辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    辻堂先生と芦沢先生の短編が特に心に響きました。
    「十四時間の〜」は、空港の雰囲気や聴こえる(それこそ非日常の代名詞のような)アナウンスを感じられる緻密な描き方がとても好み。父親への微妙な心境や、スマートではないけど愛あふれる展開が心温まります。
    芦沢先生のは、奇作?なんだけれども、みていると責められそうなゾクリとした発想がとても面白い。

    0
    2021年06月25日
  • ようこそ来世喫茶店へ~永遠の恋とメモリーブレンド~

    Posted by ブクログ

    喫茶店の存在自体は面白いが、死ぬのを待ってるのが微妙。お父さんがいずれここに来ることになったらお母さんを呼び出して一騒動ありそう。

    0
    2021年06月23日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱ私は凪良ゆう好きなのかな…と思った。一番良かった〜
    阿津川辰海のも苦くて良い。
    芦沢央のは小説だからできるなあって思ったけど微妙。
    虚構推理読ませたいのは分かったけどこういう時は独立短編読みたかったなあと思った(個人の好み)

    0
    2021年05月12日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    手放しに面白い!と思う小説はなく。
    ただ、凪良ゆうの小説は淡々としている描写が嫌に恐ろしく、現実をつきつけてきて印象的。あと阿津川辰海が好きだと再認識した。ちょっとスレてるラノベっぽいキャラも受け入れるようになりました。
    しかしアンソロジーって、作者の筆力差が顕著に出るなあ…。

    0
    2021年05月11日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ/「表面張力」凪良ゆう/「これは運命ではない」城平 京/「どっち?」木元哉多/「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海/「この世界には間違いが七つある」芦沢 央
     「表面張力」は不穏な雰囲気のまま終わるので、この先を読んでみたい気になる。『すみれ荘ファミリア』の番外編らしい。「これは運命ではない」は、「虚構推理」の番外編。本編を知らないと設定に戸惑うのではないか。知っていると楽しい。「成人式と…」は、優秀な兄にひがむ弟の構図。著者はこの関係にこだわりがあるように感じられる。「この世界には…」は、ちょっとひねった世界で面白い。

    0
    2021年04月28日
  • 君の想い出をください、と天使は言った

    Posted by ブクログ

    脳腫瘍で余命わずかと思ったら

    悪魔と名乗る男が「君の寿命伸ばす代わりに君の大切なものを奪う」と承認した主人公から奪ったのは2年前までの記憶

    銀行員として働いている彼女直近2年分の記憶が飛んでいるのでミス連発
    それでも必死で思い出そうとするが…頭痛が

    悪魔と名乗る男はちょこちょこ自分の前に姿を見せる
    けど姿かたちは「普通の人間」にしか思えない
    段々と心惹かれてい行く彼女、しまいには悪魔とデートしてしまった

    数回デートしたのちに悪魔から想像を超えた答えが返ってきた

    紹介文は「涙溢れる、ミステリアス・ラブストリー」なのか?
    最後はそうなのかと思いましたけどね面白かった

    0
    2021年04月23日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    武田綾乃と額賀澪の直接対決!、と思ったのだけど、勝負になってなかった…

    お座敷に合わないネタを振り回してもねぇ…

    やっぱ、エンタメ作家として生きていくこと自体に無理がある気がするなぁ…

    0
    2021年04月14日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久方ぶりの裏染シリーズ「あるいは紙の」。久しぶりすぎて、あれ、こんなんだったけ? 次作の伏線っぽいのがあったけれどもどうなるのか。他作品はおいおい読んでいきます(2021/2/13記)。

    0
    2021年02月13日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    【収録作品】「その爪先を彩る赤」 武田 綾乃/「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 斜線堂 有紀/「黒塗り楽譜と転校生」 辻堂 ゆめ/「願わくば海の底で」 額賀 澪/「あるいは紙の」 青崎 有吾

    0
    2021年02月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    日常の謎系と思いきや、震災時の高校生の話があったのはつらかった。当時高校2年と卒業したばかりの3年生の5年後。違うアンソロジーで読みたかった気もする。

    0
    2021年01月31日
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子

    Posted by ブクログ

    のめり込むほどの面白さはありませんが、軽い読み物として楽しむ分には良いと思います。

    1作目同様、読み手自らが謎解きできるほどの伏線は張られていないので、主人公である日菜子が謎解きしていくさまを淡々と追いかけてゆく、なるほどそうだったのね、と読み進めていく(だけ)、といった感じです。

    自分で謎解きしたい、という方には不向き、一方でライトな謎解きものが好きで自分では謎解きしなくても良い、という人には向いている、といえるでしょう。

    0
    2020年12月09日
  • 片想い探偵 追掛日菜子

    Posted by ブクログ

    主人公の女子高生・日菜子が熱烈に支持する、いわゆる”推し”の俳優や力士、時に総理大臣の追っかけとなり、なぜかその”推し”の対象となった人物が事件に巻き込まれてしまう、日菜子が持ち前の推理力を駆使して、事件を解決、”推し”とお近づきになるものの、その途端に”覚め”てしまい、それまでの入れ込みようはどこへ? という変貌ぶりをみせてくれます。

    日菜子の推理力はなかなかのものではあるのですが、事前に登場する伏線がちょっと小さめ、かつ、いかようにも解釈できてしまうものが含まれており、読み手が事件を推理する楽しみが少ないかな、と感じます。そのせいか、日菜子の推理を聞いてもやや唐突な印象が残るのが気になる

    0
    2020年11月05日
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子

    Posted by ブクログ

    特撮俳優にお巡りさん、クイズ王に友達のパパ、最後は人間国宝。推しがどんどん変わるキャピキャピ日菜子にはついていけません。
    お兄ちゃんガンバレと声援を送るのがやっと。
    たまには面白いけど、ずーっとは疲れるかも……

    0
    2020年10月25日
  • 昨夜は殺れたかも

    Posted by ブクログ

    家族が借りた本だったが軽く読めて良かった。
    もうちょっと早く真相に近づくかと思ったが
    この夫婦がユーモラスでまあいいかという感じだった。

    0
    2020年10月23日
  • 悪女の品格

    Posted by ブクログ

    小学生時代から親の威光を背景に女王として振る舞ってきたが、その頃の仕返しとも思われる嫌がらせを受けるように。
    そんな中、ある婚活パーティーで知り合った男性は高スペックなのだか何やらワケありな感じ。  

    果たして彼女ばどうなる?

    2時間ドラマにしたらそこそこ面白そうだけど、もう2時間枠のドラマがない。

    0
    2020年09月05日
  • 悪女の品格

    Posted by ブクログ

    なかなか面白くて読みやすかった。
    よくあるような設定だけど、登場人物達の感情がとてもうまく書かれていて、ドラマを見てる感覚で読めた。
    話の内容的には、最後のオチがなんとなくわかる部分もあるが、わからない部分もあり、最後まで読みたい気分にさせる感じだった。

    0
    2020年08月30日
  • 悪女の品格

    Posted by ブクログ

    ここ一週間、主人公・めぐみは監禁事件や薬品混入事件などの立て続けに襲われている。果たして、犯人は誰なのか?過去の過ちから浮かぶことの顛末とは?

    これほど主人公に感情移入できなかったのは、久しぶりというか初めてに近かったです。それほど主人公の悪事が酷すぎでした。本来なら、こういったキャラクターは最初の段階で(不謹慎ですが)殺されても不思議ではないのですが、それを主人公にして、謎を解いていくのは斬新だなと思いました。

    なぜ襲われるのか、過去の学生時代に犯した事を交えながら、物語は進行します。過去が過去なら、現在も現在で悠々自適に生活を送っており、それが段々と崩れていく様は読んでいて滑稽でしたが

    0
    2020年08月30日
  • 昨夜は殺れたかも

    Posted by ブクログ

    作家と作家の殺し合い! - 藤石波矢, 辻堂ゆめ「昨夜は殺れたかも」 ★★★☆☆

    面白いです。作家のリレー小説で。仕掛けてバトンを渡し、回避して仕掛けてバトンを渡すを繰り返していきます!
    二人で書いたとは思えないほど文体の違いに違和感がなく、スルスル読めます。
    リレー形式なのでかなり厳しいトリックとかムリヤリ回避していきますww(んなアホなー)もはやコメディーと言っていいでしょう!
    松本まりかさんで映像化してほしいですね。
    「Mr&Mrs.スミス」みたいなかんじですね。

    0
    2023年10月27日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

    Posted by ブクログ

    過去、未来を含む明晰夢で自分が死ぬ夢を見る。なぜ死ぬのか?回避できるのか?展開はなかなか面白いかったです。終盤のピースがはまっていく感じはなかなか気持ちがいい。
    ただちょっと無駄なエピソードが多いかな。もう少し整理できるんじゃなかなぁ。

    1
    2020年05月06日
  • お騒がせロボット営業部!

    Posted by ブクログ

    残念ロボットの日常の謎 - 辻堂ゆめ「お騒がせロボット営業部!」 ★★★☆☆

    ものすごいコミカルで軽いです。
    誰も死なないミステリー=日常の謎なので、気持ちも楽です。
    ポイントはパティがダメロボ過ぎる点ですね。営業員も自虐しながら営業をしているさまが面白くて、本を読むだけでニヤニヤしちゃって怪しい人になってしまいました。全然話がかみ合わない人工知能との会話がヤバいです。
    競合としてくら寿司でしか活躍していないペッパー君や、行方不明のロボホン君も出てきます。
    ロボットができることできないことをよくわかっているなぁと思っていたら、著者は「元ロボット事業部勤務」だそうで、なるほど納得。
    この手のも

    0
    2023年10月27日