサク』。不合格だと『サクラチル』。それってなんか変だと思わない?咲いた桜は必ず散るし、散った桜はその直前まで必ず咲いているのにさ。」確かに変な言葉だ。
長い冬を経て、二人の桜はきっと美しく咲いてから美しく散るのだろう。
Posted by ブクログ 2023年12月24日
東大に合格することだけを強いられる 染野君とだらしない母親に依存される星さん。どちらも毒親に虐待されている事に気づき復讐計画を立てる。「子供になら何してもいい」という親に育てられ、そこに居るしかない子供の辛さがヒシヒシと伝わる。復讐が上手くいって良かった。そういう復讐で良かった。
Posted by ブクログ 2023年12月21日
85/100
途中まで男の子女の子の虐待様子がリアルな分、「復讐」というのが陳腐に聞こえて毎回残念に思いながら読ませられていた。
しかし第3章から明かされていく2人の復讐手段。現実味はないけれど、もし現実世界で出来るとしたら効果的なものになったのであろうスッキリ展開が待っている。
男の子への教...続きを読む育虐待はたまに耳にするようなものもあり、うちの家も教育に関してでは無いにしろ何処か主人公たちと重なる部分があるなと思わせられながら読んで行ったので余計惹き込まれる。
自分も受験勉強を2年間頑張ったからこそ、見えてくる部分もすごくあった。
おもしろい。
Posted by ブクログ 2023年12月18日
ペンは剣よりも強し。
凄惨なシーンが多く、物語の途中に時々訪れる高志と星さんの平穏なシーンを読みながらも、この穏やかな時間を壊されてしまうのではないか…と終始ドキドキしながら読みました。
復讐計画、そういうことだったのか!と一気に爽快感。
彼らと同じような境遇に置かれていて外に助けを求められず...続きを読むに苦しい思いをしている人に、届いて欲しい(特に星さんサイド)。
公的な支援、18歳(=成人)から可能なこと、進学を諦めなくても良い方法、親を頼らずとも自分の力で自分の人生を作っていく方法があると、必要な人に届いて欲しい物語だと思いました。
ちなみに登場人物の設定は「向こう岸」(安田夏菜 著)と似ていて、こちらもすごく良い本。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
『けれど、たぶん、人の常識とは、自分の家庭を基準にして醸成されるものなのだろう。昔の人が天動説を支持していたのと同じことだ。地球上に住む人間は、誰か博識な人に教えてもらわない限り、宇宙の中心にあるのはこの地球なのだと、根拠もなく思い込む。』
『染野の“合格したら東大に行く”は、“ 死んだら天国に行...続きを読むく”と同じような話に聞こえる。そこがどんな場所だか全然わかっていないのに、漠然とそこに行くんだろうなって思ってるだけ』
『そのやり方で成功する保証もないのに、染野の今の幸せを無視してもいいの?』
『でも満たされない。それで無性に、他の人の気を引きたくなる。小学校ではわざと花壇の花を抜いたり、友達をぶったり。よく泣いてた、先生や友達に心配してもらいたくて。』
Posted by ブクログ 2024年03月04日
2人の男女の高校生が………………
それぞれ違うタイプの《毒親》に育てられ
復讐?になるのかな………………
改めて《普通》って簡単ではないのか?
Posted by ブクログ 2024年02月09日
形は違えども親からの虐待を受けていた2人。
虐待を虐待と思わず洗脳されて育ち、それを受け入れていた。
お互い、まずそれを虐待と認識し、そこからの脱出を、大学受験を手段に計画する。
自分というものを取り戻し、親への復讐を其々の大学受験でやり通すという発想がユニークだった。
Posted by ブクログ 2024年01月15日
東大に合格しなければ許さないという両親の圧力に必死で応えようとする高3の高志は勉強漬けの日々を送っていた
ある日、ひょんなことから会話を交わすようになったクラスメイトの星に高志を取り巻く環境が『虐待』だと指摘される
星もまた母親からネグレクトを受けていた
やがてお互いの境遇に共鳴し、支え合うようにな...続きを読むる
そんな二人は自分達を追い詰める親に『復讐』しようとある計画を始動することに
・
何だか物騒なプロローグから始まる
殺人事件が絡むのか?と読み始めたら虐待の話だった
凄惨な表現はないものの、執拗な虐待シーンが中盤以降も続くので読み進めるのは中々辛かった
高志と星さんはお互いの存在が救いとなっていたが、私にとっても救いだった
一人でこの状況に立ち向かうのは過酷すぎる
『復讐』に関しては賛否両論あるだろうなーと思う
プロローグの物々しさやされてきた虐待を思うと多少肩すかしをくらった感は否めないけど、二人が希望を持って未来に旅立つことが何より大切なことだと思うと最良の『復讐』だったのかもしれないと思う
Posted by ブクログ 2024年01月06日
やりたいことがあって行きたい大学があってそのために勉強をさせてもらえる、応援してくれる人がいる、どれほど幸せなことだろうと思った。勉強、逃げないで頑張ろう
Posted by ブクログ 2023年12月11日
虐待を取り扱っていますが、良くも悪くも自分の過去を思い出して揺さぶられるような内容ではなかったです。淡々としていて引き込まれるほどではかったけど、読み易いしお話としては面白かったです。
Posted by ブクログ 2023年11月10日
かたや東大一直線しか許さない親、かたや子育て放棄の親、両極端だが子虐め被害者という点では繋がっていてクラスでは浮き上がっている高3の染野高志と星愛璃嘉の2人がひょんなきっかけで互いに認め合い励まし合って行く。
そんな二人が親の真の姿に気付いて行き、いかに真のダメージを親に与えることが出来るのか考え...続きを読む抜いた結果の策がメインテーマの作品です♪
たぶんこうなるのでは?と思ったのと、陰湿に高志を妨害する真犯人はこれ!と思ったとおりの展開でしたけど、それでもついつい一気に読ませていただきました。
へんに毒親たちが改心したり糾すことないままなのも良かったです。
受験や模試の状況描写などなどはご自身東大卒の経験体験を描写していただいていますね笑
Posted by ブクログ 2024年04月30日
テーマに対して話がちょっと長すぎるけど
「復讐計画」の一言で
虐待する親へどんな鉄槌を下すのだろうと
最後まで読まされてしまう。
その子供たちの復讐が
正しかったのかどうかはわからないけど
幸せについて
明日が来るのを楽しみに思えること
自分のやりたいことを自分で決められること
と思えるようになった...続きを読むのだとしたら
計画は成功だったのだと思う。