辻堂ゆめのレビュー一覧

  • いなくなった私へ

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    読みやすい文章でスラスラと読めました。
    真相は想像通りだったのでミステリーとしては物足りなさがありますが、感動ファンタジーとしては満足できるお話でした。

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    2024年12月07日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    まずミステリーとして面白くて、個人的には3-4回くらいどんでん返しがあった。

    そして、交通事故をきっかけにベッドで寝たきりになる咲子の話を通して。どんな人であれ、「かわいそうな人」として一方的に何かを与えられ続けることほど、本人にとって辛いことはないのだと思った。それが例え善意からのものであったとしても。
    お互いに何かを与え合うという関係性が必要になる。

    また、夜の茜に乗り移っていたのは咲子ではなく、自分の二重人格である「サキ」であったという真実を通して。世の中には知らない方が幸せということも本当にあるのだと思った。

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    2024年11月29日
  • あの日の交換日記

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    ネタバレ

    短編連作集。小さなどんでん返しが何度も楽しめました。
    叙述トリックを使ったミステリが詰まっている、と思うのですが……。
    私は、真実がわかって「よかったね」の気持ちになれる、優しくてミステリには分類したくない小説に感じました。

    「交換日記」をキーに使った文章が優しい物語でした。
    先に書いたように、どのお話も交換日記を書いている2人の悩みと思いやりに満ちていて、どんでん返しで更に温かな気持ちになれるところがお気に入りです。

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    2024年11月24日
  • 十の輪をくぐる

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    2019年の泰介視点と1959年の万津子視点が交互に書かれている。
    泰介視点では、家族に対する態度や職場での態度に腹立つし、万津子視点では、夫や実家家族からの扱いに読んでいて辛かった。
    読み終えたら、万津子の泰介に対する母親としての愛情に感動した。

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    2024年11月22日
  • 二人目の私が夜歩く

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    メルヘンチックな話で終わるのかと思ったら、二転三転四転五転くらいしました。大変考えさせられます、国により法律も違うし。車の事故には気をつけねば

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    2024年11月16日
  • 二重らせんのスイッチ

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    いきなり逮捕されちゃった桐谷雅樹。
    表紙からはBLものだとばかり思ってましたがこちらもミステリで冤罪を暴いていきます。
    次章で謎も解けていくのですが「大いなる計画」が気になる。てか、おおよその見当がつく筋なのですが、短い期間に互いの共通点から理解しあっていく2人。
    それに比べてナガノってお気に入りのイラストレーターさんの偽名使ってるだけでもムッとするのにって思ってましたけどw

    事件が解決してからの後日談は長かったのがポイント落としましたww
    勾留期限近づいてたので急いで読みましたっw

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    2024年11月15日
  • いなくなった私へ

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     人気シンガーソングライターの上条梨乃が主人公、彼女はある朝渋谷のゴミ捨て場で目を覚ます。なぜ自分がここにいるのかわからない、さらに周囲の人々も誰も彼女に気づかないばかりか、上条梨乃の自殺を報じるニュースが流れる…。困難の中、彼女が上条梨乃であることに気づいた大学生の佐伯優斗に救われる。また自殺したとされているマンションに行くと、上条梨乃が上から落ちた現場を目の当たりにした後に車に轢かれて亡くなったはずの小学生の立川樹が、上条梨乃と同じ状況下で混乱しており、彼も上条梨乃であることを認識してくれたのだった…。上条梨乃、立川樹…2人は生きているのか?死んでしまったのか??なぜ死んだのか???なぜ、

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    2024年11月05日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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     こちらの作品は、さてさてさんから、私の大好きなげみさんが表紙を手がけた作品ということで、教えてもらいました。さてさてさん、ありがとうございます。

     主人公は実父を高校生の時に殺害し服役を終えて、友人の五味渕が立ち上げた奨学金支援を行うNPO法人に就職した井瀬巧…。通勤に利用する東海道線の車中で、五味渕とともにホームから突き落とさたり、小学生の同級生である粕谷拓実を刺してしまう夢をみることに…。そんな井瀬に話しかけてきた女子高生の片岡紗世…彼女もまた同じような夢をみたことがある…それは「明晰夢」でありどんなに抗おうとしても、見た夢は現実になってしまうのだと話す…。

     刻一刻と時間が進んでい

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    2024年11月04日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    読み友さんが読んでいて気になっていた本、作家さんが有力者揃い。芦沢作品は既読だったのでスルー。辻堂作品「十四時間の空の旅」は高校1年女子の尖った行動と周りのホンワカ家族のお話。父親の仕事で小学校で海外転向を余儀なくされ、また高校1年で日本に帰国する1人旅。その日本へのフライトはビジネスクラス。ドキドキ感の中で色んなハプニングが襲う。サングラス+黒尽くめの男が!オチは笑えた。城平 作品「これは運命ではない」はオチがわからなかったのがフラストレーション。阿津川作品「成人式とタイムカプセル」はさすがの内容。④

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    2024年10月30日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

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    急性の脳腫瘍で入院している傍らで、「君の命を助ける。その代わりに、君の最も大切なものを一つ奪う」と悪魔と名乗る青年に言われる夕夏。
    悪性だった腫瘍が良性に転じて命が助かるが、2年間の記憶がなくなってしまう。
    ゆめさんお得意のインパクトの強い始まり。
    不思議な青年は本当に悪魔なのか、本当に記憶と命を取引したのか、謎めいた話にぐいぐい引き込まれる。
    2年間の記憶をなくしたことで、生活や仕事にマイナスになったことも確かだが、立場が変わることで今まで見えなかったことが見えてきて、自分と向き合い、家族や過去と向き合うことになる。
    いろんなことが交錯して重なっているような物語で、後半一つ一つ謎が解けていく

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    2024年10月27日
  • 十の輪をくぐる

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    泰介は、認知症を患う八十歳の母・万津子を自宅で介護しながら、妻と、バレーボール部でエースとして活躍する高校二年生の娘とともに暮らしている。
    物語は現在2019年から2020年
    そして母万津子が若かった頃の1958年からに分かれて書かれている。

    初めはひどい男だと思った。自分の親を看てもらっているのに妻への思いやりがない。認知症の母に対しては声を荒げて詰る。
    そんな父親を救ったのは娘だった。

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    2024年10月08日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

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    高校2年生の追掛日菜子が好きになる相手、いわゆる推しが、なぜか事件に巻き込まれてしまい、日菜子が抜群の推理で解決していく。
    推しは、舞台俳優から、力士、天才子役、覆面漫画家、そして総理大臣まで幅広い。

    日菜子はパソコンやSNSを駆使し、高校生らしい熱とパワー溢れた推理で、犯罪スレスレ、いやもうすでに犯罪の域に入ってしまってもお構いなしに突き進んでいく。
    日菜子に巻き添えにされてしまう大学生の兄のツッコミも面白く、つい応援したくなる。

    事件解決までの推理力とスピード感は見事で、読んでいる方も頭をひねってみるが全く追いつかない。
    コミカルなのに本格ミステリーで、ゆめさんは初期の頃からすごいなと

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    2024年10月08日
  • 初恋部 恋はできぬが謎を解く

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    かなりライトなミステリー小説です。
    どんでん返しはあまり無いですが短いのでとても読みやすいです。
    読書初心者にオススメです。

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    2024年09月26日
  • 初恋部 恋はできぬが謎を解く

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    とにかくなんか学校での謎解いてたらあれよあれよという間にカップルが成立してるんだけど!みたいな小説。重苦しくないし、難しすぎるミステリーを読みすぎた人には、かなり軽くてちょうどよく読めると思います!私もそうでした。読んでて楽しいです…!

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    2024年08月25日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    読みたいリストに辻堂ゆめさんのが幾つか入ってるけど、これが初読み。
    主人公の井瀬巧が花火大会のあった茅ヶ崎駅で人身事故で電車が止まっているときに、自分が電車にひかれて死ぬ夢を見る。同じように死ぬ夢を見る片岡紗世に声をかけられ、それが運命であることを知るが、避けようとすると事態はさらに悪化する、ということも気づかされる。やりがいのある仕事に就けてありがたく思いつつ、他にも理不尽な夢を見ることの解釈を試みるが、なかなか進まない。死ぬ日まであと3日となって、事態は急展開し、すべての伏線が回収されていくが、運命は変えられないラストだが、もう少しハッピーエンドはなかったかな、と思ってしまう。

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    2024年08月18日
  • 十の輪をくぐる

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     昭和、平成、令和。
    それぞれの時代の″正解″を探すお話なのではないかと思った。
     時代時代の″当たり前″に合わせることが難しい人は、少なくないと思う。
    その人たちは苦しみだけでない、救いに導いてくれる存在がいるということを、この物語は示してくれた。
    優しい人ばかりではないけれど、必ずいると思いたい。

    ーーーーー
    パリオリンピック開催中に、東京オリンピックのお話を読み、バレー選手に感情移入してしまった。

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    2024年08月08日
  • 十の輪をくぐる

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    ネタバレ

     「私は……東洋の魔女」なんて帯だったから、てっきり元日本代表の話なのかと思っていた。まさか自分を奮い立たせるためのお守りのような言葉だったとは……。
     全体としては読んでいてイライラの止まらない泰介パートと、爽やかで軽やかでキラキラしている万津子パートが交互に表れる構成で、最初は早く万津子パートにならないかなと思って読んでいたが、次第に万津子パートが読み進めるには辛すぎる展開になると、自分探し中の泰介パートに早く戻らないかなと思った。この逆転現象は単純にすごいと思う。辛くてしんどくて涙が止まらないけど、ページを捲る手が止まらない、そんな中毒性のある本だった。
     奇しくも丁度パリ五輪開催中に読

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    2024年07月29日
  • 卒業タイムリミット

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    最後は感動しました。先生という立場でなく並んで生徒と向き合う。その大切さをこの本は伝えていると感じました。

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    2024年07月16日
  • 十の輪をくぐる

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    1964年と2020年の東京オリンピックの時代を生きる、親子の姿を三代に渡って描かれる物語。
    現代パートでは息子・泰介、過去パートでは母・万津子目線で描かれています。
    息子・泰介のパートは正直、最初はイライラしながら読みました。会社や家庭での言動や行動があまりにひどく、なんて困ったおじさん…と思っていましたが、後半にある事実が明らかとなると泰介への思いに変化が訪れます。
    母・万津子のパートは、結婚してからが波瀾万丈で、読み進めるのも辛く感じました。それでも、東京オリンピックで東洋の魔女を見たことで、生きる希望を見つけた万津子の母親としての思いがひしひしと伝わり、母の強さを感じました。
    それぞれ

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    2024年06月23日
  • 卒業タイムリミット

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    高校の卒業式の3日前に
    なんの繋がりもない4人が
    あまり思い入れのない教師の誘拐/監禁事件を
    解決しようと色々と奮闘する話

    誰が犯人かは、
    みんななんとなく想像はつくと思うけど、
    何故、こんな事をと言う動機は
    少し意外だった

    辻堂ゆめさんの小説は
    いまのところ、それ程ハズレなし

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    2024年06月16日