辻堂ゆめのレビュー一覧
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筆者はミステリ作家、筆者の夫はデータ分析の専門職とのことで、日常会話が少し特殊な感じで面白い。特に、「夫婦喧嘩はしないが議論はする」という点が凄いと思う。私は、自分がなぜ怒っているのか分析して終わる自己完結型タイプのため、話し合いというものが苦手だが、辻堂夫婦は徹底的に議論を行う。相手の感情論や矛盾点を互いに見逃さず突くらしいので、それはそれで怖い。
いずれ私も悩まされるであろう「夜泣き」についても書かれていた。
どうやら赤ちゃんでも、訓練すれば1人で寝ることができるようになるらしい。初めて聞いた。1人にされて泣きわめく赤ちゃんは可哀想だが、数年間に渡って発生する寝かしつけの時間を考えると、親の手を借りることなく寝てくれるというのは非常にありがたい。
他人から「泣いてるのに可哀想」などと言われるかもしれないが、人それぞれ、その人にあった子育て方法があるはずだし、なるべく親も子も楽に過ごせるようになれば良いと思う。
まだ子育てをしたことがないので、そんなに育児がうまくいかないことは分かっているが、ちょっと気が楽になるエッセイだった。 -
Posted by ブクログ
去年読んで素晴らしかった「今日未明」と同じ作家の他の作品を読もうと思って、この本を読みました。選んだ理由はタイトルですね。「ダブルマザー?なんだろう?」と思いました。読み進めていくうちに、「鈴」と「詩音」の親同士のいざこざがあって、人が亡くなっているから不謹慎かもしれないですけど、遺影の写真を詩音の母が見つけた時の人格の変わりようが、可笑しくてつい声が出ちゃいました。
読み進めていくと、自分が思っていたより深いストーリーでした。子は親が思っている以上に気を遣い、繊細な性格だということを知りました。読み進めていくうちに可笑しい、という感情はなくなってストーリーが面白いという感情に変わりました。
読んで良かったなぁと思う作品でした。この作家の小説を他に何冊か読もうと思います。 -
Posted by ブクログ
あの本読みました?で、著者ご本人からの紹介を見て、辻堂ゆめさん初読み。
概要だけが書かれた新聞の片隅の小さな記事。読み終えたらそのまま記憶にも残らず消え去ってゆく文字列。当事者はどんな人なのか、何を考え、どんな思いで事件に至ったのか。短い文章はそれ以上のことを語らない。
そうした「良くある」事件を、一つずつ解きほぐし、関わる人々の心の動きを追う。何が起きるのかは、冒頭の記事でわかっている。読み進めていくうちに必ず結末は見えてくる。満ち足りた幸せは偽りの紛いもの、そうでなければいつか崩壊する脆弱なもの。くどいほどに幸せな情景が描かれると不安が募る。
2話目:そびえる塔と街明かり‥マンション女児転落死、母親の交際相手逮捕 やるせなく悲しい結末が強く印象に残っている。
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子育てエッセイです。仕事に対するように育児に向き合ったらこうなる!合理的だけど、やっぱり基本は愛情たっぷりの育児が新しくて面白かったです。
子育て中の面白い発見とか、成長とか、発言って、こうやって文に残しておかないと忘れちゃうんですよね。辻堂家、うらやましいぞ。
在宅すれば子ども預けなくてもなんとかなるっていう発想、本当に育児なめてんなと思っていたけど、辻堂家がこの本の最後に引っ越したエリアは在宅が保育園入所得点の減点にならないとは、素晴らしい。うちも子どもが保育園の時に社宅→ちょっと大きい社宅→自宅購入で3回、引っ越し後の保育園がフルタイムの人には厳しい(4/1はお休みとか、親子遠足とか)カリキュラムでリトライして近所の普通カリキュラム園に変わったので4ヵ所も保育園を渡り歩きましたよ。懐かしいな~。あと、持ち物の準備とか、ホントにキツい。お昼寝布団のシーツ、こいつはなかなかルールが色々あって大変なんです。
…と色々懐かしみながら、「ねんトレ」やってたママ友いたなぁと思いだしました。夜はめちゃくちゃ泣いて起きるから、別の部屋で寝るなんて信じられないと思ったけど、出来るものなんだなぁ。外国ではそれが普通というのも知ってたけど、挑戦しようとは思わなかった。オムツも布つけてたし、おしっこしたら変えなきゃと思っていたし。きっと、これからは普通になっていくのですね。
読みたがれば小学生でも大丈夫ですが、中学校くらいにならないとおもしろくないと思います。基本は高校くらいから。 -
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かなり面白い。カテゴリーとしては叙述トリックだと思いますが、なんかすごい良い。よくある叙述トリックミステリーとはまた違ったジャンルにも感じるし、殺人が起きるわけでもないのですが、これがいわゆる王道の叙述トリックミステリーというものなのか。いずれにしても7話短編の全てにこのトリックが仕掛けらており、且つ、連作短編となっている為、それぞれの繋がりが見えた時の衝撃というか、心地良さというか、伏線を見事に回収というか、本当に良く出来ている作品だと感じました。各登場人物達の交換日記のやりとりを読者が俯瞰して見ているような状態ですが、各話の最終段階まで来てやっとその交換日記のやりとりがどういう意味合いを持っていたのか、え?!マジか、、みたいになります。第一話で完全に心を掴まれ、そのままほぼ一気読みしてしまいました。ほんと面白かったです。
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Posted by ブクログ
「恋愛」と「ギミック」を掛け合わせることで、予想外のドキドキが味わえて楽しかった。
特に『合コン×人狼ゲーム』が良かったなあ。
初めての合コンが人狼ゲームに仕立て上げられていく展開にはちょっと笑ってしまった。
それでも見事な推理でジョーカーを特定していくし、オチまで完璧で最高だわ。
ストーリーとしては『ミステリアスな彼女×夢診断』がめちゃくちゃ好み。
日部さんが唯一の初めましてだけど、確かに他の作品も読んでみたくなる。
“本選びに悩む10代向け”というコンセプトにぴったりな作品ばかりだったと思う。
編集部さん、上手いよなあ。
このシリーズ気に入ったので全部読もう。