辻堂ゆめのレビュー一覧
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昼と夜があるように、
表の顔と、裏の顔があるように、
本音と建前があるように、
誰しも相反した二面性を持っている。
ドロドロとした汚い心を胸の奥にしまっていながら、
世間体や、よく思われたいため、相手を思いやるため、
理性が働いてこそ社会生活が送れる。
事故や事件、あるいは大きなショックで、
二つのバランスが壊れれば、病名が付くことにもなるかも。
加害者と被害者としての相反する関係も、
ストーリーの中で、考えさせられる。
「昼のはなし」で心温まる話から、
「夜のはなし」での、ある意味どんでん返しの数々。
王道の辻堂作品とコメントがあるのが、納得!
咲子の立場の気持ちも痛いほどわかるし、 -
Posted by ブクログ
第一章では都を取り巻く家族の物語だと思った。でも第二章へ。さらに第三章へ読み進めると物語は壮大になっていく。
第三章の最初は別の物語なのかと錯覚した。しかしここからが物語の重要な部分だった。
都の祖母であり雅枝の母でもある佳代は戦争を経験している。出征した幼馴染の男の帰りを待ちながら故郷の瑞ノ瀬を守っていた。そして無事に生きて帰って来た孝光と夫婦になってさらに一生懸命働いた。
その瑞ノ瀬がダムの底に沈むことになってしまう。
孝光と佳代は反対運動を起こす。しかし途中で夫の孝光は失踪してしまう。そして反対運動は分解してしまうが、佳代は一人になっても夫の帰りを信じてダム建設の反対を貫いていく。
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嵐の夜、息子と娘が帰ってきてひさびさに家族四人がそろった桜石家の玄関に、高熱の男が倒れこんでいた。彼は誰なのか、そして家族の誰が彼を引き入れたのか。一見「ふつうの家族」であるはずの桜石家の面々がそれぞれに抱えている秘密が徐々に明らかになっていく群像劇ミステリです。
順調に出世を重ねた会社員の父、完璧に家事をこなす母、お調子者の明るい兄と自分の道を突き進む妹。まったく瑕疵のない理想の家族のように思える桜石家ですが、もちろんそんなはずはありません。とはいえ家族にも言えない秘密を抱え悩みを持つ彼らの姿は、それこそが「ふつう」なのではないかと思いました。謎の青年の正体に思いを巡らせる中で、自らの過去に -
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日本の『無戸籍者』は相談・発見した人が約3000人。実際は倍以上いる可能性がある。
初めての、辻堂ゆめさん。
日本人として『当たり前』の戸籍が、やむを得ない事情で戸籍ない人が存在し、日常の中にひっそりと溶け込んでいるかもしれない…と知った。
元カレを刺した女性が無戸籍者のハナ。彼女が住んでる場所が実は『無戸籍者』が集う『ユートピア』にいる。そこで出会った兄のリョウと1996年に起きた『鳥籠事件』の被害者だったのでは…と時代を超えた事件がつながり始めようとする物語でした。
(法則やルールは最低限守るとして)絶対あるべき姿を目指すのではなく、各々の価値観に向き合い、自分たちにとって最適な生き -
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ネタバレ糸の人を探してー浅倉秋成
とんでもない人狼ゲームだ。
運命の糸を掴んだのにとんでもないものまで付いてきてしまっている。
30分は長いよ。頑張れ。
ダイヤモンド・ダストの約束ー日部星花
にやにやしちゃうね。
良いメンバーでしたね。友達思いの本物のカップルに本物のファン。
拗れなくて良かったという安堵が一番大きい。
彼と彼女の穴ー織守きょうや
背中が薄ら寒い気持ち。
穴を特別意識しなければ運命的でいいなと思うけど、穴がなあってなる。
でも穴の事があるからより良く思うけど、穴がなあ。
運命はかく扉を叩くー辻堂ゆめ
凄くキュンとした。
何の障害もなくずっと一緒が理想だけど、ちょっと離れて、すれ違 -
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ネタバレ社会派ミステリー警察ミステリーの本作は、「無戸籍」、「児童虐待」がメインテーマだった。まず読後1番に湧いたのは自分の境遇への感謝の念。今回読んで、戸籍の有無というものが存在することを初めて知った。世の中には戸籍を持つという、日本社会で一般的に当たり前と思えるスタートラインに立たせて貰えない人がいることを知り、不自由なく育ててくれた親に感謝の気持ちが湧いた。こんな一見、重いテーマでありながら、読みやすかったのは、メインの登場人物たちに嫌な人物がいなかったからもしれない。まず、主人公の里穂子は、警察官でありながら、無戸籍者達、社会的な弱者に必要以上に肩入れしてしまうような、世話焼きな人物だった。そ