辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 東大に名探偵はいない

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    伊与原新さんの作品が掲載されているとのことで拝読。

    なんだかんだ学歴社会の世の中において、東大という看板はやはり魅力的ですね。

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    2025年08月13日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    好みの短編ミステリ。兄妹のやりとりが面白い。妹の行き過ぎた推し活、妹を犯罪者にしたくない兄。この辺りのバランスがちょうど良いのか、二次元あるあるなブラコンシスコンさはなかった。本格ミステリではないけど、妹の冴えある推理(?)や、兄の常識さで事件は丸く収まる。それはそれとして、SNSって、ネットって情報の宝庫だと改めて思う一冊でもある。

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    2025年08月12日
  • あの日の交換日記

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    連作短編集。全ての話がつながって、「良い話だったな」と思える本。
    ミステリーとしては初歩かなぁ。各話のミステリーも、全体のミステリーも、ミステリー読書の経験があれば割とすぐ分かるんじゃないかなぁ。
    その分、ミステリーを読まない人にも勧めやすい本だと思う。

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    2025年08月11日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    ネタバレ

    推し活少女の日常生活ミステリー…推し活自体が俺にとっては非日常的なので、矛盾した言葉ではあるんだけど。

    誰かを過剰に応援するということのエネルギーは相当なもんだと思う、色んな趣味の中でも屈指のエネルギーと金銭消費量だとは思うが、そういう熱量を持った人の姿を鑑賞するのは意外と楽しいなぁと思えた。

    辻堂ゆめ作品なので、ミステリー部分も良い塩梅で効かせてあり、コミックの原作になってもおかしくないような読みやすくて、お手軽なミステリーでした。

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    2025年08月11日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    愛娘を病気で亡くした譲の前に、1984年からタイムスリップしてきた、愛娘と同じ歳くらいの少女と過ごすうちに、変わっていく想い……。もしかして?と予想はついたとしても、他の伏線や展開に胸が熱くなる。目の前の事だけ、自分の気持ちだけ考えてはいけなかったとしても、人は弱い生き物だからな。でも、もし朧げにでもわかっていたなら変えられなかったかなぁ、うう2人にこれから幸せになってほしいよぉって願ってしまう。

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    2025年08月10日
  • コーイチは、高く飛んだ

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    体操界を題材にした一人の選手の小説。
    グイグイ引き込まれていく。途中、自分が読み誤っていたことに気づく。
    現在と過去を交錯させながらの物語進行は巧みである。ずっしりとした余韻が今でも胸に残る。

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    2025年08月09日
  • 僕と彼女の左手

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    本編を読み終わった時点では★3つくらいだなぁと思っていて、最後まで読んで「ほほー!」となって★1つ追加。

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    2025年07月29日
  • 悪女の品格

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    犯人が分かったようで、分からない。絞り切れるようで、絞りきれない。もどかしい状態が、読むスペードを早める。

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    2025年07月27日
  • 昨夜は殺れたかも

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    コミカルなのにスリリングな展開の連続で、頁を捲る手が止まらなかった。
    “少し痛い目を見ればいい”程度の気持ちが、最終的には殺意を持って罠を仕掛け合う程の憎しみに変わる。
    一つ屋根の下で繰り広げられる夫と妻の応酬に慄く反面、その回避能力の高さには思わず笑ってしまった。
    本来はシリアスな場面のはずなのに、なんでか毎回笑えるんだよねえ。
    やってる事が平凡な夫婦のそれじゃないからかも。
    いくらなんでもこの二人、優秀すぎるもんな。
    というか著者二人の競作っていうのが面白い。
    罠を仕掛ける人間と回避策を捻り出す人間が違うので、この先どう転ぶのか予測できないところが楽しい。

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    2025年07月12日
  • いなくなった私へ

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    人気タレントが自殺、しかし現世界に戻ってきたのか、いわゆるゴースト、幽霊ものといった感じで話は始まるが、南アジアの国の森の中での不思議な現象の話と平行して語られる。
    ファンタジー、SF、ミステリー小説としての面白さを活かせるギリギリのところでの設定が上手く取られていて、展開をどんどん追いながら主人公たち若者たちの心理や葛藤、不安などがいろいろ混ざっていく感じが楽しめる青春小説かな。
    輪廻転生がキーワードになるが、そちらをメインにすると話が重くなりすぎだったか、でもそこへの追求がちょっと物足りない感じもした。登場人物たちと一緒に謎解きに突き進んでいかされた感じで、作者の作戦勝ちになりました。

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    2025年07月03日
  • 二人目の私が夜歩く

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    なんかやられたなぁ〜という感じ。

    夜歩いている人は誰?という謎の他に
    登場人物たちの運命を変えた出来事の真相まで盛り込んで
    しっかり回収して。
    あっと言う間に読み切ってしまった。☺️
    さすがの辻村作品。

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    2025年06月29日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    ストーカー並みのファンが本気を出したらこうなるのか!と思いながら読みました笑
    読みやすかったのですぐ読み終わりました。面白かったです!

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    2025年06月23日
  • 二人目の私が夜歩く

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    後半はハラハラドキドキが続いた。人間の二面性ってすごいな。
    でも茜が幸せなのは2人が真実を隠しているからで、それがわかるとじわじわと優しい気持ちに包まれます。

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    2025年06月18日
  • あの日の交換日記

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    ほんタメの視聴者のおすすめ本紹介で取り上げられていて気になったので読んだ

    小気味良いテンポと読み味で面白かった。短編の特性を活かしたどんでん返しも面白く、読書を始めたての人にも自信を持ってオススメできる一冊。

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    2025年06月13日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    刑事の食レポ 誉田哲也
    展開の仕方が好みだったので、ストロベリーナイトを読んでみたくなった!

    あなたは知る由もありませんが 辻堂ゆめ
    ファミレスでのあれこれが凄い結末を呼ぶのが面白い!

    Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳 矢樹純
    まさかの結末!ミスリードが上手い!

    沼の底、さらに底 川瀬七緒
    最低は最悪に繋がる…関わりたくない世界。

    神通力 秋吉理香子
    詐欺事件がテーマなのにハートウォーミング。おばあちゃんの神通力かぁ…

    いじめっ子を殺しに 平山夢明
    これだけは胸糞で苦手だった。グロ多すぎて。。誰が誰に何してるのかとかも絶妙に混乱する。

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    2025年06月02日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    おもしろかった。
    2年間の記憶を失った主人公と、その職場の仲間や恋人、家族のお話。最後に明かされる真相は、正直ちょっと予想ができてて意外性はなかったけれど、ストーリーとしては心温まるいい話だった。

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    2025年06月01日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    1918年、ある英国人はインド北部の近代文明とは無縁の集落近くで直径2mほどで深さのある泉を見つける。現世において輪廻転生を繰り返させる泉。リーフィーと呼んで親しくしていた少年(泉に落ちて死んでしまうが別人になって生き返る→周囲に信じてもらえず自殺)が触れてしまった泉の魔力を解明するために、その水を持ち出した英国人はスペイン風邪にかかり日本で命をおとす。

    ~現代~
    その「輪廻の泉」を信仰しているカルト集団が日本にある。1度死んでも魔力のある水に触れると記憶もそのままに現世に生き返ってしまう。しかし誰にも自分だと分かってもらえない。その魔力を教団は知らないが、信者達はガラス玉に水を入れ幸運を呼ぶアクセサリーとして使用していた。

    人気絶頂のシンガーソングライター上条梨乃が目を覚ますと昨日からの記憶がなく、周りに認識されない状況に戸惑う。ニュースでは上条梨乃が自殺したと報道されているが、同じ事務所の先輩で輪廻の泉の信者である国定美波にマンションから突き落とされたのだった。大学生の佐伯優斗と10歳の少年立川樹にだけ上条梨乃だと認識される。それはみな同じ教団に殺されていて輪廻で現世を生きている仲間だったから。ピアニストとして幼い頃から有名だった佐伯優斗はライバルの父親(信者)から妬まれ指を砕かれ殺されてしまう。上条梨乃の亡くなった現場に居合わせた立川樹は信者にひき逃げされてしまう。
    ロックバンド『エヴァーロード』のボーカル十文字智仁は上条梨乃にも田代実加(上条梨乃の生まれ変わり)にも告白するが、十文字を好きな国定美波が嫉妬から梨乃を殺してしまうのだった。実加として殺されかけるも間一髪
    優斗が自分が殺された場所を思いだし、警察に連絡し助かる。
    優斗が生まれ変わったことに家族が気づかなかったのは、父親が全盲で母親が若年性アルツハイマー、姉のなつみは働くために早くに家を出て7年間弟の優斗に会っていなかったから。
    田代実加は上条梨乃がいた芸能事務所の事務として働きながら、優斗と同じバンドサークルでギターとコーラスを担当していた。事件後、文化祭でメンバー達と数曲演奏するが、最後にボーカル皐月の計らいで上条梨乃の『夢のトビラ』を優斗のキーボード演奏をバックに田代実加が歌うことになった。優斗の家族、樹、梨乃の両親に見守られながら。

    【感想】
    引き込まれる文章力とありえなくもない話にどんどん読み進めてしまい、悲しい事件ながらも家族愛や仲間愛に泣けました。
    輪廻はあると思うし興味深いテーマ。
    やっぱり一番怖いのは欲深い人間。

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    2025年06月01日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼のはなしと夜のはなしがある。夜のはなしは、昼のはなしを回収している。どんどん引き込まれる話でした。

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    2025年05月12日
  • 卒業タイムリミット

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    卒業式を三日前に控えたある日、欅台高校のマドンナ教師が誘拐され、72時間後に始末するという動画が校内に広まる。
    不良高校生の黒川の元に「誘拐の謎を解け」という手紙が届く。同じ手紙を受け取った学年一の人気者の萩生田、学年一の美女澪、学年一の才女あやね。クラスも部活も違う共通点のない四人が協力し、誘拐の謎に挑む。
    といったあらすじ。

    ヒントがしっかりありながらも、ミスリードに引っかかってしまいました。しかし、物語の中盤ぐらいで犯人の見当がつき、しかも正解だったので、満足感は高かったです。

    高校を舞台にした物語には惹きつけるものがあります。
    ルールや先生に縛られながらも、そこでしか経験できない濃密な時間が間違いなくあります。そして、それが間違いなく今の自分の礎になっており、そんな青い三年間を思い出させてくれるからかなぁと一人思いました。

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    2025年04月05日
  • 十の輪をくぐる

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    現代パート(2020東京オリンピック頃)を息子視点、過去パート(1964東京オリンピック頃)を母視点で語る構成。二回の五輪で十の輪と言うタイトルなんですね。
    前半は息子パートが不快でイライラさせられ、キラキラ青春の過去パートの方が読みやすかったのに途中から母パートが辛くなり、息子パートの方が明るく希望のもてる展開に。
    救いのある温かいラストには感動しました。

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    2025年03月24日