辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 僕と彼女の左手

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    はじめは恋愛小説かなと思いながら読み進めていたが(それでも描写の表現の仕方は面白かった)、途中から急展開。読み応えのあるもので一気に読み進めた。

    ハンディを負ったヒロインの優しすぎる性格と並々ならぬ努力で夢を追い続ける姿は心打たれるものがあった。この組み合わせは正直ずるいと思う。

    いやな人間は全くなく、読み終えた後は気持ちが良かった。

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    2021年09月09日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    ネタバレ

     クライマックスで次々に明らかになる真相。いくつかは予想通りだったけど、いちばん核となる部分はまったく思ってもみなかったことなので、びっくりしたなぁ。2人というか3人の気持ちがね、なんか切ないです。
     事件が発覚した後、マスコミで騒がれるんだろうなぁ。真実がねじ曲げられなければいいな。
     余談だけど…。この物語の舞台は神奈川を走る東海道本線。辻堂駅が出てくる度にドキドキした(笑)

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    2021年09月07日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    がっつりミステリーと思い込んでいたら、「日常の謎」の非日常編。いや、そのままなんだけども。タイガお馴染みの作家さんで全部面白かった。すみれ荘は未読なので気になる。九郎先輩出てきたのは嬉しかった。芦沢さんのは何目線で読めばいいの?

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    2021年08月11日
  • 僕と彼女の左手

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    ミステリーというより恋愛小説に近いかな
    でも恋愛小説ではない
    やはりミステリーなのかな?

    ついつい一気読み
    描写方法がうまいのか、音楽や感情、情景がすんなりとイメージでき、とても読みやすかった

    そして久々にどストレートに感動させられた
    特に『この左手は、神様は残してくれた』というさやこの発言はズシンとくるものがあった
    (セリフ多少違うかもしれないがご愛嬌)

    音楽やクラシックの知識とかあったら、もっと楽しく読めたかも

    映画化してほしいけど、繊細なシーンが表現しきれなそうなので映画化してほしくない
    なかなかの葛藤案件

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    2021年08月10日
  • 初恋部 恋はできぬが謎を解く

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    1時間目 恋は盲目と言うけれど
    2時間目 幽霊だって恋をする
    3時間目 古典は恋の入門書
    4時間目 嗅ぎ分けて恋 エピローグ

    恋したい乙女たちがキャピキャピしてて可愛いったらない
    続きは??
    高校三年の夏までに彼女たちに初恋が訪れるといいなぁ

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    2021年06月09日
  • ようこそ来世喫茶店へ~永遠の恋とメモリーブレンド~

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    ネタバレ

    面白かった!最後まで読むといろいろ腑に落ちる。アサくんはかわいいし一途なマスターも素敵。でもやっぱり、2年後のおとうさんのことを思うと辛い。せめて、娘が幸せになりに行くんだよって伝えられたらいいのにね。

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    2021年05月22日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    日菜ちゃんのキレキレっぷりがとてもよい。これからもギリギリを攻めていってほしいです。常識人でとてもお人好しなお兄さんもいい味出してる。表紙の日菜子ちゃん、ほんとイメージぴったり

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    2021年05月22日
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子

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    日菜子ちゃんは今日も推しゴトに精を出す
    特撮俳優、友達のパパ、はたまた人間国宝にまで恋をする!
    そうして案の定事件発生
    盗み?ヤラセ?盗作?
    推しはそんなことしない!と奔走し、日菜子ちゃんの冤罪証明
    今巻もお兄さん巻き込まれながら、とても頑張りました笑
    自分から若干突っ込んでる感も否めないが

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    2021年04月28日
  • 僕と彼女の左手

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    大学の屋上に佇む医学生の僕。そんなとき、大学を見学しに来たという彼女。ひょんなことから、僕は彼女に勉強を教えることに。いつしか、彼女に恋をするのですが・・・。


    辻堂ゆめさんということで、どんな伏線回収?どんなミステリー?と期待しながら読んでいました。

    しかし、最初の段階では、ドラマチックな恋愛小説でした。たまたま出会って、彼女の天真爛漫な性格に翻弄され、いつしか恋をするのですが、ミステリーの「ミ」の字もないので、どういう展開?と疑問ばかりでした。

    ところが、僕の過去あたりから、どこかミステリーの展開になります。彼女が行方不明?や彼女の謎の行動といったそれまでの恋愛小説とは違ったテイスト

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    2021年04月21日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    とにかく作家がとても豪華!!さすがにどれもハズレなしで楽しめました。中でも木元さんの「どっち」は女性の裏の顔というか、それこそどっち??私ならそんな疑惑があったら怖くてその先一緒に居れない。城平さんの「これは運命ではない」はたまたま漫画で虚構推理を読んだので九郎が出てきて嬉しかったし、辻堂さんのはお父さんにほっこりし、凪良さんの「表面張力」もとても良かったので長編を読んでみたい。

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    2021年04月13日
  • 僕と彼女の左手

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    この話、前に読んだ事あるなぁと読み始めて気づいた。でも、何で?単行本は基本的に購入しないしなぁ。
    ミステリというよりも恋愛小説です。
    楽しめます。

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    2021年04月08日
  • 悪女の品格

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    帯を見ておもしろそうだと思い購入。
    悪女が主人公ということで共感はできないけれど、どこか憎めない悪女だった。
    出てくる男性たちもタイプが違くておもしろい。
    犯人は早い段階で予想できたけれど、明かされるまでの展開がおもしろく楽しめたのでよし。

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    2021年02月27日
  • あなたのいない記憶

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    よく練られた小説、と言う意味では面白かった。最初に提示される謎が、後半見事に回収される様は、上手い構成。最後は一気読みとなる。しかし、それが仇になって、出来過ぎだ小説感は否めない。正義の味方的な先生の説明が、ロマンティックな恋愛小説感の足をちょっと引っ張るような。
    そして最後少し戻って、最後の最後は、ご想像にお任せ。んー

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    2021年02月08日
  • 悪女の品格

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    三股をかけている女性が、小学生の頃に行った虐めを模した被害を受けるお話
    犯人は誰なのか?
    実は付き合っている三人は小学校の同級生で、他にも同級生の女友達や、当時虐めていた相手も現れ……
    虐めていた相手が一番怪しいが、本人は否定した上でやけに自分を守ることに協力的
    誰もが怪しく、決定的な証拠はない……



    悪女だなー
    しかも、小物の(笑)
    一歩間違えれば結婚詐欺師じゃね?


    虐めた方は内容を覚えていないけど、やられた側はしっかり覚えているというね
    ま、そんなもんだよなー

    監禁、塩酸、塗りつぶし、毒、冬の池に突き落とすとか、犯罪っすよ?
    よく生きてたなぁ


    所々差し込まれる小学校の頃の描写

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    2021年01月20日
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子

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    「推し」がコロコロ変わる日菜子。推しの為ならストーカー行為も臆さない図太さ。そんな日菜子に振り回される兄の翔平。そして、日菜子が推しにする人は必ず事件の容疑者になり…

     推しの為なら犯人探しもお手の物な日菜子だけど、推しが日菜子を受け入れた時、必ず推し変するのもコミカルでお気に入りです。

     芸能人とか著名人なら解るけど、まさか友人の父にまで推しになるとは思いませんでした。

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    2020年12月21日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

     ☆「その爪先を彩る赤」(武田綾乃)
    生徒会でこき使われてるボクっ娘が、多重人格と言い張る理事長の娘とともに、演劇部の小道具(赤い靴)盗難事件の謎を追う。
     ☆「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」(斜線堂有紀)
    文芸部の部室で部員が殺された謎を、奇人の部長が解く。ほのぼの系が多い中で、オチの付け方など、かなり異質。
     ☆「黒塗り楽譜と転校生」(辻堂ゆめ)
    合唱コンクール用の楽譜が黒塗りにされた理由を、語り手の少女の、幼馴染である変わり者の男子が解く。リア充滅せよ。
     ☆「願わくば海の底で」(額賀澪)
    これもトーンが重い。3.11で消息を断った祖父の足跡を追う青年を、手伝うことになった語り手。彼の美術

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    2020年12月21日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    五人の作家達が、高校生の青春をテーマにしたミステリーです。

    初めてアンソロジーという作品を読みましたが、それぞれの作家さんの色が出ていて、面白かったです。今までの作品から出てくる雰囲気や構成が滲みながらも短編に仕上がっていて、1つで5つの味を味わえました。

    「その爪先を彩る赤」  武田綾乃 
    演劇部で使われていた赤い靴が行方不明。果たして何処へいたか?
    主に女子高生を中心に描いていて、生き生きとした表現にアニメを見ているような雰囲気や元気さが伝わってきました。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 斜線堂有紀
    軽度な犯罪かと思いきや、殺人事件が発生。果たして犯人は?
    サスペンスを得意としてい

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    2020年12月07日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

    それぞれの作者の個性が出ていて面白かったですね。

    東日本大震災を舞台にした「願わくば海の底で」は考えさせられましたね。あの状態で何ができるのか。推理小説だけにとどまらないものがありました。

    学生時代は一度きりだけど、人生は続くわけで、その一時だけが特別とも思わない私ですが(学校大嫌いだったし)、読書として楽しむのは構わないですよね。

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    2020年12月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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     粒ぞろい、とはこのこと!

     全5編、どれも楽しく読めました。だいたいアンソロジー読むとその中から気に入った作家さんのを見繕って2、3冊買ってしまうんだけど…さて…


    「その爪先を彩る赤」武田綾乃
     出ました百合ミステリ。あ、百合って部分ネタバレだけどいかにもな疑似餌だからそれくらい大丈夫だよね? 素敵なペアリング、そしてこのテーマもほんとうに放課後にしっくりきていて。開幕にばっちり。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」斜線堂有紀
     念願の斜線堂さん! 思っていたとおりというか、なんというか。文庫が…待てなく…なる…


    「黒塗り楽譜と転校生」辻堂ゆめ
     片想い探偵のひとね。もう

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    2020年12月03日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    急性脳腫瘍で倒れた女性が目を覚ましたら、悪魔と名乗る男から命を助ける代わりに大切なものを奪う取引を持ちかけられる話
    ファンタジー設定に見えて実はリアルな真相だったりする

    河野夕夏が失ったものは2年間の記憶
    ヴァイオリン弾きが魂の曲と引き換えに片足を失った小説が対比されている

    悪魔と名乗る男はアフターフォローと言って夕夏の様子を見に定期的に訪れる
    この男は本当に悪魔なのか?それとも人間なのか?何故夕夏の前に現れるのか?現れたのか?

    どうして夕夏は記憶を失ったのか?
    大事なものとは何だったのか?
    実家の長野で暮らす家族とは高校卒業以来疎遠になっている理由とは?
    星羅という名前の双子の妹の存在

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    2020年10月20日