【感想・ネタバレ】ふつうの家族のレビュー

あらすじ

大停電の夜、
玄関で倒れていた見知らぬ青年。
意識朦朧の彼は何者なのか?
招き入れたのは誰?
桜石一家には、全員裏がある。
「あなた」も「私」も、みんな嘘をついている。

「ふつうの家族」に隠された秘密。暗闇の中、照らし出される「過去の記憶」。

湘南の地に一戸建てを構える桜(さくら)石(いし)家。何か特別なところがあるわけではない、絵に描いたような「ふつうの家族」の、はずだった。ある嵐の夜、桜石家に現れたのは一人の若い男。高熱をだして倒れ込んでいた男は家族の誰かが引き入れたに違いない。誰が、なんのためにこんなことをしたのか? 家族が互いに疑念を募らせていくうちに、それぞれ家族には言えなかった「秘密」があぶり出されていく――。

四国新聞、大分合同新聞、愛媛新聞、神奈川新聞、千葉日報、沖縄タイムス、山梨日日新聞、秋田魁新報、北日本新聞、福井新聞に連載され、多くの読者の心をつかんだ、令和の家族のカタチ。
読み終えたとき、あなたも私も、みんな家族に秘密を打ち明けたくなる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの通り、側から見ると「ふつうの家族」

台風の日に若い男性がなぜか施錠されていたはずの玄関にいた。
そこから家族の秘密が徐々に明らかになっていく…

秘密と言う秘密ではないけれど、表向きエリートサラリーマンの父はパワハラ上司。

専業主婦の母は実は過去広告代理店でエースだった。

長男は飽きっぽい性格なのに、安定の鉄道会社勤務。

長女は大学生だが、彼氏と同棲してると言う。

それぞれの視点で読むと、過去現在が交差してその人の立ち位置が見えてくるのが面白い。

そして、嵐の夜に来た謎の青年の正体とは?

たった一晩の話なのにとても濃い時間だった気がします。

ふつうの家族とは?
これからこの家族がどうしたのか、想像すると楽しくなりました。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一つの言葉に複数の意味があることは珍しくないけれど、「ふつう」という言葉には、複数の意味というよりは、複数の感じ方があるように思う。
使われ方とも言うべきか。
ある人は、「ふつう」を、特別ではないもの、輝きのないつまらないものととらえる。
でも、ある人にとっては「ふつう」は手の届かないものであり、憧れである。

大型台風が接近して、午後からは鉄道も計画運休を決めた日、独立していた大学生と社会人の子供達も「実家」に戻り、久しぶりに家族四人が顔をそろえた。
桜石(さくらいし)家の四人はそれぞれ、心の中にジリジリとした何かを抱えている。
古くからの友人が会社でパワハラに遭って命を絶ってから、部下を叱ることができなくなった、父・和則。
広告代理店でバリバリのキャリアウーマンとして働いていたが、子供二人を持って専業主婦にならざるを得なかった、母・冴子。
大きな鉄道会社に就職できたのに続かず、仕事を転々として挙句に元同級生に金を騙し取られる長男。
子供の頃から体操一筋に打ち込んできたが怪我で挫折、ルームシェアしている友人からの熱い愛情表現に戸惑う長女。

そして、「停電」と、玄関に倒れ込んだ身元不明の青年が、家族にどんな変化をもたらすのか。
『あらしのよるに』、人間バージョン?

身元不明の青年に、家族はそれぞれ、自分の知る人の面影を重ねる。
そんなに重なるものなの?
ミナトは、バラバラの家族の心を救うために別世界から来た妖精か何か?
と途中で思ったりもしたけれど、ちゃんと人間でした。
たった20時間の思い出を宝物のように、心の支えに生きてきたであろう「彼」のこれからの幸せを祈りたい。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

桜石家の父、母、兄、妹。
お互いに言えない秘密があった4人ですが、やっぱりみんな仲良いと思う。
兄・海が仕事や今の自分の境遇に対してあまりにいい加減な気がしてイライラしましたが、それを潔いと言ってくれるお父さん。話せるじゃん。
ヤシの木を切る場面での2人の会話にちょっとジーンとしました。

そしてすべては台風とミナトのおかげですね。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ふつうの家族」って何だろうと思いながら読んだ。一見平凡に見える家族でも、それぞれが悩みや秘密を抱えている。最後まで先の読めない展開で楽しめたし、温かさの残るラストも良かった。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父母息子娘それぞれに家族には言えない秘密を抱えて、表面的にふつうの家族を演じる家族。
謎の青年ミナトの登場により、それぞれが自分の気持ちに素直になり、新たな一歩を踏み出していく。前向きな気持ちになれる一冊だけど、家族というものに触れたことのないミナトの生い立ちが際立って不遇過ぎて、他の家族の悩みが霞んで見えてしまい、感情移入的に難しかったのが残念。「ふつうの家族」の指すものがミナトと他の家族で違い過ぎないか。
また、ミナトが何者なのかも途中で予想できるような展開で、種明かしの部分がやや冗長に感じられてしまった。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どろどろミステリではなくて、大団円の結末なので読み心地がいい。
母親ができすぎのような気がするけれど。

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2026年05月19日

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