辻堂ゆめのレビュー一覧
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心があたたまるファンタジーだった
父にお勧めされた本。今まで10冊以上父にお勧めされた本があったが初めて読み終えることができた笑
運命は本当にあるんだなと思える内容の本で、読み終わったらポカポカした
私の家族は離れて暮らしているため、誰かがもし辛くて潰れそうな気持ちを抱えていてもすぐに気づいてあげることができない。
今の自分にできることはマメに連絡を取りたい家族を気にかけることを忘れないことだなと思った。
やはり血が繋がった家族というのはどこか不思議なもので、考えていることがわかるというような薄っぺらいものではなく神秘的な何かを感じるときもある。
世界の中の私たち4人だけのこの不思議な -
Posted by ブクログ
のっけから見るも無残な鉄道自殺とかいきなり殺しちゃうところが容赦ないかんじでした。
自殺した娘に二人の母親が名乗りでるとかとんでもない設定でした。どちらの母親も自殺したのは自分の娘の方だと主張するあたりが滑稽で、どちらかが娘に成りすまして2年間も二重生活をしていたのに実の娘を見抜けなかったところとか無関心すぎし、自分の娘のほうは生きていると考えないところにも愛情のなさを感じました。
一方の母親は見栄と欲の塊で常にマウントとりたがるし、もう一方は性欲の塊のような、なし崩し的な暮らしをしてるとか。
でも、終盤に差し掛かり母親2人が登山するところから変化が見られ良かったです。やっぱり登山は素晴らしい -
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話の展開や情報開示のタイミングはとてもよかったが、設定がイマイチかなと思った。
特に、成年が未成年と認識している子どもを自宅に招き入れるという点に少し嫌悪感を覚えました。
ニュースなどでもこのような行為は犯罪として扱われていて、実際逮捕者を目にすることも少なくないので敏感になっているのでしょうか。。
(もちろん物語の流れ上、この設定は必要不可欠なのかなとも思うし、そんな事言ってたら物語なんて作れなくなっちゃうとは思うのですが…)
あとは、自分ができなかったことを変わりの誰かを通してやった気になって満足している主人公だと感じたので、その点も話にあんまり共感ができなかったポイントかも。 -
Posted by ブクログ
娘を病気で失い、妻とすれ違いで離婚して孤独に生きる男性がある雨の降る日に1980年代から来たと言う少女と出会い、不思議な一夏を共に過ごすことになる。
全てを失った主人公が突如現れた少女と過ごす温かいひと時と過去からやってきたという少女の謎がうまくマッチングしてとても読み応えのある内容になっていたと思います。
失った娘の喪失感を浄化していく少女との尊い夏休みの中に少女の正体について様々な伏線が張り巡らされ、最後の伏線回収で一気に感動へと集約されていく展開はお見事。
読み終わった後の物寂しいような晴れ晴れしたような感覚がめちゃくちゃいいですね。
夏の感動物語としてもミステリーとしてもとても面 -
Posted by ブクログ
ネタバレ鎌田署所属の森垣刑事が、殺人未遂事件の容疑者を追っていたら、そのハナと名乗る若い女性の容疑者は無国籍だった。
無国籍であるということは、生きていく上で、当たり前に与えられ、あるいは法で守られる権利を一切持つごとが許されず、例えば、教育を受けられず、病院にも行くことも出来ず、そもそも自分を証明するものがないので、何もできないなんて・・・。国籍があるだけで、幾重にも法律で守られているのに。普通の人が想像することすら出来ない過酷な環境の中、ハナは、兄と一緒にとある無国籍の人たちのコミュニティーの中で生活していた。
そして、無国籍のハナと彼女の兄が、何者かを調べていくうちに、25年前に世間を震撼させ -
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ずっと気になっていた作者さん、ようやく初読み。
色々な関係の二人の間でやり取りされる「交換日記」を題材にした7つのお話。
いずれもが、日記に書かれた内容の裏側にある心情が巧みに描かれ、最後には「ああ、そうだったのか」「いやあ、そう来たか」という、心地良いしてやられた感がある。
タネを明かされては温かい気持ちになったり、切なくなったり、驚いたり、中には今ひとつ腑に落ちなかったりもあったが、お話ひとつひとつが楽しめる(それぞれちょっと違和感がある進み方をするので、それに気づけばタネが割れるように思うのだが、私が途中で解けたのは第2話だけだった)。
最終話まで読み終わってみれば、これまでの話の時系