辻堂ゆめのレビュー一覧

  • ミステリ作家、母になる

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    筆者はミステリ作家、筆者の夫はデータ分析の専門職とのことで、日常会話が少し特殊な感じで面白い。特に、「夫婦喧嘩はしないが議論はする」という点が凄いと思う。私は、自分がなぜ怒っているのか分析して終わる自己完結型タイプのため、話し合いというものが苦手だが、辻堂夫婦は徹底的に議論を行う。相手の感情論や矛盾点を互いに見逃さず突くらしいので、それはそれで怖い。

    いずれ私も悩まされるであろう「夜泣き」についても書かれていた。
    どうやら赤ちゃんでも、訓練すれば1人で寝ることができるようになるらしい。初めて聞いた。1人にされて泣きわめく赤ちゃんは可哀想だが、数年間に渡って発生する寝かしつけの時間を考えると、親の手を借りることなく寝てくれるというのは非常にありがたい。
    他人から「泣いてるのに可哀想」などと言われるかもしれないが、人それぞれ、その人にあった子育て方法があるはずだし、なるべく親も子も楽に過ごせるようになれば良いと思う。
    まだ子育てをしたことがないので、そんなに育児がうまくいかないことは分かっているが、ちょっと気が楽になるエッセイだった。

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    2026年03月09日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    辻堂ゆめさんの児童向け小説。

    問題を抱えている子供を育てている親が読んでも大変参考になる作品だと思います。すぐに読み終わるボリュームで、内容も凄く心温まる作品です。

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    2026年03月01日
  • ダブルマザー

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     去年読んで素晴らしかった「今日未明」と同じ作家の他の作品を読もうと思って、この本を読みました。選んだ理由はタイトルですね。「ダブルマザー?なんだろう?」と思いました。読み進めていくうちに、「鈴」と「詩音」の親同士のいざこざがあって、人が亡くなっているから不謹慎かもしれないですけど、遺影の写真を詩音の母が見つけた時の人格の変わりようが、可笑しくてつい声が出ちゃいました。
     読み進めていくと、自分が思っていたより深いストーリーでした。子は親が思っている以上に気を遣い、繊細な性格だということを知りました。読み進めていくうちに可笑しい、という感情はなくなってストーリーが面白いという感情に変わりました。
     読んで良かったなぁと思う作品でした。この作家の小説を他に何冊か読もうと思います。

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    2026年02月28日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    主人公が大病を患う。記憶を失う。という状態から、時間経過で徐々に好転していく。それとともに、自分を見つめなおして周囲の環境・家族との関係も徐々に好転していく。その情景に、読んでいて心が温かくなる作品。
    天使との取引というファンタジーな出だしから、徐々にフラグを回収していく過程も秀逸。

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    2026年02月27日
  • 図書館B2捜査団 秘密の地下室

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    子供向けミステリ。現代にSNS社会にありがちな問題の渦中に放り込まれる主人公を、探偵団が解決に導く。
    今風のテーマで構成されており、子供たちが自分事としてとらえる要素が含まれている。読むことで子供たちの気づきや学び、リテラシーが得られる良書。

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    2026年02月27日
  • 二重らせんのスイッチ

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    ネタバレ

    基樹が兄と気持ちが通じるようになる迄には、色々あったのに、両親の事情を受け入れるのが早くてそこが腑に落ちなかった。他は、真実に辿り着くまで色んな展開があって、面白かった。双子の繋がりが出来て、関係が続いた事が良かった。

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    2026年02月23日
  • あの日の交換日記

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    辻堂ゆめさんの作品は初めてでした。
    交換日記から全てが繋がる連続短編ミステリー。
    最初のプロローグ的なものが最後に、そういう事か!って繋がって、何度も前を確認してしまいました。こんな読み方をしたのは久しぶりで、漫画っぽい雰囲気を思わせる作品でした。
    で、最後はちゃんと温かい気持ちで締めくくれて安心。
    人間ドラマ寄りのミステリーがお好きな方にはお勧めです。

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    2026年02月11日
  • 今日未明

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    あの本読みました?で、著者ご本人からの紹介を見て、辻堂ゆめさん初読み。

    概要だけが書かれた新聞の片隅の小さな記事。読み終えたらそのまま記憶にも残らず消え去ってゆく文字列。当事者はどんな人なのか、何を考え、どんな思いで事件に至ったのか。短い文章はそれ以上のことを語らない。
    そうした「良くある」事件を、一つずつ解きほぐし、関わる人々の心の動きを追う。何が起きるのかは、冒頭の記事でわかっている。読み進めていくうちに必ず結末は見えてくる。満ち足りた幸せは偽りの紛いもの、そうでなければいつか崩壊する脆弱なもの。くどいほどに幸せな情景が描かれると不安が募る。

    2話目:そびえる塔と街明かり‥マンション女児転落死、母親の交際相手逮捕 やるせなく悲しい結末が強く印象に残っている。

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    2026年10月12日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    辻堂ゆめさんの作品は何作か読んだが、ミステリー色の強いイメージからは真逆の作品。
    ファンタジーとミステリーの融合ともいうべきか。

    娘を病気で亡くし妻とも離婚した中年男が主人公だが、その設定舞台が私の自宅付近ということで尚更入り込んでしまった。

    昭和の時代から来た10歳の少女。彼女はなぜ彼の前に姿を現したのか。その目的は。
    そして彼女は何者なのか。

    それらが数々の伏線で繋がりタイトルの意味がわかったときにファンタジー特有の温かさというものに溢れたような気がする。

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    2026年01月30日
  • ミステリ作家、母になる

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    スマホが身近にあることや、いろんな色を選べたりすることなど自分的には普通だと思っていたことが、この数十年で変化してきていることであることを改めて感じながら、テンポよくまとまっているので読みやすく面白かった。

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    2026年01月27日
  • ミステリ作家、母になる

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    子育てエッセイです。仕事に対するように育児に向き合ったらこうなる!合理的だけど、やっぱり基本は愛情たっぷりの育児が新しくて面白かったです。
    子育て中の面白い発見とか、成長とか、発言って、こうやって文に残しておかないと忘れちゃうんですよね。辻堂家、うらやましいぞ。
    在宅すれば子ども預けなくてもなんとかなるっていう発想、本当に育児なめてんなと思っていたけど、辻堂家がこの本の最後に引っ越したエリアは在宅が保育園入所得点の減点にならないとは、素晴らしい。うちも子どもが保育園の時に社宅→ちょっと大きい社宅→自宅購入で3回、引っ越し後の保育園がフルタイムの人には厳しい(4/1はお休みとか、親子遠足とか)カリキュラムでリトライして近所の普通カリキュラム園に変わったので4ヵ所も保育園を渡り歩きましたよ。懐かしいな~。あと、持ち物の準備とか、ホントにキツい。お昼寝布団のシーツ、こいつはなかなかルールが色々あって大変なんです。
    …と色々懐かしみながら、「ねんトレ」やってたママ友いたなぁと思いだしました。夜はめちゃくちゃ泣いて起きるから、別の部屋で寝るなんて信じられないと思ったけど、出来るものなんだなぁ。外国ではそれが普通というのも知ってたけど、挑戦しようとは思わなかった。オムツも布つけてたし、おしっこしたら変えなきゃと思っていたし。きっと、これからは普通になっていくのですね。
    読みたがれば小学生でも大丈夫ですが、中学校くらいにならないとおもしろくないと思います。基本は高校くらいから。

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    2026年01月26日
  • ダブルマザー

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    オーディブル
    読んでいる時は、かなりひきつけられた。
    最後の章の前までは、なんだかいい話だったが、最後の章で黒い気持ちになった。でも、そこまで行く間にも、読み手の自分は途中で気づき始めていたような感じがしていた。

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    2026年01月24日
  • あの日の交換日記

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    かなり面白い。カテゴリーとしては叙述トリックだと思いますが、なんかすごい良い。よくある叙述トリックミステリーとはまた違ったジャンルにも感じるし、殺人が起きるわけでもないのですが、これがいわゆる王道の叙述トリックミステリーというものなのか。いずれにしても7話短編の全てにこのトリックが仕掛けらており、且つ、連作短編となっている為、それぞれの繋がりが見えた時の衝撃というか、心地良さというか、伏線を見事に回収というか、本当に良く出来ている作品だと感じました。各登場人物達の交換日記のやりとりを読者が俯瞰して見ているような状態ですが、各話の最終段階まで来てやっとその交換日記のやりとりがどういう意味合いを持っていたのか、え?!マジか、、みたいになります。第一話で完全に心を掴まれ、そのままほぼ一気読みしてしまいました。ほんと面白かったです。

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    2026年01月23日
  • 山ぎは少し明かりて

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    瑞ノ瀬に生まれ戦争を体験し、幼馴染と結婚した祖母。その慣れ親しんだ土地がダムへ、瑞ノ瀬で生まれ都会に出たいと願う娘(母)、そしてその娘であり孫。それぞれの抱える問題や心のしこりや土地への誇り。それぞれが繋がり、思いを馳せる。そして自分に投影されている様な思いに向ける一冊。

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    2026年01月21日
  • あの日の交換日記

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    ☆3.8

    単純な短編集ではなく、全てが繋がっていて読み応え抜群だった。

    誹謗中傷など、現代において文字で人と繋がるとなると悪いことの方が多い気がする。
    言葉を交わすって本来こういうことだよねと思った。

    幼少期何気なく友達とやってた交換日記の尊さを、大人になってこういう形で実感できたことが嬉しく思う。
    小学校の必読書にしてもいいんじゃないかな。

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    2026年01月19日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    タイトルに惹かれ気になったアンソロジー。
    アンソロジーっていいですね、色んな作家さん知れるし。
    10代に送る!って書いてあったのですが、確かに、読書が苦手な子でも、推理要素、恋愛リアリティーショーとか、ちょっとミステリーな感じだったり、4つの作品どれも面白くて読みやすかったです!

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    2026年01月18日
  • 山ぎは少し明かりて

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    ネタバレ

    三代に渡る女たちの心情をその時代ごとに丁寧に描いていることに感心。世代なのか、雅江の気持ちが一番近いなと思う。あと女性ではないが、弘に私は似ているところがある。(優しくはないけれど)と思ったり。

    ダムについては建設に関わるいろんな話(感動的な)いいんだけど、何かいつも引っ掛かりを感じていたが、ダムに沈む村がある、人がいた…ということに改めて気付いた話でした。

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    2026年01月06日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    「恋愛」と「ギミック」を掛け合わせることで、予想外のドキドキが味わえて楽しかった。
    特に『合コン×人狼ゲーム』が良かったなあ。
    初めての合コンが人狼ゲームに仕立て上げられていく展開にはちょっと笑ってしまった。
    それでも見事な推理でジョーカーを特定していくし、オチまで完璧で最高だわ。
    ストーリーとしては『ミステリアスな彼女×夢診断』がめちゃくちゃ好み。
    日部さんが唯一の初めましてだけど、確かに他の作品も読んでみたくなる。
    “本選びに悩む10代向け”というコンセプトにぴったりな作品ばかりだったと思う。
    編集部さん、上手いよなあ。
    このシリーズ気に入ったので全部読もう。

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    2026年01月04日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    浅倉秋成さんが好きなので、軽い気持ちで読んでみようと手に取りました。
    恋愛物なので、特別得意というわけではなかったのですが、恋愛がありつつ、ミステリーのよつな要素も感じられました。犯人を探すために推理したり、オチでどんでん返しがあったりと、軽く恋愛物を読みたい人にはちょうどいいかもしれません。短い文章の中でちょっとした驚きを描けていることに驚きと楽しさを感じた。

    たしかに、10代の子が読むのにちょうど良い内容なのかもしれない。10代前半くらいがいいのかな?

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    2026年01月03日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    四編、どれも個性的で面白い。
    普段恋愛ものはあまり読まないが、好きな作家さんばかりだったので、気になり手に取った。
    恋愛を題材とはしているが、それだけでなく、違う角度からの面白さもそれぞれあり、とても楽しんで読めた。

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    2025年12月29日