辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 二人目の私が夜歩く

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    昼と夜で1人の体を共有する茜と咲子の話。事故により人生が変わった2人が出会い、距離を縮め、と各々の事情に飲み込まれながらどんどん読み進めた。で、2部以降はどうなっていくのか妙にハラハラしてしまいこの子達の進む道から目が離せなくなる。

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    2025年05月24日
  • あの日の交換日記

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    いいんだけど、何か物足りない。
    昔流行った交換日記を先生と生徒のやりとりを一つひとつの短編としながらも、全体で一つのストーリーとする物語。
    私は歳を取って、感受性が失われつつあるのかな。いいんだけど、もう一つグッとくるものがなかった。そんな感じです。

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    2025年05月20日
  • 十の輪をくぐる

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    皆様の評価がとても良くて、読みたいなぁと思っていたところ、GWに購入することが出来ました (๑˃̵ᴗ˂̵)و

    1964年と、2020年(実際はコロナで違うけど
    )のオリンピックの時代を生き抜く家族の物語。

    二つの時間軸で物語は交互に紡がれます。
    片方は泰介の母、万津子の時代。
    片方は万津子の長男、泰介の時代。

    物語前半戦。
    まぁ、兎に角泰介が嫌い過ぎる。
    最悪な亭主。最悪な従業員。
    私の一番嫌いなタイプだったのです(-。-;

    専業主婦の奥様に超絶上から目線。
    会社でも、仕事出来ない癖に不満たらたら。
    何だコイツ!?
    人間のクズじゃん??

    って思っていたのですが、娘ちゃんのおかげで泰

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    2025年05月14日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    このミス大賞作品ということで、ミステリーだと思って読み始めたのもあり、始まりが既に、ん?という印象で。
    迷信とかカルトとか、芸能人とか、なんだか訳が分からない展開に、ん?ん?となりながら。

    三分の二くらい読み進めると、ある程度の展開の予想がつき始める感じでした。

    輪廻転生が主軸になっているので、ミステリーよりはファンタジー寄りだと私も思います。

    正直、納得いくような、いかないような読後感ではありますが、3人が新しい人生を歩き始められることにはホッとしました。
    優人と実加、2人だけの演奏になんだか救われる気分になりました。

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    2025年04月22日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    ネタバレ

    電車内で眠った井瀬は、親友の五味渕とともにホームに落下し電車に轢かれて死ぬ夢を見た。次に眠ると小学校の同級生・粕谷をナイフで刺す夢だった。目覚めると見知らぬ女子高生に、電車にぶつかって死ぬ夢を見なかったかと問いかけられ…。
    読み始めはなかなか進まなかったが、少し読み進めると勢いよくあっと言う間に読めてしまった。主人公が可哀想で救われない。死ぬ直前に見た夢だけが救いだったのかもしれないが、それにしても…。
    電車内や駅でたびたび会う女子高生の正体は誰なのか、一部の終盤辺りで読めてくる。死ぬ夢を見て少しでも変えようとするも何も変わらず、大切な人の未来も悪く変えてしまう。自分が歪めてしまった大切な人の

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    2025年04月02日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    たぶん二転三転を狙った構成なのだと思う。
    登場人物はそれほど多くなく、場面もイメージしやすいのだけれど、2部以降から同じ人物が発言の意図を意図的に隠していた事実を打ち明け始め、そうする事で登場人物達のイメージが180度変わるようなトリック。
    大どんでん返しとか、トリックとか、伏線回収とかあんまし興味なくて、どちらかと言うと人間の心の機微を読み取りたい私なので、言ってる事が変わる所から着いていけず、どうしても“イヤイヤ、人間ってもっと自分の思いにはストレートなのでは⁈”と、反発心が沸き起こってしまった…

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    2025年04月01日
  • 二人目の私が夜歩く

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    相手に勝手にイメージを募らせてしまいがちだけど、どんな人にも2面性がある。知らなかった自身の裏の顔に向き合うのも辛い。ずっと知らないで済んで、相手を傷つけた事もあるんだろうと思うと辛い。ちょっとしたすれ違いで大きな事故に繋がる。そういうことに気をつけながら生きていくの、辛くて怖い。

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    2025年03月29日
  • 二人目の私が夜歩く

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    ネタバレ

    昼間は高3の茜がボランティアとして、脊髄損傷で首から下が動かせなくなった30ぐらいの女性と話し、気が合う事。夜中にその女性が茜に入り込み自由に活動してる事。咲子から依頼された高校の同級生を訪ねて歩いた結果、大学受験が終わり、咲子を再び訪ねようとすると亡くなっていた事が、明るく綴られる。
    夜の部では、咲子が茜に入り込んでだのではなく、事故のPTSDから多重人格になってる茜自身が、毎夜咲子に会いに行ってること。生きる意味を見出せず、自殺の手助けをして欲しいとサキに願う事や、元同級生と仲違いした真相や、茜と咲子の事故の真相などが明かされる。
    昼間は問題編。夜は解決編という感じ。
    描き方自体は面白いが

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    2025年03月25日
  • 二人目の私が夜歩く

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    前半は主人公の視点で、後半は2人目の私の視点で語られていて、同じ時間軸、登場人物なのに、全く異なる側面が語られています。関わる人によって相手の内面からでてくるものも変わってくるのですね…。
    障害を負った咲子さんの苦しみは、献身、愛情、共感をもってしても癒されることはなかったのでしょうか。そこがもやもやしています。

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    2025年03月14日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    『Jミステリー2024』は、豪華作家陣による書き下ろし短編ミステリーのアンソロジー。誉田哲也先生の『刑事の食レポ』が読みたくて手に取ったけど、ほかの作品もめちゃくちゃ面白かったです!

    なかでも、川瀬七緒先生の『沼の底、さらに沼』は衝撃的。タイトル通り、自業自得なまるで蟻地獄に引きずり込まれるような、逃れられない展開が続き、読んでいて恐怖と驚きでいっぱいになった。短編ながらも強烈な余韻を残す作品でした。

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    2025年03月08日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    ちょっといい話系、ややホラー味系、
    一回りしてファミリー系など、
    多彩なアンソロジー・ミステリー

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    2025年03月08日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    他作品の外伝のようなものもあったりして、一話だけでは何とも。。な作品も。

    「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ
    →大人になったら何でもないことが、初めての時はそうだよな、と懐かしくなる。
    『大人はすっかり忘れているかもしれないけど、十代の子供にとって、誕生日は大きな節目だ。』

    「表面張力」凪良ゆう
    →この奥さんを怖い、と思うかどうかは人次第だろうけれど、逆に自分の想いに素直で、かつ波風たてずである意味可愛らしいのではないかなぁ、とラスト夫の想いにもやっとしてしまった。

    『どちらも間違っていない。スタイルが違うだけ。』
    『誰かを嫌うというのは心の負担になるからだ。…見ないふりをすればいいだけなのに

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    2025年02月13日
  • 二重らせんのスイッチ

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    塾を経営している両親に迷惑をかけないように生活してきた雅樹。
    ところが突然強盗殺人容疑で逮捕される。
    身に覚えは無いのだが、防犯カメラに残っていた画像は間違いなく自分だ。
    さらに犯行現場に残されたDNAも自分のものと一致するが、幸運にもその時間、行きつけのカフェにいたことが証明される。
    では防犯カメラの映像は誰なのか。
    雅樹は戸籍を調べ、生き別れた双子の弟がいたことを知る。

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    2025年01月25日
  • 二重らせんのスイッチ

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    育った国も環境も言語も違い、加害者と被害者の関係でも、通じ合う何かがあるのかな?
    双子の関係性は未知の世界。

    同じ遺伝子でも、育つ環境で全く違った人生を歩む。環境って大事。親ガチャっていう言葉が頭をよぎった。

    エピローグはハッピーエンドで、読後感はほっこり。

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    2025年01月25日
  • 卒業タイムリミット

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    ネタバレ

    叙述トリックを使った学園ミステリー。
    犯人はすぐ分かったし、過去の話もかなり無理矢理な部分があるのでミステリーとしては大して評価高くないけど学生の友情という面では面白く感じた。

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    2025年01月19日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「刑事(デカ)の食レポ」誉田 哲也
    「あなたは知る由もありませんが」辻堂 ゆめ
    「Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳」矢樹純
    「沼の底、さらに底」川瀬七緒
    「神通力」秋吉理香子
    「いじめの子を殺しに」平山夢明

    「刑事の食レポ」は、姫川玲子シリーズ。といっても、魚住久江が過去に関わった事件の話。
    「あなたは知る由も……」は、だから何? と思ってしまった。
    「黒きつぶらな君の瞳」は、この中では最もミステリらしい話だと思った。
    「沼の底……」は、どっちもどっち。不愉快でしかない。
    「神通力」は、イヤミスではなく温かい結末。
    「いじめの子を……」は、テーマはともかく

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    2025年01月09日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    「刑事の食レポ・誉田哲也」
    「あなたは知る由もありませんが・辻堂ゆめ」
    「Black Beady Eyes黒きつぶらな君の瞳・矢樹純」
    「沼の底、さらに底・川瀬七緒」
    「神通力・秋吉理香子」
    「いじめっ子を殺しに・平山夢明」
    全編書き下ろしが嬉しいJミステリーシリーズ第6弾。

    お目当てにしていた、辻堂さん、矢樹さん、川瀬さん、秋吉さん、どれも面白かった。

    短編ならではの切れ味が秀逸だったのは矢樹さんと川瀬さん。
    この二作は完全にやられた感。

    心拍数を上げながら読み進め最後に待ち受けるどんでん返しに驚愕。

    これぞ短編の醍醐味。

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    2024年12月21日
  • 僕と彼女の左手

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    医大生の僕はひょんな事から左手だけでピアノを奏でる彼女と出逢う。

    彼女の左手が紡ぎ出す音楽は、その手がたった一つである事を知っている人ですら、曲中にふと驚かされるほど完全で、複雑で、圧倒的な表現力がある。

    「・・・ピアノは両手で弾くものだっていうのは、単なる思い込みなのかもしれないな、って」
    演奏を聴いた僕は言う。

    片手だからこそ奏でられる音楽がある。

    僕が彼女から勇気をもらったように、読む人が勇気づけられるようなお話だった。

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    2024年12月14日
  • 十の輪をくぐる

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    2つの東京五輪を生きる親子の話。泰介の現状と泰介の母の過去が交錯するんやけど、各時代の価値観の違いにゾッとする。多様な世の中であれ。泰介も大変やったとは思うけど、母の大変さと強かさと強さ!泰介に対する認識もどんどん変わる、この数十年価値観激動やな。

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    2024年11月10日
  • いなくなった私へ

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    ネタバレ

    ミステリーというかファンタジー的な要素が強かった。真相も予想はしやすい。
    けど、難しい用語とかはなく、すらすらハイペースで読むことはできた。音楽小説でもあるが文章だけでは十分伝わらず映像でも見たい気がした。

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    2024年11月10日