久山葉子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
重くデリケートなテーマの本ですが、翻訳もこなれていて読みやすかったです。
「自殺は誰にも予測できない」「なぜ人間だけが自殺するのか」「自殺予防には意味がある」など、改めて考えさせられる内容でした。
また、最近よくフーコー関連の本を読んでいたので、安楽死と福祉国家の関係についても思うところがありました。
ちなみに、書名の一部が「自分を殺す」となっていますが、これは自殺、自害、安楽死、尊厳死など色々なケースを考察しているためです。
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もともと自殺大国ですし、日本でも安楽死を望む声が高まっていると感じられます。
自殺を望む人が罪悪感をもって絶望死するより、その気持ちを汲んであげる方が結果として -
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Posted by ブクログ
研究結果や論文をもとに、脳がどんな影響を私たちに与えているのかを分かりやすく説明してくれる。
孤独のリスクや運動の効果を知れてとてもありがたい。
第9章「幸せの罠」では、当たり前なのに忘れてしまっている事を気付かせてくれる文が何度も出てくる。
この本を手に取って良かった。
・幸せの感情は消えていくものだ。そうでなければ感情の最も重要な任務、つまり私たちに何かをしたくさせるという役割を果たせない。
・恒常的な幸福感など人間にとって自然な状態ではないというのに。
この2文は、当たり前の事なのに凄いパワーがあると思う。
そして私はいま、ステッパーを踏みながらこの感想を書いている。 -
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Posted by ブクログ
〈自殺ゼロ〉政策を掲げるスウェーデンでベストセラー&アウグスト賞受賞。ノーベル生理学・医学賞の選定機関である名門カロリンスカ研究所で長らく精神科教授を務め、自殺研究の第一人者として知られる著者が、最新研究を基に自殺の実相と対処法を徹底探求した一冊。自殺者の約85~95%には精神疾患があるとも言われる一方、一種の自殺と言える「積極的安楽死」(本人の意志で医師に致死薬を注射してもらうなどする)や医師に薬をもらうなどして自ら死を選ぶ「自殺幇助」、延命措置を受けないなどの消極的安楽死「尊厳死」など、「安楽死」を選択できる国も増えている。
「自分を殺す」ことについて事例を挙げ、専門家の話も聞いて幅広く検 -
Posted by ブクログ
お、お、お、終わったぁー!!すごい、ほんとに頑張ったな作者!!えらい!国民栄誉賞あげたいレベル。偉大な前作家さんからキャラだけ受け継いで、このクオリティで書き切ったし、ちゃんと上手くまとめて終わらせたのもすごい。プレッシャー考えたらゾッとする。
山岳ミステリの部分が普通にとっても面白かった。クララの絶望感伝わる。
後半のミカエルの拷問シーンえぐーい!えぐーーい!(2回言う)
やっぱりラーソンのミカエルandリスベッドではなかったけど、本当に上手くまとめてくれたので満足してます。完結させてくれて本当にありがとうございます。
でも全10部作のラーソン版ミレニアム、読みたかったぁー。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレADHDってすごいんだなって思った、かといってADHDになりたいとは思わない。
狩猟時代に最適だった形質が現代にはあまりそぐわ無い。
やはり人が輝いて生活するには適した環境が大事なのですね。自分にあって無い職場はさっさと辞めるべきという事にも繋がると思う。
ドーパミンが効きにくいから、ずっと「退屈」を感じるなんて可哀想だと思おう。
薬を飲まないといけ無いぐらいの人は、現代では不適合な「変なやつ」だけど、狩猟時代でも「やや辺なやつ」程度だったのか、「英雄」だったのか気になる。
結局運動は全てを解決するんだね。明日からジョギングするか…(←しない)
だれか嘘つきに効く薬も作ってくれる…
あと -
Posted by ブクログ
人が不安やストレスを感じる理由を、脳の仕組み、人類の進化の過程との関係などから説明した本。
これだけ技術が進展しても、脳には狩猟時代に生き残るために人類が選んできた優先順位が刻まれている。だから、空腹ではなくても、食べ物があれば食べてしまうし、集団から外されるなど孤独を恐れる、という説明は納得感がある。
また、狩猟時代は生きるために運動量が多いのが普通であったことから、ヒトは運動をしないと不調になる。だから、運動はうつや不安からヒトを守ってくれる。
一方で、幸せを追い求めるのは非現実的で辛いだけ。1度の食事での満足感が長く続くようでは、生き延びられないのだから。
読みやすく、納得てきるこ -
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