【感想・ネタバレ】ふつうの家族のレビュー

あらすじ

大停電の夜、
玄関で倒れていた見知らぬ青年。
意識朦朧の彼は何者なのか?
招き入れたのは誰?
桜石一家には、全員裏がある。
「あなた」も「私」も、みんな嘘をついている。

「ふつうの家族」に隠された秘密。暗闇の中、照らし出される「過去の記憶」。

湘南の地に一戸建てを構える桜(さくら)石(いし)家。何か特別なところがあるわけではない、絵に描いたような「ふつうの家族」の、はずだった。ある嵐の夜、桜石家に現れたのは一人の若い男。高熱をだして倒れ込んでいた男は家族の誰かが引き入れたに違いない。誰が、なんのためにこんなことをしたのか? 家族が互いに疑念を募らせていくうちに、それぞれ家族には言えなかった「秘密」があぶり出されていく――。

四国新聞、大分合同新聞、愛媛新聞、神奈川新聞、千葉日報、沖縄タイムス、山梨日日新聞、秋田魁新報、北日本新聞、福井新聞に連載され、多くの読者の心をつかんだ、令和の家族のカタチ。
読み終えたとき、あなたも私も、みんな家族に秘密を打ち明けたくなる!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

いや、ほんとにすごくたくさんのエッセンスが散らばってるのに、めっちゃきれいに纏まってて、
ツッコミどころなし。
すごーく頭良いよね、ほんと。
映画化がすぐできそうな作品。
(スパイスに欠けると言えばそうなんだけど、
バターチキンカレーの甘口の層に絶対刺さると、おもう)

読んでてとっても心が温かくなるし、
本当に本当に良い作品。
1番身近にいる人に1番大切なこととか
言えなかったり
え!なんで言ってくれなかったの?!って
こと、たくさんあるじゃん。
桜石家のような家、ふつうに見えるふつうの人たちの裏側、
人間ってやっぱ面白いよね!
とにかく辻堂ゆめ大好き
頭いいー頭の中、覗きたい

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2026年08月31日

pie

購入済み

台風と来訪者という非日常はあるけど、淡々とした4人家族の団らんから始まり、読者を驚愕させるような事件は起きない。500ページ近くある作品で、淡々と進んでいくけど、途中から引き込まれ、すいすいと読んでしまう。それでいて驚ける「裏」はしっかり隠されていて、最後には後を引くさわやかな感動が残る。さすが辻堂先生。

#感動する

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

えーどういう展開? 知り合いなの? と疑問に思いつつ読み進めると、最後に疑問が解決してスッキリする。なんだかとってもいい家族。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

ページ数多めですが飽きることなくサクサク読めて面白かった。
家族だからこそ言えない秘密も、勝手に思い込んでいることも沢山あるけれどそれこそが普通なのかも知れないなと思わされた
しんどくなる描写もありますが、昭和だから令和だからと言うこともなく移り変わる時代や人間関係の中で何を選ぶか、どう変わっていくか、最後は前向きな気持ちになれるラストで良かったです。

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 主人公はとある会社員の男性(63歳)で妻がいて(その妻は専業主婦、58歳)長男、長女の4人家族で、舞台は神奈川県の主人公の持ち家で、至って「ふつう」の家族です。設定の日は台風で大荒れの天気でとても外に行ける状態ではないです。
 そんな「ふつうの家族」の家に身元が分からない男性がずぶ濡れ状態で転がり込んできます。この男がきっかけで、「ふつうの家族」の裏がだんだん見えてくるという回想ミステリーでした。「ふつうの家族」とはいえども一人一人隠しごとや嘘というものを持っているんだと思いました。
 そして最後らへんになると、転がり込んで来た男と家族一人一人との繋がりが明らかになり、隠しごとというものも徐々に裏で繋がっていくというミステリーでした。
 自分はこの作家の作品を何冊か読んできましたけど、ほとんどがイヤミス小説でしたが、今回は事件という事件はなくてイヤミスって感じでもなくわりとスッキリした終わり方だったと思います。
 ストーリーの中盤は群像劇のような感じでした。家族一人一人の目線からストーリーを書いてました。
 今までの小説とは1個2個箍を外した感じのミステリーで面白かったです。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

台風の夜、ある一家の家に見知らぬ男が現れる。招き入れたのは誰なのか。

そんなあらすじを読んでサスペンスかと思ったら違った。会社員の父、専業主婦の母、鉄道会社に勤める息子、大学生の娘。100年に一度と言われる大型台風の接近により家を出た子供たちも実家に戻ってきたその日、突然家の玄関に若い男が現れる。鍵も閉めていたのにどうやって家の中に入ったのか。家族の誰かが招き入れたのか。そもそもなぜこの桜石家にやってきたのか。
台風の夜を過ごす中で、一見ふつうの家族に見えるそれぞれが抱える葛藤や悩みと向き合っていく。


以下感想。
家族4人の抱える悩みがどれもわかるなーって。父親はまさに昭和の男という感じで昔は今でいうパワハラ上司だったが、大学時代の友人がパワハラにより自殺したことにより、それからは厳しい指導ができなくなっていた。
母親は本当は仕事をずっと続けたかったために、幼い頃から付き合ってきた恋人との結婚を諦めた。しかし子供の世話のため、結局は仕事を諦めて専業主婦となった。結局仕事を諦めるのであれば幼馴染と結婚することもできたはず。そんな中、同窓会でその幼馴染と再開。
息子は鉄道会社に就職したものの、仕事のつらさにより退職。どの仕事も長続きせず現在無職。
娘はルームメイトの友達からの執拗なアピールにどう対応して良いか悩んでいた。
そして、台風の夜に現れた若者は、なんと桜石家と関わりのある人物だった。父親にとっては自殺した友人の息子で、過去に偶然北海道旅行に向かうフェリーの中で一緒に楽しい時間を過ごした子でもあった。

サスペンスだと思っていたので、予想外のストーリーにびっくりしたものの、人との繋がりって素敵だなと思える本でした。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家族だからこそ言えない気持ち、言えないことがあるということ。
両親と子どもたちそれぞれの悩みは余りにも「よくあるもの」だからこそ、すごく感情移入してしまいどんどん読み進めてしまいました。
月並みな表現ですが、人との出会いは偶然で必然なんだなあと思わされる小説です。
最後は余りにも綺麗に終わるので現実はそんな上手くいかないよと思いつつ、なんだか希望のようなものが自分にも湧いてくるような気がする不思議な力がある一冊でした。

当たり前だけど人はみんなそれぞれ色んな人生を色んなことを諦めながら選択して生きている。その人生に心から満足している人の方が少ないのではないかと思う。後悔したりこんなはずじゃなかったのにと思ったり、何が正解なのかわからなくなったり。
でもそれで良いのだと、なんとなく思わせてくれるような、そんな小説でした。このお話そのものがミナトさんの占いのように誰かの気持ちをそっと後押しするような、そんな小説でした。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

帯の雰囲気から「怖い話なのか?」と思って読み始めたら、想像とは全然違った。
台風の夜に玄関に倒れていた見知らぬ男を受け入れるのはふつうではない気がするが、、
『ふつうの家族』ってこれくらいの距離感だよなー。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ホラー?ミステリー?サスペンス?とドキドキしながら読み始めました。
が、そんなことはなく平和に終わり安心しました。
家族四人それぞれ打ち明けていない秘密や悩みがあり、、
それが台風の日転がり込んできた少年の影響で考えるきっかけになり、家族四人少年と何かしら繋がっていて。。
家族に偽り続けることって苦しくてでも打ち明けるのも勇気いるし。
何かきっかけがないと言えないこともあるけど、
すべて打ち明けた後にふつうの家族なら味方となり受け入れてくれるんだなと感じた作品でした。
登場した家族四人と少年がこれからも繋がり、良い関係で生き続けてほしいなと思います。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

「ふつうの家族」ってなんだろう?

台風の日、知らない男が玄関で倒れていた。
そこから家族4人、それぞれの事情が少しずつ解き明かされていき、最後には全部つながる!スッキリ!

「秘密にしていること、苦しいこと、言いにくいことも、案外すんなり受け入れてもらえる」のが、ふつうの家族なのかも…

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

どういう展開になっていくか分からない流れと、深みや質感のあるキャラクター性が話と合っていて面白かった。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの通り、側から見ると「ふつうの家族」

台風の日に若い男性がなぜか施錠されていたはずの玄関にいた。
そこから家族の秘密が徐々に明らかになっていく…

秘密と言う秘密ではないけれど、表向きエリートサラリーマンの父はパワハラ上司。

専業主婦の母は実は過去広告代理店でエースだった。

長男は飽きっぽい性格なのに、安定の鉄道会社勤務。

長女は大学生だが、彼氏と同棲してると言う。

それぞれの視点で読むと、過去現在が交差してその人の立ち位置が見えてくるのが面白い。

そして、嵐の夜に来た謎の青年の正体とは?

たった一晩の話なのにとても濃い時間だった気がします。

ふつうの家族とは?
これからこの家族がどうしたのか、想像すると楽しくなりました。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

仕事一筋で出世街道をまっしぐらの父親、家事全てが完璧で家族思いの母親、明るくて要領が良くて、有名企業にサラッと就職した長男、体操に青春をかけ、怪我による挫折はあったが、大学の体操サークルで親友らと過ごす長女の4人家族。
ところが、みんな家族に言えない秘密がある。
台風の夜、1人の謎の男性がこの家族が住む家にやって来て、家族みんなの心境に変化が‥。
謎の男性、誰なのか気になったし、それぞれが抱えている秘密が明らかになっていくところも良かった。
その中でも母親の話が一番良かったです。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

家族だからといって、なんでもかんでも包み隠さず話すわけではない。
帯の「あなたも私も嘘をついている。」にはちょっとドキッとしたけど、秘密を持っているほうが「ふつうの家族」という気もする。
台風で停電してしまった夜に見知らぬ男が転がり込んできて…という非日常で、それぞれの秘密が徐々に明らかになっていく様子にグイグイ引き込まれた。
やっぱり人の秘密って気になってしまうものだなと思った。
一つ引っかかったポイントは、突然現れた男が誰なのか、家族のそれぞれがなかなか思い出せないところ。私自身が人の顔をすごく覚えているタイプなので、そんなことある?と思ってしまった。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

家族の形にはいろいろあると知れる。

大型台風接近により大停電となってしまった夜に見知らぬ青年が玄関で倒れていた。
誰が招き入れたのか。ふつうの家族には各々の言えない秘密を抱えていた。

家族の形って色々あって、その家族に憧れたり、当たり前だったり。
その中でも人は家族にも言えない秘密を抱えている。

家族だからこそ言えないこともあるし、家族に対して演じている自分がいたり。
自分では気づいていないけど、自分への評価のプライドが家族でも持ってしまうのかなって思いました。

4人家族の色々な悩みや葛藤もあり、全てが繋がった時の爽快感がとてもよかったです。ただ、分厚くて読むのには苦労しました。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一つの言葉に複数の意味があることは珍しくないけれど、「ふつう」という言葉には、複数の意味というよりは、複数の感じ方があるように思う。
使われ方とも言うべきか。
ある人は、「ふつう」を、特別ではないもの、輝きのないつまらないものととらえる。
でも、ある人にとっては「ふつう」は手の届かないものであり、憧れである。

大型台風が接近して、午後からは鉄道も計画運休を決めた日、独立していた大学生と社会人の子供達も「実家」に戻り、久しぶりに家族四人が顔をそろえた。
桜石(さくらいし)家の四人はそれぞれ、心の中にジリジリとした何かを抱えている。
古くからの友人が会社でパワハラに遭って命を絶ってから、部下を叱ることができなくなった、父・和則。
広告代理店でバリバリのキャリアウーマンとして働いていたが、子供二人を持って専業主婦にならざるを得なかった、母・冴子。
大きな鉄道会社に就職できたのに続かず、仕事を転々として挙句に元同級生に金を騙し取られる長男。
子供の頃から体操一筋に打ち込んできたが怪我で挫折、ルームシェアしている友人からの熱い愛情表現に戸惑う長女。

そして、「停電」と、玄関に倒れ込んだ身元不明の青年が、家族にどんな変化をもたらすのか。
『あらしのよるに』、人間バージョン?

身元不明の青年に、家族はそれぞれ、自分の知る人の面影を重ねる。
そんなに重なるものなの?
ミナトは、バラバラの家族の心を救うために別世界から来た妖精か何か?
と途中で思ったりもしたけれど、ちゃんと人間でした。
たった20時間の思い出を宝物のように、心の支えに生きてきたであろう「彼」のこれからの幸せを祈りたい。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

夏休み長かった。
仕事でも先週から嫌な思いをしていまして。いっぱいいっぱいの後半でした。
昨日から一人の時間が少し戻ってきました!
メンタル回復に努めます。

「ふつうの家族」だった桜石家。だがある嵐の夜、意識朦朧の若い男が玄関に倒れていた。招き入れたのは誰? 家族が疑念を募らせるうちに、それぞれの「秘密」があぶり出され…。
前半は面白かったです❗中盤、一人一人の話が長い…
しかし最後 ピースがはまって、ハートフルストーリーでした。
病んでいた私にはこの出来すぎ感が良かったです。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

ふつうの家族って何だろう。停電の夜たおれていた見ず知らずの青年を家に入れたとある家族。話が進むにつれそれぞれが抱える他の家族の知らない姿が見えてくる。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

ちょっと出来過ぎた感あり。心の汚れた自分にはハートフル過多だった。
ふつうの家族に見えても、実際はいろいろ問題があるんだよって話なんだろうけど、この主人公一家は十分に「普通」であり「幸福」である方だと思う。

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

台風の中突如家に表れた一人の男性。彼は誰なのか?そして招き入れたのは誰なのか?

大企業に勤める父、専業週の母、就職し家を出た息子、大学生の娘、「ふつうの家族」に見える桜石家それぞれが抱える秘密に焦点を充てるサスペンスと思いきや、家族モノだった。

家族と言っても相手のことが全てわかるわけではない。
逆に知っている年月が長いと思っている分、誤解していることもあるかもしれないと思った。

最後、桜石家のメンバーのミナトへの態度には、読んでいてほっこり。

作中と同じように、台風が過ぎた後のような、湿度のカラっとしたスッキリ感が読後に残る作品だった。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

やっと読み終わった。長かったしちょっとしんどくもあった。いろんな仕事の現場も知ることができたけど、なんだかな、スッキリしないのはなぜ。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

台風の夜、久しぶりに家族4人がそろったとのろに、謎の青年が家に入り込む。
ミステリーっぽいし、家族の薄暗い秘密が暴かれていくのかと思ったら、令和っぽいふつうの家族の悩みが明らかになっていって、まさに台風一過の青空という感じで全員の悩みが吹き飛ぶハッピーエンドでした。
台風の夜に家族が集まって、秘密が暴かれたあと、清々しいラストが待っている構成は、草彅剛さん主演の映画『台風家族』と同じだね。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

4分の3読むくらいまでは延々とふつうの家族の説明でなかだるみしてしまったが、男の正体が分かるにつれてラストは面白くなって一気に読めた。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

台風の夜、見知らぬ青年が高熱を出して玄関で倒れていたら、招き入れるかどうか。非人道的といわれても、うーんちょっと無理、と思ってしまう。警察か救急かに連絡はするだろうけど、家の中には入れないな…そんな私にとっては現実的でないシチュエーションで物語が始まる。
見知らぬ青年を家に入れたことで、"普通の家族"はそれぞれ胸の中に抱えている秘密と向き合うことになる。
誰しも秘密の一つや二つはあるもので、それがうまく青年とかかわりあっていく作りはうまいと思う。
ただ終始、「現実的でない」という思いが自分のなかにあって、物語りに没入できなかったのは勿体なかった。
しかし、ラストはなんとなくいい感じにまとまっていたけど、わりとこの先のこの家族が心配ではあるかな…

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

嵐の夜に、玄関先で倒れていた男性の正体とは…。平凡な4人家族がそれぞれ思い浮かべる男性の正体と自分の抱えている秘密。
表面上は理想的な家族でも、何かが隠されている。それぞれが抱えている秘密はそれぞれだったけれど、最後に男性の正体が明かされる時、どんどん繋がっていくところがおもしろく、さすが辻堂先生!って感じでした。
個人的には父親と母親の話に共感できる所や、ちょっと自分にも重なるところがあり、わかるとなった。
兄の話では、令和の人たちってこんな考え方なのかなぁっと今の職場の同僚や部下に重ねて考えてみた。
最後が希望の光が見える終わり方なのは良かった。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

『ふつう』って案外むづかしい。

設定が面白いな、と思って読み始めたものの
4人の過去、現在が飛び交ったりして
密かに抱える秘密が明かされたりして
少し、文字が頭に入ってこない事がしばしば。

『ふつう』というより、とても仲の良い家族に感じた。
あんなにコンスタントに続く会話、すごいな、と。
わざとらしさも滲んでいたけれど。

イレギュラーにイレギュラーが重なったときに、どうするか?

『ふつう』って、何かを隠すのにちょうどいい言葉だ。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

台風が連れてきた、見知らぬ男と家族の秘密。剥がれ落ちる『普通』のメッキ。

外は大荒れの大型台風。そんな緊迫した状況の中、ごく「ふつう」に見える一家の玄関先に、正体不明の男性が倒れていたことから物語は動き出します。

「この男は一体誰なのか?」「家族の誰が彼をここに招き入れたのか?」という不気味な謎を起点に、それまで何事もないように平穏を装っていた家族それぞれの、決して表には出せなかった秘密が徐々に明らかになっていく。

ニュースの事件報道などで、近所の人が「いたって普通のお父さん(家族)でした」とインタビューに答える光景がよくありますが、まさにその通りで、私たちは他人の家族、あるいは自分の家族であっても、その奥深くの真実までは決して分かり得ません。

誰にでも他人に言えない秘密や、胸に秘めた後悔がある。それらが綺麗に隠蔽され、表面上は何もないように見えている状態こそが、実は現代における「ふつうの家族」のリアルな姿なのかもしれません。

■引用
* 東京にしかないものを得るためには、東京に染まるしかない。なんだか理不尽だ。それでも多くの人間が、その現実を受け入れて、生まれ育った地元を単なる"帰省先"へと変えていく。

* おじさんは、若い女性を人事のハラスメント窓口に告発できないのか?まずできないだろう。対象案件かどうか以前に、みっともなさすぎる。若者たちよ、わかっているか。何もお前たちばかりが、この世の理不尽に耐えているわけじゃないんだぞ。

* 昭和って、なんか、だせぇ-というのは、やっぱりそうなんだけど。でも令和ばかりに固執している奴らも、同じくらい、だせぇのかもしれない。

* 家族とは不思議なものだ。それぞれが事情を抱え、本人のあずかり知らぬところで互いに手を貸していたりする。起きたことも、終わったことも、時に何も察しないまま、それでも背中合わせに寄り添いあう、近いような遠いような関係。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

百年に一度といわれる大嵐が襲いかかった夜、桜石家に予期せぬ訪問者が現れた。鍵がかかっていたはずの玄関を通り抜け、ずぶ濡れで倒れていた彼はミナトと名乗った。誰が彼を家内に入れたのかから始まり、“ふつうの家族”がお互いに隠し持った秘密が明らかになる……。
うーん、設定はおもしろいんだが肝心の秘密がしょぼい(てか、どうでもいい)。それが明らかになるまでの家族4人の描写も冗長だ。ようやく明らかになったそれは(あ、やっぱりそうなんだ)で終わってしまう。かなり期待はずれの作品だった。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ふつうの家族」って何だろうと思いながら読んだ。一見平凡に見える家族でも、それぞれが悩みや秘密を抱えている。最後まで先の読めない展開で楽しめたし、温かさの残るラストも良かった。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父母息子娘それぞれに家族には言えない秘密を抱えて、表面的にふつうの家族を演じる家族。
謎の青年ミナトの登場により、それぞれが自分の気持ちに素直になり、新たな一歩を踏み出していく。前向きな気持ちになれる一冊だけど、家族というものに触れたことのないミナトの生い立ちが際立って不遇過ぎて、他の家族の悩みが霞んで見えてしまい、感情移入的に難しかったのが残念。「ふつうの家族」の指すものがミナトと他の家族で違い過ぎないか。
また、ミナトが何者なのかも途中で予想できるような展開で、種明かしの部分がやや冗長に感じられてしまった。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

「ふつう」の定義づけは難しい。だからこそ、人はそうでありたいと思うのかもしれない。そんな気持ちを再燃させた作品。

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2026年06月19日

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