あらすじ
集中力が続かない。時間の使い方がヘタ。いつも寝不足。原因は、もしかしたらスマホにあるのかも。スマホを使っているとき、脳には一体何が起きている?――勉強しているときスマホを隣の部屋に置くと効率アップ。何かを覚えるときはタブレットではなく紙で読もう。睡眠が記憶を定着させる。SNSを使いすぎると幸福度が下がる? 知っておけば絶対安心、スマホとかしこく付き合うための本。
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Posted by ブクログ
ティーンエージャー向けにやさしく書かれている本ですが、大人にとっても大切なことばかりです。私自身は布団にスマホを持って入る日は寝不足になりがちで、今は著者の言うように、別室に置いて就寝するようになりました。著者は子どもたちにスマホやSNSを否定せず、上手に付き合う方法をやさしく教えてくれています。たくさんの子どもたちはもちろん、大人にも読んでほしいです。
Posted by ブクログ
おそらくティーンエイジャー向けに書かれた本だけど、大人も読むべきだと思いました。私が一番印象に残ったのは、架空のSNSをモデルに、SNSが「いかにユーザーを長く留めておくか」その仕組みを丁寧に説明している点です。結果、タイムラインは自分に都合の良い投稿が溢れ、簡単にフェイクニュースに騙されてしまう…大人でもあっけなく騙されるこの仕組み、子どもなら尚更です。その他にも、スマホがいかにユーザーの興味を惹く作りになっているか、そのスマホとうまく付き合うためにはどうすればよいか?が、分かりやすく書かれています。スマホとうまく付き合っていきたいすべての人にオススメです。
Posted by ブクログ
脳の仕組みから、スマホに毒された、スマホに支配された人生から解放しようという試み。運動脳、スマホ脳のまとめ版となっている。
スマホがドーパミンを出すのは、新しいものを頭に入れる機械だからで、新しいものを見ると発するドーパミンが出てしまう。だから人は、携帯が好きなんだ。ではどうやったら、この中毒から脱せるかというと、やはり距離ととるしかないというのが、本書の一つ目。
脳は、サボりたい、省エネするようにできている。狩人の時代から、なるべくエネルギーを抑えるようにできているというのが理由。では、その脳の省エネの最たるところがGoogle効果であると。Googleで検索ができるとわかると、脳は物事を記憶しすぎないようにする。なんとなく、こうやって検索すれば、という程度にとどめることで、脳への負担を減らす。美術館で、写真を撮ったものは、写真を撮らない見たものと記憶している内容が違うという実験もある。知識は、長期の記憶➕経験であるとすると、決して全てを忘れてはいけない。長期の記憶として持っていることがあれば、そこに経験を加えて、新しいことを考えたり、少ない時間で欲しいものにたどり着ける。
携帯を手に取って見ているのは、1日平均80回。これでは人生の大きなポーションを携帯によって奪われていると言っていい。もちろん、顔認証などでログインするまでの時間は短くなった。一方で、その分罪が重い。本当に携帯を肌身離さず、携帯が人生でもっとも大事、そんな人もいる。若年層で、携帯が友達、勉強、学校、その全てと言っていい。自分の知らないところでチャットグループを作られていたり、陰険ないじめも、今はフィジカルよりもたちが悪い。スマホの通知が契機となって、思わず他のことも見てしまう。通知を消し、フィジカルに携帯を目の前に出さない。スマホの画面を6時間以上見ている、そんな子供が6人に1人いるという調査もあるそうで、こうなると人生の大半を携帯に捧げている。では、携帯が人生なのか、というとそうではないので、適度な距離、便利に使う時だけというのが正解だ。何かをしている時には、携帯は出さない。これが唯一の症状を避ける方法だろう。
ドーパミンが興奮と共に、そこにアクセスしているだけで幸せになる。これでは、本当に自分の人生をほとんど生きていない。さらに、SNSに投稿するなりたい自分、ありたい自分もまた、しんどいことこの上ないが、SNSという無作為的に、かつ無制限にコミュニティーがあれば、嘘を突き通す必要も出てくる。いずれにせよ、時間がもったいない。フォローを減らしてみる、現実世界で楽しいことを探してみる、いろんな手があるはずだ。とにかく、携帯をなんとなくみる時間だけはゼロにしていく。眠りが大事、ブルーライト含めて、光が睡眠には大敵。スクリーンタイムが2時間以内の子供は成績が良かったという結果、つまり仕事以外でダラダラとスマホをみるとアホになる。これがもっとも大事なテイクアウェイ。
Posted by ブクログ
子どものスクリーン時間の制約に
毎日最低1時間運動
9〜11時間寝て
スクリーンタイムは2時間以内
スマホは見えるところにあるだけで
使わないようにすることに脳ががんばってしまうので、集中したいときは別の部屋に置く。
Posted by ブクログ
結局、スマホやSNSそのものが悪いのではなく中毒になってしまうメカニズムに問題あり。特に若いうちは理性を司る前頭葉が未発達なため、延々と使い続けてしまう。親がしっかりしなくては。
Posted by ブクログ
「スマホ脳」の作者による、10代向けの本。何故つい時間を使ってスマホを見てしまうのか、どうしたら前みたいにいろいろな事に取り組めるのか、睡眠のもたらす効果など、10代に限らず役に立つ情報が得られる。「スマホ脳」読んでなかったけど、読もうと思った。認知症にならないように。
Posted by ブクログ
この本を読み終えた後、私はスマホを触らない時間を作った。きっとあなたも読めば気づくはず。スマホが与える影響力について考えさせられるから。
至急の要件なんて来ないのに、バイブの音が鳴ると見ずにはいられない、あの衝動。いつからだろう。。?テレビ見ながらご飯食べてスマホを触り、そして会話までする。これが現代のマルチタスク。マルチタスクが得意な人なんてほとんどいないのに。ご飯を食べる時はご飯だけにすると、いつもより味に深みが出た。旅行時、半日だけスマホをオフにすると、前を見て景色を堪能し、会話を楽しめた。普段選ばないであろうお店に入り(いつも食べログで口コミ見て判断するので)新しい発見と経験ができた。スマホを手放すことは難しくても手放す時間は大切。
Posted by ブクログ
スマホのスクリーンタイムが毎日10時間近い私です。もちろんずっと見ているわけではなく、流し見していたり音楽を流したりしていてその時間になっているのですが、スマホ依存しています。
マルチタスクが非効率であるとありました。
自分ができている気になっていたなぁ。と、振り返るきっかけになりました。スマホとの付き合い方を見直さないとズルズルだらだらが止まらなくなるところでしたし、本書と出会えてよかったです。
1日に80回以上スマートフォンを触っていると言う話がありましたが、まさにその数かそれ以上だと思います。
Posted by ブクログ
・「紙で読む」のと、「スマホで読む」のでは紙で読んだ生徒のほうが内容をよく覚えていた。特にどういう順番で出来事が起きたかをよく覚えていた。
・生徒はスマホを見ただけで脳がいつものドーパミンのごほうびを期待してしまい、脳の容量の一部を「そのことを考えないように努力する」ために使ってしまいます。それに脳は紙の本は読み始めると夢中になって、周りが見えなくなるものだというのを知っている。
・本を手に持った感触、紙をめくる音、ページの見た目やページのどのあたりにそれが書かれていたか、といったこともです。そういった記憶がタグになり、小さな付箋を貼ったように、読んだ内容を記憶しやすくする。
・研究では、文章が難しいほうがスマホと紙で読むちがいが大きくなることもわかった。つまり、難しい文章の場合は紙で読んだほうがいい。
・スマホてまは流し読みするのに慣れていて、部分的に飛ばして読んでしまったり、通知音に邪魔されたりする。そもそもスマホで読むというのはそういうものだと思っているから、集中して読もうとしても、うっかり読み流してしまうかもしへない。
・スマホで読んでも理解できている、私たちはそう思い込んでいる。実際には理解できていなくてもわかったつもりになって、さらっと次に進んでしまう。集中するのが苦手な人は特に、紙で読んだ方がよい。「絶対にそんなはずはない」と言ってもそうなのだ。
Posted by ブクログ
スマホやSNSの付き合い方と
脳科学を同時に学べる本だと思った。
人がスマホを手放せない理由が
良く分かる本だった。
大人が読む分には普通だが、
10代向けの本にしては内容が
難しく取っ付きにくい気がした。
もっと挿し絵というか
マンガを取り入れた方が
10代の子は読みやすいかも!
Posted by ブクログ
スマホが与える影響について考えてみたくて読んだ。
印象の残ったフレーズは
今の大人が子供の頃のスクリーンタイムは0時間。
今の子供は4〜5時間。歴史上で人間の行動が短期間で変わったことはない。
新しいテクノロジーが出ると悪影響が懸念されてきたが、どれも四六時中一緒ではないしポケットにも入らない
的な文章。
スマホを去るようになってから
周りに目を配ることも減った気がするし
感受性下がった気がするに
なんとなーぬ脳がきゅーってしてる感じがある。
スマホを手放せなくなった今、自分なりの上手な付き合い方を考えなきゃいけないんだろうな。
Posted by ブクログ
スマホをダラダラ見てしまうのを、やめたいなあと思って読んでみた。
スマホを一度見てしまうと、気合いで「よし!もう終わり!」「ダラダラ見ないぞ!」ってするのは難しいんだってことがわかった。
脳の仕組み的に難しい!
学びたい!って時は、スマホを別の部屋に置いとくとか、目に入らないようにした方がいいらしい。
近くにあるだけで集中力が下がるのと、
スクリーンより紙のほうが記憶されやすい(ドーパミンを抑える!ってことに脳の容量を割かないから)のと、
中断されて集中力が細切れにならないので。
アプリの通知を無視できないのは、脳は「もしかすると!」が大好きで、スマホの通知くると「もしかすると何かワクワクすることが起きたのかも!」となるかららしい。めっちゃ思い当たる節があって、納得感があった。
Posted by ブクログ
スマホに頼ると記憶が定着しない、スクリーンで読むより紙で読んだほうが覚える。
流し読みならスクリーンの方が良い。
こういったことが書かれている。これは僕は肯定的にとらえて活用している事柄だ。
だが若い読者だとそうはいかないのかもしれない。
しかし僕にはもう記憶力を試す入試もないし、ノルマもないし、別に構わないのだ。
たくさんのものにざらっと触れるのに、デジタル機器は、スクリーンはとても良い。
なお、この本は紙で読みました。
Posted by ブクログ
アンデシュハンセンの本は好きなので、対象は子供だろうと思いましたが買いました。
『スマホ脳』の内容を子供にもわかりやすく、かつ子供のスマホに振り回されたサンプルケースがいくつも紹介されていて共感しやすく自分事として落としやすい工夫がなされていて好感持てました。
ただP80の、スマホを人差し指で打つのはみっともない、というのは違和感を抱きました。
手が変形しないようにするには片手でしっかりスマホを持ち、もう片方で画面操作をする方が良いのではと思います。
操作もスマホを持つのもひとつの手で済ませると、特定の指がゆがんだり(小指にスマホを置いている場合小指はゆがむと思います)、片手で使いこなし過ぎる場合自転車運転時も使って事故を呼び込むこともあると思います(実際に大学生が片手にスマホ、もう片方に飲み物を持った状態で自転車を運転し、高齢女性にぶつかり相手が亡くなったケースあり)。
子供に大人より優れている(実際にはそういうわけではない)スマホ操作法を伝えて気持ち良くさせる目的かもしれませんが、ちょっと考えが浅いのではと気になりました。
Posted by ブクログ
計画を立てる間はものすごく楽しみにしてワクワクしてるのに、いざ計画を実行に移してみるとそうでもなくて、次の計画を立てていたりする。今を生きよう。っていつも思うけど、可能性に対して脳が興奮するのがデフォルトなのね。って分かったから納得した。
スマホは便利だけど、物理的に距離を取って、いい関係になれるといいな。
Posted by ブクログ
訳者の久山さんに個人的に勝手に親しみを持っているので、久山さんが訳したスマホ脳のジュニア版も読んでみたかった、ということで。
対象が若い方むけだから、わかりやすいです。
スマホ脳でどのような内容が書かれているのかは、さまざまな媒体で読み知っていたので、情報読みやすく改めて、色々と思い出して注意できることは注意しようと。
スマホは、見えないところに。。。これ本当です。
Posted by ブクログ
注意散漫、睡眠不足、イライラ…その悩みの原因はスマホにあった。ベストセラー『スマホ脳』ジュニア版。
とても便利なスマホも、使い方を間違えれば害悪にしかならない。自己抑制は大人でも難しいのに、未成年者には尚更だと思う。自分の子供にも本作を薦めてみるが、果たして…。
Posted by ブクログ
スマホ脳の本をサクッ読みやすいボリューム(180P)に圧縮。以下を意識したい
・スクリーンタイムを減らして、人と話す時間、人にいいねとあってあげる時間増やしていくこと
・読書や運動など、スマホやタブレットを使わない趣味に使う時間を定期的に設けること
・夜電気を落としてから何度もスマホを開くのをやめること
・SNSでは自分の時間が商品とされてることを忘れないこと
Posted by ブクログ
1 どんな本?
「スマホと上手に付き合いましょう」をコン
セプトに、使い過ぎの弊害を中心に注意を促し、
スマホ依存の隣人に助言を勧める本。10代向け
の本だがみんなに読んでほしい。
2 なんで読んだの?
(1) アンデッシュハンセンの本だから。
(2) 新たな学び。
(3) スマホとの付き合い方を変えたい。
3 構 成
全11章181頁
周りに〜な子居ませんか?から始まり、「貴方
はスマホとしっかり付き合っていけるが、助け
が必要な人もいる。助けてあげて欲しい。」と
終わる。
4 著者の問題提起
スマホとは上手に付き合う必要がある。
5 命題に至った理由
iPhone登場した辺りからの若者を中心とし
たネガティヴなデータ。
6 著者の解
スクリーンタイムを制限し、使わない時は
部屋の外に置くなどの心理的、物理的にしっ
かり距離を取る事。
7 重要な語句・文
(1) スクリーンタイムは1日2時間以下
(2) 集中したい時は部屋の外に置く。
(3) 寝る時も手が届かないところに置くのがベスト
(4) 運動をしっかりする。
(5) スマホやSNSの企業に悪意はない。
8 感 想
子供向けの本なのですぐに読み終わった。
刺さったのはスクリーンタイムを1日2時間
以下にして、9-11時間寝て、1時間以上運動す
るのが良い育児と言う答え。我が子はそんな感
じだ。運動をもっと増やしたい。
人に勧めるなら企業や機械に悪意は無いこと。
SNSですら健全化出来ると思う。
深く知りたい事は、子供が大きくなってから
自力では難しいスマホとの付き合い方をどうや
って学ばせるか?これが分かったら我が子の幸
せに結びつくと思う。
子供向けの挿絵なので小学生でも読めそう。
タイトル通りの簡単マニュアルだった。
9 TODO
(1) 仕事や勉強の時は部屋からスマホを出す。
(2) カフェ等で集中したい時はバックの中の
ファイルケースに入れて使う時だけ取り出
して戻す。
(3) 子供に睡眠、運動、スクリーンタイム2
時間以下の厳守
10 問 い
作用反作用とは?
11 答 え
森羅万象に当てはまる。