辻堂ゆめのレビュー一覧

  • トリカゴ

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    日本の『無戸籍者』は相談・発見した人が約3000人。実際は倍以上いる可能性がある。

    初めての、辻堂ゆめさん。
    日本人として『当たり前』の戸籍が、やむを得ない事情で戸籍ない人が存在し、日常の中にひっそりと溶け込んでいるかもしれない…と知った。

    元カレを刺した女性が無戸籍者のハナ。彼女が住んでる場所が実は『無戸籍者』が集う『ユートピア』にいる。そこで出会った兄のリョウと1996年に起きた『鳥籠事件』の被害者だったのでは…と時代を超えた事件がつながり始めようとする物語でした。

    (法則やルールは最低限守るとして)絶対あるべき姿を目指すのではなく、各々の価値観に向き合い、自分たちにとって最適な生き

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    2026年04月26日
  • 卒業タイムリミット

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    事件の真相を追う4人に魅力があって、展開に引き込まれました。ある仕掛けにすっかり騙されましたが、予想もしなかったので清々しさを感じます。辻堂ゆめさんの小説は初めて読みましたが、これを機にハマるかも。次は『あの日の交換日記』を読みます。

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    2026年04月25日
  • ふつうの家族

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    嵐の日のたった一晩の話で、
    結構分厚いのに一気読みできる。
    登場人物、それぞれに人生があって、
    どれかには共感できるやろう。
    私はやっぱり母親の冴子が一番分かる。
    最後、ちょっと泣ける

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    2026年04月23日
  • ミステリ作家、母になる

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    面白かった。辻堂ゆめさんの子育ての一部が垣間見られるエッセイだけれど、本当に子育てを楽しんでいる感じが伝わってくる。3人も育てているのにすごいなぁ。尊敬の気持ちが溢れる。そしてご夫婦が協力して子育てをして、本当に仲が良い。とても頭の良いご夫婦に育てられて、子どもたちも論理的に育って行くのだろうか。いずれにせよ、最初から最後までほんわかして読み終わった。読後感も非常に良い。

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    2026年04月17日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    ネタバレ

    糸の人を探してー浅倉秋成
    とんでもない人狼ゲームだ。
    運命の糸を掴んだのにとんでもないものまで付いてきてしまっている。
    30分は長いよ。頑張れ。

    ダイヤモンド・ダストの約束ー日部星花
    にやにやしちゃうね。
    良いメンバーでしたね。友達思いの本物のカップルに本物のファン。
    拗れなくて良かったという安堵が一番大きい。

    彼と彼女の穴ー織守きょうや
    背中が薄ら寒い気持ち。
    穴を特別意識しなければ運命的でいいなと思うけど、穴がなあってなる。
    でも穴の事があるからより良く思うけど、穴がなあ。

    運命はかく扉を叩くー辻堂ゆめ
    凄くキュンとした。
    何の障害もなくずっと一緒が理想だけど、ちょっと離れて、すれ違

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    2026年04月15日
  • 今日未明

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    どの話も最初はいい感じなのに、段々不穏な雰囲気になり、最後は悲しい気持ちに。。
    ニュースでよく聞く話ばかりだけど、裏には想像もできないドラマがあることに気付かされる。
    第3話と5話が特に面白かった。5話の最後は涙なしには読めなかった。
    エピローグも、思わずこれまでのページを読み返したりして、本当に構成力が素晴らしいなと。
    辻堂さん、お初でしたが、他の小説も読んでみたくなった。

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    2026年04月13日
  • 今日未明

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    切ない。世知辛い。
    あーそのままじゃダメだよ、っていう不穏さが、最悪な形で現実になる。人間って完全な悪人も善人もいないよなぁ。
    ニュースにはバックボーンなんて載らず、結果だけが淡々と知らされていくんだな。

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    2026年04月05日
  • ふつうの家族

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    読みにくい。長編じゃなくて、短編連作の形の方が読みやすかったんじゃないなと思う。最後はわりと面白く読めた。

    関東全域にすごい暴風雨が到来。鉄道は計画運休し、桜石家では家族全員集合した。父和則は電機会社に勤めていて、母冴子は専業主婦。兄の海は鉄道会社勤務、妹舞花は体操大学の大学生。

    玄関に男が倒れて発熱している。こんな環境下だからべしょべしょに濡れている。基地局が倒れてしまったのか携帯電話は繋がらない。アンテナごあさっての方向に向いたのだろうかテレビも映らなくなっている。ミナトと名乗った男を着替えさせて、お布団に入らせる。

    結論から言うと、海は鉄道会社を辞めていて、そのあと別会社に勤務した

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    2026年04月05日
  • ふつうの家族

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    辻堂ゆめさんの新作。

    大ボリュームで、少し間延び感はありますが、読み進めていくと面白くなっていくところは、さすがの一言。辻堂ゆめさんらしい家族の在り方が描かれており、ラストは心温まる内容です。

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    2026年04月05日
  • 今日未明

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    ミステリーと短編集が好きな私にとてもぶっささった本でした。
    新聞の片っ端やニュースで数秒でとりあげられてしまうような事件。加害者・被害者たちの予期せぬ事情と心理が描かれており、想像できないような結末ですごく面白かった。

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    2026年04月04日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    2020年、当時コロナ病棟で働きながら、外出も最低限で我慢して神経質になって、自分の辛さとか大変さでいっぱいいっぱいだったけど、皆違った苦しさや悩みがあったんだよなと今更だけどゆっくり考えることができた。各話の最後もミステリー要素があって面白かった。何もかもを曝け出して相談ってできないよなと改めて思う。

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    2026年03月18日
  • あの日の交換日記

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    文句なしに面白く、素晴らしい作品だった。
    ひとつひとつのエピソードに仕掛けがある短編集のようでいて、最後まで読むとあっと驚かされる。
    感動作であり紛れもなくミステリでもある。
    すぐに読み返してはーっとため息が出るほどの完成度。
    辻堂ゆめさん初読みだったけど天才!みなさんに読んでもらいたい傑作です。

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    2026年03月16日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    話が綺麗に繋がる。
    御守りを通じて話がつながる構成は見事。
    章で終わった話が次にも繋がるのは気持ちいい。
    忘れた頃にもう一度読み直したくなる。

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    2026年03月14日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    社会派ミステリー警察ミステリーの本作は、「無戸籍」、「児童虐待」がメインテーマだった。まず読後1番に湧いたのは自分の境遇への感謝の念。今回読んで、戸籍の有無というものが存在することを初めて知った。世の中には戸籍を持つという、日本社会で一般的に当たり前と思えるスタートラインに立たせて貰えない人がいることを知り、不自由なく育ててくれた親に感謝の気持ちが湧いた。こんな一見、重いテーマでありながら、読みやすかったのは、メインの登場人物たちに嫌な人物がいなかったからもしれない。まず、主人公の里穂子は、警察官でありながら、無戸籍者達、社会的な弱者に必要以上に肩入れしてしまうような、世話焼きな人物だった。そ

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    2026年03月14日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    2020年コロナが恐怖のウィルスだった時。閉鎖感や先の見えない不安で皆ピリピリイライラして異常な雰囲気だったなぁ。理不尽な事も沢山あった。何かを諦めざる終えなかった人や心無い言葉で追い詰められた人も沢山いただろうな。。そんなコロナ期ならではの悩みを持つ相談者さん達、それぞれやるせない苦しみを抱えてたけど吐き出し寄り添ってもらうことで整理されて前向きになれたのがほっこりして良かった。しかし晴川さんの洞察力が凄まじかった。何気ない会話の中から矛盾を出し推察できるなんて。ミステリー要素や付箋回収もあって私は好き

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    2026年03月07日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    市役所の「こころの相談室」に集まる。
    人々、悩みがある人、そうでない人
    その真意を本人の中にしかない
    しかし、真摯に心の内を支えるカウンセラーの晴川
    と相棒?正木の爺さん。
    話を聞いてもらいながら、生きるヒントを得る。
    感動と優しい謎解きが、心を癒す!

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    2026年03月05日
  • トリカゴ

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    イッキ読み
    圧巻の社会派ミステリー
    これを二十代で書き上げたなんて凄過ぎる
    ネタバレになるのでこれ以上は黙るわ
    たいへん面白かったです

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    2026年03月04日
  • 山ぎは少し明かりて

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    プロローグ/雨など降るも/夕日のさして山の端/山ぎは少し明かりて/エピローグ

    都の物語、雅枝の物語、佳代の物語

    ダム湖の底には何がある?
    渇水で水位が下がって水に沈んでいた物が見える事がある
    ニュースで見て、ふーん としか思わなかった自分が恥ずかしい
    沈む前の山には植物があり動物がいて人も住んでいた
    その命はそこにはもう無い

    佳代さん
    あなたは自分の心が感じることのそのままに生ききったように思います
    私の目から涙が滲み出し続けています、じわじわと

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    2026年03月02日
  • ミステリ作家、母になる

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    名前は知っていたものの、まだ読んだことがない辻堂さんの育児エッセイ。令和の育児を経験されているということで、少しでも参考になる点があれば…という淡い気持ちで読んだが、文章は読みやすく、内容も自分にとっては想像以上に満足度が高いものだった。子育ての考え方や向き合い方などは勉強になったし、何気ない日常にもほっこりした。出産したら、辻堂さんのように"今しか感じられないもの"をたくさん感じて楽しめるように、自分に余裕を持ちながら子供と向き合いたい。小説も気になるので読んでみる。

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    2026年02月27日
  • いなくなった私へ

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    第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作品。たまたま途中でそうかなと思った結末だったけれど、とても面白く読めた。読後感もいいので、オススメ。

    国民的歌手の上条梨乃は、ある日酔っ払ってゴミに頭を突っ込んでいるところで意識が戻った。お酒飲みすぎるなど、生活に気を配っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?

    起き出して歩き回って、人の多いスクランブル交差点に来たが、誰も梨乃を認識しない。その上大型スクリーンでは自分の自殺ニュースをやっていた。財布もないし、どこに行けば良いかわからない。途方に暮れていると、「上条梨乃さんですか?」と声をかけられた。他の人は何を言っているんだ?と

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    2026年02月27日