辻堂ゆめのレビュー一覧

  • いなくなった私へ

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    人気タレントが自殺、しかし現世界に戻ってきたのか、いわゆるゴースト、幽霊ものといった感じで話は始まるが、南アジアの国の森の中での不思議な現象の話と平行して語られる。
    ファンタジー、SF、ミステリー小説としての面白さを活かせるギリギリのところでの設定が上手く取られていて、展開をどんどん追いながら主人公たち若者たちの心理や葛藤、不安などがいろいろ混ざっていく感じが楽しめる青春小説かな。
    輪廻転生がキーワードになるが、そちらをメインにすると話が重くなりすぎだったか、でもそこへの追求がちょっと物足りない感じもした。登場人物たちと一緒に謎解きに突き進んでいかされた感じで、作者の作戦勝ちになりました。

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    2025年07月03日
  • 二人目の私が夜歩く

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    なんかやられたなぁ〜という感じ。

    夜歩いている人は誰?という謎の他に
    登場人物たちの運命を変えた出来事の真相まで盛り込んで
    しっかり回収して。
    あっと言う間に読み切ってしまった。☺️
    さすがの辻村作品。

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    2025年06月29日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    ストーカー並みのファンが本気を出したらこうなるのか!と思いながら読みました笑
    読みやすかったのですぐ読み終わりました。面白かったです!

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    2025年06月23日
  • 二人目の私が夜歩く

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    後半はハラハラドキドキが続いた。人間の二面性ってすごいな。
    でも茜が幸せなのは2人が真実を隠しているからで、それがわかるとじわじわと優しい気持ちに包まれます。

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    2025年06月18日
  • あの日の交換日記

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    ほんタメの視聴者のおすすめ本紹介で取り上げられていて気になったので読んだ

    小気味良いテンポと読み味で面白かった。短編の特性を活かしたどんでん返しも面白く、読書を始めたての人にも自信を持ってオススメできる一冊。

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    2025年06月13日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    刑事の食レポ 誉田哲也
    展開の仕方が好みだったので、ストロベリーナイトを読んでみたくなった!

    あなたは知る由もありませんが 辻堂ゆめ
    ファミレスでのあれこれが凄い結末を呼ぶのが面白い!

    Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳 矢樹純
    まさかの結末!ミスリードが上手い!

    沼の底、さらに底 川瀬七緒
    最低は最悪に繋がる…関わりたくない世界。

    神通力 秋吉理香子
    詐欺事件がテーマなのにハートウォーミング。おばあちゃんの神通力かぁ…

    いじめっ子を殺しに 平山夢明
    これだけは胸糞で苦手だった。グロ多すぎて。。誰が誰に何してるのかとかも絶妙に混乱する。

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    2025年06月02日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    おもしろかった。
    2年間の記憶を失った主人公と、その職場の仲間や恋人、家族のお話。最後に明かされる真相は、正直ちょっと予想ができてて意外性はなかったけれど、ストーリーとしては心温まるいい話だった。

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    2025年06月01日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    1918年、ある英国人はインド北部の近代文明とは無縁の集落近くで直径2mほどで深さのある泉を見つける。現世において輪廻転生を繰り返させる泉。リーフィーと呼んで親しくしていた少年(泉に落ちて死んでしまうが別人になって生き返る→周囲に信じてもらえず自殺)が触れてしまった泉の魔力を解明するために、その水を持ち出した英国人はスペイン風邪にかかり日本で命をおとす。

    ~現代~
    その「輪廻の泉」を信仰しているカルト集団が日本にある。1度死んでも魔力のある水に触れると記憶もそのままに現世に生き返ってしまう。しかし誰にも自分だと分かってもらえない。その魔力を教団は知らないが、信者達はガラス玉に水を入れ幸運を呼ぶアクセサリーとして使用していた。

    人気絶頂のシンガーソングライター上条梨乃が目を覚ますと昨日からの記憶がなく、周りに認識されない状況に戸惑う。ニュースでは上条梨乃が自殺したと報道されているが、同じ事務所の先輩で輪廻の泉の信者である国定美波にマンションから突き落とされたのだった。大学生の佐伯優斗と10歳の少年立川樹にだけ上条梨乃だと認識される。それはみな同じ教団に殺されていて輪廻で現世を生きている仲間だったから。ピアニストとして幼い頃から有名だった佐伯優斗はライバルの父親(信者)から妬まれ指を砕かれ殺されてしまう。上条梨乃の亡くなった現場に居合わせた立川樹は信者にひき逃げされてしまう。
    ロックバンド『エヴァーロード』のボーカル十文字智仁は上条梨乃にも田代実加(上条梨乃の生まれ変わり)にも告白するが、十文字を好きな国定美波が嫉妬から梨乃を殺してしまうのだった。実加として殺されかけるも間一髪
    優斗が自分が殺された場所を思いだし、警察に連絡し助かる。
    優斗が生まれ変わったことに家族が気づかなかったのは、父親が全盲で母親が若年性アルツハイマー、姉のなつみは働くために早くに家を出て7年間弟の優斗に会っていなかったから。
    田代実加は上条梨乃がいた芸能事務所の事務として働きながら、優斗と同じバンドサークルでギターとコーラスを担当していた。事件後、文化祭でメンバー達と数曲演奏するが、最後にボーカル皐月の計らいで上条梨乃の『夢のトビラ』を優斗のキーボード演奏をバックに田代実加が歌うことになった。優斗の家族、樹、梨乃の両親に見守られながら。

    【感想】
    引き込まれる文章力とありえなくもない話にどんどん読み進めてしまい、悲しい事件ながらも家族愛や仲間愛に泣けました。
    輪廻はあると思うし興味深いテーマ。
    やっぱり一番怖いのは欲深い人間。

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    2025年06月01日
  • いなくなった私へ

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    トリカゴを読んでいたく感動したので、デビュー作を読んでみた。
    面白い。話の中に引き込まれていく。最後はほろりとさせられた。話の展開で無理がある場面(病院で診察を受ける)はあるものの、それを差し引いてもグッとくること間違いなし。
    この作家の作品を潰していきたい。

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    2025年05月16日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼のはなしと夜のはなしがある。夜のはなしは、昼のはなしを回収している。どんどん引き込まれる話でした。

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    2025年05月12日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    サキと咲子の通じる部分はわかるような当事者にしかわからないような…
    まっすぐな茜が少しかわいそうにも思いましが、3人の中で1人だけ未来があるのも、なんだかんだ2人の気遣いから、悲しい真実を知らないままでいるのが救いに感じました。
    最後、次々に真実が明かされていくのが面白かったです。

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    2025年05月12日
  • あの日の交換日記

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    母と息子、加害者と被害者、上司と部下が好きかな。「かな」と付けたのは…

    ちょっとした違和感が回収されてすっきりして、感想書く前に他の方のレビューを覗いてみた。
    なるほどー…言われてみれば確かにモヤる。
    そういえば私も捨てる所そこなの?とは思った。
    何を書くかは自由か…それを言い出すと何でもありになってしまうなぁ。

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    2025年04月05日
  • 卒業タイムリミット

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    卒業式を三日前に控えたある日、欅台高校のマドンナ教師が誘拐され、72時間後に始末するという動画が校内に広まる。
    不良高校生の黒川の元に「誘拐の謎を解け」という手紙が届く。同じ手紙を受け取った学年一の人気者の萩生田、学年一の美女澪、学年一の才女あやね。クラスも部活も違う共通点のない四人が協力し、誘拐の謎に挑む。
    といったあらすじ。

    ヒントがしっかりありながらも、ミスリードに引っかかってしまいました。しかし、物語の中盤ぐらいで犯人の見当がつき、しかも正解だったので、満足感は高かったです。

    高校を舞台にした物語には惹きつけるものがあります。
    ルールや先生に縛られながらも、そこでしか経験できない濃密な時間が間違いなくあります。そして、それが間違いなく今の自分の礎になっており、そんな青い三年間を思い出させてくれるからかなぁと一人思いました。

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    2025年04月05日
  • 十の輪をくぐる

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    現代パート(2020東京オリンピック頃)を息子視点、過去パート(1964東京オリンピック頃)を母視点で語る構成。二回の五輪で十の輪と言うタイトルなんですね。
    前半は息子パートが不快でイライラさせられ、キラキラ青春の過去パートの方が読みやすかったのに途中から母パートが辛くなり、息子パートの方が明るく希望のもてる展開に。
    救いのある温かいラストには感動しました。

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    2025年03月24日
  • あの日の交換日記

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    丁寧に物語を紐解いていってくれたのでとても読みやすかった。
    だけど引っ掛る所はしっかり引っ掛かった。

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    2025年03月21日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

     最近、辻堂さんの小説にはまっています。

    「昼のはなし」は、高校3年生の鈴木茜の視点。「夜のはなし」は、≪サキ≫という名の女性の視点で、同じ内容のストーリーを描いています。

     そして、「夜のはなし」を読んだ後で、もう一度「昼のはなし」を読むと、最初とは、全く違う感情や印象を抱きました。

     同じ日常を一緒に過ごしているとしても、その人自身の考えや感情というフィルターを通してみているので、やはり同じ景色ではないってこと。

     「昼のはなし」の主人公である茜自身も、幼少の時のつらい経験からなかなか立ち直れず、それが日常に影を落としていたが、同じような経験を持ち、その影響から寝たきりになってしまった女性「咲子」に出会ったことから、私だったら彼女の力になれると、そしてそこに生きがいを感じていく。
     
     「夜のはなし」の主人公である≪サキ≫もまた、咲子と出会って、彼女が10年以上にわたる寝たきりの生活の中で、介助してくれる人たちに、常に穏やかな性格で接しているが、それはその善意によってしか生きることが出来ない彼女の精いっぱいの対応だということを知る。ただその中にも、卑屈になっている自分もいて、いやな感情は常に湧いてくるということも。

     実際には、ちょっとした体勢でさえ一人で変えられない。すべてにおいて人の介助が必要な現状、これから先も変わることのない生活、この辛さや孤独感、絶望感から解放されるのは死しかない、でもその死ぬことさえ自分で行動に移すこともできないという、この思いを≪サキ≫だったらきっとわかってくれると、自分の運命を託そうとする。
     
     ≪サキ≫という名の女性のことはここでは詳しく触れていません、小説をぜひ読んでくださいね。

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    2025年03月16日
  • 卒業タイムリミット

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     3日後に控えた高校の卒業式、そんな時に、3年生の英語担当の女性教師が誘拐監禁され、その様子が動画配信された。72時間後に始末するというメッセージと共に。

     そして犯人から選ばれた三年生4人の生徒たちへ、誘拐の謎を解けとの手紙が届く。

     犯人から指定された彼らは、クラスが違ったり部活が違ったりと共通点がなく、首を傾げるが、先生を助けるために彼らは協力し、共に行動を起こしていく。
     その中で、誘拐監禁された先生は、生徒たちには、その先生らしからぬ振る舞いや行動から人気はあったものの、教師仲間からは浮いている存在であったようだということを知る。

     しかし、どうしてその英語教師が選ばれたのか、そしてその謎を解くためにどうして自分たちが選ばれたのか…

     実は、彼らはそれぞれ学校に対して不満、それも教師という立場を利用して受けた理不尽な行為や態度で、とても悔しい思いをしたことがあったのだ。ただ、4人のうちの一人、主人公である黒川自身は、自分もそれにあてはまるのかるのか少し釈然としない部分もあった。しかし、そこをとっかかりに、犯人像に迫っていく。

     そんな黒川も、冒頭の文章から、どうしようもない不良の印象を持ってしまうけど、単純な空っぽの人物ではないことが、わかってくる。 

     そして、犯人の正体がわかった時、自分がこの4人のうちの一人に選ばれた理由とそれにつながる黒川良樹の思いもしなかった過去もまた明かされる。
     
     辻堂さんの作品は、まだ数冊しか読んでいないけれど、この作品も、予想を裏切らない、ちょっぴり切なくなりながらも面白い作品でした。この4人のその後も読んでみたいと思わせる作品でした。

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    2025年03月09日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    辻堂ゆめさんの本は、初めて読みました。

    親友と共に死ぬ夢を見た主人公が、それが
    現実になるのを防ぐために奮闘するという
    不思議な物語です。

    一体何がどう繋がると、そういう結末に
    なるのだろう??と、ドキドキしながら
    読み進めました。

    最後にはしっかりと
    数々の伏線が回収されるのが圧巻でした。

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    2025年02月28日
  • 十の輪をくぐる

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    “輪”は五輪のこと。
    十の輪=1964年と2020年(予定)東京オリンピックを指す。

    現在Partの序盤、泰介の横柄さと家庭内モラハラがひどく、妻:由佳子に離婚を考えた方が良い、と助言したいほどだった。
    が、読み進めていく内に、泰介アナタもしかしたら⁈

    過去Partは母:万津子の半生でこれは辛くてゞ…。

    『東洋の魔女』と世界に名を轟かせた1964年女子バレー。オリンピックが人々に勇気と希望を与えたことを実証した物語は、胸に迫った! 

    万津子→泰介→萌子への愛♡ 泰介、できた妻と娘に恵まれた幸せを噛み締めて!

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    2025年01月17日
  • いなくなった私へ

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    読みやすい文章でスラスラと読めました。
    真相は想像通りだったのでミステリーとしては物足りなさがありますが、感動ファンタジーとしては満足できるお話でした。

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    2024年12月07日