辻堂ゆめのレビュー一覧

  • トリカゴ

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    聞いたことはあったけどいまいちよく理解していなかった無戸籍という言葉。本当にそんな人が今の時代にいるのか思わずネットで調べて見た。現在の推定無戸籍者は800人程。色んな理由で戸籍を取得できない人がいることを知った。

    私がこの作品を最後まで読んだのは作品としての面白さはもちろんだけれど、少なからず好奇心や、野次馬精神のようなものもあったと思う。これは鳥籠事件の記事を面白く書いた週刊誌や事件の感想を興味津々に語っていた里穂子の両親と同じようなものかもしれない。

    でも読み終わった今、私は心の底から無戸籍で、この世に存在していることを誰にも知られていない人、当たり前の生活を送れず苦しんでる人が1人

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    2025年11月30日
  • トリカゴ

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    無戸籍者のコミュニティと出会った刑事
    外から見たら、なんて粗野で粗末な生活に見えても本人たちには唯一の世界

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    2025年11月27日
  • 二重らせんのスイッチ

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    ネタバレ

    面白かった!手に汗握る展開、次々と明らかになる真相…
    計画や犯人の存在はなんとなく想像がつくけれども、その答え合わせがしたくてつい先が気になってしまう。しかも、謎に対する答えが引き延ばされすぎず、ちょうど良いタイミングで開示される。
    個人的にかなり刺さったミステリーだった。

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    2025年11月19日
  • トリカゴ

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     一件の殺人未遂事件から浮かび上がる無戸籍者のコミュニティとかつて日本中を震撼させた未解決の児童虐待事件(通称、鳥籠事件)が交錯する社会派ミステリーで、主人公の女性刑事の事件を解決しなければならない使命感と自身が捜査することで無戸籍者達の平穏を壊すかもしれない不安の葛藤や事件の顛末までのストーリー展開と現実でもあり得そうな深刻な社会問題に言及されているのが印象深かった。

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    2025年11月09日
  • あの日の交換日記

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    辻堂ゆめさん、4作目です。
    私には丁度よい感じのミステリーで面白いです。もちろん、この作品も面白かったです。

    交換日記が小道具(!?)的な役割をしていました。
    色んな人の組み合わせで交換日記をします。

    入院患者と見舞客
    教師と児童
    姉と妹
    母と息子
    加害者と被害者
    上司と部下
    夫と妻

    そして、この交換日記には2人の教師の関わりがあります。でも、始めのうちは2人いるとは分からなかった。
    私は「加害者と被害者」の章が好きです。「さすが、先生!」と思ってしまいました。

    交換日記

    中学生の時に友達としたことがあります。が、クラスの担任教師ともしたことがあります。残念ながら本書のような先生では

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    2025年11月05日
  • あの日の交換日記

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    予想がつかない展開がとても面白かった。

    特に、最終的にそこまでの話の伏線が回収されるところが本当に気持ちよかった。

    交換日記はやったことないけど、自分の日々のことを日記に書き込むことを習慣にしている。今は海外出張中で少しサボってしまっているが。

    日記を書くと、その1日が無駄にならない感覚がある。何かしら良いこともあれば、その先に繋がる良い出来事がある。ただ、頭の中で考えていてもすぐに忘れてしまう。だから、書き留めて、振り返って、日々色んなことに取り組んでいく必要がある。

    自分に子供ができたら、やってみたいと思った。

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    2025年11月03日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    最後の「この世界には間違いが七つある」は、記憶を消してもう一度読みたい。

    前から順番にしっかりとページを読み進められて本当によかった。絵を少しでも見てしまったら危なかった。

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    2025年11月01日
  • サクラサク、サクラチル

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     教育虐待を受けていた染野とネグレクトを受けていた星さんの二人が出会うことて、親への復讐を計画し実行するという物語。
     プロローグでいきなりの修羅場の描写に圧倒された。そしてエピローグを読むとこれからの二人の明るい未来が想像できてホッとする。
     染野や星さんが日常的に受けている教育虐待やネグレクトが生々しく描かれていて、読んでいて重苦しかった。実際にこういう環境で生きている中高生もいるんだろうなと思うとやりきれない気持ちになる。
     あれほど両親から罵倒され殴る蹴るの暴力を受けながらも、染野が親に抵抗しないのが歯痒かったが、それだけ親に洗脳されていたということがわかった。
     自分自身の虚栄心を満

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    2025年10月28日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    作品紹介・あらすじ

    長い雨の切れ間に女の子を拾った。「ここ、どこ?」ちぃ子と名乗るその少女はどうやら1980年代からタイムスリップしてきたらしい。ちぃ子はなぜ僕の前に現れたのか、はたして元の時代に戻れるのか、封印された記憶に隠された真相は。娘を亡くした父親と、両親のいない少女の、奇妙な「夏休み」がはじまる。すべての伏線が繋がったとき、時空を超えた愛の物語が浮かび上がる号泣必至ミステリー。

    *****

    タイムスリップとミステリーが合体したような内容。ただSFっぽさは皆無。
    全部で第7章+アフターストーリーからなる長篇。
    第5章までは少し否定的な印象を受けていたのだけれど、第6章を読んでがら

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    2025年10月18日
  • あの日の交換日記

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    「女教師は、ベッドに横たわったまま、
    一心不乱に文字を書いている。彼女は思う。
    文章とは、無限大だ。紙の上では、何にだってなれる」
    —プロローグより

     スマホやSNS、PCメールで言葉を交わすのが当たり前になった今、手書きの文章は時代遅れと感じる人もいるかもしれません。

     気が向いた時だけ、気軽に送れる言葉。もし面倒になれば、すぐに辞められる。そんな便利さの中で、すっかり姿を消してしまいました。けれど、物語は、そんな “古くて不便”な手段にこそ、心を通わせる力があることを教えてくれます。

     本作は七話で構成されており、それぞれ異なる関係性の二人が交換日記を通じて対話を重ねます。

     交換

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    2025年10月17日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    すごい展開だった
    自分の考えていた展開をある意味覆されてさすが、
    辻堂ゆめさんだと思った
    ただのミステリーだけではないというところに魅了された

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    2025年09月23日
  • サクラサク、サクラチル

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    色々な本を読んでいると好みの作家さんがわかってくるのですが私は辻堂ゆめさんがとても読みやすく、面白いと感じます。今まで読んだ本は全部星5と言えるぐらい好きですね。何より読みやすい。この本は自分が虐待されているということに気づかない高三の高志です。同じく虐待を受ける愛璃嘉と出会い共に両親の復讐計画をするという話です。途中目を背けたくなるような描写や辛い設定も沢山ありますが結末まで読むとこの結末で良かったと思いました。

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    2025年09月21日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    ミステリ部分はなんとなくわかる
    が、その他の描写がとても良い。自分が神奈川出身のこともあり、出てくる場所に縁があることも面白い

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    2025年09月21日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    心が救われる作品。
    タイムスリップ小説としての面白さでグイグイ引っ張られる。その中にいくつもの謎が散りばめられていて、いつのまにかその謎に魅了されている。その頃にはミステリー小説として読み進めることになり、散りばめられていた伏線に、そういうことか、と声を出して叫び出したくなる。

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    2025年09月11日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    心温まる物語
    今の自分自身と重ね合わせながら、親子の時間、夫婦の時間は本当にかけがえのないものだと感じた

    終わりは分からないけれど、ふとした瞬間も大切にしながら家族と過ごしていきたいと思う

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    2025年09月05日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    読み終わりに近づくにつれ、涙腺が緩む感覚があり泣けてきました。突然現れた、10歳の女の子ちぃ子との温かくて楽しい一か月は、読んでいて堪らなく愛おしくて、物語の展開上、いつかこの可愛いちぃ子がいなくなってしまうんだと思うと、寂しさが湧いてきました。そして、最後の伏線回収。ある程度予想はついたので驚きはそんなになかったですが、愛する人と共に過ごす時間の大切さを想うと温かい涙がでました。それから、妻との最期の会話。胸がいっぱいになりました。私は、主人公の譲と同じ年齢の男性なので、余計に感情移入出来たのかもしれませんが、とても温かくて泣ける小説でした。

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    2025年09月03日
  • ダブルマザー

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    間違いなくミステリーですが「家族の価値観」を考える作品でした。他者に答えを求めず自分自身の考えをしっかりと軸にしていこうという教訓を学びました。
    イヤミスの部類なので注意です。

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    2025年08月31日
  • あの日の交換日記

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    「トリカゴ」を読んで作者のファンになり今回2作目。それとはまったく作風が異なるがどちらも素晴らしい。

    7編からなる連作だが、時系列を考えながらこの先生はいつの??などと勝手に考えながら読み進めていった。
    最後まで読み、今までの流れがストンと落ちた感じ。
    各章ごとに細かなトリックのような仕掛けも施されていて、それもまた楽しめた要因のひとつ。

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    2025年08月26日
  • ダブルマザー

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    最後の最後にどんでん返しで驚いた!!!
    親子って近いからこそ難しい
    血が濃いからこそつい素直に気持ちを伝えることができなかったりする
    そんな元に生まれた2人のお話
    どちらの親もなかなかハードな家庭だった

    辻堂ゆめさんの作品はやはりおもしろい

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    2025年08月24日
  • サクラサク、サクラチル

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    初作家の辻堂ゆめさん

    教育熱心なのは良いけれど、度が過ぎれば教育虐待に繋がる。
    母親は自分がいないとダメだと思い込み、親に縛られている。
    異なる毒親を描いた作品でした。

    虐待=暴力や暴言って思っていたけど、
    教育虐待もあるんだと知りました。

    読んでいてとっても重く、苦しかったけど…
    2人が自分の道を見つけて、生きていくところに
    感動しました

    貧困家庭も辛いけど、裕福な家庭で教育虐待されるのも辛いな

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    2025年08月24日