辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    実際にある地名や流行語などを使用しているため現実味を帯びてとても飲み込みやすい文章です。
    ファンタジー要素のある作品なのかと思いましたが、全てにおいて現実味があり、ファンタジーだと思われたことも最終的に全ての辻褄があいます。

    とても悲しく、幸せなお話でした。

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    2020年07月09日
  • 昨夜は殺れたかも

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    ネタバレ

    仲の良い夫婦であるふたり。しかし、ある時お互いの裏の顔に気づき、お互いに殺害計画を企てる…。
    何とも微笑ましい殺害計画の数々!偶然も味方するほど絶妙な回避の連続。そして、修羅場を乗り越えた夫婦の殺し愛は最高潮を迎える…!
    ふたりの著者が夫婦それぞれの役に分かれて投げ合う競作のスタイルも味が出てて面白い。

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    2020年02月06日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    ネタバレ

    種明かしがされた時の「彼」のことを思うと、本当に胸にグッと来るものがありました。
    本編中では見えなかった彼女の言葉にどれだけ心を揺さぶられていたか分かった場面は特に。
    ファンタジーだった世界はくるりと回って現実味を取り戻し、悪魔は人間に、そして天使になる。
    物語の雰囲気も、ここで沈鬱さを感じる暗さから、希望の持てる明るく軽やかなものに変わるのも素敵。
    目の前がぱあっと明るく広がったのを確かに感じました。
    この場面に辿り着くまでに、非常に丁寧に丁寧に描写もされていたし、伏線も張られていたので、より感動が際立ったと思います。
    「彼」の想いが報われて本当によかった。
    最後の最後にも、さらっと種明かし

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    2019年09月04日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    運命に立ち向かう運命を越える - 辻堂ゆめ「今、死ぬ夢を見ましたか」 ★★★★★

    すごーーーく良いです。特に終章はイッキ読みしちゃいました。思わず「まぢかーー」と独り言がでました。映像化できる形式なのに唸るネタは凄いのひとこと!
    ファンタジー感のある、明晰夢という設定ですが、井瀬の実生活がリアリティがあり、現実世界で起きる実際の出来事のように感じられます。また、会話の小ネタが伏線になっているなど構成が見事です。
    映像化の際は、永野芽郁さん主演でお願いします。あっ、でも紗世目線に改編しちゃやだよ。そっちは裏テーマだからね!あくまで裏だぞ!白地にピンク色のタイトルにするなよ!
    辻堂ゆめ先生の名前

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    2023年10月27日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    電車に轢かれて死ぬ夢?日にちも時間もわかるその夢が真実?
    その少女と出会わなければそこまで考えただろうか?夢を忘れて何の気なしにその時を迎えただろうか?

    空を飛ぶ夢を子供のころに見たなと思い出す。

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    2019年04月25日
  • いなくなった私へ

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    買った日には30頁ほどしか読んでいなかったが、休日の今日、一気に最後まで読み進んでしまった。この先どうなるんだろうと、興奮しながら読んだ。3人目のどんでん返しもなるほど?という感じだった。でも読み終えて、戸籍はどうするんだろうと思いました。

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    2025年12月17日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    「舞台が体操?地味すぎ」と偏見を持っていた。読む前の僕に言いたい。「お前、無知だな」と。地味どころか終始、緊張の連続。そして最後は涙していた。辻堂さんの第二作目にあたるが前作同様、すごい人が現れたという感想は変わらない。ミステリ部分も最後まですっかり騙され、文句なしの最高の一冊でした。
    あらすじ(背表紙より)
    体操界期待の新星・結城幸市―高校の全日本選手権の鉄棒で優勝し、順風満帆だった彼の青春を、度重なる不運が襲う。幸市の練習中にばかり相次ぐ器具の故障。さらに妹の似奈が転落事故で植物状態に陥ってしまう。一度は酷く心を乱す幸市だが、家族の不安を払うため、そして自分に期待を寄せてきた似奈への「誓い

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    2017年06月11日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    階段から落ちたのは誰? 私って誰?

    体操界のホープに降りかかる凶事にドキドキする。
    語り手がはっきりしなくて疑問符が増える。
    そして最後に涙が止まらない。

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    2017年04月19日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    確かにこのラストはすごかったな。彼はなんのために飛んだのか。それを知って、ぞっともしたし熱くもなった。確かに読後に表紙の絵を見るとほんとうに切ない。
    彼は、高く飛んだ。生かすために。

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    2017年04月16日
  • トリカゴ

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    知らない事が世の中にはまだまだあるなと思いました。「戸籍がないために社会の中で存在しない人間として扱われる人がいる」という現実。とても衝撃的でした。社会的問題をただただ突きつけるわけではなくミステリー要素を演出する事で多くの人にこういった問題や実情がある事を読み易くわかりやすく伝える事が出来ている成功作のひとつだと感じます。事件の真相を追う展開に引き込まれますが、それ以上に登場人物たちの苦しみや様々な葛藤が丁寧に描かれていると思いました。ただ、丁寧さ故か、ちょっと長いなと感じてしまったのと、物語をある程度成立させる為に若干無理ある箇所もあった印象でしたが、総じて、このような問題を世の中に伝えて

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    2026年06月21日
  • ふつうの家族

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    家族だからといって、なんでもかんでも包み隠さず話すわけではない。
    帯の「あなたも私も嘘をついている。」にはちょっとドキッとしたけど、秘密を持っているほうが「ふつうの家族」という気もする。
    台風で停電してしまった夜に見知らぬ男が転がり込んできて…という非日常で、それぞれの秘密が徐々に明らかになっていく様子にグイグイ引き込まれた。
    やっぱり人の秘密って気になってしまうものだなと思った。
    一つ引っかかったポイントは、突然現れた男が誰なのか、家族のそれぞれがなかなか思い出せないところ。私自身が人の顔をすごく覚えているタイプなので、そんなことある?と思ってしまった。

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    2026年06月19日
  • 今日未明

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    「今日未明…」から始まる日々起こる凄惨なニュース。
    簡潔な情報のみで、詳しい人間関係や、背後に何があったかは語られない。
    最初は幸せな1日のはずだったのに。どこでボタンを掛け違えてこんなことに…。
    ニュースの一覧文では語られない裏側の悲劇。
    読んでて胸が苦しくなる。
    悪意があったりなかったり。
    そんな悲劇のすぐ横で、私たちは毎日生きているんだな。

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    2026年06月18日
  • 今日未明

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    「It’s Media」というイラストをご存じだろうか。

    ナイフを手にした犯人に追われる被害者を、テレビカメラがあたかも加害者であるかのように切り取り、事実を捻じ曲げて報道する――メディアの偏向報道を風刺した有名なイラストだ。

    本作は、そんな「よくある事件」を題材にした5つの記事を取り上げ、その裏で何が起きていたのか、当事者たちに何があったのかを掘り下げていく。

    物語の結末や最も感情を揺さぶる場面を先に提示し、そこへ至る過程を描いていく構成は、典型的な倒叙ミステリー。読者は結末を知りながらも、少しずつ明かされる真相によって認識を覆されていく。

    辻堂ゆめ氏の作品は初読だが、テンポが良く非

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    2026年06月18日
  • トリカゴ

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    ちょっと解決してからが長く
    最後は飛ばし読み

    里穂子のような女性は好きじゃないけど
    なかなか読み応えあり
    最後の真相はあっぱれでした
    真実が分かってから★3から★4といった感じ

    読みながらも
    終始ちょっと違和感…というか
    パズルでいうと
    はまってはいるんだけど微妙に形が違うピースのようで

    その真相が分かったらすっきりでした

    無戸籍者の問題も
    こんな作品読まなきゃ身近に考えもしなかっただろうし
    全然テーマ違うだろうけど
    里穂子を通して
    無知の親切はいかんと勉強になりました
    なんで人って先入観ありきで親切にするんだろうね…

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    2026年06月17日
  • ふつうの家族

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    家族の形にはいろいろあると知れる。

    大型台風接近により大停電となってしまった夜に見知らぬ青年が玄関で倒れていた。
    誰が招き入れたのか。ふつうの家族には各々の言えない秘密を抱えていた。

    家族の形って色々あって、その家族に憧れたり、当たり前だったり。
    その中でも人は家族にも言えない秘密を抱えている。

    家族だからこそ言えないこともあるし、家族に対して演じている自分がいたり。
    自分では気づいていないけど、自分への評価のプライドが家族でも持ってしまうのかなって思いました。

    4人家族の色々な悩みや葛藤もあり、全てが繋がった時の爽快感がとてもよかったです。ただ、分厚くて読むのには苦労しました。

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    2026年06月16日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    初の作家さんでどんな本かワクワクして読んだら
    大当たり!!大好きなイヤミス系+最後にどんでん返しの展開でした。
    最後の章まで全く展開が読めなかった。面白い!

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    2026年06月16日
  • 今日未明

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    新聞の片隅にしか載らない、
    小さな5つの事件。
    その裏には、報道されない真相がある――。

    私もニュースを目にしていたら、「マンションから女児転落」は、交際相手が殺したんじゃないか、「公園の花壇に乳児の遺体を遺棄」は、母親に対して、しょーもない男との子どもで、子どもが欲しくなかったんじゃないか、なんて先入観で見てしまうかも。
    「男子中学生がはねられ死亡」なんて、これはホラー小説なのか??怖っっっ、ってなって私の理解が間違っているのか?と数行戻り、読み返してしまった。やっぱり怖っっっ、ってなったけど。
    本作を読んで、たった数行のニュースでも先入観で見ちゃいけないな、と思ったし、憶測だけのコメント

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    2026年06月13日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ネタバレ

    コロナ禍の1番大変だった頃の話。もう6年も前になるのか…と何だかあの頃の辛さが思い出された。コロナ禍の悩みを市役所の相談係の2人に相談して前向きになれる話かと思いきや、実は隠された真相が…という内容で読んでいて驚きがあった。相談して前向きになれる結末や、相談後にもおそらく前向きに過ごされてる様子が心温まるのだが、それとは裏腹に隠されていた事実がなかなかエグく、落差がすごい。1話終わるごとにえぇ…となりながら進んでいく感じだった。

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    2026年06月12日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    「事実」から始まり「現実」を辿ると「真実」が浮かび上がる構成の五篇。
    最後の「四角い窓と室外機」は不器用な利夫の突き放しと、一途な幸恵の昏い思い、悪意すらない哀しいボタンの掛け違い、緩慢な自殺として『エアコンの効いてない部屋での熱中症』を選んでいく心理が痛ましく、嗚咽。

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    2026年06月12日
  • トリカゴ

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    いくら法や制度を整えたところで本人に届かなくては意味がない、そんな当たり前の事実が現実的な課題として突き刺さってきた。当たり前と思えることが当たり前のこととして享受できる環境は決して当たり前ではない。

    真相が読めない展開で面白かった。

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    2026年06月12日