辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 昨夜は殺れたかも

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    ちょっとした誤解が殺し合いにまで発展してしまうサスペンスというよりはラブコメのような雰囲気。
    旦那さんと奥さんそれぞれのパートを担当したという共作だけれど、もちろんストーリー展開はスムーズで違和感もなかった。ラストもなんか一件落着みたいな雰囲気出してるけど、そもそもの殺し合いの最中の2人はバカバカしくなるくらいで読んでいて楽しかったです。

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    2026年07月16日
  • ふつうの家族

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    ホラー?ミステリー?サスペンス?とドキドキしながら読み始めました。
    が、そんなことはなく平和に終わり安心しました。
    家族四人それぞれ打ち明けていない秘密や悩みがあり、、
    それが台風の日転がり込んできた少年の影響で考えるきっかけになり、家族四人少年と何かしら繋がっていて。。
    家族に偽り続けることって苦しくてでも打ち明けるのも勇気いるし。
    何かきっかけがないと言えないこともあるけど、
    すべて打ち明けた後にふつうの家族なら味方となり受け入れてくれるんだなと感じた作品でした。
    登場した家族四人と少年がこれからも繋がり、良い関係で生き続けてほしいなと思います。

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    2026年07月16日
  • ふつうの家族

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    「ふつうの家族」ってなんだろう?

    台風の日、知らない男が玄関で倒れていた。
    そこから家族4人、それぞれの事情が少しずつ解き明かされていき、最後には全部つながる!スッキリ!

    「秘密にしていること、苦しいこと、言いにくいことも、案外すんなり受け入れてもらえる」のが、ふつうの家族なのかも…

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    2026年07月13日
  • ダブルマザー

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    audibleで。面白かったが、考えられる展開の中で、いちばん人怖な展開だった。全く正反対に思えるふたりの母親だが、実は根っこは同じなのか、、、。
    見えていたものが全く違うことに愕然とし、登場人物それぞれの身勝手さに暗い気持ちになった。
    嫌悪感があったとしても、強い印象の残る1冊だった。

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    2026年07月04日
  • サクラサク、サクラチル

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    ネタバレ

    東大卒の父親のもとに育つ高志、シングルマザーのもとに産まれた愛璃嘉(えりか)。高志は超過干渉の両親に支配され、えりかの母は無関心なおかつ子どもにお金を要求する。当事者のふたりはお互いを見て自分のほうがマシと感じてしまう。周りから見たら狂った価値観だけど知らなかったら、わからない。ふたりが組んで親に最大限のダメージを与えるための計画を考え決行する。ふたりとも逃げる方法を見つけ脱出できて良かった、やりたいことのための勉強は楽しい、そう感じられるふたりの未来がいいものになるといいな…

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    2026年07月01日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    だんだんと過去の話になってしまった2020年のコロナ禍の頃のこと。

    この小説は市役所に開設された「心の相談室」に訪れる様々な人々…
    部活の大会が中止となり就職先が決まらない女子高生、医療従事者としてコロナ患者の介護をする恋人の介護士に仕事を辞めろという男性、立ち会い出産も面会も禁止され孤独な出産をした女性、ネットカフェを追い出され路上生活になった中年男性、リモートでの授業に引きこもりが加速する若者…いずれもコロナに人生を狂わされた人々だ。

    そしてそんな人々の悩みに寄り添うカウンセラーである女性の晴川と老齢の正木のふたり。相談者の話を否定せずに肯定しながら励ますと同時に、相談者彼ら明かそうとしない秘密にも気づく。それぞれの章では、相談者のそれからのことが描かれ終わると思いきや、カウンセラーの二人が真実はこうだった…とあくまでも想像のことを語り合うのがなかなか面白い構成でした。

    この小説を読んでみて、あらためてコロナにかき回された我々の日常を思い出した。
    テレワーク、マスク警察、飲食店の閉店、病院の面会の禁止、旅行自粛…うちの次男はちょうど大学に入った年だったが全て授業はオンラインであり、結局は卒業までサークルにも入らず、学園祭も出たことが無かったようだ。

    もう二度とあんな不自由で不安な思いはしたくないね…。

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    2026年07月01日
  • トリカゴ

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    戸籍の有無についてなんて今まで考えたこともなかった。

    言われてみて初めて気づいたけど、もちろんそういう人だって間違いなくいる。そして、それがないだけで一気に社会から弾かれてしまう仕組み。もちろん誰も助けてくれない。

    かなりハードな内容だけど、新しい世界や考え方を見つけるキッカケになる作品でした。

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    2026年06月30日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ネタバレ

     とある市の市役所3階に設置した相談室が舞台で、そこに訪れる5人の市民の悩みをカウンセラーの2人が状況を推理してアドバイスするという、けっこう人情味のある話で面白かったです。
     設定された時期が2020年で、コロナがピークだった頃の社会の環境が一変して「密」を避けるよう国や自治体から言われて、今までの生活が変わってしまいました。あの頃は自分もよく覚えています。
     この本を読んで気づいたことは、カウンセラーの人たちは「傾聴」を大事に考えていると思いました。「こころの相談室」はボランティアの部分が多いですが、一般庶民の日頃の叫びという気持ちを聞いてあげるのがこういうカウンセラーには必要なのかなと勉強になりました。
     この本のジャンルは、ミステリー要素が入ったヒューマンドラマとしました。

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    2026年06月29日
  • ダブルマザー

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    おもしろかった!
    サクッと軽くどんどん読み進められて、途中予想を挟みつつもどんでん返しもあり。たまにはこういうの読みたいんだよな〜って感じ!

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    2026年06月27日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    辻堂さん児童書も書くんだーっと思って手に取りました。
    親元を離れ、離島留学のため夫志木島にやってきた小学生の涼を中心とする成長&ミステリー小説かな?
    九州弁がすごくて(笑)
    大人の私もすごい楽しめたし、良いお話しでした!

    ーーー印象に残ったーーー
    『物事は常に表裏一体ーいろんなことが、表と裏とで、背中合わせになっとる』って。どうとらえるかは、自分次第なんだよね」p184

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    2026年06月22日
  • トリカゴ

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    知らない事が世の中にはまだまだあるなと思いました。「戸籍がないために社会の中で存在しない人間として扱われる人がいる」という現実。とても衝撃的でした。社会的問題をただただ突きつけるわけではなくミステリー要素を演出する事で多くの人にこういった問題や実情がある事を読み易くわかりやすく伝える事が出来ている成功作のひとつだと感じます。事件の真相を追う展開に引き込まれますが、それ以上に登場人物たちの苦しみや様々な葛藤が丁寧に描かれていると思いました。ただ、丁寧さ故か、ちょっと長いなと感じてしまったのと、物語をある程度成立させる為に若干無理ある箇所もあった印象でしたが、総じてこのような問題を世の中に伝えていく作品としては良作であると思いました。非常に重いテーマではありますが、読みやすかったです。

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    2026年06月21日
  • トリカゴ

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    ちょっと解決してからが長く
    最後は飛ばし読み

    里穂子のような女性は好きじゃないけど
    なかなか読み応えあり
    最後の真相はあっぱれでした
    真実が分かってから★3から★4といった感じ

    読みながらも
    終始ちょっと違和感…というか
    パズルでいうと
    はまってはいるんだけど微妙に形が違うピースのようで

    その真相が分かったらすっきりでした

    無戸籍者の問題も
    こんな作品読まなきゃ身近に考えもしなかっただろうし
    全然テーマ違うだろうけど
    里穂子を通して
    無知の親切はいかんと勉強になりました
    なんで人って先入観ありきで親切にするんだろうね…

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    2026年06月17日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    初の作家さんでどんな本かワクワクして読んだら
    大当たり!!大好きなイヤミス系+最後にどんでん返しの展開でした。
    最後の章まで全く展開が読めなかった。面白い!

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    2026年06月16日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    ネタバレ

    コロナ禍の1番大変だった頃の話。もう6年も前になるのか…と何だかあの頃の辛さが思い出された。コロナ禍の悩みを市役所の相談係の2人に相談して前向きになれる話かと思いきや、実は隠された真相が…という内容で読んでいて驚きがあった。相談して前向きになれる結末や、相談後にもおそらく前向きに過ごされてる様子が心温まるのだが、それとは裏腹に隠されていた事実がなかなかエグく、落差がすごい。1話終わるごとにえぇ…となりながら進んでいく感じだった。

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    2026年06月12日
  • トリカゴ

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    いくら法や制度を整えたところで本人に届かなくては意味がない、そんな当たり前の事実が現実的な課題として突き刺さってきた。当たり前と思えることが当たり前のこととして享受できる環境は決して当たり前ではない。

    真相が読めない展開で面白かった。

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    2026年06月12日
  • トリカゴ

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    事件の真相が辛く悲しすぎる。不完全な社会もいずれ変わっていくはずという言葉が響きました。

    難しいテーマを扱っていながら文章は読みやすかった。一方、物語とは関係ありませんが、文字が小さくて老眼気味の私には読むのが大変でした。

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    2026年06月06日
  • 卒業タイムリミット

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    ネタバレ

    爽快感のある読後感!4.2

    あらすじから面白そうだったが案の定。
    生徒たちからの人望も熱い人気教師の水口が拉致監禁されるミステリーで、その鍵を握るのが水口、はたまたお互いに関係の薄い4人の男女。

    なぜ、がたくさん詰まった青春ミステリで大変面白く読ませてもらいました。

    告白カードなる独自のアイデアが現実的ではなく、どうしてそんなものに誰にも話せないような心根の告白を書くの?とは思ったが、その懸念を払拭するストーリーで心地よかった。

    犯人と動機を予想しながら読んではいるものの、これは全く当たらなかった。

    容疑者になった候補や被害者に向けての憎悪で集められた3人と、教師全体を恨むーー理事長の隠し子の可能性の高い黒川が良い塩梅に隠されていて、読む手が止まらなかった。

    最後に黒川がお母さんを許す場面で、自分がお母さんから生まれた、とのニュアンスのセリフがやられたと思った。すごい。

    黒川の告白カードと思わせておいてのミスリードも無事ひっかかったので、やられた〜となった。

    オススメしたい小説。

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    2026年06月04日
  • 二人目の私が夜歩く

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    1つの身体を2人で共有する。
    昼間は茜が、夜には咲子が。
    ミステリーではなくファンタジー小説なのね、と思ったらミステリーだった。
    “昼”と“夜”では世界の見え方が違っているので、同じ世界観で2通りの話を読んだ気分になる。
    物語終盤で無関係に思えたピースが1つに集約されていく様が圧巻というか、気持ち良すぎるんだよな。

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    2026年05月24日
  • 悪女の品格

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    小学校の同級生たちに三股をかけて貢がせる悪女めぐみに、過去のいじめを模倣した危機が迫る。1晩監禁され、塩酸で化学熱傷を負い、周りの人にペンキのイタズラが忍び寄る。
    犯人は彼氏たちか、幼なじみの女友達か、婚活パーティーで再会したいじめられっ子か。
    展開に驚くほどの意外性はないけれど、伏線に無駄がなくサクッと読める1冊。ネットドラマで実写化して観てみたい。

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    2026年05月24日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    ドキドキが止まらない、サラッと読める恋愛!?短編集

    浅倉秋成「糸の人を探して」 合コン×人狼ゲーム
    ⇒長年日陰の人生を歩んできた主人公河瀬倫義の舞い込んだ合コン。その中に自分に好意を寄せている人が参加するとのことだったが…なんとそこにいたのは自分に好意を寄せている?5人の女性を交えた合コンだった!!果たして倫義は、自分に思いを寄せている「糸の人」を見つけることができるのかー。

    日部星花「ダイヤモンド・ダストの約束」
    恋愛リアリティショー×心理戦
    ⇒昔からの想い人で、人気の俳優の優斗が参加するということで恋愛リアリティショーに参加することになった女優あいり。あいりと優斗の恋の行方と、ショーに隠された思惑に目が離せない。

    織守きょうや「彼と彼女の穴」 気になる人×夢診断
    ⇒付き合い始めた彼女が登場する不思議な夢に疑念を抱く有馬。その夢は大きな穴の縁の前にスコップを持つ彼女がいるというもの。この夢は何かの予知夢なのか…一気読み必至。

    辻堂ゆめ「運命はかく扉を叩く」
    運命の人探し×論理パズル
    ⇒夕方の体育館倉庫に閉じ込められた茉莉と愛。そこをとある男子学生が助けてくれたのだが、彼は鍵を開けて足早に去ってしまった。愛はそんな顔の見えない男子学生に恋をしてしまい、助けてくれた彼を声だけで絞り捜索していくが…。茉莉と愛がコミカルに彼を探して当てていく様は、微笑ましく甘酸っぱかった。

    どれも読みやすく、同シリーズもまた読みたい!

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    2026年05月24日