辻堂ゆめのレビュー一覧
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去年読んで素晴らしかった「今日未明」と同じ作家の他の作品を読もうと思って、この本を読みました。選んだ理由はタイトルですね。「ダブルマザー?なんだろう?」と思いました。読み進めていくうちに、「鈴」と「詩音」の親同士のいざこざがあって、人が亡くなっているから不謹慎かもしれないですけど、遺影の写真を詩音の母が見つけた時の人格の変わりようが、可笑しくてつい声が出ちゃいました。
読み進めていくと、自分が思っていたより深いストーリーでした。子は親が思っている以上に気を遣い、繊細な性格だということを知りました。読み進めていくうちに可笑しい、という感情はなくなってストーリーが面白いという感情に変わりました -
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過酷な現実を生き抜くため隠れ住む無戸籍者たち。
良心と警察の職務の間で揺れ動く刑事。
警視庁の匿名捜査対策室で“鳥籠事件”を追う捜査員。
彼らが辿り着いた結末とはーー
胸を衝く真相に涙する、
辻堂ミステリの到達点!
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「あの本、読みました?」に著者が出演していて、
気になって書店で手に取りました。
無戸籍者たちは、ユートピアという場所でひっそりと暮らしている。
無戸籍者の子どもも無戸籍者。
普段、戸籍なんてあまり意識したことがありませんでしたが、本作を -
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たまたまYouTubeで辻堂ゆめさんが本屋さんで買い物する企画を見て、あらすじを読んで興味が湧き買ってみたけど、読んでよかった!
戸籍の有無についてこれまで考えたことがなかったが、日本には今も数百~数千人もの無国籍者がいるらしい。当然のことながら親が出生届を出し育ててくれたこと、仕事や住む場所を選択できる当たり前の日常にありがたみを感じたし、それらは生まれた瞬間から自動的に与えらえたものじゃないんだなとひしひしと感じ、色々考えされた。それと同時に無知は怖いなと改めて思い、勉強にもなった。
重いテーマながらも、先の気になる展開、主人公のまっすぐさや刑事たちの頭の回転のよさ、不自然さもなく腑に -
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巻末の大矢博子さんによる書評まで含めて、「この物語からなにを読み取ればよいのか」をひたすら丁寧に整えた作品という印象を受けました。
ふつう一人称視点の小説では「語り手による自己申告に基づく物語」が描かれるものですが、カウンセラー2人が「意図的に隠された部分」のベールを剥がす構成は、私にとっては新しい体験になりました。確かにコロナ禍は断片的な情報から分断がおこったことも多くあったような(今もそうかもしれませんが)
コロナ禍に人生をめちゃくちゃにされた5人の独白は、少なからず読者自身も経験してきた惨状と重なります。正直、昨今忘れかけた古傷をひらくようで読んでいて非常にしんどいものがありました。が -
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子育てエッセイです。仕事に対するように育児に向き合ったらこうなる!合理的だけど、やっぱり基本は愛情たっぷりの育児が新しくて面白かったです。
子育て中の面白い発見とか、成長とか、発言って、こうやって文に残しておかないと忘れちゃうんですよね。辻堂家、うらやましいぞ。
在宅すれば子ども預けなくてもなんとかなるっていう発想、本当に育児なめてんなと思っていたけど、辻堂家がこの本の最後に引っ越したエリアは在宅が保育園入所得点の減点にならないとは、素晴らしい。うちも子どもが保育園の時に社宅→ちょっと大きい社宅→自宅購入で3回、引っ越し後の保育園がフルタイムの人には厳しい(4/1はお休みとか、親子遠足とか)カ -
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かなり面白い。カテゴリーとしては叙述トリックだと思いますが、なんかすごい良い。よくある叙述トリックミステリーとはまた違ったジャンルにも感じるし、殺人が起きるわけでもないのですが、これがいわゆる王道の叙述トリックミステリーというものなのか。いずれにしても7話短編の全てにこのトリックが仕掛けらており、且つ、連作短編となっている為、それぞれの繋がりが見えた時の衝撃というか、心地良さというか、伏線を見事に回収というか、本当に良く出来ている作品だと感じました。各登場人物達の交換日記のやりとりを読者が俯瞰して見ているような状態ですが、各話の最終段階まで来てやっとその交換日記のやりとりがどういう意味合いを持