辻堂ゆめのレビュー一覧

  • サクラサク、サクラチル

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    主人公たちの苦しみとして描かれるのは、かつてのスパルタ教育もこれ程では…と思えるエゴ剥き出しの虐待とネグレクト。さすがに今時こんなステレオタイプの親はいないだろと思ってしまうが、そう言い切れないのも事実。そんな境遇から脱するための「復讐計画」がこの物語のキモ。そんなにうまくいく?の疑念は、最終的には辻堂さんらしい巧みな伏線回収で解消。東大出身のご自身の経験とはどこまで重なるのか、ちょっと気になった。

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    2026年07月22日
  • ふつうの家族

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    4分の3読むくらいまでは延々とふつうの家族の説明でなかだるみしてしまったが、男の正体が分かるにつれてラストは面白くなって一気に読めた。

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    2026年07月17日
  • ふつうの家族

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    台風の夜、見知らぬ青年が高熱を出して玄関で倒れていたら、招き入れるかどうか。非人道的といわれても、うーんちょっと無理、と思ってしまう。警察か救急かに連絡はするだろうけど、家の中には入れないな…そんな私にとっては現実的でないシチュエーションで物語が始まる。
    見知らぬ青年を家に入れたことで、"普通の家族"はそれぞれ胸の中に抱えている秘密と向き合うことになる。
    誰しも秘密の一つや二つはあるもので、それがうまく青年とかかわりあっていく作りはうまいと思う。
    ただ終始、「現実的でない」という思いが自分のなかにあって、物語りに没入できなかったのは勿体なかった。
    しかし、ラストはなんとなくいい感じにまとまっていたけど、わりとこの先のこの家族が心配ではあるかな…

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    2026年07月15日
  • あの日の交換日記

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    交換日記を軸にした連作短編。

    交換日記のルールを利用した仕掛けが色々あって、各短編ごとにおっと思わされるところがある。現代では教員の問題がとりだたされることが多いけど、こういう先生がいれば、と思わされる。全体的に優しい物語でした。

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    2026年07月12日
  • ふつうの家族

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    嵐の夜に、玄関先で倒れていた男性の正体とは…。平凡な4人家族がそれぞれ思い浮かべる男性の正体と自分の抱えている秘密。
    表面上は理想的な家族でも、何かが隠されている。それぞれが抱えている秘密はそれぞれだったけれど、最後に男性の正体が明かされる時、どんどん繋がっていくところがおもしろく、さすが辻堂先生!って感じでした。
    個人的には父親と母親の話に共感できる所や、ちょっと自分にも重なるところがあり、わかるとなった。
    兄の話では、令和の人たちってこんな考え方なのかなぁっと今の職場の同僚や部下に重ねて考えてみた。
    最後が希望の光が見える終わり方なのは良かった。

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    2026年07月12日
  • 二人目の私が夜歩く

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    現実には起こり得ないお話なのかな?と読み進めてると
    そう来るか?と驚きが…

    それより何より、
    ボランティアのこと考えてしまった。
    良かれと思ってすることって、ホントに相手の為なのかなと。
    自分より大変な、可哀想な人を助けてる自分に酔ってるんじゃないかという見方にハッとした。

    障害者として周りの人に助けを借りなければ生きていけない人は、黒い心を持っちゃいけないのか。
    ずっとありがとうありがとうとニコニコしてなきゃいけないのか。
    周りがそういうふうにさせてる、知らぬ間に強制してるんじゃないか。
    そんなこと考えたことがなかったな。

    それに気づいたことが、この本を読んで一番良かったことかも。

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    2026年07月08日
  • サクラサク、サクラチル

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    途中の下りまでは展開が想像できました。
    何となく復讐についても想像がつきやすかったです。
    なので何ら惑わされることは無かったのですが、境遇が少ししんどくて、メンタルがやられている時には読むのが辛いのかなと思いました。
    いつもなら400ページほどの作品は2日くらいで読み終わるところを今回は4日かかりました。

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    2026年07月07日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    普通に昼間の茜が良い様に使われて可哀想だし
    夜の別人格の茜が意思を持って行動し始めるって、普通に考えたらめちゃくちゃ怖い事だよなー

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    2026年07月06日
  • サクラサク、サクラチル

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    東大現役合格のために虐待される染野、母親に依存され搾取される星は逆襲を決意する。
    染野の親が毒親すぎて胸クソ悪かった。あんなくそ野郎は生きる価値なくねえか??と思わされるレベル。

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    2026年07月05日
  • 卒業タイムリミット

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    卒業3日前に先生が誘拐されて、生徒4人が真相を追っていく話です。
    先生の暴露や、生徒の秘密ごとが明らかになっていくのですが、自分自身と向き合わざる負えない状況にドキドキしながら読むことが出来ました。
    最後はわりとハッピーエンドだったのも良かったです。
    全然本文と関係ないのですが、学年一の美女と一緒に事件を追うのって、ある意味憧れですね。

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    2026年07月03日
  • サクラサク、サクラチル

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    東大受験を控える男子高校生とバイト漬けの女子高校生の青春物語かと思いきや、毒親の存在に、送られてくる脅迫文や嫌がらせの謎と興味深いポイントがいくつもありました。特に親と子の関係性には深く考えさせられたし、子が自立していく過程は応援しながら読みました。
    結末もスッキリしていてとても良かったです。

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    2026年06月28日
  • 悪女の品格

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    ネタバレ

    エスカレータ式お金持ち私立学校で、クラスカーストで最上位に君臨していたお姫様めぐみは、カースト最下層の男子を虐める毎日を送っていた、それから20余年、めぐみは何者かに監禁されたり毒を呑まされそうになったりという不可解な目に合う。

    いじめ問題やいわゆる港区女子(刊行当時にその名称はなかっただろうけど)なんかの時事話題を材に取ったミステリー。世相に斬り込んでる作品か?というと決してそうではなく、あくまで素材で、核心はフーダニットミステリー。

    いじめ問題を扱ってる作品でこういう評価はどうかと思うが、手軽に読むのに適したコメディミステリー。

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    2026年06月19日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    こういうふうにまとまらないと他の展開じゃ収まりが悪いといった感じなので、大まかな予想はできるのだけど、終盤の伏線回収までの流れが見事だった。逐一読者への説明っぽいところがあるけども、全体的にとても読みやすい。

    1人で女の子を家に抱えながら娘と重ねていく部分で少しもやもやしながら読んでしまった。先に女の子の正体がわかっていく展開の方が入り込めたかもしれない。

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    2026年06月18日
  • 十の輪をくぐる

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    ネタバレ

    最初のイライラがあったからこそ、後半の泰介の幼少期⇆定年間近の描写が納得感ありながら読めた。最後の解説が私の気持ちを代弁しすぎてて面白かった。

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    2026年06月16日
  • ダブルマザー

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    箸休め読書に丁度いい長さ、面白さだった。都合のいい展開や、だんだん結末が予測できてしまったところは気になったが最後まで楽しんで読むことができた。星3.5くらいです

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    2026年06月13日
  • ダブルマザー

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    ネタバレ

    警察から娘の鈴が電車に飛び込み自殺したと連絡を受け、葬儀も済ませる。鈴の持っていたカバンから他人の持ち物が出てきて、受け取りに来た母親が鈴の遺影を見て、あれは自分の娘の詩音だと言い張る。死んだのは誰?鈴、詩音、もう一人登場人物がいて養護施設出身のくるみ、彼女が結果的に騙され気の毒…彼女には悲しんでくれる人がいない。校門のすぐ外が一番楽しい、親にとってこの結末は辛いな。

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    2026年06月09日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    「こんなはずじゃなかった」。進路を断たれた高校生、恋人と別れたばかりの青年、ワンオペで初めての育児に励む女性……。市役所に開設された「2020こころの相談室」に持ち込まれたのは、切実な悩みと誰かに気づいてもらいたい想い、そして誰にも知られたくない秘密――。二人のカウンセラーが、あなたなりの答えを見つけられるよう、じっくり話を聞き、推理します。

    就職先に悩む17歳
    婚約者に去られた29歳
    ワンオペに苦しむ38歳
    ホームレス生活に限界を感じる46歳
    生きる気力を失う19歳

    それぞれの悩みを、ふとした事から辿り着いた相談室で吐露する5人。
    2人の心理士が、それをさりげなく解決する。
    と思いきや、実は相談の奥に隠された秘密があって…。
    という進め方。
    最初と最後をうまく繋げたいのだと思うのだけれど、お守りでリレーする意味がやや弱いかな?
    でもコロナ流行時の閉塞感をうまく描き出していて、そうそう!そうだった!と自分のエピソードを思い起こす1冊でした。

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    2026年06月09日
  • 二人目の私が夜歩く

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    昼のはなしと夜のはなしで、感じ方と話の内容が全然違いました。身体がうまく動かせない咲子さんの気持ちと、明らかになっていく事故に向き合う二人が切なかったです。

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    2026年06月06日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    自分の体を使って夜歩いているのは咲子さんだと信じる茜。ほんとに純粋で真面目。咲子を慕う気持ちは本物だったけど咲子にとってはボランティアさんでしかなかったのが(仕方ないけど)悲しい。
    でも咲子の気持ちも分かります。読んでいてサキの方が魅力があって私も好き。
    茜が調べた昼の事実をサキの夜の真実が覆す展開も面白かったです。
    2人消えてしまったけどこの世界じゃないところで再会できたらいいな、なんて思ってしまいました。

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    2026年06月05日
  • ばんざい!ぼくらのフシギ島

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    小学六年生の一年間を、離島留学という制度?を利用して島に来た涼という男の子視点で進むお話。

    島という土地の自然、田舎でしか味わえないのでは?と思うほどの自由な校風や生活が散りばめられていて、虫が苦手だから嫌だけど、羨ましくなる( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

    ミステリは弱めで、事件だッ!みたいな感じではなく、なんであんなこと言ったんだろ〜って思ってたら、親友が解き明かしてた!みたいな感じが主流、かな?
    割とそこかしこにヒントもあるので、比較的分かるようになってたばい←

    それにしても、実はこの本を手に取った時、何故かめちゃくちゃどす黒い?感じの?話だと思っていた、まじでなんでなんやろ( ´・ω・`)
    青春キラキラな感じでしたฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2026年05月28日