久山葉子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハンセン先生の本、有名なのに初めて読んだ!
「ストレス脳」を中高生向けにした本書。スウェーデンでは学校で無料でもらえるとか。日本も倣うべきだ。すごくシンプル、伝わりやすい、読むと安心できる。
狩猟採集民族の歴史では99.9%の時間では半数が10代になる前に死んだ。そんな中で正しい選択をしてきた先祖の子孫が私たち。感染症、事故、飢え、脱水、殺人、出血多量。それらを避けるように自然に脳は反応する。
うつにならない為、必要なこと。運動、仲間。運動は単純だけど効果絶大。
今、仲間と一緒に山登りするのが楽しい。
エンドルフィンが出るからか!
納得!
ダンスフィットネスにどハマりしてたのも同じか!
仲間と運動、楽しい音楽。最高の組み合わせだな。
メンタルの問題を抱えることは誰にも起こりうる。
そのしくみを知っていれば、対処できる。
知ってることは、とても大切。
日本の中高生も大人も、この本をさらっと読んどこ。全然違うよ。さて、息子にまわし読み決定!
ちなみに、
秒速2.5センチメートルの速度で
肌を撫でると、一番優しい気持ちが伝わるんだって。赤ちゃんやペット、愛する人を撫でるスピード。
一方、新海誠さんは秒速2.5センチメートルで人の心が離れていくストーリーを描いた。
なんだか深いよね! -
Posted by ブクログ
カニにセロトニンを注射して、オレはやれるカニなんや、と思わせる実験が面白い。ヒエラルキー向上のためには、客観的な事実も大事なんだろうけど、己を主観的にどう思ってるかってのは根本の自信みたいのに直結するんやな、と知れた。まだ自分は若いので、井の中の蛙だけども、こっからどんどん尖った自分が消え失せて、強いやつに頭下げて、縮こまった、当たり障りない人間ができあがるんかなぁと思うと、辟易しますわ。だから、多分やけどアピールしてもしゃあない部分、昨日はイカの塩辛を克服した、みたいなんを大事に自分のコアとして持っといて、誰にも話さんどくケチっぽさが心の平穏に近いんちゃうんかな、と考えた。じゃないと、アピール前提で行動する人間になってまうから、それはなんか嫌ですよね。SNSって自分の知らなかった人生の寄り道?みたいのんを提示してくれる装置だと思うねんけど、それにどっぷり浸かってズブズブに足取られてたら世話ないわ。悲しみの沼やで。盗んだ金塊入れた棺桶を底なし沼に落として両手潰されたジャンゴみたいなもんやね。ドーパミンが出過ぎるねんな、こういうの。どっかで自分と、その甘い世界との区切りつけなあかんってことを、この本で学べました。しやから、SNSやめたい。
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Posted by ブクログ
ストレスと不安は似て非なるもの。ストレスとは、適度なものがあったほうが人生が豊かになる。ストレスがない人生自体存在しない。ストレスを引き起こす出来事を防ぐことはできないのである。ストレスを軽くなるのを待つのは意味がないし、未来を予測も出来ない。であればストレスに立ち向かう!
考え過ぎをストップすること。そのテクニックは以下。
・言葉が引き起こす苦痛を認識し、打ち勝つ。単なる言葉として考え、距離を置く。
・書き出す。ストレスやトラウマとなったことを書きだし、それが人生にどう影響するかを認識する。
・感じる余地を作る。どんな感情も一時的なものということを思い出す。感情から逃げるわけでない。湧き上がる感情に寄り添う。
・考えることを後回しにする。悩む時間は7時から、と決めそれ以外は没頭。後で考えればいいとすれば、忘れていることもある!!
最高の自分だ!自分は出来る!! -
Posted by ブクログ
ADHDが昔から存在し、縄張り争いや戦争において活躍したのは実はADHDの特性をもつような「気になったら動かずにいられない人」ではないかという視点は非常に面白かった。たとえば、狩猟時代には家で調理や武器づくりをするよりも、狩猟スキルが秀でている人の方が長として相応しかったし、求められていた。今で言うADHDの要素を含んでいる人のように思う。ADHDは後天的じゃなくて遺伝子に組み込まれてるんだから、こんなに昔の日本にADHDの遺伝子があったのであれば、現世はみんなADHDじゃないのか?とも思う。狩猟民族にとってADHDであると、捕獲率が上がり強みになる。農耕民族にとってADHDであると、じっとしてられないから収穫率が下がり、弱みになる。という視点も面白い。
ADHD遺伝子が多い人種ほど大陸を横断しての移動距離が広く、その人たちのおかげで何千年前から土地開発が進んだ、人類が発展したので、ADHDは嫌われ者ではなく人類の進歩に大いに貢献した人々であるとも言える。
そもそも、ADHDはドーパミン受容体の数が少ない。ドーパミンが出ても、受け皿が少なくてうまく結合されないから、みんなが味わえるはずの「喜び」「楽しさ」が分からなくて、「つまんねーから楽しいことしちゃお(簡単にドーパミン(快楽)に繋がるセックス、ドラッグ)」って繋がる仕組みが多いようなので、現世に不釣り合いで生きづらいのは納得できた。 -
Posted by ブクログ
昨今はポジティブ思考、引き寄せ、強く願えば叶うなどの自己啓発の言葉を聞かなくなった気がします。そんな私も、このような類の書籍を読んで、色々と実践してきましたが、いつも目指すゴールに辿り着くどころか、反対に惨めな気分になる自分がいました。それは努力が足りないからだと自分を責め、ここ数年ほどは自己啓発本からは遠のいていました。
そんな折、YouTubeで樺沢紫苑先生がこちらの書籍を勧めていたのと、サイエンスライターの鈴木祐さんが私たちの脳について興味深い話をされていたのが本書を読むきっかけとなりました。
本書を通して、なぜ自分が幸せを感じられないのか、でもそれは間違ったことでもなく、そしてどこに目を向けて行動すればいいのかを知ることができました。
私たちはこんなにも便利なものに囲まれて、何の不自由もなく生活しているのに、精神的に病んでいる人の数は増加しています。筆者の言う幸せの定義は、常に最高の気分でいることや、最高の気分に持っていくことではなく、長期的に人生に意義を感じていられるかということです。
また、自分の脳も当てにならないことがわかったので、気分的にもかなり楽になりました。 -
Posted by ブクログ
■ある研究でADHDと創造性の関係を調べるために学生を大勢集めたが、ADHDの学生の方が平均的に散発的志向に優れていることが分かった。いくつものアイデアを思いついただけではなく、かなりの確率で他の人にはない独創的な答えを出した。つまりブレインストーミングに優れていたわけだが、興味深いのはロジックに重きを置いた創造性テストでは結果が良いどころか悪い場合が多かった。
ADHDの人はそうでない人に比べて思考が抑圧されておらず思考の流れにストップをかけないので、ブレインストーミングの際は強みになるが、ロジカルな局面では足かせになってしまう。
■なぜ多くのADHDの人にハイパーフォーカス能力が見られるのだろうか。確かな理由はわからないが進化の過程を考えると納得がいく。ADHDの人はかつて優秀な狩人だった。狩りの決定的な瞬間に鋭い集中力を発揮することで獲物を捉え、生き延びてきた。同時にサバンナの狩人はすぐに気が散ることで常に周囲を観察もしていた。お陰で獲物を見つけられた。集中力に問題があるのに、いざとなるとフォーカスできる。集中力が0か100のどちらかで中間がない。
■神経多様性と「病気」
人間は元々群れで暮らす動物。群れにおいて絶対的に重要なのが、「全員が同じではない」ことだ。人間でも他の動物でも違った特徴を持つ個体が集まっている方が有利である。現在でも狩猟採集社会に暮らす部族の遺伝子を調べると、一部の人はDRD4-7R遺伝子、つまりADHD遺伝子を持っているが、全員ではない。この傾向は世界中で見られる。全員が衝動的で多動だとかえってうまく行かないということ。社会が機能するためには忍耐強く秩序立てて考えられる人や長期的な計画を立てられる人も必要で、全員が衝動に従って行動していてはだめだ。
1990年代にアメリカで「神経多様性」の概念が生まれ、脳の多様性も一つの個性として尊重する考え方から、ADHDや自閉症の見方が変わるきっかけになった。それまでは医学的診断の一つであり、人間の行動の正常な範囲から逸脱した「病気」だとされてきたが、身長や髪の色が違っても異常だとみなされないように性格もそうであるべきだ。自閉症も人間の個性のバリエーションの一つに過ぎない。