辻堂ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み応えがある作品だった。ショッキングな事件を下敷きにしたストーリーになっていて、ところどころ涙なしには読めなかった。「無国籍者」について話としては知っているけれど、どこか遠くの世界の話くらいにしか捉えられていなかったので、この本を読んだことで少しだけ知ることができた。トリカゴやユートピアというワードから狭くてクローズした世界感を彷彿させるが、本人のそこから脱却したいという気持ちと行動だけではなんとかならない現実に打ちひしがれる描写と絶望のあまり自らクローズした世界に閉じこもろうとする描写は胸に迫るものがあった。ミステリーとしても興味深く読みすすめられて割とオススメ◎
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Posted by ブクログ
日常は何気ないニュースで溢れてる。引きこもりの息子が親を刺殺する事件。高層マンションから落ちて亡くなった小さな女の子の体があざだらけだった事件。産まれたばかりの赤ちゃんを殺して遺棄する事件。老人が車の運転で中学生をはねて殺した事件。熱中症でエアコンを入れずに寝ていた老夫婦が、ベッドの上で亡くなった事件。どの事件も珍しくない、「またか」となるような事件。しかし、この小説では、大勢の人が思った「またか」をひっくり返すような物語が書かれている。ニュースは事実しか報道しない。その裏側ではどんな事が起きているのかを、考えさせられる話だった。
こちらが思っていた先入観を見事に覆して、当たり前のニュースに当